イヤホン・ヘッドホン専門店 e☆イヤホンのケイティです!

ETYMOTICからの新作イヤホンが登場しました! 今回はそのイヤホンにフォーカスしていきます!

ETYMOTIC 「EVO」

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■製品仕様
ドライバー構成 バランスドアーマチュア型(中高域×1基、低域×2基)
インピーダンス 47Ω
音圧感度 99dB SPL(0.1V input)
再生周波数帯域 20Hz-16kHz
ケーブル仕様 ケーブル長:132cm(T2コネクター着脱式)
付属品 2フランジ・イヤーチップ(4サイズ・各1ペア)
3フランジ・イヤーチップ(2サイズ・各1ペア)
フォーム・イヤーチップ(1ペア)
フィルター交換ツール、交換フィルター(2個)
アルミニウムケース、クロスバッグ

 

このEVO、一見すると一般的なイヤモニのようですが、ETYMOTICというブランドをご存知の方にとっては衝撃的なイヤホンなのではないでしょうか。

 

実際私も初めて情報を拝見したときに「えっ」と思わず声が出てしまうほどに驚きました。

 

何が衝撃かというと、このETYMOTICというブランドは今までシリーズの入れ替えを行ったとしてもイヤホンの形状を大きく変えることはなく、その特徴的な形状がETYMOTICというブランドを象徴するものだったからです。

代表的なETYMOTICのイヤホン。ER-4SR

 

ETYMOTICのイヤホン一覧はこちら

 

また、ドライバー構成にしても今までの製品は全てBA型1基かダイナミック型1基のシンプルな構成でした。

そのETYMOTICがイヤモニシェイプで、しかもマルチBAのイヤホンを発表したものですからe☆イヤホンスタッフやオーディオファイルの皆様は驚いたことでしょう。

 

開封の儀

パッケージ

外側のパッケージを外すと化粧箱が現れる

化粧箱を開くとイヤホン本体が

 

さて、早速外箱を開けてみるといきなり話題のイヤホンが現れました。よく見る梱包用の型が円形のケースの下半分にはまっていて、「おや? 蓋はどこ?」となりました。

 

同梱品一覧

 

 

仕切りを外してみると蓋が現れました。この円形のケースでそのまま梱包用のがっちりとした型にはめて持ち歩けるようです。しっかり保護して持ち歩けるので安心ですね。

その他には片面は眼鏡クロス・もう片面はマイクロファイバークロスのような生地でできたポーチが入っています。試しにイヤホンや眼鏡を拭いてみるとぴかぴかになりました。ポーチ兼クロスって画期的では???

アクセサリー類

 

 

イヤーピースや交換用フィルターなどは別の小さい箱に入っていました。ETYMOTICでおなじみの付属品ですね。ただ、今までのETYMOTICには付属していなかったダブルフランジのイヤーピースが付属しています。

従来のETYMOTICのイヤホンに比べて筐体が大きいのでそれに配慮しての変更でしょうか。

 

一通りパッケージをいじったところでいよいよ本体を見ていきましょう。

 

 

 

やはり特徴的なのはこのノズル部分。一般的なイヤモニと比べてかなり細く、そして長めです。SHUREやWESTONEと同じくらいの太さですが、長さはEVOのほうが長いです。

筐体は金属製でずっしりと重みを感じます。サイズは外径はそこまで大きくなく、手持ちのUM PRO30と比べてもほとんど同じくらいですが、厚みはちょうど倍近くあります。

 

ケーブルはEstron製のLinum BaxのT2端子です。激細いケーブルですが意外にも超堅牢です。慣れるまで戸惑うかもしれないですが慣れるとその細さと軽さで超快適に感じてきます。

付属のケーブル

 

 

装着してみる

 

装着するイヤーピースを選びます。個人的にトリプルフランジは苦手なのでダブルフランジで装着してみます。

 

が、ちょっと浮き気味……やはりこの長いノズルが中々自分の耳に合わないようです。

 

そこでノズル径が似ているWESTONEのイヤーピースで装着してみるとぴったりはまりました。

WESTONEのイヤーピースを使用して装着

装着の様子。後ろから

装着の様子。前から

 

合わないと感じた方はWESTONEやSHUREのイヤピがおすすめです。

WESTONEのイヤーピースを装着

 

聴いてみる

サウンドはまさに真水のように無味無臭。真水というより浄水といってもいいかもしれません。ETYMOTICらしい澄み切ったサウンドです。ただ今までの同社のイヤホンと比べて低域の深みや音の空気感・解像感など更に上をいっているように感じました。

個人的に愛用している、WESTONEの同じ3BAの「UM PRO30」と比べると硬く、芯のしっかりしたサウンドに感じます。

輪郭・定位がはっきりとしていてまさにモニターイヤホンのお手本のような優等生的なキャラクターです。

 

まとめ

ETYMOTICの全く新しいイヤホン「EVO」は外観と構成は大きく変わりましたが、そのサウンドの目指すところはぶれておらず、質実剛健、まじめで純粋なものであることは変わりないようです。

今までのETYMOTICのファンの方の期待も裏切らず、これから知るという方にも是非一度手に取って、聴いていただきたい製品です。

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