最近のポタアンはこんなにコンパクト!音に妥協は一切なし!人気の2機種を徹底比較!
かじかじです、こんにちは!
みなさま、イヤホンで音楽を聴くときは何を使われますか?最近だとワイヤレスイヤホンが主流になってきているため、そちらで聴かれる方が多いと思います。
しかし、利便性を捨ててでも高音質で音楽を聴きたい方はいらっしゃると思います。僕も音質にこだわりたい派ですが、なんだったら利便性と音質、両方ともほしいです。高音質で聴く方法としては高価なイヤホンを使うとか、オーディオプレイヤーをスマホとは別で持ち運ぶとか、色々な方法があります。ただ、オーディオプレイヤーを持ち運ぶとなると、スマホと2台持ちになったり、充電もしないといけなかったりと少し不便な面もあります。
スマホに直接イヤホンを刺して聴くとなると、省電力設計により音質よい機種が少なく、手持ちのイヤホンの音を最大限に活かせないこともあります。またiPhoneをはじめ、最近のスマホはイヤホンジャック自体も廃止されているモデルが多くなってきています。
そこでおすすめの製品が、スマホ直結スティック型のコンパクトなポータブルアンプ。
充電いらずでスマホから給電しながら使えるポータブルアンプでイヤホンの延長線で使え、さらに高音質で音楽を聴けるという代物です。
今回はスマホ直結型ポタアンでも特に人気の高い「iBasso DC02(DC01)」と「IKKO Zerda ITM03」こちらの2機種を徹底比較していきます!
iBasso DC02 (DC01) と IKKO Zerda ITM03を徹底比較してみました
まず外観を比較
ロゴ部分。DC02にはハイレゾマークと対応ビットレートが印字されていますが、Zerda ITM03が非対応というわけではありません。
イヤホンジャック部。DC02は少しジャック部分が飛び出しています。
ケーブルの長さを比較。Zerda ITM03のほうが少し長いです。
イヤホンケースに入れてみた
使用したケースはこちら↓↓
まずDC02。カスタムIEMを同梱しても問題なくケース内に収まります。
次にZerda ITM03 こちらは少し窮屈ですが、問題なくケースに収まりました。こちらのケースより小容量のタイプだと、収まらない可能性があります。
スペック比較
スペック | DC02/DC01 | Zerda ITM03 |
DACチップ |
AK4490EQ(DC02) AK4493(DC01) |
CS43198 |
周波数特性 | 20Hz-40kHz | 20Hz-40kHz |
PCM | 32Bit/384kHz | 32Bit/384kHz (光デジタル出力32Bit/192kHz) |
DSD |
256まで対応 ネイティブ再生 |
256まで対応 ネイティブ再生 |
入力端子 | USB TYPE-C |
USB TYPE-C ※ Lightning※ (Apple MFI認証)
※それぞれ別商品 |
出力端子 |
3.5mm(DC02) 2.5mm4極(DC01) |
3.5mm (3.5mm ジャック兼用) |
重量 |
8g(DC02) 11g(DC01) |
12g |
DSDの対応や、再生ビットレート、周波数までほぼ同レベル。大きく異なる部分はDACチップの違いと、入出力端子のラインナップが異なるところです。
DACチップにもグレードはありますが、アナログ音声に変換してからの音作りが何より重要になってくるため、一概にこちらのDACチップのほうが良いですとは言い切れないので、スペック上でどちらか良いかと判断するのは難しいですね。
DACチップについてより詳しく説明しているブログもありますので、こちらもお時間あればご覧ください。
DC02 Zerda ITM03 音質比較
いよいよ本命の音質比較をしていきます。
試聴環境はこちらで統一します。
楽曲:米津玄師/春雷(FLAC 44.1kHz/16bit) イヤホン:Westone WST-ES60 スマートフォン:Xperia XZ1 試聴アプリ:HF Player
では早速レビューしていきましょう。
DC02 レビュー
スマホ直刺しと比べると、より高解像度になり、ひとつひとつの音をパキッと鳴らしてくれます。特にどの帯域も強調されることなくフラットに鳴らします。モニター的なサウンドといいますか、一つ一つの音が鮮明に鳴らす、硬めでシャープな音です。シンセサイザーのキラキラとした音をきれいに再現できており、ボーカルもなかなか鮮明に鳴らしてくれます。Zerda ITM03と比べると、解像度や音の締まり、高域のきらびやかさ、鋭さはこちらのDC02に軍配が上がると感じました。テクノやギターロック、キラキラとしたアニソンはこちらのDC02のほうが相性が良いと思います。
また、2.5mm4極のみ対応、ケーブルの編成が異なる「DC01」でも聴いてみました。
DC01を聴いてみると、さらに一つ一つの音が聴こえやすくなり、音の分離と定位が良くなります。2.5mm4極バランスケーブルをお持ちで、より高解像度で聴きたいという方、バランス接続デビューをしたい方には、こちらの「DC01」がおすすめです。
使っていて気になったことは、熱を持ちやすいことです。装着しているとスマホ側のバッテリーも減り続けるので、使用していないときはスマホから取り外しましょう。
Zerda ITM03 レビュー
中低域に厚みが増し、よりふくよかな音に変化します。ブーミーな音ではなく、音楽的な厚みや温もりを足すような感覚で、アナログライクな音と表現すべきでしょうか。スマホ直刺しと比べると、高域の伸びや解像度も向上しています。DC02と聴き比べると、中低域がふくよかに出ている分一つ一つの音が聴こえにくく感じますが、音質は同等レベルかなと感じます。ラウドロックやブラックミュージック・ヒップホップやジャズバラードはこちらのITM03のほうが相性が良いと思います。
また、こちらのZerda ITM03ですが、iPhone向けに制作された、Lightning対応モデルもございます。
iPhone対応のスティック型ポタアンが数が少ないため、こちらのZerda ITM03 LightningはiPhoneユーザーおすすめポタアンの大本命だと思います。
こちらはDC02と比べると熱を持ちにくいですが、こちらのZerda ITM03も同様、装着しているとスマホ側のバッテリーも減り続けるので、使用していないときはスマホから取り外しましょう。
以上ibasso DC02(DC01)とikko Zerda ITM03の比較レビューでした!
個人的な感想としては、DC02 と Zerda ITM03は価格差が開いている割に、音質が同等レベルなので、DC02のほうがコスパは高いと感じます。しかし僕は普段iPhoneユーザーのため、DC02を使用できません。カメラコネクションキットを利用したら使えなくもないのですが、ケーブルがかさばるのと、動作が安定しないためおすすめはしません。おそらくDC02はUSB-Cに端子を絞ったが故のこのコスパの高さなのでしょう。もしDC02が同じ価格でLightning端子対応版を発売したら、DC02を購入するかもしれませんが、Zerda ITM03と同価格で発売された場合は、個人的な音の好みですがウォームな音が好きなのでZerda ITM03を購入すると思います。
最後にまとめですが、こちらの2機種はこんな人におすすめです!
DC02(DC01)はこんな人におすすめ ・Androidスマホでもっと良い音を聴きたい ・一つ一つの音をクリアに聴きたい ・バランス接続(2.5mm4極)を使ってみたい ※DC01が対応
ZerdaITM03はこんな人におすすめ ・iPhoneでもっと良い音を聴きたい ※Zerda ITM03 Lightningが対応 ・豊かなで厚みのあるサウンドを楽しみたい ・光ケーブルで外部機器に接続したい
最後に、DC02(DC01)とZerda ITM03はe☆イヤホン各店でご試聴頂けます!
気軽にお手持ちのスマホで試してみてくださいね!
以上、e☆イヤホンのかじかじがお届けいたしました!