「Hammerhead True Wireless Earbuds」をレビュー!


 

 

e☆イヤホンPRスタッフのかわちゃんです。

 

 

突然ですが皆様、スマホゲームは楽しんでますか?普段使ってるスマートフォンでゲームが出来るので超手軽に楽しめるのがウリ。電車の移動中や休憩中などのちょっとした隙間時間で楽しめるのが素晴らしいですよね。

スマートフォンの性能はモデルチェンジが行われる度に著しく向上。それに伴って、ゲームアプリの品質に関しても日に日に向上しており中には「これ据え置き並じゃね……?」と思えるほど美麗なグラフィックや複雑なシステムを売りにしたアプリケーションも数々登場しています。

いまや立派なゲームハードのひとつと呼べるほど大きな市場とシェア率を誇り、ゲームはもっぱらスマホだけで楽しんでる!っていう人も少なくは無いと思います。

 

 

 

 

ところで、スマートフォンでゲームを楽しむとき、「音」はどうやって聴いていますか?

ゲームを楽しむ上で音は非常に重要ですが、手軽さが売りのスマートフォンでフルサイズのヘッドセットを使うのは少し煩わしいですよね。というかもうケーブル自体が邪魔でワイヤレスで楽しみたい。

それこそ流行りの「完全ワイヤレスイヤホン=TWS」で快適にゲームが出来たら素晴らしいですよね。

 

しかし、完全ワイヤレスでどうしても問題になってしまうのが「遅延」問題。

最近はapt-X LLやapt-X Adaptiveなど低遅延転送を売りにした製品など増えて来ましたが現状、これらのコーデックに対応しているスマートフォンやTWSが非常に少ないです。

日本で一番普及してると言われてる「iPhone」もapt-Xに対応してないですし。やっぱり、TWSでゲームを楽しむのは厳しいのかな……と思ってた矢先!

 

 

Razerさんがやってくれました。

 

 

 

Hammerhead True Wireless Earbuds

 

 

 

 

 

2019/12/20

発売予定です

 

 

 

マウス、マウスパッド、キーボード、もちろんゲーマー向けオーディオ機器を手掛ける定番ゲーミングデバイスブランドのRazerから、初となる完全ワイヤレスイヤホンが登場いたしました。

この「Hammerhead True Wireless Earbuds」には画期的な機能が搭載されています。

その機能はズバリ独自の低遅延技術により、スタンダードなコーデックであるSBC, AAC接続時でもなんと遅延は約60msという驚きの低遅延を実現した完全ワイヤレスです。

 

 

iPhoneやapt-X LLなどのコーデックに対応していないスマホでも低遅延!

 

遅延の少なさにはまちゃんもびっくり

 

 

ということはiPhoneでも低遅延な音声をお楽しみいただけるという製品です。

 

 

例えば60FPSのゲームをプレイする時は1フレーム約0.017秒なので60ms=0.06秒の遅延のHammerhead True Wireless Earbudsを使うとたったの3フレームほどの遅延でゲームを楽しめることが出来ます。

FPSやTPS、動画鑑賞だとほとんど気にならないほどの遅延かと個人的には思います。音ゲーのような非常にタイミングにシビアなゲーム以外ストレスフリーで楽しめそう。

iPhoneや低遅延コーデックに対応していないスマホをお持ちのお客様で、とにかく遅延の少ない完全ワイヤレスが欲しいという方は飛びついてしまってもいい製品かも。

 

 

 

また他の低遅延コーデックと比較しても

aptX       → 約70〜80ms

aptX LL → 約40ms

 

なので遜色ないスペックといえるでしょう。

 

*FPSとは(wikipediaより抜粋

フレームレートは、動画において、単位時間あたりに表示させるフレーム数(静止画像数、コマ数)である。通常、1秒あたりの数値で表し、fps(英: frames per second=フレーム毎秒)という単位で表す。

 

 

 

今回Hammerhead True Wireless Earbudsをメーカーよりお貸し出し頂いたので実際に使ってみた使用感や音質などをレビューしたいと思います。

 

 

 

外観

 

 

 

外箱はRazerらしい統一感のあるカッコいいパッケージですね。Razer製品はマウスやマウスバンジーなども個人的に使っているのですが、どれも外箱がかっこよくていつもワクワクさせてもらってます。

 

 

小型軽量な充電ケース

 

充電ケースは装飾のなどを極力廃したシンプルなデザイン。筐体は樹脂製でとても軽量。加えて他の製品と比べても非常に小さいサイズなので持ち運びも楽に行えるでしょう。

 

 

 

また、ストラップホールを備えているのもポイント。ストラップも付属します。

 

 

例えばストラップにカラビナを装着してズボンやかばんに引っ掛けたりなどなど工夫次第で色んな運用ができそうですね。

 

 

充電ケースを開くとこんな感じ。蓋はマグネットで吸着するタイプのようです。イヤホンと充電ケースもマグネットで吸着する仕組みになっており、収納時イヤホンは自重で落下しません。

ケースの充電端子はUSB-C規格の充電端子を採用しているようです。リバーシブルタイプのコネクタなので充電時に表裏を気にしなくていいですね。

イヤホン単体での再生時間は約3時間。ケースと併用して合計約15時間の連続使用が可能です。再生時間は少し短めですね。

 

 

 

また付属する充電ケーブルは丈夫な布巻きタイプの物が付属するのも嬉しいです。

 

 

イヤホン本体

 

 

 

シンプルなデザインですね。ハウジング上にRazerおなじみのロゴがあしらわれていていいアクセントになっています。

見ての通りアンテナが飛び出したデザインでいわゆる『耳からうどん』タイプのTWSです。

大きなポイントとしてはゲーミングイヤホンとしては珍しい『オープンエアー型』を採用している点。装着時の圧迫感の少なさや、通話時の快適性に重きを置いた製品なのでしょうか。

 

 

 

実際に装着してみるとイヤーピースを使用しないタイプなだけあり圧迫感を感じにくく、軽い装着感と感じました。オープンエアー型の特徴の一つでもある『耳を完全に塞がず外音もしっかりと聴ける』という特徴は、『ながら聴き』も考慮した製品なのでしょう。

 

オフィスでの使用や家事や何かの作業中にも便利。加えて自分の話した声もしっかりと聴けるので通話時にかなり快適な印象を受けました。

 

 

 

また付属品としてシリコン製のイヤーピースも付属しています。装着時にちょっと緩いなと思ったときや、しっかりとした装着感にしたいときに便利なアイテムです。

 

 

装着時にも外れにくくなるので製品を装着したまま運動がしたいという方にも便利なアクセサリです。IPX4相当の防滴規格にも対応しているので多少の雨や汗ではびくともしません。ゲーマー向けの機能を搭載しながら他の用途にも向いている製品ですね。

 

 

パソコンと接続してちょこちょこっとゲームで遊んでみましたがヘッドホンとは次元の違う快適さです。オーバーイヤー型のヘッドセットにありがちなムレとは無縁ですしかなり軽量な筐体なので肩こりも皆無。PCゲームを完全ワイヤレスで楽しむという体験は初めてだったのですが、完全にケーブルから解放されるって素晴らしいですね。長時間遊んでも全然疲れません。

スマートフォン用向けの製品ですがPCと繋げて遊ぶのも個人的にはアリだと思いました。

 

 

 

マイク性能に関しては特に問題のないレベル。当たり前ですがヘッドセット的な使い方も可能なのでゲームをしながらボイスチャットを楽しんだりの用途にもばっちりです。

 

ドライバーにはカスタムチューニングがされた13mmドライバーを搭載しています

 

円部分にタッチセンサーを内蔵しています

 

 

ハウジングにはタッチセンサーが搭載されていてタップ操作により曲送りや一時停止などを行えるようです。

実際に操作してみると物理ボタンと違い押し込まなくても反応してくれるのがいいですね。操作時に内耳が圧迫されることなく快適。

センサーは少し感度が弱く、何回か反応してくれないことがあったので、もう少し感度が高いほうがよかったのではと感じました。

 

 

専用アプリと連携してより多機能に

 

 

またiPhoneとAndroid向けの専用アプリも準備されています。

主な機能としては

 

 

 

ファームウェアアップデート

 

 

デフォルト・低域ブースト・高域ブーストの3種類のイコライザー調整

 

 

アナウンス音声の言語設定

 

を備えています。UIは至ってシンプルで使いと感じました。視聴するコンテンツに合わせて音質を調整して好みの音に近づけることが出来る便利なアプリなのではないでしょうか。

 

 

遅延に関して

 

 

次に気になるのが遅延に関して。遅延は60msというスペックは体感的にどう感じるのか様々なコンテンツで試してみました。

 

まずはアクションゲーム。個人的には全く気にならないレベルの遅延です。PCと接続してRDR2とスターウォーズ:Jedi Fallen Orderや手持ちのiPhoneと接続して第五人格を遊んでみたのですが、アクション時やメニューを開いたときのSEなどなど自分の感覚では気になる音ズレは感じず違和感なくプレーできることが出来ました。めちゃくちゃ集中すると遅延は感じることは感じますが、プレイ中は全く気にならないといってもいいのではないレベルです。

 

 自分は割と遅延は気になってしまう方でiPhoneでゲームをするときは内臓スピーカーや優先接続のイヤホンと接続して遊んでいたのですがHammerhead TWSならすんなり移行できると思います。

 

 

 

動画コンテンツに関しても同じ印象です。Netflixでドラマを視聴しましたが、俳優の口の動きとちゃんと合っていると感じます。詳しくは後述しますがセリフが聞き取りやすいので映画などとの相性は抜群です。

 

最後に音ゲーとの相性に関して。検証用に久々にラブライブ!スクールアイドルフェスティバルをインストールして遊んでみました。

 

結論からいうと完璧とはいえないかもしれません。音ゲーは本来かなりタイミングがシビアなゲームですがプレイ時に落ちてくるキーとリズムに僅かながらギャップを感じてしまうので上級プレイヤーは少し違和感を感じてしまうのでは。といった感想です。かるーくプレイするなら許容範囲ですが完璧を求めるなら少し厳しいかもしれません。

 

 

また本体の機能としてより遅延を少なくする「ゲームモード」という機能も内蔵しています。ハウジングを2回タップした後2秒長押しすると有効・無効の切り替えが可能。

YouTubeで音声ラグの検証用動画でその差を試してみたところ、そもそもデフォルトモードでほぼ映像と同期して音声が再生されるのであまり違いはわかりませんでした。

検証用に用いた動画はこちらです

 

 

 

 

音質

 

次は音楽やゲームなどのコンテンツを再生したときの音質に関してです。

 

 

全体的な音質の傾向は歴代のRazerヘッドセットと比較すると低域がかなり大人しく感じました。低域の量感はそこそこです。超低域の上の帯域にピークがあり低域はやや腰高な印象。音のヌケがよくこもったりブーミーに感じないところはポイントなのでは無いでしょうか。

高域はマイルドで優しい印象を受けました。解像感はそれなりで音の輪郭自体は甘め。聴いていて疲れにくい聴き心地のいい味付けです。

 

 

声の表現に関してはセリフやボーカルがかなり聞き取りやすく自然。こもりがなく違和感を感じにくい音質だと思います。映画の視聴はもちろん、電話での通話やボイスチャットなどと非常に相性がいい製品だと思います。距離感はやや遠目。

サウンドステージは広めに感じます。一歩引いたところから音の全体像を眺めるような感じ。特に横にググッっと広い音場はオープンエアーならではといったところです。

 

アプリのイコライザーは低域ブーストと高域ブーストどちらも強調されすぎてしまうと感じたので音楽を聴くときは個人的にはデフォルトモードでの使用をおすすめいたします。

ゆくゆくアップデートでユーザーが細かく調整出来る機能が導入されるといいですね。

 

 

 

お次はゲーム、スマホの定番鬼ごっこゲームのIdentity VやCODモバイル。いつもよくやってるFPSゲームのCounter Strike :GOの試合DEMOを使って試聴しました。

定位感はそれなりですが、どこの方向から音がなっているか分かりやすいという印象を受けました。音質はマイルドですが足音や銃声などは「鳴っている」としっかりと判別ができる音質だと思います。

 

 

特に斜め前か斜め後ろかのどちらかで鳴っているのかが非常にわかりやすいです。Identity Vのようなターゲットの位置をほぼ音で判別するようなゲームはHammerhead TWSを使うと展開を有利に進められるのではないでしょうか。広いサウンドステージのおかげでどこで鳴っているかの距離感も、立体感があり掴みやすい印象を受けました。

 

 

 


 

 

 

他のe☆イヤホンのスタッフにもレビューしてもらいました。

 

 

今回e☆イヤホンスタッフ『レオ』『くる』にレビューしてもらいました。

 

 

レオのレビュー

 

 

 

歯切れの良い高音と輪郭を残しつつも迫力のある低音は、HAMMERHEADシリーズを使った事がある方は馴染みある音だと思います!
スマホゲームのFPSで使用した感想としては音の定位感も良く、高域が刺さらないので銃声がうるさいと感じることもなく楽しめました。
全体的にはややスッキリとした印象で音量を上げてもオープンエアー型の恩恵で程良く低音が抜けてくれるのでモコっと音が籠る感じはしませんでした。

ゲーミングモードを使用した際には遅延は約60msという低遅延でスマホゲーム等を楽しめます!
従来のワイヤレスイヤホンでは、音の遅延を感じていましたがHammerhead TWSではしっかりと音を追従している感じがしました。
音の遅延が全く無いという訳では無いですが音がシビアなゲーム以外では遅延は気にならないと思います!
専用のアプリを使う事で音質をデフォルト・低域ブースト・高域ブーストから好みの音質に変更が可能です!
ゲーム用のでワイヤレスイヤホンをお探しの方はHammerhead TWSをおすすめします!

 

 

くるのレビュー

 

 

 

Razerファン待望の完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。
今回はインナーイヤー型ということで、耳への負担が軽減され、気軽に楽しめるモデルです。
耳に合わなかった人のためにシリコン製のイヤチップも付属します。

音質はカナル型じゃないこともあり、想像していたドンシャリとは違いスッキリした音です。
低域は正直大迫力というほどではなく、同社の有線イヤホンと比較すると少し軽いです。
最も注目する点は低レイテンシーです。
スマートフォン等でゲームする方には嬉しい60ms(0.060秒)という遅延のなさが魅力です。
音ゲーや最近人気のバトロワなんかにとても相性がいいと思います。
最大再生時間が約3時間というのは少し物足りないですが、防水やタッチコントロール、専用アプリでのカスタマイズ性等の機能は充実しております。

気軽にスマホでゲームを楽しみたい方はぜひ。

 

 


 

 

 

お求めやすい値段もポイント

 

 

 

 

また、Hammerhead True Wireless Earbudsは1万円台とお求めやすいのも大きなポイントだと思いました。

ゲーム用途にはもちろん、初めての完全ワイヤレスイヤホンをご検討の方にもおすすめしたい製品と思います。

 

 

動画でも紹介しています!

 

 

 

 

 

試聴機はe☆イヤホン全店で展開予定なのでぜひ一度お試し頂ければと思います。

 

 

Razerさん、次回作はRazer Chromaに対応した七色に光るTWSをぜひお願いします!

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。e☆イヤホンPRスタッフのかわちゃんがお送りいたしました。