音に合わせてブルブル振動?!ユニークなゲーミングヘッドセットのレビューです。


 

 

 

日本橋PR部のかわちゃんです。

 

 

今回の記事で取り上げさせて頂くのは、老舗ゲーミングデバイスブランドの新製品。

ちょうど先日が発表されたRazerの新しいヘッドセットRazer Nari Ultimateについてご紹介をさせていただきます。

 

 

Razer Nari Ultimate

 

 

 

2019年3月29日

発売予定

 

 

 

今回の記事でご紹介させて頂く「Razer Nari Ultimate」の他にメーカーはシリーズとして「Razer Nari Essential」「Razer Nari」の3機種をラインナップ。違いを簡単にまとめると

 

Razer Nari Essential

 

RGB LEDとアナログ入力を省略。音声は無線接続のみ。

ドライバーは40mm径の物を採用。

お求めやすい価格と性能を両立したコストパフォーマンスの高いモデル。

バッテリー駆動時間は約16時間。

 

Razer Nari

 

ハウジングにRGB LEDを搭載。

無線接続及びアナログ入力に対応。

ヘッドホン内部に音声ミキサーを搭載。チャットとゲームの音量の割合を調整可能。

ドライバーは50mm径の物を採用。

バッテリー駆動時間はLED点灯時14時間、未使用時24時間。

 

Razer Nari Ultimate

 

Razer Nariに搭載されている機能に加えRazer HyperSense(振動機能)を搭載。

バッテリー駆動時間はLEDとRazer HyperSense併用時は8時間、未使用時は24時間。

 

 

 

 

 

Razer Nari Ultimateは全ての機能を兼ね備えた最上位機種という位置づけです。

大きな魅力の一つがRazer HyperSenseと呼ばれる振動モジュールを搭載した点。

ゲームの音に合せてヘッドホン自体がブルブル震えて今までにない迫力で楽しむことが可能。いままでのヘッドセットにはないユニークな機能ですね。

 

 

本製品の魅力は振動機能の他に

 

50mmドライバーによる高音質。

・音声ミキサーを搭載しているのでゲーム音声とVC音量のバランスを瞬時に切り替え可能。

・アナログ入力に対応しているので据え置きゲーム機器との高い親和性。

・2.4Ghz帯を使用したデジタル無線接続。非常に低い遅延に加え、途切れにくい。

・次世代のバーチャルサラウンド技術THXに対応

 

音質と機能目ともに非常に充実した製品に仕上がっています。そんなRazer Nari Ultimateを詳しくチェックしていきましょう。

 

 

また、Razer Nari UltimateとRazer Nariの違いは振動ユニットの有無かなのでRazer Nariをご検討の方もご参考にしていただければと思います。

 

 

 

外観・機能

 

 

外箱。

 

 

パカッ。

 

 

付属品として、USBケーブルとアナログ接続用の3.5mmケーブルが付属します。

 

 

無線接続用のUSBレシーバー。他のワイヤレスヘッドセットと比べて小型な点がポイント。

 

 

USBレシーバーは本体内に収納可能。別々に持ち歩く必要がないので可搬性が高く、レシーバーを無くしにくいです。

 

本体。

Razerお馴染みの大ぶりなデザイン。アーム部分は金属製でしっかりとした剛性感。激しい使用によりアームが割れてしまいそうという不安感は皆無です。

最上位機種のRazer Nari Ultimateのみガンメタルのカラーで特別感があっていいですね。

 

本体底部。

L側ハウジングは上から順にマイクミュートボタン、ミキサーの調整ボリューム、電源ボタン、USBポート、3.5mmアナログ入力ジャックが並びます。

R側ハウジングには音量調整ボリューム、USBレシーバーの収納口を搭載。

 

 

 

 

精度の高い振動機能「Razer HyperSense」今までにないゲーム体験が可能に。

 

 

 

Nari UltimateはドイツのLofelt社製の「 Lofelt L5 触覚ドライバー」を搭載することにより音声だけではなく情報を「振動」で伝達するという機能が搭載されています。

従来の触覚ドライバーとは異なり、広い周波数範囲(20~200 Hz)の振動が可能でより細かく、自然な感覚を再現可能。加えて、LRチャンネルごと独立して振動が可能なのでより立体感のある迫力のゲーム体験が可能な機能となっています。

振動機能はヘッドホン内で音声を処理して振動させているので、専用のソフトは不要。全てのタイトル、コンテンツでRazer HyperSense機能をお楽しみ頂けます。

もちろん3.5mmアナログ接続時も振動機能に対応しているので様々な機器と組み合わせてブルブルを楽しめます。

 

振動する帯域が従来と比べてかなり広いのが特徴

 

 

実際にRazer HyperSense機能を試してみると、ゲーム内の音に合わせてブルブルッっと振動。従来の振動ユニットと異なり振動の立ち上がりが鋭いので爆音や銃声の表現がとてもリアル。

また場面により細かく振動の仕方が変わるのもポイント。広い周波数範囲の振動が可能なドライバーを搭載したおかげですね。

入力された信号にすばやく反応してくれます。ただ振動しているというだけじゃなく、音に対してピッタリと追従するので違和感がなく自然です。

振動することによってしか出せない独特の臨場感が魅力の機能ですね。ゲームがめちゃめちゃ楽しくなります。

 

 

銃声や爆音に対してよく振動するようなチューニングがされています。車のエンジン音にはあまり反応しないので個人的にはレースゲーム等に最適化された振動モードも欲しかったなと思います。

もしかしたら今後のドライバーアップデートで追加されるかもしれませんね。

 

 

 

冷却ジェルが入ったイヤーパッドと、自動調整タイプのヘッドバンドで抜群の装着感。

 

 

Nari Ultimateの大きな特徴の一つはイヤーパッド。2層構造のイヤーパッドで一層目は冷却ジェル。二層目は形状記憶フォーム 。非常に肉厚でモチモチとした質感です。

イヤーパッドの耳に面する部分はサラサラとしたでざわり。特殊なファブリック製で汗をかいてしまった際もサッと吸収。ベタつきをかなり抑えてくれるような構造になっています。また熱伝導率も高い素材でこもった熱を効率よく冷却ジェルに伝えてくれるという効果も。

 

 

ヘッドバンドは自動で収縮するタイプ。調整することなく最適な長さになるので便利ですね。また頭に面する部分は蒸れにくいメッシュ製。

 

 

装着写真

 

 

実際に装着してみると確かに少しひんやりします。実際に装着して5時間ぐらいぶっ通しでゲームで遊んでみましたが全くムレずに快適でした。冷却ジェルと高性能なファブリックのおかげで効率よく放熱が出来ているからでしょうか。

イヤーパッドの肌に面する部分はレーザー製と違って蒸れにくいのにメッシュ製の様なゴワゴワ感がなくちょっと不思議。イヤーパッドの径は非常に大きく深さも十分にあるので耳の大きい方が装着しても窮屈さは感じにくいと思います。

クッションがモッチモチなので装着した際にうまく圧力を分散してくれている印象です。メガネを掛けたままでも肉厚のクッションが包み込んでくれるので快適。

 

いつも自分の耳に合わないヘッドセットを長時間装着しているとだんだんと耳の後ろが痛くなってきていたのですがNari Ultimateでは側圧はやや強めであるにもかかわらず痛みは全くありませんでした。

また自動収縮するバンドの圧が絶妙で、頭のめちゃめちゃ大きい僕が長時間装着しても頭頂部が痛くなるということもありませんでした。

 

 

 

ゲーム音とVC音のバランスを瞬時に調整できる便利なミキサー機能

 

 

使っててめちゃめちゃ便利だなと思った機能がヘッドホン内部にゲーム音とマイク音の音量のバランスを調整できるダイヤルが搭載されている点です。

全画面でゲーム中は画面切り替えする暇がも場面が多いので、ゲーム中にVCが聞き取りにくいなと思った時に瞬時に音量を変えられるは重宝します。

 

使用方法

 

 

 

Nari Ultimateを実際にPCに接続してみるとWindowsのドライバー上で音声出力が「Game用」「Chat用」の2つで割り当てられています。

 

その2つの内「Chat用」の方をDiscordや、TeamSpeakなどのVCアプリの音声出力に割り当て。

するとゲーム音声とチャット音声を別々に入力した状態になるので後はダイヤルで調整するだけです。

 

 

 

マイクはドライバーで様々なフィルターが使用可能

 

 

マイク部分には収縮機能が搭載されており本体へ収納可能。マイクミュート時はマイクの先端部分が発光するのでぱっと見でミュート状態を確認出来ます。

 

 

専用ドライバーでVCの音声を最適化することが可能。

マイク感度調整、音量のゆらぎを防ぐボリュームの正規化、環境音を抑制する周辺音の遮断、声の部分を強調する音声の明瞭度とオプションは豊富です。

実際にNari Ultimateのマイクを使用して音声を録音してみました。マイク音質のご参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

次世代規格の仮想サラウンド“THX Spatial Audio”対応。帯域ごとに細かく調整できるEQ機能も。

 

 

Nari Ultimateには次世代の仮想サラウンド“THX Spatial Audio”に対応しています。

THX Spatial Audioは従来の水平方向に加えて上下方向にも対応した規格でより広い表現力と臨場感を実現します。

 

 

もちろんドライバー内で簡単にオン・オフか可能なことに加え、アプリケーションごとにステレオか、サラウンドかを切り替えができます。校正機能を使用してサラウンドの具合を調整することも可能。

 

 

THX Spatial Audioをオンにした時の印象は音の水平方向の音場がググッっと増し広いホールの中で音を聴いている印象。空間が広くなることで音がどこで鳴っているかの距離感を掴みやすいです。

垂直方向の表現が既存のバーチャルサラウンドと比較して進歩しているように感じました。例えばシューティングゲームで戦闘機やヘリが頭上を横切る時や頭上で足音が鳴っている時「あ、いま頭上で鳴ってるな」と音だけで判断することが出来ました。

THXを有効化した時のゲーミングは映画館さながらの臨場感でアクションゲームやシューティングゲーム、レースゲーム等で遊ぶ時に威力を発揮してくれそうです。

サラウンドスピーカー等の複雑なシステムを用意しなくても音に囲まれるような環境でゲームをプレイできるのはお手軽でいいですね。

しかし、有効化時はやや音のシャープさが損なわれてしまうので細かい音までしっかりと聞き分けることが要求される競技性の高いゲームをプレイする際はこのオプションはオフにしたほうがいいかもと個人的には感じました。

 

 

またドライバー上のイコライザで音質を調整することが可能。デフォルトに加え「ゲーム」「映画」「音楽」の3つのプリセットを備え、更に帯域ごと10段階に細かく調整が可能なので更に設定を追い詰めることが可能です。

個人的には「ゲームプリセットが」おすすめ。銃声と足音の帯域を強調してくれるのでより音をつかみやすくなる印象です。

 

 

 

低域重視の音質。音の位置はつかみやすいゲーミングヘッドセットらしいチューニング

 

 

 

Nari Ultimateの音質は低域よりのドンシャリ。全体的に低域の量感が豊かで丸みがありやや重めの低域がドスンと響き渡ります。爆音や乗り物の音を迫力満点で楽しめるようなエンターテイメント寄りな音質と感じました。

迫力の低域は上記の振動機能との相性が抜群でこのヘッドセット一つで少しだけゲームの世界に入り込んだようなワクワクするようなゲーム体験が可能。

 

しかし、強めの低域にもかかわらず足音や銃声などの効果音はしっかりと分離して聞き分けが可能で定位感は良好。加えてそれらの効果音をやや強調して再生してくれるので埋もれることなく聞き取ることが出来ます。

効果音の鳴っている角度、距離感などしっかりと掴むことが可能で音の迫力とe-sportsなどに要求される勝つための音、ゲーミングヘッドセットらしいエッセンスも取り入れられています。

長時間ゲームをしても聴き疲れをしないことを考慮してか、高域はややマイルドな傾向。

ガッチガチのe-sports用と言うよりかは、シアタールームでプレイしているような感覚でどちらかというとゲームを「楽しむ」こと重視の音質です。

 

 

 

Razer といえば光るデバイス

 

 

 

Nari Ultimateはドライバーを通じて様々な光り方をカスタマイズ可能。Razer Chroma対応デバイス同士なら一括でライティングを管理することが可能です。

 

 

またChroma STUDIOを使用すればライティングを事細かくカスタマイズが可能。光るゲーミングデバイスメーカーの代名詞ともいえるRazerらしい機能ですね。

 


 

ブルブル震える機能は想像以上にゲームが楽しくなります。ゲームにもっと迫力と臨場感を!という方はぜひ一度お試しを。

個人的にはDoomとかWolfensteinとかserious samみたいな撃ちまくりのトリガーハッピーなFPSをこのRazer Nari Ultimateを使って遊んでみたいですね。

 

 

 

以上最後まで読んで頂いてありがとうございます。

日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました。

 

 

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