どうも、最近電車に乗っているとワイヤレス製品を良く見かけるようになりましたね。カイヤです。
さて今回はそんなワイヤレス製品の中でもノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホンの人気機種3機種をBluetooth接続で比較してみました!
使用デバイス:iPhone8 Plus
先ずはこの機種から
・audio-technica ATH-ANC900BT
バッテリー駆動時間:最大約35時間(Bluetooth、ノイズキャンセリング使用時)
質量:約263g
高音:★★★★
中音:★★★
低音:★★★★
音場:★★★
解像度:★★★★
遮音性:★★★★★
先ず装着感ですが、イヤパッドが3機種中一番弾力があるタイプでしっかりホールドされている感じがあります。
重量も今回の3機種の中で一番重さがあるので、正直ヘッドホンを着けているという感覚が一番強いです。
ただその分バッテリー持ちは一番良いのです!!
やはりこういったバッテリー駆動の製品はヘッドホンに限った話ではないですが、ロングライフの方が良いですよね。
ちなみにバッテリーが切れてしまった場合も15分充電で3時間使用出来る仕様なので安心ですね。
ノイズキャンセリングは3機種の中でも違和感が少な目ですが、その分効力も比較すると若干下がっているように感じます。
あくまでも個人的な推察ですが、バッテリーの持ちの良さから見るに、長時間使用していても出来るだけ違和感なく使用できるようにノイズキャンセリングも効きも調整されているのかなと感じました。
またアプリでAirplane,On the go,Office/Study3つのノイズキャンセリングのモードを選択できるのも便利ですね。
さて音質ですが、audio-technicaらしくクールでソリッドな印象で、解像度が高く一つ一つの音がはっきり聴こえてきます。
帯域バランスはややドンシャリで、高音低音が強めなバランスです。
ジャンルはアコースティックよりも打ち込み系のサウンドと相性が良く、クールで無機的な音作りの方がヘッドホンと曲のお互いの方向性がマッチしてよい感じでした。
一つ一つの音に意識を集中させてしっかり聴きたい方におススメです!
さてお次は今一番売れてる定番機!
・SONY WH-1000XM3
バッテリー駆動時間:最大30時間(Bluetooth,ノイズキャンセリング使用時)
質量:約255g
高音:★★★★
中音:★★★★
低音:★★★★
音場:★★★★
解像度:★★★★
遮音性:★★★★★
先ずは装着感ですが、イヤパッドがもっちりしているおかげで側圧は割としっかりしているのですがあまり気にならず良好です。
バッテリーに関しても30時間と十分にロングライフで、もし切れてしまった場合も10分充電で5時間も使用出来るようになります。
ノイズキャンセリング機能がこのWH-1000XM3で個人的にイチオシで、圧倒的な静寂感を味わえます。
更に個人の装着状態や環境に合わせてノイズキャンセリング機能を調整する「NCオプティマイザー」も搭載されており、SONYのノイズキャンセリングに対する本気を感じますね。
ただその分「ノイズキャンセリングが効いてる!」という感覚もあるのでこの辺りは是非店頭で実際にお試し頂きたいところです。
さて音質ですが、全体がまとまりつつも適度な分離感もあり、いわゆる良いオーディオのサウンドを体験出来ます。
帯域バランスはどの帯域も適度に押し出し感がありますが、音の立ち上がりと余韻の表現も抜かりなく丁寧です。
特にシンバルのアタックから余韻の表現がやや強調されながらも高い質感で表現してくれている部分が良いですね。
音の広がりも自然でノイズキャンセリング特有の閉塞感を感じにくくなっています。
音楽ジャンル問わずテンポの速い曲からゆったり目な曲まで幅広く楽しめますが、スローなジャズを騒音下でもリッチに楽しめる様な大人なサウンドになっています。
今回はiPhoneとの接続で比較しましたがLDACで接続できる利点も見逃せないでしょう。
今回の比較でBluetoothでも妥協しない音質、ノイズキャンセリングの性能も突き詰めたものを作るというSONYの強い意志を感じさせる完成度の高い製品だと思われます。
ノイズキャンセリング性能の高さや音楽を楽しく聴けるようにチューニングされていることを考慮すると、普段の通勤通学で使用するにはピッタリな機種かと思われます!
さて最後はこちら
・Bose QuietComfort35 wireless II
バッテリー駆動時間:20時間(Bluetooth,ノイズキャンセリング使用時)
質量:約234g
高音:★★★★
中音:★★★★
低音:★★★★
音場:★★★★
解像度:★★★
遮音性:★★★★★
装着感は本体が今回の3機種中一番の軽さを誇っておりかつイヤパッドも柔らかく、パッド自体の高さも低く、側圧も強くないことから頭部にそっと添えられるという感覚で一番ヘッドホンを着けているという感覚が少ないです。
軽量な分バッテリー持ちは一番控えめで20時間となっています。
ただ控えめとは言うものの日常で20時間連続で使用し続ける場面もあまりないかと思われますので、実際は充電の頻度がやや多くなるだけかと思われます。
ノイズキャンセリング機能はおそらく人間が違和感を感じることを考慮して調整されており、しっかり静寂を作りつつ極力違和感を感じないような調整になっています。
音質もややゆったりした鳴り方ながらも自然な表現で、音抜けが良く全体のまとまりも良好です。
違和感を感じないノイズキャンセリングとも相性が良く、周りの環境に左右されずにじっくりと音楽に浸れるようになっています。
ややゆったりした鳴り方や音場の広さ等、WH-1000XM3と似たような帯域バランスなのですが、比較するとこちらのQuietComfort35 wireless IIはあるべきところで音が鳴っているイメージでよりリラックスして聴けるようにチューニングされているように感じます。
作業用として使用する場合でもBGMとして音楽が自然に入ってくるので作業にしっかり集中できます。
軽量でストレスが少ない装着感からどんな気分でも聴けるような自然な音作り、極力違和感を感じさせないよう調整されたノイズキャンセリング、おそらくどこでも自然に持ち出して使用したくなるようなヘッドホンを目指して作られた製品だと感じます。
多種多様なオーディオ製品を手掛けてきたBoseならでは非常に完成度の高い製品かと思われます!
通勤通学は勿論の事、作業に集中する為のヘッドホンとしてもおススメです!
まとめ
・長時間のバッテリー持ちが特長で、分析的に音楽を聴きたい方におススメのATH-ANC900BT
・抜群のノイズキャンセリング性能を誇り、かつ音質部分にも妥協せずハイファイサウンドを楽しみたい方におススメのWH-1000XM3
・いつでもどこでも気兼ねなくノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスヘッドホンを使用したいという方におススメのQuietComfort35 wireless II
上記のような印象になります。
良いノイキャン付きワイヤレスヘッドホンを選ぶ際の参考になれば幸いです。
ちなみに現在今回ご紹介した3機種を対象に第28回『どっちがeでしょー?』を今月開催しておりますので是非ご参加ください!
・緊急開催決定!平成最後の『どっちがeでしょー?』今回はノイズキャンセリングヘッドホンの3機種が大激突!
以上、ノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドホン3機種比較!でしたー。