大先生です。

 

皆さん、完全ワイヤレス(トゥルーワイヤレス)のイヤホンはお持ちですか?

通常Bluetoothイヤホンは、左右のイヤホンがケーブルで繋がっている物が多く、真の意味でのワイヤレスであるとは言えません。

しかし近年は無線技術の向上により、左右のイヤホン筐体内部にワイヤレス機能を取り入れた真のワイヤレス、『完全ワイヤレス』や『トゥルーワイヤレス』と呼ばれるものが増えてきました。

 

 

ただ、そんな完全ワイヤレスの課題として残るのが音の途切れ

 

完全ワイヤレスイヤホンは左右がケーブルで繋がっていないという特性上、片側が親機、片側が子機という関係になります。親機がスマホや音楽プレイヤーと接続されたあと、届いた信号を中継して子機に送る役割を果たすわけですね。

 

完全ワイヤレスイヤホンはプレイヤーから片側のイヤホンに信号が飛び、そこからもう片方のイヤホンに信号が飛ぶ

 

結果として、イヤホンという小さな筐体内にBluetooth受信機、そして送信機を詰め込まなければならず、イヤホン同士がケーブルで繋がっているタイプと比べるとどうしても通信精度は下がり、音途切れも発生してしまいます。駅構内など、人の多いところだと顕著です。

 

しかし今回ご紹介する商品は、そんな完全ワイヤレスの現状に一石を投じてくれるかもしれません……!

それがこちら。

 

はいドン!!

 

YEVO

YEVO1

 

こ、これはー!?

 

YEVO。聞き慣れないブランドです。なので、ちょっと調べてみました。

 

YEVO(YEVO Labs)は、スウェーデン・ストックホルムに本拠を置くメーカー。

元Happy Plugsのクリエイターが発足し、生活を楽にするための、技術限界の先をゆく製品づくりをモットーに活動しているそうです。

Happy Plugsといえば、e☆イヤホンでも取扱いのあるカラフルなイヤホンがあります。

 

 

Happy Plugsもデザイン性の高さから幅広い人気がありますが、確かにYEVO 1のシックなデザインにも通ずるところがあります。

この2社に限らず、スウェーデンのメーカーのイヤホンはシンプルで洗練されたデザインのものが多いですよね。

 


 

では、メーカーのご紹介はこれくらいにして、本体の方に触れていきましょう。

 

カラーバリエーションは、

ジェットブラック(ブラック)

アイボリーホワイト(ローズゴールド)

オニキスブラック(ゴールド)

3色。括弧内はラインとして入っている色となります。

 

奥からジェットブラック、アイボリーホワイト、オニキスブラック

 

それぞれケースのみならず、イヤホン本体までしっかりとカラーリングが分けられていますね。

今回はオニキスブラックをチェックして行きます。

 

 

充電ケースは印箱を思わせるような高級感のあるデザイン。

 

 

フタ部分にはバッテリー残量を表すインジケータ。

充電にはmicroUSBケーブルを採用しています。

 

 

ケースは『EARIN』のようなスライド式。

イヤホン本体の収納部にはマグネットのような機構はありませんが、着脱する際にはクリック感があり、ケースへの装着はしっかりとなされます。

 

 

イヤホン本体をケースから取り外すと、早速ペアリングモードへ移行。

 

 

すぐに検索画面に『YEVO 1』の名前が表示されるので、それをタッチすればペアリング完了です。

 

 

 

 

スペック

質量 8 g(片方)
再生時間 3〜4 時間
通話時間 3 時間
フル充電時間 1.5 時間
ドライバー knowles製 BAドライバー
周波数特性 20 Hz – 20 kHz
感度 105 db
コーデック SBC
Bluetooth ver 4.1

 

そして、従来の完全ワイヤレス機とは異なる特徴として『NFMI (近距離電磁誘導)』という技術が搭載されているという点があります。

NFMIとは、元々NXPという会社が補聴器向けに開発していた、相互に電流を誘導・制御する技術。

つまり、従来と比べても非常に音飛び・音途切れがしにくくなる技術が搭載されているということ!

左右のイヤホン間の通信はもちろん、スマホやプレイヤーとの通信も強固になっているようです。

 

わかりやすい図解

 

完全ワイヤレスイヤホンとしては、使い勝手に大きく影響してくる重要な部分だけに、しっかりした技術があてがわれているのは嬉しいですね。

 

 

 

付属品

付属品はイヤーピースとmicroUSBケーブルのみのシンプルな構成。

イヤーピースは予め装着済みの物も含め、S/M/L/LLの4種類。ノズル径がやや大きめのため、他社製で使えるイヤーピースもやや限られてきそうですが、標準のイヤーピースの種類が多いのは嬉しいところですね。

 

 

 


 

 

試聴にはiPhone7 PlusAK300を使用しました。

 

カラッとしたやや硬めな感じの音で、Bluetooth機としてはなかなかの解像度の高さを見せてくれます。

パーカッションの細かな粒立ちなども綺麗で、高域は若干ジリつくところがありつつ(特にAK300)も、普通に聴けるバランス。

ボーカルは奥行きを感じられる立体的な鳴りで、全体的な音場も1BA機であることを考えると程よい見通しの良さ。

若干低域が前に来つつも総じてフラットめな印象のチューニングです。メリハリが効いているので、色んなジャンルの曲に手広く合わせてくれます。

 

また、音に関係する部分ではありませんが、AK300では全く感じられなかったL側の途切れが、僕のiPhone7Plusだと少し発生していました。

他のスタッフのiPhoneやAndroid機だと起こらなかったものの、ひょっとしたら接続するデバイスとの相性の個体差があるかもしれないので、ぜひ一度ご自分の環境でお試し頂ければと思います。

 

 

 


 

 

そしてもうひとつ! 面白い機能があります。

このイヤホン、一見するとボタンなどが見当たらない、つるっとしたデザインですが……。

 

 

実はハウジング部分がタッチパネルになっていて、タップすることで色々な動作が出来るようになっています!

とはいえ、ハウジングがタッチパネルという製品は今時飛び抜けて珍しいというわけでもありません(このサイズに落とし込むのはなかなか珍しいですが)。

このイヤホンの凄いところ。それは、このタッチ機能の豊富さなのです……。

 

はいドン!!

ユーザーガイドより抜粋

 

多っ!!

 

そうなのです。

この機種、ハウジングのタッチによる操作で出来ることがやたらに多いのです。

左右で出来る操作が異なるばかりか、タップ2秒長押し4秒長押しという3種類の操作形態があるなど、もはや普通の有線イヤホンより機能が多いだろと突っ込みたくなるほどの多機能性。

上図を見るとちょっと尻込みしてしまうかもしれませんが、使いこなせればこの上なく便利であることは間違いありません(もちろん無理に使いこなさずとも、スマホ上からも操作は可能です)。

 


 

以上、新作完全ワイヤレスイヤホン『YEVO 1』のご紹介でした!

こちらは8/9より、なんとe☆イヤホン限定先行販売となります!

 

 

最新機種をいち早く手に入れるチャンス!

ご来店の折には、ぜひぜひチェックしてみて下さいね。

 

お相手は大先生ことクドウでした。それではまた次回。