どうも、イヤホンよりはヘッドホン派のカイヤです。

 

2018年はハイエンドヘッドホンが豊作でしたね。

特に密閉型ヘッドホンの進化が凄まじく、ハウジング内の反射音の処理が上手くなっているからか、密閉型でも音の余韻が自然でスッと音楽に集中できる機種が増えてきました。

嬉しいですね。

 

今回は2018年発売の機種でポータブルでも鳴らしやすく、リケーブル可能、かつサウンドに妥協が無い3機種をピックアップしてご紹介致します。

 

先ず最初は・・

・IRIVER Astell&Kern AK T5p 2nd Generation

IRIVERとbeyerdynamicのコラボ第2弾のAK T5p 2ndが2018年11月中旬に登場しました。

ヘッドホンケーブルは高純度無酸素銅の 7N OCC 銅線に4N 純銀をコーティングしたハイブリット構造を採用した物が付属してくるので気合の入り方が違いますね。

ケーブル長も約1.4mでポータブルするには丁度良い長さで、プラグも2.5mm4極バランスになっており、すぐにバランス接続できるようになっています。

3.5mmへの変換も付属しているのでどのプレイヤーでもお使い頂けます。

 

装着感に関してはイヤパッドのレザーの質感がとても良く、もちっとした感触で側頭部にしっかりフィットします。

そのおかげで遮音性も高めですが、重量が340gなのでやや重たい印象はあります。

音質はケーブルの影響もあり、以前のモデルより全体的に元気なサウンドになっています。
高域部がシャープでかつ芯が強く鮮やかです。

解像度も非常に高く、シンバルの細かい振動もはっきり捉えられます。

音の頭がしっかり見えるタイプなのでスピード感がある曲が得意です。
ボーカルは他の帯域と被らずに綺麗に聴こえてきます。男性よりは女性ボーカルとの相性が良いと感じます。
低域は量感が以前より増えており、立体感もしっかり感じられます。
幅広いジャンルに対応できますが個人的には音数の多いPOPSやアニソンがより元気なサウンドになるので相性が良いと感じました。

2.5mmのバランス接続対応のパワーがあるアンプと接続すると更にその表現に磨きがかかり、定位がはっきりし、音場の広がり方も自然に広がるようになります。

是非ご試聴の際はバランス対応アンプとセットでお試しください!

 

続いて・・

・audio-technica ATH-AP2000Ti

audio-technicaから2018年10月に発売されたチタンハウジングを採用したハイエンドヘッドホンです。

ヘッドバンドやイヤパッドにシープスキンを使用しており、装着感がとても良いです。

重量は300gなので重すぎずで十分ポータブルでも使用できる範囲かと思います。

こちらは付属で1.2mの3.5mmプラグのケーブルだけでなく4.4mmのバランスケーブルと3mの長いケーブルも付いてくるので様々なシチュエーションですぐに使用開始出来るのがうれしいポイントです。

音質はチタンの癖が程よく音に乗っていて、以前ほどチタンの音が全面に出てくる印象はありません。

帯域バランスもちょうど良く、決して量感は多くはないもののポータブルを意識した最低限の量感は確保されています。

とは言うもののやはり硬質なサウンド傾向は変わらずなので、全帯域が一貫してクールで余韻が少なめなタイトで正確な印象です。

中高域は適度にチタンの風味が感じられる硬質で鮮やかな鳴り方で、芯が強めです。

ボーカルの表現は他の帯域に埋もれず聴こえてきますがクールな印象なので、好みが分かれてくる部分になるかと思います。

低域部もタイトで輪郭がぼやけずにしっかり見えるタイプです。

どちらかと言うとアコースティック系の曲と相性が良く、ドラムのサウンドはタイトながらもなかなかの表現です。

硬質でクールなスッキリサウンドが好みの方は是非一度お試しください!

 

最後に・・・

・DENON AH-D9200

DENONから高知県産の上質な「孟宗竹」をハウジングに採用したハイエンドモデルが2018年10月に発売されました。

イヤパッドが気持ち固めですが、形状記憶フォームなので一度耳に強めに押し当てるとしっかりフィットするようになります。

重量は375gで今回ご紹介する中では一番の重さになります。

ケーブルは3mの6.3mm標準プラグと1.3mの3.5mmミニジャックのケーブルが2本付属しています。

ただし、音質はその装着感の不安を一瞬で拭い去るかのような魅力を備えています。

竹のしなやかさがしっかり落とし込まれたサウンドで、最大の特徴は中高域の正確なレスポンス表現にあります。

音の立ち上がりから余韻の最後までを変に削ったりせずに原音をそのまま再現できる正確性と定位の正確性が両立し、この生々しい表現に繋がっているのでしょう。

シンバルを叩く表現から弦楽器の擦る表現どちらも高次元で再現しており、この再現力は開放型を含めた他のハイエンド機種とも比較してもこのAH-D9200にしかない唯一無二の魅力になっています。

ボーカルの表現も瑞々しく、性別問わず生々しい表現になります。

ベースやバスドラムなどの低音部の楽器も量感こそ個人的にはやや不足している印象はありますが、質感はばっちりで大きく不満になる部分はありません。

とにかく鮮度が高い音で、ジャンル関係なく音楽を純粋に楽しく聴ける機種ですので是非一度ご試聴下さい!

 

それぞれの特徴を一言でまとめると・・・

・高い解像度で音数が多い最近のPOPSやアニソンと相性が良いAK T5p 2nd Generation

・良好な装着感と硬質クールなチタンサウンドが特徴のATH-AP2000Ti

・重さがあるけど、楽しくかつじっくりと音楽と向き合えるAH-D9200

 

上記のような印象になります。

 

ただしどの機種も10万以上の価格になりますのでじっくり店頭で試聴してから最高の相棒を見つけてみて下さい!

 

以上、2018年発売の密閉型ハイエンドポータブル聴き比べでしたー。

  

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