こんにちは。みわちゃんです。

 

今日発売となりますのは、かなりお買い得な価格になったAUDEZE製品です。

しかもLCDシリーズ。10万~20万は普通だったように感じます。良い時代になりました。

なんと10万円以下で復刻登場!!

 

2009年発売のロングセラー商品「LCD-2」のオリジナル版を復刻させたモデルです。
外観は木材を使用したハウジングから特殊なアクリル素材を使用したハウジングに、ヘッドバンド部はサスペンション機構の付いた軽量なものに変わりました。
 
オリジナル版の「LCD-2」の空気感、解像度を守りながら、「オリジナル版よりもわずかに暖かい音」となっているようです。
 
ヘッドバンドをサスペンション機構付きの軽量な素材に変更、イヤーパッドには形状記憶素材を使用した長時間の仕様でも疲れにくいものに変わりました。
 
やはり重さに関してはどんどん軽くしていこうというところでしょうか。
日本人の平均的な体格からだとAUDEZEは重いと感じられる方が多いので、この重量の改良は、この製品に限らず今後のAUDEZE製品には注目したいところです。
本国のAUDEZEサイトで確認すると、LCD-2 BAMBOOで565gですが、今回は550gとやはり軽量化が図られています。
重量だけみますと、お世辞にも軽い!とは豪語できませんが、重量の分散でどこまで
軽く感じるか、見所の一つかと思います。
 
タイトルにもありますように、トラベルケースは付属しなくなりました。
その分お安く入手が可能となっております。
 
そして気になる音質の部分である振動板ですが…
 
■独自設計の超薄型ダイヤフラム
AUDEZE社のエンジニアは、材料科学やフレキシブル回路の技術進歩を活用し、他の平面磁界設計よりも圧倒的に薄いダイヤフラムを開発しました。その超薄型ダイヤフラムの採用により、
軽量かつ可能な限り正確な音源再生を可能としています。
 
より薄くなっているようです。薄くしますと、その分信号が入った際に反応よく動くようになるので、
レスポンスがよくなる傾向にあります。もちろん、薄くすればその分耐久性が悪くなるため、
音質のために薄くしようとしても無理をすると壊れやすくなるといったデメリットもあります。
薄くしつつ丈夫なものを日々開発しようと努力が非常に見える一文ですね。
 
 ちょうどサンプルが到着しましたので、聞いてみることとしましょう。
 
まず、手に持ったところから、本当に500g以上の重量級ヘッドホンなのか?と疑いたくなるような
軽さがあります。こりゃすごい。思った以上の軽量化をしています。
そして頭に装着、この点ですといつも通り力の分散がしっかりしているので従来の重量でも思ったより軽いぞ。
と思うのですが、どうしても首が疲れてくる…という感想を持っていました。
ところが、30分程度では全然疲れることなく、ゆったり聴けます。全体的にマットな見た目をしているため、
視覚的に軽く見えるのも一役買っているのでしょうか。装着している時は、まぁ見えないのですが…
肝心の音は非常に素晴らしい音です。ここはさすがAUDEZEだ!と多くの方が絶賛するでしょう。
どれだけ音数があってもそれが飽和することなく一つ一つをしっかり描いてくれること、
音圧感が強くなり過ぎないこと、平面駆動のデメリットになりやすい空間が狭いという点が
感じにくいこと。などなど、価格以上の音をすんなりと出してくれる
LCD-2 Classicは、単にコスパが良いの言葉だけで果たして片付けてしまってもいいのだろうかと
悩んでしまいました。AUDEZEはSTAXと並び、一度は手に入れたい機種ではないでしょうか。
 
そんな感じでちょっと文章がながくなりましたが、いかがでしたでしょうか。
10万を切るLCDシリーズも単なる廉価版ではなくて、コストカットしつつ、さらに改良を加えたLCD-2である!ということが伝われば幸いです。
 
以上、みわちゃんでした。