グーテンターク。大先生です。

 

ドイツ・ベルリンで行われている『IFA2017』の現地レポートその③。

今回は新製品も多数展示され、最も注目を集めているメーカーのひとつ……。

 

SONY編

 

早速見て参りましょう。

 

 

IFAの会場となるメッセ・ベルリンは25以上もの建物に分かれておりますが、なんとSONYはそのうちの一棟をまるまる使うという大規模ぶり。

ブースの入り口からすでに規模の大きさが伺えます。

 

ちょうどオーディオ側からブースに入ったので、目に飛び込んできたのは新製品の数々!

 

 

 


 

1000Xシリーズ

 

まずは、大人気モデルが3ラインナップとなって新登場した『1000Xシリーズ』です!

 

WH-1000XM2

 

大人気Bluetoothヘッドホン『MDR-1000X』の後継機種となる『WH-1000XM2』。

基本的には『MDR-1000X』を踏襲しているようで、『MDR-1R』に対する『1R-Mk2』のような位置づけでしょうか。

バッテリー効率ノイズキャンセリング性能が向上しており、飛行機の中などでもより快適なキャンセリングを実現。

ブースには飛行機内の客席を模したシートが設置されており、搭乗中の環境を再現して試すことが出来ました。

 

 

僕らも実際に試してみましたが、その性能の高さは驚愕の一言。

飛行音を再現した騒音がスピーカーで流れているのに加えて、SONYブース内自体が非常に賑わっているにも関わらず、ひとたび『WH-1000XM2』を装着するとウソのように静かに。

日本国内でも予約が解禁されましたね! 発売が楽しみです!

 

 

 

 

WI-1000X

続いて、Bluetoothイヤホンの『WI-1000X』!

こちらは全く新しいBluetoothイヤホンでありながら、その設計思想は同じくMDR-1000Xを踏襲していることが伺えます。

 

 

こちらもノイズキャンセリング機能が搭載されており、その性能は流石の一言。

ネックバンド式なので首に着けた際の安定感も高く、(写真だとわかりにくいですが)ネックバンドの溝に収納することでケーブルの分岐部を好きな位置にズラすことが出来るので、使い勝手も十分に考えられていると感じました。

内部ドライバーとしてはXBA-N1、XBA-N3と同様のものが使用されているらしく、サウンドからもその片鱗を感じ取ることが出来ます。

 

 

 

 

WF-1000X

そしてこちら!

今までも各種イベントで参考出展とされていた、SONYの完全ワイヤレスイヤホンがついに登場です!

 

 

こちらも1000Xの名を冠しているだけあり、なんとノイズキャンセリング機能を搭載。

にも関わらず、連続再生時間は他の完全ワイヤレスと遜色ない3時間まで延ばしてきたのですから、こちらも流石と言わざるを得ません。

 

 

サイズ感も非常にコンパクト。また、写真のシリコンイヤーピースに加えて、トリプルコンフォートイヤーピースも付属するようです。

実際に聴いてみると、紛うことなきソニーハイレゾ的なサウンドが完全ワイヤレスで再現されていることに驚きました。

このコンパクトさからは想像もつかないようなしっかりした低域と、細やかな解像表現。

それでいてノイズキャンセリングもちゃんと働いていて、IFAの会場の喧騒はほとんど感じません。

 

SONYが満を持して発売する完全ワイヤレスイヤホン、注目です。

 

 

 

 


 

ウォークマン

 

さあ、続いては日本を代表する音楽プレイヤーのひとつ、ウォークマンの新作。

 

NW-A40シリーズ

 

まずはこちら、人気のコンパクト型ウォークマンの最新作『A40』!

 

 

こちらはカラーバリエーションが一新されており、後述の新『h.ear』シリーズや、新作スマートフォン『XPERIA XZ1』と統一されたものになっています。

 

 

こちらの『A40』は、基本的には『A30』のマイナーチェンジモデルといった印象。

音質にも磨きがかかっている他、アップデートによる機能の追加なども予定されているとのことです。

ストレージバリエーションは16GB、32GB、64GBの3種類。

それぞれmicroSDによる拡張にも対応しています。

 

 

 

 

NW-ZX300

 

そして、誰もが注目しているであろう大本命、『NW-ZX300』も展示されていました。

 

 

試聴に使えたのは、4.4mm5極プラグで接続されたMDR-1A。

こちらのバランスケーブル付きのモデルも発売の予定があるようですね。

 

 

『ZX300』はグレードとして前機種『ZX100』に取って代わる位置づけとなるかと思いますが、そのサウンドはフラッグシップモデルである『WM1A』に迫る上質なもの。

一音一音の質感が非常に立体的で、生音のそれに近い余韻の艷やかさ、その響きの巧さが素晴らしいクオリティ。

 

また、『ZX2』以来となるタッチパネルが復活。加えてマット素材のガラスを採用することにより、指の滑りもなめらか。

上位機種のWM1シリーズ同様、軽快な操作が可能です。

 

 

ZX100同様の携帯性の高さを持ちながらも、WM1Aに迫る音質、そして4.4mm5極のバランス端子搭載。

『ZX』ブランドの底力を改めて見せつけられた快作といった1本です。

 

 

 

 


 

h.earシリーズ

 

最後となりますのは、SONYのワイヤレススタンダードとして広く定評を持つh.earブランドの最新シリーズ。

 

WH-H900N

 

まずはオーバーイヤータイプの『WH-H900N』。

 

 

こちらは『100A』の後継機種で、カラーバリエーションが新たになっている点を除けばかなり近いデザイン。

ただ、『1000X』のノウハウや機能を継承している点もあり、タッチセンサーによる操作が可能となった点や、ハウジングを抑えることによるクイックアテンションモードが搭載された点などが挙げられます。

ノイズキャンセリング性能も最新機種の『1000XM2』には及ばないもののかなり高く、質感の良さも相まって人気が出そう。

 

 

ちなみに、ワイヤレス&ノイズキャンセリング機能を省いた有線モデルも各カラーバリエーションでご用意。

 

 

 

 

WH-H800

 

そしてオンイヤーモデルの『H800』もラインナップ。

 

 

こちらは特にノイズキャンセリングやタッチセンサーなどの機能が無い純粋なBluetoothヘッドホン。

ただ、オンイヤーとしては最上級の柔らかな装着感はソニー・ヘッドホンならではで、サウンドも迫力と解像感が同居するソニーらしいもの。

会場では『A40』との組み合わせで試聴が出来ましたが、このコンパクトな2つを持ち歩くだけでこんなにリッチなサウンドが楽しめるのか! と驚いてしまうほどでした。カジュアルなリスニングとしては最適ですね。

 

 

 

 

WI-H700

 

ワイヤレスイヤホンも新シリーズとして登場。

 

 

こちらはネックバンドを着けた時にちょうど耳の下あたりからケーブルが出るようなデザインになっており、イヤホン装着時にケーブルが余って邪魔になる心配がありません。

加えて、首から下げている時に左右のケーブルをまとめるパーツがついているため、歩いている時などにも邪魔にならない仕様になっています。

NFCによるワンタッチ接続もサポートされており、ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手をかなり追求されている印象ですね。

 

 

また、おそらくイヤホン部が同一と思われる有線モデルも同時にリリースされています。

 

 

 

 


 

以上、SONYの注目の新製品のご紹介でした!

他にもアクセサリーなど、多くの製品が解禁となっておりますので、SONYの新製品ページも合わせてご覧ください。

 

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お相手は大先生ことクドウでした。それではまた次回。


 

※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。