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皆さんおはこんばんちはー(。・ω・)ノ゙

e☆イヤホンのりょう太です!

 

【この記事は前編です】

Mojoの運用および音質は後編にて!

◼︎リンク:【運用/音質編】究極を凝縮したポタアン、CHORD Mojoでモジョろう:後編

 

、注目されすぎて穴があきそうなアイテム、それは…

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CHORD Mojo

 

先日、使い方に関するちょっとした注意点も記事にしております。

◼︎リンク:圧倒的高出力!注意も必要?発売間近、CHORD Mojoを使ってみてわかること | eイヤホンのブログ

 


 

Mojoの注目すべきポイント!

① 同社のHugo(約25万円)に勝るとも劣らない性能

② PCもスマホもハイレゾDAPも繋がる豊富なデジタル入力

③ 800Ω対応の圧倒的高出力

④ 溢れすぎる遊び心


 

「Mojoってなんでそんなに注目度高いの?」

「Mojoがすごい気になって眠れない」

 

どちらの御仁も、どうぞじっくりとこの記事を読んでいただければと思います。

ちょっと長いですがなるべく要点をおさえて、購入後に読み返しても無駄にならない内容にしたいと思います。

上の注目ポイントを順に紹介していきますので必要な箇所をお読みくださいませ。

 

 

同社のHugo(約25万円)に勝るとも劣らない性能

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CHORDの伝説的DAコンバーター「DAC64」誕生から20年目のアニバーサリーモデルとして誕生したHugo

 

ポタアンと呼べる製品としては、究極的な域にまで達したと言えるHugo。非常に高性能かつ高音質ながら、サイズも比例して大型化してしまったのが唯一の欠点とも言える製品でした。

◼︎リンク:【きいてみた】ポータブル最高音質!? CHORD Hugoをきいてみた | eイヤホンのブログ

 

 

そんなHugoに対し、後発のMojoは…

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Chord Electronics の伝説的D/A コンバーター「DAC64」から、20 年目のアニバーサリーモデルとして誕生したモバイルUSB DAC「Hugo」。その世界的評価を受けて新たにスタートした、Chord の更なる挑戦が今ここに結実しました。独自のアルゴリズムをインストールしたXilinx(ザイリンクス) 社 新世代Artix7 FPGA によるD/A 変換は、PCM 最大768kHz/32bit、及びDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生をサポート。そして最大800Ωのヘッドホンもドライブできるその駆動力。Hugo の血脈を受け継ぎ、進化を果たしたモバイルUSB DAC「Mojo」は、最先端のリファレンスクオリティサウンドを提供します。

Hugoの約1/4の価格、約半分のサイズになったMojo。実はほぼ同等、いや部分的にはHugoをも超えたスペックを持ち合わせています。

具体的にはDAC部分なのですが、HugoがPCM384kHz/32bitまで、DSD128までの対応となっているのに対し、MojoはPCM768kHz/32bitまで、DSD256まで対応しています。

デジタル部分は後発品の方が確実に有利なので当然と言えば当然なのですが、単純に価格差を考えればDACとしてのコスパは完全にMojoの方が上であると断言できます。

 

もちろんMojoが全面的に優れているわけではありません。小型化、簡素化のためにオミットされた要素もあります。Hugoに搭載されていた標準端子のヘッドホン出力、RCAアンバランスのステレオ出力、クロスフェード・フィルター機能、Bluetooth機能などはMojoには搭載されていません。よりモバイルライクにするため、ユーザーが「なくてもいいかな」と思う要素を取っ払ったようなものでしょうか。

 

 

 PCもスマホもハイレゾDAPも繋がる豊富なデジタル入力

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Mojoの入力は三系統。

Mojoはデジタル入力しか備えていません。もし、あなたがアナログ入力を備えた純粋なアンプを探しているならMojoは相応しくありません。

 

▼Mojoの入力系統

・USB(micro-B)

・同軸デジタル(3.5mm)

・光デジタル(角形)

 

▼Mojoと接続できるもの

・パソコン(Win/Mac)

・iPhone/iPod/iPad

・Androidデバイス

・SONY Walkman

・光/同軸出力可能なDAPなど

 

Mojoはバッテリーを搭載しています。つまりポタアンとしての運用ができます。

パソコンとはUSBケーブルで、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスとはAppleのUSB-LightningカメラアダプタとUSBケーブルを介して、AndroidデバイスとはUSBホストケーブル(OTGケーブル)で、デジタル接続が可能なSONY Walkmanとは専用の変換アダプタ(WMC-NWH10)とUSBケーブルを介して、光デジタルや同軸デジタルの出力機能を備えたDAPなどとは対応するデジタルケーブルを用意すれば接続可能です。

 

三系統のデジタル入力でこんなにたくさんのものと接続が可能なMojo。デジタル機器と日常的に接する生活をしている方なら1〜2個は該当する製品を持っているのではないでしょうか。

 

 800Ω対応の圧倒的高出力

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Mojoにはヘッドホン出力が二つ。アンバランス/バランスではなく、同時に二つ出力できるだけの端子です。

MojoのDACとしての優秀さはなんとなくわかっていただけたと思いますが、ポタアンとして使う以上はアンプの性能も気になるところ。

Mojoは公称でインピーダンス800Ωのヘッドホンも鳴らせるぜ!ということになっています。800Ωって…あったっけ…?ってくらいすごいハイインピーダンスなヘッドホンも鳴らせると豪語しています。一般的にすごーくインピーダンスが高いもので600Ωぐらいなので、それを軽く超えたものも鳴らせると謳っています。

また、出力インピーダンスも0.075Ωと1Ωを切った数値。高出力ということになります。出力レベルは35mW(600Ω)。サイズからは考えられない高出力です。

CHORD=DACのイメージが強いですが、とんでもないアンプを搭載しています。

 

そして二つ搭載されたヘッドホン出力。「リア充機能かよ!」とお嘆きの方、物は考えようです。インピーダンスと感度が近い同士のイヤホン/ヘッドホンを同時に聞き比べる時にうってつけの機能じゃないですか!ね!

 

 

溢れすぎる遊び心

光るぞ!」これ、最高の遊び心だと思うのです。

むしろこの光る機能が購入動機でも良いくらいな気も…いやそれは言い過ぎでしょうか。

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この状態を見て「怒ってる」と思うのはなぜでしょう…。

 

Mojoについている三つの光る丸い物体、これは右から電源ボタン、ボリュームプラスボタン、ボリュームマイナスボタンとなっています。

LEDの色の違いは、Mojoが今どういう状態かを簡易的に表しているのですが

 

電源ボタンの色:入力サンプルレート

ボリュームボタンの色:ボリュームの上がり具合

 

こんな感じです。

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サンプルレートの色分けは10段階。

 

例えばさっきの真っ赤な状態だと、再生されている楽曲のサンプルレートは44.1kHzということになります。CDクオリティですね。

 

この色分け機能、便利ではあるのですが、正直なところ352/384/768の見分けがちょっと難しいことと、「いちいち覚えてられねー」という方も多そうなので、あくまでも「CHORDの遊び心」と個人的には捉えています。

 

また、ボリュームの色についても音量を上げるにつれてこのサンプルレートの序列にそった色の変化をしますが、最小(ミュート)=消灯から始まり、一巡目、二巡目、三巡目と異なる変化をします。ちなみに三つのボタンが等しく真っ赤になるのは二巡目の赤色です。

ボリュームの色変化については言葉で説明するのが少し難しく、Mojoが高出力であるため誤って大音量で聴覚を痛めたり、イヤホン/ヘッドホンのドライバーが破損する可能性もあるので過信は禁物。再生前には音量をなるべく落としてから使うことをおすすめします。(某社長殿が自社のイヤモニを一機御釈迦にする事件も…)

 

この件についてはこちらの記事もご参照ください。

◼︎リンク:圧倒的高出力!注意も必要?発売間近、CHORD Mojoを使ってみてわかること | eイヤホンのブログ

 

以上、Mojoの基本編でした。

実はこの記事、音質面のレビューも含めて一気にまとめるつもりでしたが、あまりにも長くなってしまったので前後編とさせていただきました…。

運用/音質編(後編)は後日公開させていただきます!お楽しみに。