ソニーの最新マイクの実力を知る為に録音実験をしました!

収録した音源は無料ダウンロードすることが出来ます!

 

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e☆イヤホンのはまちゃんです!

本日のブログは少しマニアック。

 

主にイヤホンとヘッドホンの音の違いや個性についてご紹介しております当ブログ

ですが、本日はマイクの音の違いについてのブログです。

 

とにかく、違いを知るためには録音してみないことには始まらない。

と、言うわけで、今回の記事制作の録音を、僕がいつもお世話になっております大阪のライブハウス戦国大統領に、ご協力頂きました。

録音の準備をする刑六氏

録音の準備をする刑六氏

音響及び、機材修理、その他ブッキング諸々担当の「刑六」氏にご担当頂きました。いつも、ありがとうございます!

 

 

 

ソニーの最新マイク・録り比べ

ソニーの最新マイク・録り比べ

ソニーの最新マイク・録り比べ

 

先ずは!2018年3月17日に発売となりました、最新のソニー・コンデンサーマイクをご紹介いたします!

 

 

SONY C-100

SONY C-100

SONY C-100

 

ハイレゾ対応2Way方式マイクロホン

新開発のマイクカプセル採用の2ウェイカプセル構成で、広がりのある高域と豊かな中低域を両立したハイレゾ対応サイドアドレス型コンデンサーマイクロホン

20-50kHzの広帯域収音が可能。
単一指向性、全指向性、両指向性の切り替えに対応。
新規開発の高域用のマイクカプセルでは、振動膜の薄膜・軽量化と背面電極板の音響インピーダンスの低減により50kHzまで高い再現性を持った収音を実現。新規開発の低域用のマイクカプセルでは、バックプレートの音響インピーダンスの低減により、高感度化を実現。力強く、量感豊かな収録を実現。また、高域用、低域用共に高強度で、高絶縁性を有する、ポリエーテルイミド(PEI)を、高精度な樹脂切削加工を施し、絶縁構造材として採用。カプセルケース、背面電極には、高精度な切削加工による真鍮を採用。高精度な組み立て加工により、歪の少ない高精度の収音を実現。また、24金を蒸着した振動膜を採用することにより、高純度な音質を実現しました。

 

 

 

SONY ECM-100N

SONY ECM-100N

SONY ECM-100N

 

ハイレゾ対応全指向性マイク。空間に響く音を色付けなく収音することが可能です。

 

 

 

SONY ECM-100U

SONY ECM-100U

SONY ECM-100U

 

ハイレゾ対応単一指向性マイク。楽器が持つオリジナルな特長を色付けなく収音することが可能です。

 

ECM-100U・ECM-100Nの主な特長

スタジオなどでの楽器録音に最適な単一指向・全指向のエンドアドレス型
『ECM-100U』は単一指向で、楽器そのものが持つ音を忠実に収音します。一方、『ECM-100N』は全指向で、スタジオなど空間に響く豊かで繊細な音を、色づけなく収音します。

両機種とも、『C-100』と同様の技術と素材を使った新開発のマイクカプセルのほか、シャーシに亜鉛ダイキャスト、マイクのボディには切削加工の真ちゅうを組み合わせた「防鳴筐体構造」を採用しました。

 

 

C-100/ECM-100U/ECM-100N共通の特長

C-100/ECM-100U/ECM-100N

C-100/ECM-100U/ECM-100N

・銅箔厚70μmの厚膜銅箔基板をソニーとして初めて導入。密度の高い豊かな中低域と、解像度の高い高域を実現
・信号ラインのすべてのコンデンサにフィルムコンデンサーを採用。これによりクリアで透明感のある音質を実現
・信号ラインのすべての抵抗に高精度な金属皮膜抵抗器を採用。力強く、精度の高い音質を実現
・電源ラインには、小型化と高容量を実現したハイブリッドアルミ電解コンデンサーを採用。電源の平滑性を強化し、力強く正確な収音を実現
・出力端子には、接点に金メッキを施したXLR-3-12Cタイプを採用。高い信頼性を確保
・ローカットフィルター搭載
・パッドスイッチ機能

 

 

録り比べ内容

録り比べ内容

録り比べ内容

 

比較対象として、おそらく世界で最も見かけるマイク、「Shure SM58ボーカルマイクロホン」(売価約1万円前後)を使います。

 

録音した音源は

・アカペラボーカル/童謡赤とんぼ(唄:浜田)

・カリンバ

・カホン

・ディジュリドゥ

の4種です。

音源の録音レベルはゲイン調整などでなるべく同じようなニュアンスに調節しています。

 

 

 

アカペラボーカル/童謡赤とんぼ(唄:浜田)

 

 

 

C-100_赤とんぼ

C-100_赤とんぼ

ECM-100U_赤とんぼ

ECM-100U_赤とんぼ

ECM-100N_赤とんぼ

ECM-100N_赤とんぼ

SM58_赤とんぼ

SM58_赤とんぼ

アカペラボーカル/童謡赤とんぼ(唄:浜田)・コメント

まずは『C-100』と『SM58』とを聴き比べるとわかりやすいでしょう。声を拾っている範囲の広さが全然違いますね。やや『ECM-100U/ECM-100N』は口の近くに寄ったような集中したイメージを感じ取れます。普段使っている『SM58』とはかなりスペックの違うマイク『C-100』は、奥行の豊かなハイクオリティなボーカル録音が出来そうです。

 

 

カリンバ

 

C-100_カリンバ

C-100_カリンバ

ECM-100U_カリンバ

ECM-100U_カリンバ

ECM-100N_カリンバ

ECM-100N_カリンバ

SM58_カリンバ

SM58_カリンバ

カリンバ・コメント

カリンバというアフリカの民族楽器です。親指ピアノとか、ハンドオルゴールと呼ばれることもあります。高音と、筺体から響く残響音の取れ方に違いが出ますね。楽器自身の個性を明瞭に捉えているように感じるのは『ECM-100U/ECM-100N』やや『ECM-100N』の方が全指向性ということもあり、カリンバの様なぼんやりとその空間で鳴っている楽器には雰囲気がマッチしているのでは無いかと思います。

 

 

 

 

カホン

 

C-100_カホン

C-100_カホン

ECM-100U_カホン

ECM-100U_カホン

ECM-100N_カホン

ECM-100N_カホン

SM58_カホン

SM58_カホン

カホン・コメント

カホンはペルー発祥の打楽器で、今回は楽器自体に跨って演奏するペルー式のカホンです。低音の成分が取れているかが大きな違いになりました。圧倒的な情報量を収音してくれた『C-100』そのカホンの重さを感じられる、今回もっともわかりやすい音源となりました。やはり、2Way方式の恩恵なのでしょう。

 

 

 

ディジュリドゥ

その1

 

 

その2

 

C-100_ディジュリドゥ

C-100_ディジュリドゥ

ECM-100U_ディジュリドゥ

ECM-100U_ディジュリドゥ

ECM-100N_ディジュリドゥ

ECM-100N_ディジュリドゥ

SM58_ディジュリドゥ

SM58_ディジュリドゥ

ディジュリドゥ・コメント

ディジュリドゥはオーストラリア大陸の先住民アボリジニの楽器、今回しようしているのは、安価な塩ビ製ではなく木製のディジュリドゥです。異なるビートアプローチの音源を2種類用意しました。様々な帯域の音が含まれています。ほとんど振動に近い様な低音もあり、各マイクの音の厚み、傾向を感じやすいとおもいます。

 


一括ダウンロードはこちらからも可能です!


 

総評

圧倒的なクオリティを感じさせてくれるのはやはり『C-100』でした。『SM58』と比較すると、かなりわかりやすいです。高音から低音にかけて、かなり幅広く収音していることがわかります。立体的な奥行も素晴らしいです。顕著なのはカホンの音。細かな振動音や、ドン、と叩いたときの低音が全然違いますね。声や楽器高音部分のニュアンスをピンポイントで正確に収音しているのは、やはり『ECM-100U』低音以外は『C-100』に匹敵すると思います。同じように『ECM-100N』も高いレベルで収音されていますが、単一の音を収録するというか、その楽器周辺の「状況」に対して収音しているようなニュアンスの差が感じ取れます。

一般的なマイクと比較した際、低音、高音、立体感、解像度、そのすべてに差がついたことがはっきりわかりました。特に『C-100』に関しては凄まじいです。実験を協力してくれた刑六氏も「これはッ!」と思わず笑顔になってました。ここまで差が出るとは。衝撃です!

 

 

以上!

はまちゃん(eear_hamachan)がご案内いたしましたー!

ご参考になりましたら幸いです!