こんちは!カスタムIEM専門店のきくちゃんです!

 

カスタムIEMってご存知ですか?

 

耳型に合わせて作るオーダーメイドのイヤホンで主にステージでアーティストさんが使用している物です。ライブとかテレビとかでアーティストさんが耳に何か着けているのを見たことはありませんか?それがカスタムIEM、通称『イヤモニ』です。

今や当店にあるだけでも120機種以上ありそうじゃなくても分かりづらいカスタムIEM…

初めてのカスタムIEMを検討するにしろ、カスタムIEMの二台目を検討するにしろ試聴するにもどこから聴いていいかわからないですよね?

 

そんなお困りの方へ!

 

カスタムIEM店スタッフがオススメする

この機種聴いてほしい!この機種は間違いない!というオススメ機種をご紹介していこうという今回のブログ

第一回目は私、きくちゃんがお送りいたします!

AAW W300

■製品情報

■本体価格

 ¥106,900-

■ドライバー構成

 3Driver 3Way Crossover

 Low × 9mm Dynamic Driver,Mid × 1BA,High × 1BA

■周波数特性

 18~23000Hz

■付属品

 キャリングケース
 クリーニングツール 

 

■オススメポイント

・ダイナミックかつタイトで迫力のある低域

・息づかいがリアルで表現力の高いボーカル

 

■聴いてみた

スッキリ系ダイナミック × BA型なハイブリッド型らしいサウンドの機種。ハイは控えめながらきめ細かい印象。ダイナミック型ならではの柔らかくタイトでしっかりとした重量感があるのに軽快でもあるという絶妙なバランスの低域とAAWらしい一歩前に出てくるボーカルが印象的です。解像度が高いというわけではありませんが各セクションのセパレートがよく左右の分離もよいです。音場は横長でライブハウスぐらいな広さ。ギターもそこそこ出るのにボーカルの距離が近くきっちり分かれてスッと入ってくるがさすがAAWといったところでしょうか。サウンドバランスや音作りが絶妙でEDM聴くもよしパンクを聴くもよし、ブルースやジャズを聴くもよし、男性ボーカル、女性ボーカルも良しと幅広くいろんなジャンル対応できる素晴らしい機種だと思います。

 

■レビューまとめてみた

ハイブリッド型の多くは豊かで柔らかいどちらかというと落ち着いた楽曲向きだったりする物が多いです。
ですがこの機種は根本から違いました。
先ず聴いてすぐ思ったのがクリアで繊細だという事。
低域も迫力があり高域は煌びやかでまさしくハイブリッド型!と思えるようなサウンドです。特にドラムの表現は是非とも注目して頂きたい部分です。
シンバルがきれいで分離が良く、疾走感溢れるサウンドに痺れます。
ROCKが好きな方、その中でもドラムが好きな方は要チェックですよ!

 

こちらはAAWのハイエンドモデルで低域に9mmのダイナミックドライバー、中域高域にBAを一つずつ搭載したW300です。音質はBAの高解像度とダイナミックのリアルな表現が組み合わさった正にハイブリッドなサウンドを奏でてくれます。高域は繊細で歪が少なく余韻までしっかり聴き取れます。ボーカルも割と耳に近いところで鳴り、すっきり浮かび上がってきて聴きやすいです。低域も緩過ぎず硬過ぎずでいい塩梅です。個人的にはドラムの音がカッコよいですねー。UMのMerlinよりもクリアさを追求したような音質ですね。絶妙な音のバランスのハイブリッド型なのでハマる方にはハマる音だと思います!是非一度ご試聴ください。

 

■AAWのデザイン

 

Westone ES60

■製品情報

■本体価格

 ¥158,000-

■ドライバー構成

 6Driver 3Way Crossover

 Low × 2BA,Mid × 2BA,High × 2BA

■周波数特性

 8Hz~20000Hz

■付属品

 ESシリーズ専用ケース 
 クリーニングツール 
 タックタイ 
 乾燥剤 
 クリーニングクロス 
 内耳塗布用潤滑ジェル 

 

■オススメポイント

・どんなジャンルでもいけるパーフェクトバランス

・演奏のタッチまでわかる圧倒的解像度

 

■聴いてみた

Wシェイプの弱ピラミッド系バランスでウォーム系の機種。本来、ステージモニターとして作られているだけあってドラム、ベース、ギター、ボーカルのどれをとってもバランスよく、解像度の高さからどの帯域もお互いが邪魔することなくスッキリはっきりと聴かせてくれます。演奏時のミスタッチがわかるほどの解像度の高さは何度、聴いても驚かされます。全体的には先述の通りウォーム系ではありますがドラムはタイトで無駄がなく丸みを帯びているもののアタッキーでカチッとしています。中低域あたりからWestoneらしいドライでウォームな質感になりますが、このギターの音が癖になります。ギターやベースなどの弦楽器の表現力の高さ、ドラムのタイトさ、ボーカルの返り具合どれもとってもハイクオリティでまさにステージモニター!それぐらいハイクオリティのサウンドがリスニングに使えないわけがないですよね!個人的にも愛用していますが、他の機種を作った今でも一番使用頻度が高く、パンクを中心に、メタル、ヒップホップ、カントリー、ブルース、ジャズ、アイドルなどを聴く自分には非常に重宝しております。どんな音楽でもきちんと表現してくれる万能機です。

 

■レビューまとめてみた

聴き慣れていた試聴機の音と全然違ったのでびっくりしました。音質面で完成品のほうが2ランクほど上のように感じます。試聴機の段階では、リスニング寄りの音質のように感じていましたが、実際の完成品は基本はモニター、そしてリスニングとしてもいけるような絶妙なチューニングになっておりました。一言で表現するとすれば、「すっきりとはしていない、ウォームモニターサウンド」といったところでしょうか。解像度がびっくりするほど高く、非常に細かい音やエフェクターで加工した部分だけを聴き取れそうなくらい良く聴こえます。温かみのあるチューニングですが、レスポンスも非常に良いです。試聴する際のリファレンス曲はいつも星野源さんの「Weekend」なのですが、イントロのブラス系楽器が鳴る部分で、レスポンスが悪いイヤホンだと、高域が伸び切らずに少しつまった感じがするのですが、こちらのES60は全くその心配もなく「パァーッ!!!」と元気よく鳴らしきってくれます。管楽器を生で聴いているかのような感覚になります。

 イヤホンをレビューする時は、少しばかりは悪い面や気になった面も一緒にレビューしたくなるような性分なのですが、こちらの機種は悪い部分は本当に見つかりませんでした。一生愛用すると思います!!

 

このイヤホンを選んだ理由としましては、圧倒的な安定感!
どんなジャンルの音楽も抜群の安定感で鳴らしてくれるオールラウンダーなイヤホンだと感じました。どこか突出した部分があるわけではありませんが、高域、中域、低域、音場、解像度これらのバランスが非常にいいです。
ゆえに圧倒的安定感です!またイヤホンのカナル部分はフレックスカナルと呼ばれる耳の温度によって柔らかくなるWestone独自のシリコンを使用しているため密閉感が高い上に長時間使用しても疲れず、装着していることを忘れてしまうような装着感の良さがあります。

 

■Westoneのデザイン

 

 

まとめ

こんな感じでカスタム店スタッフがそれぞれのオススメ機種を皆様にご紹介していく今回のブログいかがでしたか?

気になった機種やこのほかにも気になる機種などございましたらお気軽にお問い合わせください!

というわけで!カスタムIEM専門店よりきくちゃんがお送りいたしました!

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