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皆さんおはこんばんちは。

e☆イヤホンのりょう太です!

 

昨年末に発売された、RHAの新作をご存知でしょうか?

 

2016年12月発売のRHA製品
イヤホン CL1 Ceramic
CL750
ポタアン Dacamp L1

イヤホンが2機種、そして同社としては初となるポータブルヘッドホンアンプ(以下ポタアン)が発売となりました。

発売後に 動画でも紹介させていただきましたが、予想以上の反響をいただいておりました。

しかし!リアルに売れ行きを見る限りこうも思っております。

「もっと評価されるべき」と。

そんな思いを込めて、改めてこの記事では「CL1 Ceramic」と「Dacamp L1」を紹介したいと思います。

 

 

RHA CL1 Ceramic

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RHA CL1 Ceramic

実質的最上位モデルとなるのがこのCL1 Ceramic(以下CL1)です。つやつやとしたブラックのボディに魅入られてしまった方も多いのではないでしょうか。美しいデザインですよね。

このつやつやボディ、セラミック射出成形製法を用いて設計されています。粉末状の金属を金型に射出して成形する、いわゆるメタルインジェクション製法と呼ばれるものですね。鋳造よりも高精度で細かな成形が可能と言われております。

RHAはこの製法を用いたことで「チャンバー内の共振を低く抑えサウンドの歪みを排除できる」「非常に耐久性が高い」というメリットがあると謳っています。

 

 

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CL1 Ceramicの独特なステム

CL1のハウジングは同社のT10、T20の形状に非常によく似ています。ケーブルを耳にかけるイヤーループ式の装着をとりますので、装着時の安定感が非常に高いデザインです。

 

 

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豊富な付属品

なんとイヤーピースが11ペアも付属。従来のシリコンイヤーピースに、ダブルフランジ、Complyフォームまで付いてます。

真ん中に見える謎の物体は、それら多数のイヤーピースを管理するためのイヤーピースホルダー。イヤーピースにこだわりのあるメーカーは良いメーカー(持論)。

 

 

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ケーブルは着脱式

CL1はRHAとしては初のケーブル着脱式を採用しており、端子はsMMCXという他社では見かけないタイプ。MMCXに似ていますが残念ながら互換性はなく、現在のところ付属品以外で使用可能なケーブルは見当たりません。

 

 

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2本のケーブルが付属

CL1には予め2本のケーブルが付属しています。

手前の茶色っぽいケーブルはプレイヤー側の端子が3.5mmステレオプラグで、線材には編組OFC(無酸素銅)を採用しています。標準端子(6.3mm)への変換プラグも付属しているのでスマホから据え置きのアンプまで幅広い機器との接続が可能です。

奥の銀色っぽいケーブルはプレイヤー側端子がミニXLRになっているもの。この端子は、同時に発売されているポタアンDacamp L1とバランス接続をするためのものとなっています。線材にはAg4×(銀線4本編み)を採用。

二本付属していてお得な気もしますが、いずれも接続する対象が異なるため、運用方次第では片方が不要になる方もいらっしゃりそうです。

 

 

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CL1の内蔵ドライバー

CL1には二つのドライバーが搭載されています。

一つはCLダイナミックと呼ばれるドライバー。上の画像で半透明で円形の部分ですね。8kHzまでの中低音を”かつてない精度”で再生するとのこと。

もう一つはセラミックプレートドライバー。画像ではオレンジ色で四角い部分です。こちらのドライバーは8kHz以上の高音域をコントロールしているとのことです。

RHAの公式文章を読んだところ、それぞれに明確な役割を持たせつつも相乗効果があるような印象ですね。実際の音も繋ぎ目のようなものを感じることもなく、綺麗にまとまった音に仕上がっています。

 

 

RHA CL1 Ceramicの音や特徴

・アンプとの接続を想定した150Ωの非常に高いインピーダンス

・伸びとキレの良い高音!屈指の高音域再生能力

・濁りが少なくとにかくクリアな音

・同時発売のDacamp L1とすこぶる相性が良い

・人や曲を選びそうな音

・装着時にちょっとケーブルが煩わしい

 

CL1、まず初めに大事なポイント。それはインピーダンスの高さ!なんと150Ωという非常に高いインピーダンスになっています。予めアンプや高出力なプレイヤーとの接続を想定しているとのことで、あまり出力の高くないスマホやプレイヤーでは、音量をとるだけでも一苦労。例え音量がとれたとしても、細く貧弱な音になってしまったり・・・。逆に言えば高出力なプレイヤーやアンプを既にお持ちで、簡単に音量がとれてしまうイヤホン/ヘッドホンでは持て余してしまうという場合にはCL1は良い選択であるとも言えます。また、付属のミニXLR端子のバランスケーブルを使ってフルバランス駆動ができるDacamp L1との相性は抜群!やはりお互いをかなり意識して開発されている製品なので、その相性の良さたるや「セットで買うべき!」と断言しても良いほど。

 

音質は非常にクリアかつシャープ。中低域あたりに少しだけ肉付けを感じますが、そこまでグラマラスさはなく至ってスリムかつストレート。特に高音域の伸びやキレは他に類を見ないレベル。当然ながらほとんどのボーカル曲で「サ行」の発音は刺さります。それもかなりの切れ味です。この点がパワーの弱いプレイヤー、スマホとの接続時に顕著に表れてしまい「全体的に痩せていて高音だけが目立つ」音と取られてしまうこともありそうです。やはりしっかりと駆動できるポタアンなどを使っての試聴を強く推奨いたします。方向性的に、どうしても万人受けする音だとは言い難いですが、爽やかかつ煌びやかな高音を求めている方、シャープな音描写が好きな方には是非一度は聴いていただきたいと思います。

 

使ってみて音以外の部分で少し気になったのはケーブルの太さと重さ。ケーブル交換に慣れていて、重めのケーブルを許容出来る方は問題なさそうですが、高級イヤホンでは初めてCL1を買う!そんな方はちょっとケーブルが煩わしく感じるかもしれません。とは言え、音を気に入ってしまえばいずれは慣れてしまうと思います・・・。

 

 

RHA Dacamp L1

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RHA Dacamp L1

続きましてはCL1と是非ペアで使っていただきたいポタアン、RHA初のポタアンでもあるDacamp L1(以下L1)です。名前の通りDAC(Digital to Analog Converter)も搭載しているので様々な機器とデジタル接続が可能となっています。

切削加工されたアルミニウム製のメイン筐体の横には特徴的な3つのダイヤルが見えます。これは3つ(LO,MI.HI)のゲインレベル、0ポジションを含む13段階(-3dB〜+9dB)のベース(低音)とトレブル(高音)の調整を可能とするダイヤルです。ユーザー好みの音に、かなり細かく調整出来るのがこのポタアンの最大の特長です。

 

 

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ローレット加工された電源スイッチ兼ボリュームダイヤル

出力として 3.5mmステレオ端子、そして内部回路的にデジタルからアナログまでフルバランスになっている構造を生かしたミニXLRバランス出力を搭載。ミニXLRでのバランス接続というのはちょっと珍しく、RHAの純正製品としてもCL1のみが対応となっています。CL1の項でも前述の通り、CL1とL1はお互いをかなり意識して開発した製品と言えますね。

 

 

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多彩な入力系統

L1はiOSデバイス、Androidデバイス(OS 4.0以降)、PC(Win,Mac,Linux)と接続するためのUSB、光デジタル(丸型端子)、アナログラインイン(3.5mm)とデジタル接続もアナログ接続も可能です。

デュアルDAC(ES9018K2M×2)、デュアルアンプの回路を採用しており、フルバランス設計となっています。

 

対応サンプリング周波数
PCMサンプリング周波数 DSDサンプリング周波数
44.1-384kHz 16/24/32-bit 2.8224MHz (DSD64),
5.6448MHz (DSD128),
11.2896MHz (DSD256)

 

PCMは384kHz/32bit、DSDは11.2MHzまで対応しています。幅広くハイレゾ音源を聴く方にとっても十分な性能ではないでしょうか。

接続も幅広いスマホ、Astell&Kernなどのプレイヤー、パソコンともデジタル接続が可能です。かなり汎用性が高いですね。

搭載されているバッテリーは4,000mAhとなかなか大容量。最大10時間連続駆動が可能なだけでなく、未使用時にはモバイルバッテリーとしての機能も持ち合わせています。

 

 

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iPhone6と並べて

スマートなサイズのポタアンも数多く出回る中、L1はお世辞にもコンパクトで携帯性の高い製品とは言い難いサイズです。重量も233gとなかなかの重さ。

音質を追求した結果のこの大きさを、許せるかどうかです。すごく音も良くなるし、モバイルバッテリーにもなると考えれば幾分かは精神的なハードルが低くなりそうです。

 

 

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スマホ/DAPと重ねた時の緩衝材代わり

個人的に「いいな」と思ったのがこれ。最初、クリーニングクロスか何かかな?と思ったのですが、サイズ的にはこの使い方が正しそうです。金属製のボディなので、他の機器と重ねた時にカチャカチャとぶつかり合って傷がつかないか心配なところですが、こういう配慮は単純ですが嬉しいところ。

 

 

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L1の付属品

充電用、デジタル接続用のUSBケーブルが付属しています。iOSデバイスとの接続や、光デジタル接続には別途ケーブルが必要となります。固定用のシリコンバンドも付属。

 

 

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CL1のベストパートナー

繰り返しとなりますが、L1はCL1との運用を強く意識して作られており、その相性の良さたるや生まれながらにずっと一緒に過ごしてきた二卵性双生児のよう。CL1に惚れ込んでしまった方は自ずとL1も気になってしまうことでしょう。もはや運命の如し。

 

 

RHA Decamp L1の音や特徴

・16〜600Ωまでのイヤホン/ヘッドホン対応

・フルバランス回路設計

・低音/高音を12段階で調整可能

・ニュートラルなサウンドバランスから超ドンシャリまで自在な調整が可能

・調整が楽しくなってハマってしまうとダイヤルをいじっている間に一曲が終わってしまう

・大きい、重いが唯一にして最大のデメリット

 

 

16〜600Ωまでのイヤホン/ヘッドホンに対応する非常にパワフルなアンプを搭載しているので、(余程鳴らしづらい物を除き)ほぼ「何でも鳴らせる」と言えるスペックを誇ります。更には12段階もの低音/高音独立調整機能が便利でたまりません。フラットバランスから一曲聴き始め、低音と高音を交互に切り替えながら遊んでいると、あっという間に一曲終えてしまいバックを余儀なくされることも・・・。面倒とも思えるこの行為を儀式的かつ娯楽的に捉えられるのはこの製品ならではかもしれません。接続するイヤホン/ヘッドホンにより、使い慣れてくると何となくニュートラルポイントが(人によって)定まってくると思います。そこを起点に微調整をしていくと理想のポイントが早く見つけられます。文章で説明するほどめんどくさい感じがしますが、実際の使用感としてはこの行為が何より楽しいと明記しておきます。

 

ダイヤルをフラットにした状態でのサウンドはちょっぴりパワフル系。低音がほんの少し盛り上がったようなバランスです。解像感も結構高めで、すっぴんで使用してもDAC内蔵ポタアンとしてのポテンシャルの高さがうかがい知れます。色々接続して聴いてみましたが、特にダイナミック型の機種、ハイブリッド型の機種を使った際のダイヤル調整の音変化が顕著で楽しいですね。

 

やはり同時発売のCL1との相性がすこぶる良く、CL1購入者にはもれなくL1を買っていただきたい程。何故ならばCL1の独特すぎるサウンドの長所を最大限伸ばすのがL1であり、またその切れ味の鋭すぎる部分を優しくオブラートに包んでくれるのもL1なのです。

 

運用面でやはり気になるのが大きさと重さ。こればかりはどうしようもありません。音に惚れてしまったら、大きさや重さなんて小さな障害でしかありません。カバンに入れるなり、ポケットの大きな上着を用意するなりすればいいのです。いや、ちょっと乱暴な表現になってしまいましたが、買ってから考えればいいのでは・・・?ダメ・・・?

やはりお世辞にもコンパクトとは、口が裂けても言えませんので気になる方は実機を触ってみてご判断ください。

 

 

嬉しいメーカー3年保証

RHA製品はメーカー保証が3年ついています。ほとんどのメーカーが1年間なのに対して3倍の期間保証してくれるのは嬉しいところ。

自社製品の品質への自信の表れとも言えますね。

 

 

動画でも紹介しました

デュアルドライバーでキレッキレのサウンド!セラミック素材採用のイヤホン RHA CL1 Ceramic

 

高音も低音も自在に調整!英国ブランドRHA初のポタアンDacamp L1

 

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