こんにちは、マツコです。得意な物まねは「一人・湘南乃風」でカラオケを歌うことです。今のところ、すべり知らずです。
さて、本日ご紹介いたしますのは、新品商品ではなく、中古のレアもの「ポタアン(ポータブルヘッドホンアンプ)」をご紹介いたします。最近はハイレゾ音源対応のプレイヤーに人気が集中し、ポタアンをご利用のお客様がぐんと減ったようにも感じます。そもそも「アンプ」という言葉をしらない方もいらっしゃるかとおもいますので、ご説明いたします。
ポータブルヘッドホンアンプとは
主にポータブルオーディオプレーヤーとの接続を想定した持ち運び用のヘッドホンアンプの総称。ポータブルオーディオ環境でのボリューム不足の解消、音質の改善を主な目的として作られているものが多い。大前提として「内臓電源による単独駆動が可能」となっている。略称「PHPA」「ポタアン」等。
ポタアンの性能にもよりますが、ポタアンを使う・使わないでは音質が大きく変化します。通常お手持ちのiPhoneやアンドロイドに音楽を取り込んで試聴されている方が多いかと思いますが、きちんとしたオーディオアンプを通して音楽を聴くと、今まで聴こえなかった音階や細かい音まで聴こえやすくなります。
見た目はとても業務的なものからスタイリッシュなもの、個性的なものまで、幅広く存在しています。
楽器に使うエフェクターの様に、イコライザーがついていて、音色を変化させることの出来るものもあり、ポタアンを詳しく調べれば調べるほど、奥の深い商品だと感じます。
本日はマニアックなポタアンのご紹介と共に、個人的な趣味になってしまいますが、私が愛してやまないRADIOHEADの新アルバム「A Moon Shaped Pool」の名曲をご紹介したいと思います。
RADIOHEADといえばイギリスのロックバンドで、90年代オルタナティブロックシーンの最高傑作を数々生み出したアーティストです。ロックだけに留まらず、ジャズや電磁音楽、環境音楽とも捉えられる彼らのセンセーショナルな部分に虜になった人は数え切れないほどいるかと思います。私も思春期を境にポストロックやオルタナティブに目覚め、初めてRADIOHEAD「Creep」を聞いた時は、体中に電流がビリビリと流れたことを思い出します。私は、彼の奇声や不規則な唸りでさえも「ラブソング」に聴こえるほど。いやはや、トム・ヨークは私にとって「ミューズ」のような存在となっていました。トム・ヨークはもう一つ、ATOMS FOR PEACEで活動。メンバーにはRed Hot Chili Peppersベースのフリーというスーパーグループ。トム・ヨーク個人でもDJセットで活動するなど、無機質で「浮遊感」のある音楽が特徴的です。
今回の選曲はすべて新アルバム「a moon shaped pool」より抜粋いたしました。
では早速、個人的におすすめしたいマニアック商品5点と、音質にあったRADIOHEADの名曲をご紹介いたします。
【中古】CHORD mojo ブラック e☆特価¥51,900-
Mojoの注目ポイント
① 同社のHugo(約25万円)に勝るとも劣らない性能
② PCもスマホもハイレゾDAPも繋がる豊富なデジタル入力
③ 800Ω対応の圧倒的高出力
④ 溢れすぎる遊び心
こちらは2015年発売。女性の手のひらでもすっぽりと収まるコンパクトサイズ。MojoはPCM768kHz/32bitまで、DSD256まで対応しています。ヘッドホンは最大800Ωもドライブできる駆動力。これはご自宅でオーディオアンプとしてもお使いいただけるほど。
電源部分やボリューム部分が丸く、全体的にコロンとした見た目なのに高スペックだなんて、今風に表現しますと「最&高」でございます。
入力は・USB(micro-B)、同軸デジタル(3.5mm)、光デジタル(角形)。接続が可能なものは、パソコン(Win/Mac)、iPhone/iPod/iPad、Androidデバイス、SONY Walkman、光/同軸出力可能なDAPなどです。
気になる音質ですが、駆動力もハイパワーなのに非常に真面目で均整された音質です。屋外でも最高の環境で音楽を楽しみたい方へ。おそらく、持ち運び可能なアンプの中では1,2を争うほど、これさえ持っていれば間違いない1点です。
このポタアンと相性のいい曲はこちら
「Desert island Disk」
心地よさの中にも闇を感じられるRADIOHEAD得意の「ダークソング」に新しい名曲が加わりました。フラフラと彷徨う姿が、まるで夢のなかをさまよっているかのよう。
ポタアンの詳しい商品紹介はこちらにて。
【基本編】究極を凝縮したポタアン、CHORD Mojoでモジョろう:前編
【運用/音質編】究極を凝縮したポタアン、CHORD Mojoでモジョろう:後編
【中古】ALO audio Rx / Nickel plating【国内85台限定モデル】 e☆特価¥24,900-
Rx / Nickel platingの注目ポイント
①15V内部設計による広いダイナミックレンジ
②50,000Hzまで確保された周波数特性
③0.5Ωの低インピーダンス設計によりイヤモニと優れたマッチング
④約3時間の充電で10〜13時間連続駆動可能
こちらは2015年発売。特注のアルミニウム製筐体にニッケルコーティングが施されていて、使うほどに「音色変化」が見られます。それもまた雰囲気が増して、愛着感がわきますね。
歪の少ない安定した音質が楽しめる小さな巨人。通常であれば3.3V 程度の内部電圧のところを「15V 設計」とし、より広いダイナミックレンジを確保しています。
音質は入力はアナログのみ。カスタムIEM向けにチューニングされているとの事ですが、やや丸みのある暖色寄り。高域の伸びはそこまで感じられませんが、美しくアーチを描くような中域メインなので、ジャズやオーケストラというよりは、ギターの弾き語りなど落ち着いた曲のほうがシンプルイズベストな作りで軽量なので、ポタアンに抵抗のある方にも使っていただきやすい商品です。
「Identikit」
捻くれた一曲がトムヨークらしい。失恋ソングなのか。左右で反響しあうギターサウンドと鋭角の残るシンセサイザーの残響音がぴったりです。
詳しい商品紹介はこちらにて。
【本日発売】国内85台限定!「Rx / Nickel plating」はイヤモニに最適なALO audio最新ポタアン
【中古】Meier-Audio CORDA 2MOVE e☆特価¥17,900-
CORDA 2MOVE の注目ポイント
①9V電池一本駆動
②DACチップはPCM2702を使用
③クロスフェードスイッチ搭載
④USB-DAC機能とあわせて外部電源供給機能も装備。
こちらはなんと、2008年に発売されたモデルとのことで、中古でもなかなか入ってこない、超レア商品です♪
シンセサイザーやミキサーによく見られる「記号」が遊び心あって好きです。こちらも入力はシンプルにアナログのみ。
9V電池で駆動なので、馬力も◎。重量感があり、いかにも「お弁当箱」な見た目ですが、中を覗けば中身がぎっしり。
気になる音質ですが、ガリノイズがまれにのったりしますが、タイトで張りのあるギターのストリングスが少し尖った印象を受けます。分離も良く、中広域はどちらかと言えば硬質です。個人的には生々しい音楽よりはシンセサイザー等の現代音楽にも合うような気がします。
このポタアンと相性のいい曲はこちら
「Burn The Witch」
アルバム1曲目にふさわしい代表作です。一音一音、RADIOHEADの真骨頂を感じさせるようなグルーヴ感、そして四方へ飛び散るシンセサイザー音が、「待ってました!」と言わんばかり。
【中古】RATOC Audio Lab REX-KEB03 DSD対応DAC内蔵フルバランスポータブルヘッドホンアンプ e☆特価¥26,900-
RATOC Audio Lab / REX-KEB03の注目ポイント
①DSD128のネイティブ再生が可能
②多彩なデジタル入力により再生することが可能なDAC内蔵バランス駆動型ポータブルヘッドホンアンプ
③2.5mm 4極バランス接続に対応
こちらは2015年発売。DSD128をネイティブ再生可能なフルバランスポータブルヘッドホンアンプ。2.5mm 4極バランス接続に対応している、珍しいモデルです。
Lightningコネクタを搭載するiPhone®, iPad®, iPod touch®はもちろん、Xperia®Z5など最新のスマートフォンやその他Android OS端末、Windows®PCやMac®などのパソコン、そして、Astell&Kern AK240や据え置きのCDプレーヤーなどの光デジタル出力を搭載したオーディオ機器からデジタル入力することで、音楽データをフルバランスで再生することが可能です。
漆黒ブラックの落ち着いたデザインで、若干縦長。気になる音質は鮮明で低域の質が良く、ふくよかなのにもたつきがありません。音は緻密で整った印象を受けるので、比較的すっきりしているようにも感じます。
このポタアンと相性のいい曲はこちら
「Decks Dark」
アルバムの中で一番好きな曲なのですが、ギターの躍動感や、荒々しくも美しいジョニー・グリーンウッドのギターリフが心地いいです。
「やってみた」ブログや商品紹介はこちらにて。
【やってみた】 Pioneer XDP-100R と ONKYO DP-X1 で DSDネイティブ再生 & 2.5mm 4極バランス接続を楽しもう!
【中古】ALO Audio THE INTERNATIONAL+ 各色 e☆特価¥39,900-
ALO Audio/THE INTERNATIONAL+ の注目ポイント
①出力インピーダンスが1Ω以下に設定されているので、カスタムIEMとの組み合わせに◎
②96kHz / 24bitまでのハイレゾ音源が再生可能
③デジタル入力はmicroUSBに対応 (PCおよび Androidに対応)
④ゲインは3段階調整可能
こちらは2014年発売。現在、新品でご購入の場合はお取り寄せ商品となります。カラーバリエーションは全部で4色あります。
ゲインは3段階で調節が出来るので、インピーダンスの小さいカスタムIEMやヘッドホンまで、悠々鳴らす事が出来ます。最近見なくなったIRISプラグ採用のアンプです。本来このコネクタは防犯カメラなどに使われていて、IRIS信号を送るためのものなんですって。
真空管のようなアナログ寄りの温かいサウンドを身軽に楽しむことの出来るアンプです。ここだけ、個人的にはLed Zeppelinなど渋い選曲で、ジミーペイジのしゃがれた声にうっとりしたいところ。
ですが、今回はRADIOHEADオンリーで。このポタアンと相性のいい曲はこちら
「True Love Waits」
この曲は昔2001年にリリースされたアルバムに収録されていたのですが、15年以上経って、新しくアレンジされました。トムヨーク流の愛の詩、とでもいいましょうか。愛情表現が下手な男性って、もどかしいですがきゅんとしますね。温かい空間の中で、是非聴いていただきたいです。
尚、上記全ての中古商品の表記価格は、
キズ、汚れ、欠品等のない、満額状態のものとなります。
また、中古価格は変動致しますので、予めご了承ください。
さて、いかがでしたでしょうか??
今回、ご紹介させて頂いた商品は、
現在大阪日本橋本店にある在庫よりピックアップさせて頂きました。
個人的に中々店頭で買い取ることの少ない「レアもの」商品ばかりです!!
勿論、店頭にてそれぞれご試聴頂けますで、ぜひ中古フロアへお越しください♪
ちなみにeイヤホンにある中古商品の在庫確認は、下記URLよりご覧いただけます~
以上、マツコでした〇
e☆イヤホンは9月7日で9周年を迎えました。
日頃ご愛顧頂いているお客様へ感謝の気持ちを込めて
様々なイベントをご用意致しました!
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元e☆イヤホン大阪日本橋本店2F・買取/中古スタッフ。
ドイツへ移り住んでから早1年が経過しました。e⭐︎イヤホンを離れ、2019年5月に渡独。現在は主にドイツ・ベルリンの音楽やアート、ローカルカルチャーを専門に取材、執筆しています。また、自身でドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS magazine」を出版し、取材、執筆、編集を監修。現地に蔓延る見えない・聞こえないサインを捉え、ジャーナリズムにスタンダードからアンダーグラウンドまで発信しています。2020年に自主レーベル「MOLS」を設立。YouTube、SoundCloud、BandCampなどのデジタルコンテンツにて、ベルリンで活動するアーティストと携わり、PR、プロモーターとしても活動しています。