まこ

どもカスタムIEM専門店のまこです。

 

ぼちぼち色々なカスタムを手に取ったり、聴く機会がありますが、今回は個人的にお薦めのカスタムIEMについて、改めて書いていきたいと思います。

 

過去のスタッフおススメはコチラから。

【カスタムIEM専門店】スタッフ別カスタムIEMおススメ機種ご紹介!まきまき編

【カスタムIEM専門店】スタッフ別カスタムIEMおススメ機種ご紹介!カイヤ編

【CIEM専門店】7周年記念やし今アツイ7機種紹介しようかな【全部欲しいイヤモニ】

※旧ブログに飛びます。

 

満を持して?(今更?)おすすめ機種を挙げていこうではありませんか。

さてまいりますか。

まずコレですね。

  uerm2

 Ultimate Ears Reference Monitor 

 

最大の特徴は何も無い事です。笑 

これは良い意味で何もないって事ですね。

邪魔に感じてしまう、誇張した音が少なく、音の描写が正確で透明感のある音、少々硬質な質感ですが、音源にはほぼ手が加わらない音質。

音場は少々縦に広めで、音と音の隙間が広く感じられ、見通しの良いです。

余分な肉付けが少なく、音切れもいいと思います。

ボーカルのフォーカスがブレずくっきりはっきりしています。

まさに音を解析するのには持ってこいなフラット系のリファレンスサウンド。さすがキャピトル・スタジオ監修ですね。

逆に言ってしまえば面白みには欠けてしまいます。

個性的な音をご希望の方にはお勧めできません。

 

僕の初カスタムであり、現在のリファレンスとなっているイヤモニです。

プレイヤー、アンプのレビューにはもちろん、イヤホンのレビュー前に音を確認などに使う事も多いです。

自分の音の指標を作るには持ってこいイヤモニですね。

頼れる相棒として一本持っていて損はないモデルです。 

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 Westone ES60 

 

一聴きして耳に残りますのは、耳当たりのよさですね。

必要なところはしっかり残し、耳に負荷のかかりそうなところは、うまいこと調節されていますね。 

低域を中心軸としたモデルで、太さも適度にありますが、細やかな表情がしっかりと出てきます。珍しく低域に量だけではなく、表現力感じるモデルでして、バスドラムの胴鳴りウッドベースの箱鳴り感なども感じられるモデル。

中高域はWestone代名詞のナチュラルサウンドで、メロウで甘い印象が強いです。ふくよかで豊かな表現ながら、濃すぎず濃密さの引き際の分かっているサウンドは、カスタムの中でも中々ない表現だと思います。

WESTONEの目標であるウォーム&ナチュラルという音作りをまさしく体現したモデルといっても過言ではないでしょうか。

個人的にはアコースティック等のナチュラルな音が多い音源に向いていると思います。

ESシリーズは、フレックスカナルであることが起因して、アクリルのカスタムとは一線を画すフィット感が特徴です。

カナル部分が体温で変形し、顎間接の変形にもフィットしますので、いつでも変わらぬフィット感で使用できます。

先っぽはグミみたいなさわり心地です。

フィット感や、納期の安定具合から最初の一本目としても、お薦めなモデルですね。(高価ですけど…)

こちらも所持モデルです。あえてMMCXにしてみたモデル。

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 カナルワークス CW-L15 

 

一聴きしたときになんてコスパの高い製品なんであろうと感じてしまったモデル。

フラッグシップモデルCW-L71よろしく舎弟分です的な感じで、L71の良い意味で縮小版的なモデルです。(勝手な表現すいません)

中低域にはCW-L12でも採用されたAcupassドライバーが搭載ようで、繋がりがよくフラットな特性を紡ぎだしてるところに、高域ドライバーを追加し、カナルワークスらしい高域の表現力の向上が図られているモデル。

中高域の表現はそこいらのカスタムでは適わないほどの表現力を発揮します。

低域の沈み込みは深くはありませんし、低域好きの方には物足りなく感じられますが、実際量感しっかりしております。

質感はドライ過ぎずウェットすぎずで、音への色づけが少ないのが特徴です。

UERMと似たような印象を最初は受けましたが、コチラのモデルのほうが、よりローが減り、ハイの倍音の表現力を感じます。

UERMより音場が縦横に広く、立体的な音で、音自体にもやさしさが感じられます。

 

8万円クラスですが、コレを1本目に選ぶとなかなか次のモデルが難しくなる罪作りなイヤモニです。

 

最初のイヤモニとして是非と言える一品です。

商品ページはコチラ

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335

 Fit Ear MH335DW 

 

巨匠 須山先生率いるFitearからMH335DWです。

ダブルウーファーの名がついてしまうと、皆様化け物低音系を想像しがちですが、化け物低音系のイヤモニではございません。(化け物といえばHeir10.Aとか)

上品な質感で、太さもさながら、表現力に重きを置いている印象を受けます。豊かでゆったりとしておりダイナミックさも感じます。

中域の表現も濃密で包み込まれるような表現で、高域は派手な感じでなく、きつくなるピークが少なく滑らかで、心地の良い音ですね。

FitEarといえばボーカルですが、MH335DWでもボーカルの表現は健在で、ほんとによく録れている音源は、頭のステージの中でしっかりと歌い上げてくれているかのようです。

サウンドステージは奥行きがある音で、立体的な音場が脳内で形成されます。

情報量、解像度がしっかりと保たれながらも、モニター系の他人行儀な感じになりすぎず、懐の深いサウンドとなっております。

音圧がしっかりとあり、生音に向かって音のディティールの追求をしっかりと意識して音が作っているイメージがあり、音の稜線をなぞったような音ではなく、余韻まで感じられるような、リアリティがあるイヤモニという印象です。

あと、アクリルシェルですが、フィット感も非常によく、もはや世界でも随一のフィット感ではないでしょうか。吸い付くようなその感覚を味わうと、他のアクリルシェルモデルは太刀打ちできませんね。

 

こう見ていると、ES60と被りそうなサウンドキャラクターですが、ES60のほうが男性的で、必要な部分と、不必要な部分をきっぱり分けている音で、音の明瞭さ、音の早さはES60が上です。良い意味で今時ですね。

MH335DWは一転して女性的で、包み込む懐の深さと、豊かさを感じる音で、音自体のアナログライクな風合いで艶やかな印象があり、特殊な印象を受けました。

昭和のエロス的なものを感じます。(勝手な表現すいませんPart2)MH335DWのほうが、歌ものに向いていると感じました。

 

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結果として所有物ばかりになりましたが、そうゆうことです。笑

 

番外編として。

気になっているものを。

まずこれ

 

kumitatekanon

くみたてlabs スイッチ付きカノン (参照http://kumitate-lab.com/) 

早く取り扱い開始したいよって事でご紹介(山崎さーん)

ただでさえ音の良いカノンにスイッチが付いているだって??

しかも4ドライバーだけでなく、6ドライバーに切り替えだって?

しかも6ドライバーはベースチューニングとフラットチューニングが選べる?

こ れ は 気 に な る

ポタフェスの際に展示されていたのですが、ブースに立ち寄ったにも関わらす挨拶回りと、様子見に会場にむかった為、聞けず。

ものすごく後悔してます。

 

 

alclair

Alclair Reference (参照:http://alclair.com/)

RMAFで試聴したモデルの一つです。

3ドライバー2ウェイのモデルで、低域がタイトで締りがよく、ハイの印象が華やかでありながら、脚色がなくいわゆる伸びが良い感じでした。

かっちり硬質で、細かな描写もしていくような感じで好印象でした。

音もさながら価格が安いのが魅力ですね。

RMAFで見たCTMも国内で始まるので、一緒に見たAlclairも出来たらいいなと思います。

個人的には、CTMよりAlcair方が好みでした。 

 

 

最後に

earwarkz

Earwarkz legend R (参照:http://www.earwerkz.com/legend-r-1/)

既に直で注文している方がいますが、噂だと日本人しか頼んでいないとか。

海外レビューサイトではRoxanne、Kaisar10よりも素晴しい音なんだとか。

8ドライバー7ウェイという如何にも怪しいスペックで、心を魅了します。笑

先日お客様の持ち物で少し聞きましたが、Kaiser10の音場の広さで低域を減らし中高域にウェイトを置き、全体の分解能をあげて、見通しの良さと音切れの良さが増したといった音でした。カスタムにしてじっくり聴きたい機種ですね。

 

後は今年は1964ears ADELや、JH sirens三姉妹がそろい踏みしたり、UMから昨年末大ヒットのモデルがカスタム化されたりと話題が尽きないことでしょう。

楽しみですねぇ。

 

というわけで僕の判断基準は、いい音はいいという曖昧な感じです。

ジャンルによって分けたりしたいタイプなのですが、

現在の使用頻度的にはMH335DW>ES60=UERM という状況で、良妻賢母的なFitEarに最近心傾きつつあります。

 

あくまで評価は個人的な物ですので、できる限りご自身の環境で試聴して音を選んでくださいね。

 

WEB本店でカラーのサンプルが見れますので、是非ご覧ください。

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ではみなさん良きイヤモニライフを!

 

カスタム専門店よりマコでした。

サバラっ!!

 

 

次何買おうかな...。