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ONKYOカスタムIEMを作ってみた!

 

必要な方はまずONKYOのカスタムIEMについておさらいをしておきましょう!

■関連記事:[超短納期]たった7営業日で出荷されるオーダーメイドイヤホン!?ONKYO初のカスタムIEM見てきた!【動画追加】 | eイヤホンのブログ

 

<ONKYOカスタムIEMの三大特徴>

①納期短め!短納期!

②Made in Japan!日本国内で製造!

③約6万円から!リーズナブル!

 

自分の耳の形にあわせて製作される自分専用イヤホン「カスタムIEM」。

たまに「カスタムIME」と誤認されているのを見て文字入力が楽そうだなどと思ったりもしますが、IEM=インイヤーモニター/イヤモニの略なのです。

イヤホンで音楽を集中して聴くのに大切な遮音性とフィット感を極限まで高めることを目的に生み出されました。もともとは音楽鑑賞用ではなく、ミュージシャンやサウンドエンジニアが過酷なステージ周りの環境でも適切な音量で音のチェックをするために作られたもの。もともと業務用製品であるため、民生機のようなコストパフォーマンスを意識せず開発され、またオーダーメイドの一点物である故に大量生産品のようなコストダウンはされず高価なものが多いのが普通のカテゴリーでしたが、ここ最近は音楽鑑賞用の製品も数多く生み出されるようになりました。

 

そんな中、音響機器専業メーカーとして70年近い歴史のあるONKYOと「聞こえのケア」について100年以上の歴史があるシーメンス補聴器がタッグを組んで生み出したのがONKYOのカスタムIEM。国内メーカーならではの短納期、全てが日本国内の工場で製造され、更に価格は約6万円からというリーズナブルなプライスがリリース時から話題になっておりました。

 

 

ONKYOのカスタムIEMは全3モデル!

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IE-C1(フルレンジBA1基搭載)¥64,584-(リンク)

IE-C2(BA2基搭載 2way)¥86,184-(リンク)

IE-C3(BA3基搭載 3way)¥129,384-(リンク)

 

今回、わたくしは事前にONKYOで試聴した上でIE-C2を選択してオーダーしました。発売当時のざっくりとしたインプレについても以前書いた記事をご参照ください。

 

 

カスタムIEMと言えばブランドや機種により差異はあれど、デザインに関する様々なオプションを選択してルックスも自分好みにカスタムできるのが醍醐味。ONKYOカスタムIEMにもいくつかの選択項目があるのでご紹介しておきます。

(※赤文字を選択しました)

 

・シェル(本体)のカラーリング全12色

 レッド/マゼンタ/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/ブロンズ/パールホワイト/メタリックブラック/ギャラクシー/ブラック

 

・ケーブルカラー全3色

 ブラック/ホワイト/レッド

 

・遮音性能3タイプ

 プロミュージシャン 密閉度が高く遮音性に優れる

 スタンダード    通常リスニングに最適な遮音性と装着感

 スポーツ      外の音が聞こえる様に密閉度が低い

 

わたくしは赤文字のものを選択してオーダーしました。

 

その結果がこちら!

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IE-C2 “Galaxy”

パッと見て一目惚れしてしまったのがこのギャラクシーというカラーリング。名前の通り銀河が封じ込められた宝石のような美しいデザインでありながら有料オプションではないため気軽にオーダーできるのが嬉しいところ。もっとシンプルなカラーリングのものもありますが、既に複数のイヤモニを所有していて差別化を図りたい場合におすすめの選択です。個人的にもかなり気に入っています。

 

 

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付属品

・本体(ケーブル含む)

・キャリングケース

・クリーニングブラシ

 

ごくごく標準的な付属品。ケースはセミハードケースなので、より丈夫なハードケースに買い替える必要を感じる方もいるのではないでしょうか。個人的にももう少し丈夫なケースがあると嬉しいのですが、価格を考慮すれば仕方ないといったところです。

 

ここからはMade in Japanならではのシェルの美しさをご堪能ください。

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他社のカスタムIEMと比べ、形状が独特なのにお気づきでしょうか?

ONKYOのカスタムIEMは採取したインプレッション(使用者の耳型)を一度3Dスキャンし、それを3Dプリントした後更に職人による手作業でドライバーの設置、仕上げなどがされています。通常このC字型の形状は製作が困難なのですが、3Dプリンタを使うことでこのような最小限のサイズに収めることが可能になるそうです。

インプレッションに忠実な成型であると同時に、補聴器出荷数70万台の実績を誇るシーメンスの熟練工による仕上げが行われているため、最小のサイズで十分な遮音性と快適な装着性が得られます。

 

 

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ギャラクシーの名に相応しい美しいシェル

基本はソリッドブラックなシェルにキラキラのラメが入った所謂グリッターシェルの一種です。が、この独特の雰囲気。実は理由があります。

 

 

角度を変えてご覧ください。

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フェイスプレートのレンズ効果

ONKYOカスタムのフェイスプレート部分はこのように透明な素材でできており、これがレンズ効果を発生させ独特の雰囲気を醸し出しているのです。良い!

 

それとケーブル、着脱式なのはもちろんですが端子は画像の通りMMCXを採用しております。

 

 

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暗い場所でも光が当たるとキラキラ光って綺麗です。

 

 

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内側には型番とシリアルナンバーらしきものが刻印されています。

 

IE-C2は2ドライバーの2ウェイですが、音導管の出口自体は一つだけです。この穴自体を塞げば音漏れはほぼ皆無。また、最小サイズで最大の遮音性を得られるよう設計されているので装着時の圧迫感やストレスは愛用カスタムの中で最も少なく快適です。また、ONKYOカスタムIEMのシェル表面にはカスタムIEMとしては初の抗菌処理が施されていて、汚れなどの付着に対する処理もかなり楽です。

 

 

<音質>

前述の通り、オーダー前に全3機種を聴き比べた上でIE-C2が好みだと判断しました。それを踏まえて特徴の箇条書きです。

 

・低音寄りのややドンシャリ系

・サウンドステージは横に広め

・ボーカルのハモりや和音の響きが気持ち良い

・ややソフト&ウェットな表現(サ行ほぼ刺さらない)

・ボーカルよりも演奏音の方が前に出る傾向

・解像度はほどほどで聴き心地が良い

 

IE-C2の音、一言で表すと「オールラウンダー」です。おそらく一番万人ウケする低音寄りのドンシャリに横に広めなサウンドステージ、エッジ立ち過ぎない聴き心地の良さもあって初めてのカスタムIEMに強くオススメします。人によっては低域が少し多くコッテリとした印象かもしれないので、そういう過多は同じくONKYOのIE-C1と比べてみるのがいいでしょう。ちなみにIE-C3は三兄弟の中でも癖の強い音なので万人ウケをするかと言うとちょっと微妙なところです。

ボーカルのハモりや和音(ハーモニー)の響きが非常に気持ち良く鳴るため、例えば曲で言うとpink monsoon / シェリル・ノーム starring May’nなどは非常に色っぽく、かつ少し重厚感もあってより艶やかに聴こえます。

 

ややソフトな鳴り方です。音の立ち上がりやキレがお世辞にも「素晴らしい!」と賞賛できる音ではありません。素晴らしい点も多いのでこの点についてはやや辛口にしておきますが、それでも価格に対する考え方をすれば十分及第点ですし、聴きやすさを重視する方にとってはむしろプラスになるでしょう。逆に高音の伸びや音のスピード感、極めて明るい音を求める方にはそもそも「合わない」かもしれません。

 

繰り返しになりますが、ONKYOカスタムIEMは音質、品質の両方のバランスに対する価格が非常にリーズナブルでコストパフォーマンスは極めて高いです。初めてのカスタムIEMの購入で迷った場合、まずはONKYOの3モデルを試聴や評価の指標とするのも良いでしょう。特にIE-C1とこのIE-C2は多くの人のストライクゾーンに収まりやすい製品です。

また、ケーブルコネクタがMMCXなので今までリケーブルイヤホンを愛用していた方が使用していたケーブルをそのまま流用できる可能性も最も高く、ユニバーサルイヤホンからの乗り換えもしやすいと言えます。市場に出回っている多くのMMCXケーブルを使えるのも魅力の一つです。

 

ひたすら初心者向け製品であるような言い振りをしてきましたが、既に複数のカスタムIEMをお持ちの方を満足させられるだけの「高い品質」も大きな魅力です。特にシェルの成形精度、小さな体積で高い遮音性を得られるシェルの構造はカスタムIEMを選択する方にとって音質以上のプライオリティーであるとも言えます。現にわたくしはIE-C2の快適な使用感から使用頻度がかなり高いです。

 

 

 

 

以上のことを踏まえてONKYOのカスタムIEMが気になった方は、ぜひ一度e☆イヤホンの店頭でお試しください!

 

現在のところ試聴機は秋葉原カスタムIEM専門店にのみ配備済み(2015年10月30日現在)、オーダー受付は各カスタムIEM取扱のeイヤホン店頭で開始しております!

 

 

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