ゲームをする時イヤホンを使用する人が増えていますが、イヤホンが苦手な方やヘッドホンタイプの方が好きな方もまだまだいらっしゃいます。
ゲーミングヘッドセットも多機能な製品もあったり、ゲーミング以外のヘッドホンを選択肢に入れた時の選び方など悩む部分はあると思います。
そこで前回のイヤホンに続いてヘッドセットとヘッドホンをゲーム用途で選ぶ時に私ならどう選ぶか紹介していこうと思います。
今回いろいろ書きすぎて文字が多くなっております。
もくじから気になる部分へジャンプできますのでご利用ください。
全文見てくださった方は先に感謝をお伝えしておきます。
ありがとうございます!!
もくじ
ヘッドセット・ヘッドホンを選ぶ時の悩み
選び方の紹介の前に店頭で私がお客様から聞く悩みをいくつか書いておこうと思います。
この後の選び方の紹介で私なりに解決できるように紹介していこうと思います。
・頭が痛くなる
・重たく感じる、疲れちゃう
・蒸れるのが気になる
上記の内容が全てではないのですが、この内容で悩む人が多いように感じます。
ゲームを楽しんでいるとついつい時間が経ってしまっているなんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
そういった経験から装着感に関連した相談を頂くことが多くなります。
店頭では実際に装着することが可能ですがどういうポイントがあるのか紹介したいと思います。
ゲーミング用途だからこそ重要な装着感
人それぞれ許容できる装着感に違いはありますが、先ほど記載したような痛みや疲れに繋がってしまうとゲームのパフォーマンスが落ちてしまいがちです。
ですが装着感の良いものと言っても自分で判断する時にどういう部分を気にしたらいいのかわからない方もいらっしゃると思うので私なりに説明してみます。
多くの方が最初に気にするのは本体重量なのではないでしょうか。
ここ数年でよく言われる平均的なヘッドセットの重量が300g前後なのではないかと言われています。
なので本体重量が300gより軽い製品はヘッドセット全体でみると軽い製品と言えるでしょう。
本体が軽くなることで首や肩の疲れなどは改善する可能性があります。
次に気になる部分が頭を挟み込む力(私は側圧などと言ったりしてます)がどれくらいの強さなのかです。
ご自身の許容範囲を超えた力で挟み込まれると頭や耳周りの痛みに繋がりやすくなってしまいます。
この力が自分にとって強いのかどうかはイヤーパッドのクッション性なども関係してきます。
なので単純に数値化が難しい部分でもあるため店頭だからこそ実際に装着して確認できる要素だと思います。
ここから私が装着感・付け心地で大事だと思っているのが重さと側圧のバランスです。
ゲーミングヘッドセットを販売しているブランドのハイエンド機種に多機能な製品も多くあります。
そして重量が重めな製品も増えてきます。
なので本体重量が重い製品で側圧が弱いと本体重量が頭頂部に乗っかってしまい、頭頂部に痛みを感じやすくなってしまいます。
逆に側圧で本体重量を支えているとも言えるので側圧がある程度ある製品は数字で見るよりも頭頂部に重さを感じにくくなります。
頭の大きさも許容できる装着感も人によって違いがあるので店頭で選ぶ際は実際に装着して確認するのがおすすめです。
側圧と本体重量以外で装着感に関わる要素
側圧と本体重量のバランスを補ってくれる要素としてヘッドバンドやイヤーパッドのクッション性があります。
そしてヘッドバンドやイヤーパッドのフィット感をよくするための工夫がされている製品もあります。
私としては接触面積が大きくなると力が分散して手で持った時の印象より頭に装着してみると重さを感じなかったり
側圧が気にならなかったりします。
・個人的にフィット感が良くなるなぁと思ったもの
ヘッドバンド部分が独立したゴムバンドのパーツになっていて形状の自由度が高く、頭の大き目な人にも小さ目な人にもフィットしやすい。
またゴムバンドなので多少の伸び縮みが出来るのでクッション的な役割も期待できます。
イヤーパッドが付いているハウジングというパーツが大きく動かせるのでイヤーパッドの接触面積が大きくなりやすくフィット感が良いと感じやすいと思います。
イヤーパッドが面で装着できることでイヤーパッドのクッション性もよりよく感じられます。
説明が長くなってしまいましたが私としてはここまでの内容で最初に書いたヘッドセットの悩みの『頭が痛くなる』と『重たく感じる、疲れちゃう』という悩みは改善できるのではないかと思います。
残りの『蒸れるのが気になる』はゲーミングヘッドセットの場合、多くの商品が耳を完全に覆うタイプの商品であるため長時間の使用でどうしても蒸れやすくなります。
ただイヤーパッドの素材の違いで蒸れやすさであったり快適感が違ってきます。
・ゲーミングヘッドセットで使用されることが多いイヤーパッドの種類
・メッシュタイプ
最近のヘッドセットに使用されることが多くなってきているイヤーパッドです。
メッシュ素材で通気性が良くなることが期待できることと、実際に使用して蒸れてきてもイヤーパッドの表面がサラッとした感覚が続くように感じました。
・合皮などのタイプ
こちらのタイプはいままでの製品でも現行の製品でも使用されるタイプのイヤーパッドです。
メッシュ素材のイヤーパッドと比較すると蒸れやすく感じる傾向にあると思いますが、音漏れがしにくく素材的にもしっとりモチッとした感覚の着け心地に感じます。
イヤーパッドについて私なりのメリットとデメリット
メリットとデメリットについてまとめてみました。
あくまで素材のタイプ違いで比較すると私がどう感じたかというまとめですので違った感じ方をすることもあると思います。
・メッシュタイプ
メリット
1,通気性がよく感じる
2,長時間使用しててもサラッとした装着感を維持しやすい
3,合皮のタイプと比べるとボロボロになりにくい
デメリット
1,合皮のタイプより若干、遮音性が落ちるように感じる
2,メッシュ部分に皮脂汚れが溜まりやすい
・合皮タイプ
メリット
1,もっちりとした気持ちの良い着け心地
2,メッシュタイプより遮音性を確保しやすく感じる
3,使用し終わった後に汚れなどをふき取りしやすい
デメリット
1,蒸れやすく感じる
2,メッシュタイプよりボロボロになりやすい
今回の悩みとして書かせていただいた『蒸れるのが気になる』に対してであれば私としてはメッシュタイプがおすすめです。
他の悩みであったりそれぞれの好みもあると思いますのでどの部分を重要視するかで選んでいただけると良いと思います。
ヘッドセットに搭載されている機能を確認してみましょう!
ヘッドセットに求める基本的な機能としては音を聴く(ヘッドホン部分)と話す(マイク部分)だと思っています。
しかし最近のヘッドセットにはそれ以外にもいろいろな機能が備わっている製品もございます。
全部を詳しく紹介するととんでもない量になってしまいそうなので一部を紹介していこうと思います。
・接続方法
赤文字:アナログ接続 青文字:デジタル接続
有線接続
(3.5mmマイク対応4極 / 3.5mmヘッドホン端子3極+マイク端子3極 / 有線USB)
ワイヤレス
(2.4GHzドングル / Bluetooth)
ゲーミングヘッドセットとして使用されることの多い接続方法としてはこのような内容になると思います。
ここに載っていない接続方法を使用する製品もあるかもしれませんが珍しい接続方法になると思います。
有線とワイヤレス共に種類が1つではないので事前に使用予定の端末にどの接続が可能なのか確認をしておくと選びやすくなります。
・音声ミックス
複数の端末から音声を同時に聴きたい場合に必要になる機能です。
最近は家庭用ゲーム機でも本体に通話機能(Discordなどの通話アプリ)が使用できるようになってきているので使用する機会は減ってくるかもしれませんがまだまだ必要とする方も多いです。
ヘッドセット単体でミックスが出来る製品となると各メーカーのハイエンド寄りの製品に搭載されていることが多い印象にあります。
有線ヘッドセットでミックスしたい場合にはヘッドセットに機能ではなくなってしまいますが、ヘッドセットと端末の間にミキサーと言われるようなミックス機能を持った機材を挟む必要があります。
ミックス機能以外にも様々な調整ができる本格的な製品も比較的導入しやすいエントリークラスの製品もありますので用途や予算に合わせて選択することが可能です。
少しでも費用を抑えて購入したいかたには中古商品を探してみるのもおすすめです。
・ノイズキャンセリング
ヘッドホン
ヘッドセットだとノイズキャンセリング機能と言ってもヘッドホンで聴く音に対しての機能なのかマイクで録っている音に対しての機能なのかで違ってきます。
ゲーミングヘッドセットの使用環境としてご自宅での使用が想定されているからだと思うのですがヘッドホンで聴く音に対してのノイズキャンセリング機能が搭載されている製品は少ないです。
搭載されている製品はハイエンドクラスのゲーミングヘッドセットに多く、よりゲームの世界に集中できる環境を求める方への機能といえるかもしれません。
マイク
マイクで使用できるノイズキャンセリング機能には大きく2つあると思っています。
1つがアナログな処理で周りの環境音などが入りにくくなるようになっているもの
もう1つがAIなどデジタルな処理で装着している人の声とそれ以外の音を判断して処理しているものです。
1つ目のアナログな処理をしているマイクは私の印象だと汎用性が高くコスト的にも製品に搭載しやすいもののように感じます。
なので3.5mmの有線接続のヘッドセットでバッテリーなども搭載されていないヘッドセットでノイズキャンセリングマイクとパッケージやメーカーのページで紹介されている製品はこのタイプだと思います。
ヘッドセットを分解したりしていないので予想でのイメージなのですが多くのゲーミングヘッドセットがこの仕組みを採用しているように思います。
もう1つのAIやプログラムなどのデジタル的な処理をしている製品はパソコン用のソフトウェアでノイズキャンセリングマイクの強度の調整ができたりと高性能な印象が強いです。
どちらかというと店頭でお客様からノイズキャンセリングマイク搭載のヘッドセットのお話や相談を受ける時にお客様のイメージしているマイクはコチラのタイプがあてはまることが多いように感じます。
ヘッドセットの外部機器で機能を追加・調整する手段
パソコンでの使用であれば各ヘッドセットで使用できるソフトウェアで機能の調整やON/OFFの切り替えなどが出来ます。
しかしパソコンではない場合やヘッドセットに最初から搭載されていない機能は使用することが出来ないかと言われると、いくつかの機能は使用できるようにできます。
その方法がゲーミングアンプなどを使用する方法です。
今回はゲーミングアンプについて詳しく紹介はしないのですが一般的には上の方で紹介したアナログ接続のヘッドセットであれば使用することが可能です。
なのでゲームのプレイ環境がパソコンでない場合でもゲーミングアンプを使用することでイコライザーやバーチャルサラウンドなどゲーミングアンプごとに使用できるようになる機能があります。
e☆イヤホンで販売している商品達
説明が長くなってしまいましたがここからは実際にe☆イヤホンで取り扱いのある製品を紹介しようと思います。
パッケージされている付属品とヘッドセットだけで多くの機能が使えるハイエンドヘッドセットをいくつか紹介いたします。
写真の左:Steelseries Arctis Nova Pro Wireless / 写真の右:Razer Kraken V4 Pro
グリーンのラインの上に画面の付いたボックスがヘッドセットの付属品として付いてくる製品なのですがどちらも価格的にメーカーのフラグシップモデルとして君臨しているハイエンドヘッドセットです。
接続方法も有線とワイヤレスどちらも使用出来たり接続の組み合わせ次第ではありますが音声ミックスも可能です。
そしてパソコンのソフトウェアを使用しなくてもある程度の機能を調整して使用することもできる優れもの!
Steelseries Arctis Nova Pro Wireless 商品ページ
Razer Kraken V4 Pro 商品ページ
ヘッドホンだとイヤーパッドやケーブル商品によってはもっと細かく交換パーツが純正で用意されている商品もありますが、ゲーミングヘッドセットには中々純正で交換パーツを販売しているメーカーが少ないです。
買い替えの理由としてもパッド類がボロボロになってきたから次のヘッドセットを探しているという方も多いのではないでしょうか。
そこでゲーミングヘッドセットで交換パーツの販売がある製品を紹介します!!
TAGO STUDIO TAKASAKI T3-03(GAMING PKG) 商品ページ
モニターヘッドホン・イヤホンでも人気のあるメーカーのヘッドセットです。
イヤーパッド・ヘッドバンド・ケーブルが取り外せるようになっていて各パーツごとに販売があります。
各パーツを外した状態 写真をクリック、タップするとT3-03の交換パーツ検索ページに移動できます。
Steelseries ブースターパック 商品ページ
e☆イヤホンではヘッドバンドとハウジングのカバーがセットになっている交換品のみの販売ですが、サポートが続いているあるいは在庫がある間はSteelseriesのメーカーホームページでイヤーパッドやケーブルなども販売されているようです。
いかがでしたでしょうか。
今回はかなり長いブログになってしまいましたが、私なりにヘッドセットを選ぶ時に確認させてもらっている内容をブログにして紹介させていただきました。
私と判断基準が違う方も当然いらっしゃると思いますが、選び方が分からない方のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次のブログか店頭でお会いしましょう!!
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