高品位メカニカルキーボードにDACとヘッドホンアンプを搭載!実はかなりお買い得?
イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンのプロモーションスタッフのかわちゃんです。今回のブログ記事ではFIIOから発売されているユニークな製品のレビューをお届けしたいと思います。
というわけで今回ご紹介させていただく製品はこちら!
FIIO KB3
こちらの製品は一体どういった製品かというと高品位なメカニカルキーボードにDACとヘッドホンアンプを搭載した新しいカテゴリの製品「HiFiミュージックメカニカルキーボード」です。デスクトップPCをお使いの方で音質を更に向上させたい!でもあんまりスペースがない!というユーザーの方には良くスティックDACをおすすめしているのですが、このキーボードは新たな選択肢になりうるかもしれません。この製品の大きな魅力の1つとしてキーボードとDACどちらのスペックもかなり本格的というところがあります。
シーラスロジック製DACチップ「CS43131」をデュアル構成で搭載していてバランス出力は最大550mWとなかなかパワフルなのも嬉しいですよね。スペックや回路構成はFiiO KA13と同じなので高品位なキーボードにKA13を内蔵したといった認識で間違いないと思います。正直同じスペックのゲーミングキーボードとスティックDACをセットで購入すると3万超えちゃうレベルなので現在販売されている¥26,950-(税込)という値段は正直かなりお買い得なのでは?と感じました。
外観
配列は英語配列の75%レイアウトを採用している製品です。テンキーレスはちょっと大きく感じるけど、矢印キーとファンクションキーが搭載されていない60%キーボードは不便なので個人的にこのレイアウトのキーボードはかなり好きです。キーボードのトップフレームにはアルミとマグネシウムの合金を採用していてガッチリとした質感が特徴となっています。
サイド部分にはHiFiミュージックキーボードらしく、ボリュームホイールを搭載しているので手元から簡単に音量を調節することができました。ボリュームホイールを押し込むとミュートモードにもなります。
音声出力は3.5mmのシングルエンド出力と4.4mmのバランス出力に対応しています。3.5mmジャックは4極マイク入力にも対応しているのでボイスチャットも使いたい時とかかなり便利ですね。
キーボードに2つのUSBポートを搭載されているのも嬉しいポイントの1つです。ゲームパッドや流行りのゲーミングワイヤレスマウスのドングルを接続したい時などにすごく重宝しそうです。
手にとってみると筐体の剛性がかなり高いなと感じました。僕自身ゲーミングキーボードが好きで様々な機種を触ってきているのですが、それらと比較してもかなりガッチリとした造りだなと感じました。重量は約1,060とサイズに対してかなり重めの重量です。重たいキーボードはタイピング中やゲーム中にズレにくくていいですよね。
キーボードはRGBイルミネーションを搭載しています。発光パターンはキーボード上から変更可能となっています。
音質
まず結論からいうと音質がすごくいいです。スッキリと全体的に見通しが良くて透明感のある音質に感じました。バランスとしては中高域寄りの音で価格帯から考えるとかなり情報量の多い音質ですね。特に高域部分は明瞭度が高めなチューニングが施されているタイプでクリスピーな表現が楽しめるんじゃないかなと思います。FIIO KB3の音質で一番の魅力に感じたのが、しっかりとしたハリのある音質だというところです。音の立ち上がりはズバッと素早く歯切れのいいハキハキとした音の出方が魅力だと感じました。
アコースティックギターの爪弾き音やハイハットのような金属音はやや乾いた印象で素直な出音です。ボーカルの表現は生き生きとしたタイプかな。全体的な分離感も高くカリッとしています。寒色系、ナチュラル、暖色系かといえば、少し寒色寄りのニュートラルサウンドに位置づけられます。昔のFIIO製品と比べるとFiiO KB3は少し高域のエッジがマイルドな味付けがされていてくっきりなんですけど、シャリつき過ぎないようなバランスになっていると思いました。
HD 660 Sぐらいのミドル級のヘッドホンぐらいだったら全く問題なく鳴らせるパワーです。HD 660 Sって低域はやや柔らかめですが、KB3と組み合わせると低域のキレなどがかなりしっかりとでて全体的に締まりのある音質に変化しました。音がスカスカになることもなくしっかりとした密度のある音の塊がぎゅっと出るような感じかなと思いました。逆に高感度のイヤホンと接続した際にもホワイトノイズを感じず快適に使うことができました。
キーボードについて
安価なキーボードに採用されているメンブレン方式式が1枚のシートでキー全体をカバーしているのに対し、FiiO KB3はスイッチが1つ1つ独立しているメカニカルキーボードを採用しています。キースイッチは「Gateron G pro 3.0/yellow」を搭載しています。キーボードに詳しい人ならご存知かもしれませんが、メカニカルキーボード界ではかなり評価が高いキースイッチを搭載しています。
キーボード好きな方ってスイッチをバラして中に油を注入する「ルブ」って言うカスタマイズを行う方もいるのですが、このキースイッチは元々ルブ処理が行われていてなめらかな打鍵感が特徴となっています。打鍵感はしっとりとしていてすこっすこっと入るタイプ。タイピングしていてかなり気持ちがいいですね!ルブされているキースイッチを採用しているおかげかキータッチはソフトで滑らかな質感となっています。カチャカチャ感が少ないと感じました。
タイピング音に関して
キーキャップのガタツキは他のキーボードと比べても少なくかなり少なめで高級感のある作り込みですね。また、キースイッチはホットスワップに対応しているので専用の器具で簡単に取り外すことができます。別売りの対応キースイッチを購入することによってより好みの打鍵感を追求するのもすごく楽しそう。
押下圧:約 50 g、作動点:2.0 mmのキースイッチなので押下圧はやや重めのキーボードとなっています。ゲーミング用途、ビジネス用途どちらも使える万能型なキーボードなのではないでしょうか。タイピング音がかなり小さく、連続でタイピングしてもコトコトと小気味いい音なのが特徴。スペースバーやバックスペースキーを押しても不快な音などがでずタイピングができると思います。キーボードマニアの方も満足できるクォリティ間違い無しです!
YouTubeでも紹介しています
HiFiミュージックメカニカルキーボードはかなり面白い製品なのではないでしょうか。スペックを考えるとかなりお買い得な製品だと思います。アイデア商品かと思いきや音質もキーボードのクォリティも非常に高く納得の一品になっています。ぜひお試しください!
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日本橋本店PR部のかわちゃんです!写真を撮ることが大好きなので、写真を通してイヤホンヘッドホンの魅力をお伝えしていきたいと思います!よろしくお願いします(`・ω・´)b