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皆様こんにちは!e☆イヤホン海外事業課のすずきです!
今回はアツい新製品情報のお届けです!
シンガポールが誇るイヤホン&ケーブルメーカー「AAW」から、
数々の技術を盛り込んだ新IEM「ATH」が登場!!
なんと本製品、ユニバーサル・カスタム両モデルでスイッチを搭載します…!
技術やドライバー構成、音の特徴まで詳しくご紹介します!
ATH(エーティーエイチ)
■スペック FIBAE™ Technology 4 Way Passive + Acoustic crossover
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本日より発売&オーダー受付開始!!
■FIBAE™ Technology FIBAE™テクノロジーは、Custom Art PolishによってAAWへライセンス供与されています。ポーランドに拠点を置くIEMメーカー「Custom Art」は、フラットインピーダンスと正確な位相を提供する世界初の革新的なインイヤーモニターシステム「Flat Impedance Balanced Armature Earphone (FIBAE™) テクノロジー」を開発しました。バランスド・アーマチュアの特性を誘導性から抵抗性に変更することで、Custom Artは業界において最も古い問題の1つを解決しました。それは、イヤホンの音・出力が、接続機器の出力インピーダンスに依存する形で正確に発揮されることです。FIBAE™テクノロジーにより、どのプレーヤーに接続されていても、イヤホンは常に最高のパフォーマンスを実現します。
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■Nozzle-less Open Vented Armature (NOVA™) Driver このハイブリッド構造では、アコースティックベントを前面に配置した特別設計のアーマチュアドライバーを採用しています。アーマチュアドライバーを3Dプリントノズルに埋め込み、ユーザーの鼓膜に接近させることで、一般的なサウンドチューブ設計での音圧の減衰と不要な共振を抑えることに成功しました。
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■Dual 8mm Graphene Isobaric Woofer 2つのグラフェンドライバーを用いた、8mmデュアル・アイソバリック・ウーファーには、デュアル・ダイアフラムと強力なネオジム・マグネットが備えられています。アイソバリック設計によって、一般的なダイナミックウーファーと比較し、低域THDが減少するとともに音圧出力が向上します。さらに、音響フィルタリング技術を利用することで、バランスド・アーマチュアドライバーとは対照的に、最小限のオーバーラップ周波数範囲でのみ機能します。他のスペクトルを圧倒することなく、ATHの低音性能を新しいレベルまで押し上げます。
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■eBFC-eBassFlow™ Control 新たに開発されたeBFCシステムの統合により、ユーザーは4つのサウンドシグネチャを選択することができます。これにより、ATHは音源ソース・ユース・ケース・シナリオなど、異なる様々な場面において最も用途の広いパフォーマーの1つになります。4つのサウンドシグネチャは、サウンドだけでなくインピーダンスと音圧レベルにも変化をもたらします。
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■Sound Signature ATHはパワフルで活気に満ちたサウンドシグネチャを念頭にチューニングされています。デュアル・アイソバリック・ウーファーはバランスド・アーマチュアドライバーのみでは得られない自然で強烈なサブベースを、FIBAE™ミッドレンジ・アーマチュアドライバーは滑らかで正確な中音域を、独自のNOVA™ドライバーは中高音域にクリアで繊細なディテールを実現し、精密にコントロールされた高音域の伸びは多くのユーザーに疲れにくいリスニング体験を提供します。ATHは広大なヘッドルーム、豊かなダイナミックレンジ、ハイレスポンスな過渡応答を備える音源に忠実なサウンドが特徴です。
■3D Printed Enclosure and Precision Engineering ATHは完全にデジタル化された設計プロセスにより、AAWにおける第2世代デジタルエンクロージャーと音響チャンバー設計を採用しています。ドライバーとノズルは、数百回のシミュレーションのもと理想的な位相と応答を実現する位置に配置されます。
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スタッフレビュー
再生環境:iPhone-Lightning純正アダプター、Shanling UP5,
『楽曲・機器を選ばない懐深い良バランス』
AAWのミドル価格帯にアツいモデルが登場しました。
ミドルとはいえ、4BA+2DDの6ドライバーを搭載しており、音や構成に妥協を感じません。
まず、Custom ArtとのコラボによりFIBAE™テクノロジーを搭載しています。
「フラットインピーダンス」のワードでは想像しづらいですが、どんな再生機器に繋いでも高音質に再生してくれる技術…というイメージで、接続機器の違いによる音質変化が少ないのが特徴です。出力低めのスマートフォンなどでも、イヤホンやドライバーのポテンシャルが発揮されます。
2DDアイソバリック・ウーファーに関しては、AAWの「Canary」や「Project 4+2」にも採用されている技術で、充実した低域と出力の余裕ぶりに定評がありました。アイソバリック方式は、映画館などで臨場感を出すためのサブウーファーとしても採用されるくらい、低音再生力に長けているようです。
2つのドライバーの出力を1つにまとめる、と考えるとシンプルで分かりやすくギミックとしても面白いですね。
また、スイッチの切り替えによるサウンドチューニングも可能なモデルで、カスタムIEMにもスイッチが搭載します。
スイッチは低域(1)と高域(2)の調整が可能で、ON側に寄っているとブーストされている状態です。別物とまでは行きませんがたしかに変化は感じられ、それぞれに特徴があります。本レビューでは、4タイプの音質を軽くレビューさせていただきます。
試聴楽曲:
SUMMER SONG(YUI), 鬼の居ぬ間に(羽生まゐご),
シャンランラン(miwa),梅田ナイトフィーバー’19(梅田サイファー)
■Ref(ノーマル)
スイッチを両方OFFにした状態です。もっともフラットに感じられるバランスですが、音の細さはなく、全域に厚みを感じるモニターサウンドです。持ち前の位相と定位感、ほどほどに広がる音場のおかげで立体的な音も楽しめます。高域と低域の主張が少ないので、楽曲によっては物足りなさを感じる人もいるかもしれません。フラットに分析的な聴き方や、聴き疲れしづらいので長時間のリスニングを楽しみたい時にオススメです。
■Classic
高域のみブーストした状態です。Refからボーカルが一歩前へ出てくるイメージです。刺さるような刺激はなく、爽やかで清涼感のある高音域が楽しめます。Refで感じた高域の伸びの物足りなさがなくなるため、ボーカルだけでなくギターなどの高音楽器も活気づいてきます。全体のバランスの良さは変わらずですが、特に女性ボーカル、J-POPとの相性は良いと感じました。
■Bass
低域のみブーストした状態です。低域の量感とパンチ、厚みを一番感じられるチューニングです。胴鳴りのような低音の響きもあり、アイソバリック・ウーファーの力強さを体感できます。ただ増えただけではなく、低音のキレやレスポンスの良さは健在なため、音像がぼやけるような印象はありません。HIP-HOP、EDMなどをノリ良く楽しみたい時にオススメです。
■Live
スイッチを両方ONにした状態で、個人的に一番好みなサウンドでした。高音と低音をブーストしていますが、ドンシャリほどは行かず、バランスの良いリスニングサウンドという感想を持ちました。全音域で朗々と生き生きとした音で、ライブのような立体的な音場を一番感じられるチューニングです。オール楽曲ジャンルいけますが、ライブ音源、ROCK、アコースティック系の楽曲がより映えそうな印象です。
キャラクターが分かりやすく、楽曲に合わせてチューニングを変える楽しみがありました。スペックやドライバー構成、選べるサウンドなど魅力が詰まった機種ですが、いくつか弱点を感じられました。
まずは、スイッチ部の耐久性が未知数…という点で、頻繁かつ無理な力を加え続けると摩耗してしまいそうな印象です。コツを掴めば問題ないので、切り替える時はきちんと付属のピンを使用するのがオススメです。
また、サウンド面について、ハイエンド帯のモデルと比較すると全体の解像度や音場の広がりの面において物足りなさを感じます。NOVA、BA、ダイナミックと各々得意な帯域をうまく再生してますが、全体的にやや大味な印象です。ただ、この辺りはリケーブルの細かい調整である程度カバーできそうです。ちなみにAAWのラインナップで「AXH」が一番音バランスが近いと感じました。
ATHは、これまでAAWが培ってきた技術と経験がふんだんに盛り込まれ、価格・構成・音の完成度と、既にさまざまなイヤホンをお持ちの方から、初めてカスタムIEMを製作する人のどなたにもオススメしやすいモデルだと感じました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
AAWから完全新作のカスタムIEMの登場は久しいですね。
スペックから価格、音質まで非常に手堅いモデルとなりそうです!
各店に試聴機ありますので、お越しの際はぜひ試聴してみてくださいね。
以上、代理店事業課のすずきがお送りしました!
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