こんにちは e☆イヤホンのケイティです
2021年11月23日にe☆イヤホン秋葉原店で開催された「Fiio・HibyMusic試聴会」にお邪魔してきました!
遠方の方やご都合が合わず来られなかった方にもその魅力をお届けしたいと思います!
発売済の製品もいくつかご用意いただいていたのですが、記事のボリュームの関係で未発売製品のご紹介に限らせていただきます!
秋葉原店に入店して会場のある6階に上がりました。そして入場すると普段e☆イヤホンTVの生配信やYouTubeの動画撮影をしているあの場所に試聴会ブースが!
空いている時間帯に伺ったので写真内のお客様は少ないですが、一時、試聴待ちのお客様がでてしまうほど盛況でした!
まずはHibyMusicのブースからお邪魔します。
HibyMusic
2018年にポータブルオーディオプレイヤー「R6」「R6SS」「R3」を発売してから数々のプレイヤー、Bluetoothレシーバーやイヤホンを販売し、着々と人気を得てきています。最近ではポータブルオーディオプレイヤーの主流ブランドの一つとして大人気です。
WH3 DD BA
ダイナミックドライバー1基搭載のモデルとBA2基搭載の2種類がありますが、今回試聴できたのはダイナミックドライバーモデルでした。
完全ワイヤレスイヤホンではかなり珍しくLDACに対応していて、96kHz/24bitまで再生可能なのはかなり嬉しいポイントです。
ハリのあるハツラツとしたサウンドで、音場はやや広めで、分離感がしっかりしています。帯域バランスは中域が若干強めでボーカルなどメロディが聴きやすい印象でした。
また、専用アプリがあり10バンドのイコライザーや、タッチパッドのコントロールの変更を行えます。イコライザーの効きが良く、使いやすかったです。
さらに、BAモデルだとアプリでデュアルドライバーのクロスオーバー帯域を変更出来るそうです! なにそれ面白そう!!! 試聴できるようになったら是非試してみたいですね。
HibyMusicはもともとソフトウェア開発の会社で、その知見がこういったアプリにいかんなく発揮されているのを感じます。
RS6
e☆イヤホンでもご予約をたくさんいただいていて、ユーザー様からの期待も相当高く、発売前から大人気のプレイヤーです。
今回、2種類展示されていましたが、左の光沢がある方はプロトタイプで販売はされません。製品版は右のマットな仕上げになっています。
出力端子は左から
- 4.4mmバランスラインアウト
- 3.5mmアンバランスラインアウト
- 3.5mmアンバランスフォンアウト
- 4.4mmバランスフォンアウト
バランス・アンバランスともにフォンアウトから独立したラインアウトがついているのが特徴的ですね。単体で完結させずにアナログアンプに接続したい方にも嬉しい設計です。
ボリューム調整はノブ式です。
ケースはキャメルが付属。グリーンはあとから出る別売り品だそうです。
ケースの蓋がマジックテープになっていて、締め付けすぎず出し入れもしやすかったです。
SDカードの入れかえをする際や、ケースを気分で変えたいときなどに便利ですね。
プリインストールされているアプリのアイコンが統一されていてかなりかっこいいです。
サウンドはスッキリめでかなり高解像な印象です。HibyMusicらしい透明感があり、艶やかな高域が心地よいです。パワーもしっかりとあり、据え置きヘッドホンでもある程度まではドライブできそうな余裕を感じます。
また、面白い点としていくつかのイヤホンに最適化されたサウンドプリセットが用意されています。
各イヤホンメーカーが実際に選んだモードになり、おすすめのゲインや、バランス接続orアンバランス接続で聴いてほしいなどのメッセージが出てきます。
今回は実際にそのイヤホンが手元になかったので試せませんでしたが、お持ちの方は是非お試しください。
また、試聴会に参加された方にノベルティグッズのプレゼントがありました。
鳩をモチーフにしたHibyMusicのマスコットキャラクターのピンバッチとステッカーです。イケイケのヒップホップなデザインがかわいいですね。
FiiO
2007年に設立され、ポータブルアンプや、イヤホン・プレイヤー・Bluetoothレシーバーなどなど様々な製品を世に送り出しています。こちらも今ではポータブルオーディオプレイヤーの主流ブランドの一つとして大人気です。
BTR5 2021
大人気のBluetoothレシーバー「BTR5」の後継機です。変更点は搭載DACが「ES9218Pデュアル」から「ES9219Cデュアル」に変更になったことと、MQAレンダラーに対応したことです。MQAレンダラーに対応したことで、対応した音楽プレイヤーアプリと組み合わせて使用することで最大16xのデコードが可能です。
また、「 USB TYPE-C to Cケーブル」が同梱されるようになりました。これにより追加購入無しで、AndroidスマートフォンなどのUSB TYPE-Cの対応デバイスと有線接続が可能になります。初回数量限定でiOSとの接続用のLightningケーブルが同梱されています。数に限りがございますのでiOSユーザーの方はお早めに!
個人的に前作の「BTR5」を愛用しているのでUSB接続で聴き比べてみました。
大きく傾向は変わらずですが、前作よりも洗練され、より整ったサウンドに進化しているように感じます。「BTR5」をお持ちの方でも一聴してこの進化の差を求める方には買い替えの価値もあると思います。
また、まだBluetoothレシーバーやUSB DACをお持ちでない方にはこれ一台で2役こなせますので間違いのない選択肢になることでしょう。
KA3
「KA3」は小型で軽量ながら3.5mmアンバランス端子と4.4mmバランス端子を搭載したバスパワー駆動のDACアンプです。音楽ストリーミングサービスの普及により、こういった小型でバスパワー駆動の扱いやすいDACアンプの人気はうなぎのぼりで、各社から様々な製品が販売されています。FiiOのバスパワーで駆動するアンプとしては、「K3」「K3ES」といったデスクトップ向けの製品がありますが、持ち歩きを前提としたスティック型のバスパワー駆動の製品は初めてです。
サイズはこの手の製品の中で平均的で、大きすぎず、小さすぎずなちょうどいい塩梅です。むしろ4.4mmを搭載しているものの中では小型なほうかもしれません。
アルミのようなケースで高級感があります。
USBケーブルは着脱式。収納時には取り外してコンパクトになりますし、断線故障時にも便利です。
出力端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2種類。アンバランス専用の製品やバランス専用の製品がある中、このサイズにアンバランス端子とバランス端子が収まってくれているのも嬉しいポイントです。
ボリュームコントロールはスマホ本体での操作のみで、シンプルな作りになっています。
サウンドはすっきり、ハキハキとしていて元気で快活なサウンドです。感度の高いカスタムイヤホンでもホワイトノイズを感じることはなく、体感でのS/N比も高いように感じました。
価格は現時点では未定とのことですが、おいくらぐらいになるんでしょうか。わたし気になります。金額次第では今回の製品の中でも一番欲しいかもしれません。
K9 Pro
「K9 PRO」は据え置き用のDACアンプです。入出力端子が豊富で、様々な使用シーンが思い浮かびました。
正面は左側に出力端子、右側にコントロールが集中したデザインです
出力端子は左上から以下の通り
- 左上:XLR4pinバランス
- 左下:6.3mmアンバランス
- 右下:4.4mmバランス
コントロールは左から以下の通り
- アウトプットセレクター
- ゲインセレクター
- インプットセレクター
- 電源ボタン
バランス接続端子が据え置き環境で採用されることの多いXLR4pinと今やポータブル・据え置きどちらにも幅を利かせている4.4mmの2種類採用されているのも嬉しいポイント。
据え置きのみで使用するヘッドホンはXLRで、出先で使用しているイヤホンは4.4mmで使用しているという方も少なくないのではないでしょうか?
背面
端子が多いので番号を振りました。
- USB Type-B INPUT
- COAXIAL(同軸) INPUT
- OPTICAL(光) INPUT
- 4.4mmバランス INPUT
- RCA LINE INPUT
- RCA LINE OUTPUT
- XLR3pin バランス OUTPUT
「これ以上何か必要ですか?」といわんばかりの充実っぷりです。しかもこれだけではなく、左側面を見てみると
USB Type-C INPUTまでついてる!!!
ポータブルプレイヤーやスマホを繋ぐときに裏まで手を伸ばしてケーブル抜き差しするのって地味に面倒です。側面にこれがあるのはとても便利そうですね。
入出力端子が豊富で、Bluetoothでの入力までできる何でも屋さんです。
また、「FiiO control」アプリに対応していて、フィルター・イコライザー・Bluetoothコーデックの選択などの選択をスマホアプリ上で変更が可能です。
さて、早速聴いてみます。今回はe☆イヤホンの中古在庫にあったSENNHEISER 「HD 800 S」で視聴しました。
300Ωもの抵抗があるこの「HD 800 S」も余裕で駆動でき、サウンドの相性も抜群です。癖がなく、ヘッドホンの特徴をいかんなく発揮してくれている印象でした。
AAW 「AXH」でも視聴してみました。
好感度なカスタムイヤホンでもノイズレスに鳴らせ、しっかりとパワーも感じられました。普段のポータブルの試聴環境と比べて、より深い低音を無理なくならせ、空間を広く感じました。
DACアンプとしても、アナログアンプとしても、DACとしても、そしてBluetoothレシーバーとしてもマルチに活躍できる1台です!
12月10日発売予定です!!お楽しみに!
M17
そして皆さまお待ちかねのFiiO「M17」! 情報が出始めたころからオーディオ好きのTwitterタイムラインはこの話題で持ち切りだった記憶があります。
まず第一印象はでかい!
一般的にはポータブルプレイヤーとは思えないサイズ感ですが、恐ろしいことにこのくらい大きいプレイヤーに慣れてきてしまっている自分もいます。(笑)
持った感じやっぱり重い。ですが、思ったよりは重量を感じません。大きさがある分ずっしりとは来ないのでしょうか。そしてめちゃくちゃ分厚いです。このごつごつした渋いデザイン、ロボット好きにはたまらないんじゃないでしょうか?私は大好物です。
背面はダイヤモンドカットのような美しい加工が入っています。ケースを付けてしまえば見えなくなる部分ですが、こういう細かいところの意匠大好きです。
正面から見たときの右側にボリュームノブ・左側に各出力端子があります。出力端子が豊富についています。これがポータブルプレイヤーの出力端子だといって誰が信じるでしょうか?
- 2.5mmバランス
- 3.5mmアンバランス
- 4.4mmバランス
- 6.3mmアンバランス……
6.3mm!?上3つまでは最近のハイエンドプレイヤーにはよく搭載されるようになりましたが6.3mmまで同居しているものは初めて見ました。
こちらも端子だらけです
左から
- DC電源端子
- USB Type-C
- USB Type-C
- 同軸入出力両対応RCA
USB Type-Cが二つある……
実は充電・データ転送用とトラスポート用で別れてるんです!なので、充電しながら他の機器とUSB接続して使用する、なんてことも可能なんですね。気が利いてる!
そして同軸入出力両対応のDAPなんて見たこともないかもしれません……同軸対応でも大抵が出力のみ対応ですよね? この辺りからも据え置きでもポータブルでも使ってもらえるようにという意思を感じます。
また、DC電源からパワーを供給して使用するDC駆動というものがあり、内臓バッテリーで再生するよりも高音質で再生ができるそうです。こちらも後ほど試してみましょう!
さて、いよいよ聴いてみます。試聴はAAW「AXH」 。まずはバッテリー駆動での音から。
一言でいうと素直で優等生な音です!同Mシリーズで言うと「M11 PRO」に近いイメージを感じました。ただ、M11 PROと比べるとさらに音の濃度が濃く、1音1音の輪郭を認識しやすいかと思います。
開発時のリファレンスにSENNHEISER 「HD 800 S」 を使っているそうで、K9 PRO同様このヘッドホンも余裕で鳴らせるパワーを持っています。
そして気になるDCモードにすると…… ゲインなどの他の設定はなにもいじっていないにも関わらず、グンと音像がはっきりした感じが増し、音圧、低音の深みが増したイメージです。電源を変えるだけでここまで音が変わるかと感心させられました。
こちらも価格・発売時期など詳しいところは未定。くぅぅ、楽しみすぎる!!!
ということで!今回はFiiO・HibyMusic試聴会にお邪魔してきました!
新製品っていつになってもわくてかしますねぇ。またこうやって試聴会にお邪魔することができたら記事にしたいと思います!
お相手はWEB本店店長のケイティでした~
ではまた。
e☆イヤホンの何でも屋のケイティです!
▼愛機
カスタムIEM:AAW AXH
イヤホン:UM PRO30【redesign model】 SE425
ヘッドホン:SRH1540