どもですー。e☆イヤホンばらねですー。
さて、eイヤホンで現在お取り扱いのあるカスタムIEMはなんと200機種以上ございます。多ッ!機種選びのお手伝いをすべく、本日は25万円以上のフラッグシップモデル全てを徹底分析!全部聴いたうえでガチ採点し、ランキング形式でご紹介します!
ただ、イヤホン選びに大切なのは順位ではなく「フィーリング」だとも思うんですよね。このランキングもあくまでわたし個人が各イヤホンに受けた印象です。フィーリングを重視して機種選びをしていただくためにも、今回はランキングとは別にキャラクター性を分析してみました。ランキング上位でなくても音の傾向や好みのフィット感の機種があればぜひ一度試してみてくださいね。
ランキングの詳細はこちら!
選考対象機種一覧(価格は税込表記)
今回対象となるのは各メーカーのフラッグシップモデル(25万円以上)です。計12機種!もちろん全部聴きました。
採点方法
低域、中域、高域…各10点
基準:ディティールや表現力
全体の解像度…10点
基準:解像度の高さ
デザイン性…5点
基準:カラーやデザインの豊富さ、組み合わせの豊富さ
計45点
非加点項目(キャラクター性)
それぞれのイヤホンのキャラクター性をそれぞれ5レベルで表記しています。あなたにとって”いいイヤホン”を見つけるためのツールとしてご覧ください。
迫力
優しい (1)~ 迫力がある(5)
音場
狭い (1)~ 広い(5)
硬さ
柔らかい(1)~ 硬い(5)
フィット感
自然(1)~ タイト(5)
それではランキング結果をどうぞ!!!!!
専門スタッフが選んだ!カスタムIEMエントリー機ランキング!
1位 Ultimate Ears UE Live ¥279,800
ドライバ構成
8ドライバー(1×ダイナミックドライバー, 1×True Tone Plusドライバー, 6×BAドライバー) ・クロスオーバー:5WAY
点数内訳
39点
低域8点/中域9点/高域9点/解像度9点/デザイン性4点
キャラクター性
迫力…4(やや迫力がある)
音場…5(広い)
硬さ…3(普通)
フィット感…2(やや自然)
さすがプロからも愛されるブランドUltimate Earsのフラッグシップモデル。ステージモニターにも使われるモデルだけあり、高解像度かつ必要な音をしっかりと粒立ち良く鳴らします。臨場感あふれるこってりな低域ながら、雑味やイヤな存在感は感じられません。広いサウンドホールと圧巻の迫力はまさにライブ音源にぴったり。モニターらしい分析的なサウンドとリスニングらしい音楽を楽しめる要素のどちらも兼ね備えたプレミアムなサウンドだと感じました。
2位 ELYSIUM ¥369,000
ドライバ構成
1 BA、1 DD、2 ELECTROSTATIC
点数内訳
35点
低域8点/中域7点/高域7点/解像度8点/デザイン性5点
キャラクター性
迫力…4(やや迫力がある)
音場…5(広い)
硬さ…4(やや硬い)
フィット感…4(ややタイト)
こってりメリハリサウンドでおなじみVISION EARSのフラッグシップモデルということで初めて聴くときは身構えてしまいましたが、一音聴いただけで脳内にパーーーッと青空と草原が広がるような爽やかなサウンドです。静電ドライバを搭載していますが、他メーカーの静電ドライバよりも伸びやかで明瞭な高域だと感じました。全体のバランス感としては若干中高域寄りですが、低域の解像度や表現力はさすがVISION EARS。曲によっては低域のこってりさもしっかりと味わえます。爽やかかつ聴きごたえのあるサウンドをお求めの方に試していただきたいモデルです。
3位 ODIN ¥421,000
ドライバ構成
2x 次世代 9mm WEAPON IX+(W9+) サブウーファー
5x バランスドアーマチュアドライバ(proprietary balanced armature driver)
4x プレミアム静電ドライバー(premium electrostatic drivers)
点数内訳
35点
低域8点/中域8点/高域8点/解像度7点/デザイン性4点
キャラクター性
迫力…3(普通)
音場…4(やや広い)
硬さ…4(やや硬い)
フィット感…4(ややタイト)
EMPIRE EARSらしい深く沈み込む低域と静電ドライバの爽やかでシルキーな高域のバランスが絶妙です。低域は量感が多く全体のバランスとしてもこってりとしていますが、他の音域と半歩離れたところで鳴っている感覚です。それにより繊細な中高域を邪魔せず、細かなシンバルの震えや金物のハリもしっかりと聴くことができます。個人的にはボーカルが特にお気に入りポイント。一音一音の繋がりがなめらかで、ぎゅっとしつつ程よく広がるジューシーさに感動しました。
4位 Layla ¥269,980
ドライバ構成
12 BAドライバー
点数内訳
35点
低域7点/中域8点/高域7点/解像度8点/デザイン性5点
キャラクター性
迫力…5(迫力がある)
音場…4(普通)
硬さ…4(やや硬い)
フィット感…4(ややタイト)
超こってりサウンドJH Audioのフラッグシップモデルということで、やはりLaylaも超濃密です。音が丸い塊となって耳に飛び込んでくるような甘くて激しいサウンド。注目されやすいのは低域ですが、個人的にはボーカルの表現力に驚きました。パッと聴くと低域しっかりのモデルですが、聴きこむことで中高域のクオリティの高さに気づきます。
そしてJH Audioといえばなんといってもデザインへのこだわりがすごい。近年ではスケボーに使われる木材を用いたデザインや鯉があしらわせた金属のフェイスプレートなど、超個性的かつラグジュアリーなデザインが増えています。所有欲が満たされる~~
5位 Canary ¥302,900
ドライバ構成
Isobaric Dual Dynamic Driver + 4 x Balanced Armature Driver + 2 x Electro-Static Driver
点数内訳
32点
低域7点/中域8点/高域7点/解像度7点/デザイン性5点
キャラクター性
迫力…5(迫力がある)
音場…5(広い)
硬さ…3(普通)
フィット感…2(やや自然)
ボーカル特化型ですが、金物やバスドラムのリアルさもしっかりと捉えているように感じました。静電ドライバ特有の高域は細やかで、音がすーっと優しく伸びて静かに消えていきます。深く柔らかいが雑味がなく聴き心地の良い低域は、他のモデルではなかなか体感できないと思います。トリプルハイブリッドですがドライバの温度差が少なく、各音域のまとまりがとてもキレイです。優しく耳あたりが良いのでいつまでも聴いていられるようなサウンドです。
以上が上位5機種でした!やはりハイエンドモデルだけあってどれも高得点でしたね。正直5位以下含めてそこまで点数の差は大きく出ませんでした。採点めっちゃ大変でした…
6位以下の機種についてはキャラクター性のみ公開します。(順不同)
イヤホン探しの参考になりますように…!!!
qdc Anole V14
迫力4 / 音場4 / 硬さ3 / フィット感3
Clear Tune Monitors Da Vinci X
迫力4 / 音場4 / 硬さ4 / フィット感3
Unique Melody MASON V3+
迫力3 / 音場4 / 硬さ3 / フィット感2
64Audio A18 Tzar
迫力3 / 音場5 / 硬さ3 / フィット感4
Lime ears PNEUMA
迫力3 / 音場3 / 硬さ2 / フィット感2
須山補聴器 FitEar DC Ti +FitEar cable 009 Aqua
迫力5 / 音場5 / 硬さ3 / フィット感1
Noble Audio KHAN C
迫力5 / 音場4 / 硬さ3 / フィット感3
いかがでしたか?少しでも参考になれば幸いです。
機種が決まってからのオーダーの流れや、カスタムIEMについてのよくある質問はこちらにまとめてありますので、オーダー前に一度ご確認下さい☆
以上、ばらねでした。
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