どもですー。e☆イヤホンばらねですー。
この前エジプト展に行ってきました。ずっとヒエログリフやエジプト神モチーフは大好きだったんですが、詳しいわけではなくて。果たして行って楽しいのか…?って思ってたんですがそれはそれはもう大興奮でした。超楽しかった。
本日は今まで意外とやっていなかった、オーダーメイドイヤホン カスタムIEMのハイエンドモデル特集です!本記事では25万円以上の高級機の中から、おすすめ機種を5つ紹介しております。
この価格帯はちょっと…という方は、秋葉原店オーダーメイド館スタッフのレッドブル君が投稿しているブログをチェック☆
エントリー編(5万円前後)
ミドル編(15万円~20万円)
オーダーメイドイヤホン カスタムIEMのおすすめハイエンドモデル
VISION EARS ELYSIUM
◎スペック
ドライバー数:4ドライバー
ドライバー構成:1 BA、1 DD、2 ELECTROSTATIC
クロスオーバー:3WAY passive hybrid crossover
ELYSIUMはVISION EARS初のトリプルハイブリッドイヤホンです。中に見えるグリーンの高精度音響レベリングチャンバーの存在感がかっこいい!これに合わせてデザインを組み立てても面白いかもしれませんね。
クリアでシルキーでな高域はさらっとしており刺さりずらく、とても上品な印象です。
いつものVISION EARSらしい低域が効いたキレキレ骨太サウンドというよりも、上品で整ったバランスだと感じました。
しかしながら陰から支える低域はしっかりと芯を感じ、臨場感を楽しむことができます。
全体的に音の広がりが素晴らしく、ホールで聴いているかのように音に包み込まれる感覚を覚えます。
トリプルハイブリッドゆえの鳴らしずらさはありますが、高級機の風格をたっぷりと味わうことができるモデルです。
なお、付属するELYSIUM限定ケーブルは2.5mmバランスプラグです。
EMPIRE EARS ODIN
◎スペック
2x 次世代 9mm WEAPON IX+(W9+) サブウーファー
5x バランスドアーマチュアドライバ(proprietary balanced armature driver)
4x プレミアム静電ドライバー(premium electrostatic drivers)
1 Sub-bass, 1bass
2 Low-mid
2 Mid
1 Mid-High
2 High
2 Ultra-High
ODINは2021年6月現在、e☆イヤホンで一番高いカスタムIEM製品です。
でも紹介したかった!なんならODINを紹介したいから書いたブログといっても過言ではないです!
ODINは全体的にハリがあり、一音一音パンッとはじけて抜けていくような鳴り方をします。
整ったバランスの中でも、特にストリングスやボーカルの表現は圧巻。
個人的にEMPIRE EARSの高域は刺さりやすい傾向にあったのですが、ODINでそれは感じられませんでした。
透き通った高域は抜けがよく、上品に消えていきます。
ベースラインは量感も多すぎず丁寧な鳴らし方で、EMPIRE EASらしいこってりさを演出します。
一方で音圧は強くなく、キックも必要最低限に感じました。
ハリはあるが決してくどくない、そういった部分がOEDINの高級機たる上品さを醸し出しています。
EMPIRE EARSといえばこってりした低域とカラッとしたドライな高域、といったイメージがありますが、ODINはブランドらしさを残しつついい意味で期待を裏切ってくれる機種だと感じました。
AAW Canary
◎スペック
・ドライバー構成:Isobaric Dual Dynamic Driver + 4 x Balanced Armature Driver + 2 x Electro-Static Driver
・クロスオーバー:4 Way TruXross+ Crossover
・再生周波数帯域: 5Hz-100KHz
・感度: 100 dB SPL @ 1mW
・インピーダンス: 12 Ohm @ 1kHz
・THD <=0.5% @1mW @ 1kHz
・Quad Sound Bore Design
ELYSIUMにと同じくこちらもトリプルハイブリッドモデル。
もちろんスマホ直結でも十二分に楽しめますが、出力がしっかりした状態での使用で本領発揮されるかと思います。
ずうんと沈み込むような低域は深く重く、ですが協調しすぎず。温かみを感じる優しい耳あたりです。
中域の表現力が独特であり、弦楽器をとても艶やかにのびのびと鳴らします。
いわゆるボーカル特化型ではなく、メロディまでしっかりと楽しめる機種だと感じました。
シンバルなどの高域部分は少し控えめ。すうっと抜けるので刺さりにくく爽やかで、開放感があります。硬さのある音や刺さりやすい音をほわっとほぐしてくれるような、優しい聞き心地を感じました。
音場が横にとても広く、奥行きを感じやすいです。個人的にはボリウッド(インド映画)のサントラがめちゃめちゃ気持ちよく聴けたので、ぜひお試しいただきたいです。
64Audio A18s
◎スペック
18 ドライバー
Low x 8, Mid x 8, Mid/High x 1, tiaHigh x 1
A18sは同メーカーのフラッグシップモデルA18tをベースにしたモデルです。片側18ドライバと、この世の贅沢を詰め込んだ構成になっています。個人的にドライバ数が多い機種は苦手な傾向にあるのですが、A18sは全体のまとまりがとてもよく、ドライバ同士の連携に感動します。
サウンドエンジニアが求める明瞭度と正確さ、ステージに立つミュージシャンが求めるパワフルさを兼ね備えたとメーカーは謳っていますが、まさにその通り。スタジオリファレンス機らしい全体の見通しのよさとステージモニターらしいぐっとくる低域、音圧を感じます。
どこかの音域が突出しているわけではなく、完璧なバランスですべての音を感じ取ることができます。
こういったモデルはカラッとドライな機種が多いのですが、A18sは少しウェットであり、音源の生々しさをよりリアルなディティールで鳴らします。
モデルとなったA18tは表現力や音場の広さ、沈み込む低域といったキャラクター性がありますが、A18sはより正確さとシンプルさを求めている機種だと感じました。
どこにも隙がない超真面目サウンド。音楽を隅々まで楽しめる、上質なモニター機種です。
qdc AnoleV14
◎スペック
14ドライバー(Low × 4, Mid x 2, High × 4, Ultra High x 4(静電型))
Anole V14は、4つのチューニングスイッチにより音が16変化するので、いろんな楽曲を聴かれる方や気分や場面によって音を変えて楽しみたい方にもってこいですね。
まずはすべてオフにした状態で。
qdcらしい俯瞰的に音楽を眺められる適度な距離感で音が流れていきます。
音に硬さは少なく、だけどぼやけておらず。シンプルで素朴な耳に優しいサウンドであると感じました。
スイッチをオンにするとその音域の量感が変わりますが、決して下品ではなく、あくまで周りとの調和は忘れず質が上がる、といったような感覚です。
静電型ドライバが4基搭載されていますが、ほかのモデルに比べると鳴らしやすい機種です。
ということで、個人的に超おすすめ機種を5つセレクトしてみました。もちろんこのほかにもハイエンドモデルはたくさんございます。怖がらずお気軽にスタッフまでお声かけくださいね。
以上、ばらねでした。
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