モニターヘッドホンの新定番 Victor HA-MX100Vを実際聴いてみよう!


hamachan

イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』のはまちゃんです!!

 

先日発売されましたモニターヘッドホンの新定番、「Victor HA-MX100V」! 現行の定番モニターヘッドホンとはどのような違いがあるのでしょうか?HA-MX100Vの実機をじっくりレビューして魅力を探っていきましょう!

 

 

 

Victor HA-MX100V

【7/30発売】スタジオモニターヘッドホンの新定番!#Victor HA-MX100V ご予約開始!

Victor HA-MX100V e☆特価 ¥24,800-

 

 

Victor HA-MX100V 実機レビュー

 

パッケージ

 

いかにもプロっぽい感じのパッケージ。スタジオミキサー卓を背景にHA-MX100Vがたたずんでいます。

 

 

付属品はφ6.3mmステレオ標準変換アダプターのみとシンプルな内容。

 

 

Victorの最萌えポイント、蓄音機に耳を傾ける犬「ニッパーくん」のロゴは左右のハウジングにあしらわれております。

 

 

ヘッドバンド部分はレザーです。外側には「Produced by VICTOR STUDIO」の刻印。激かっこいい。

 

 

ヘッドバンド長さ調整部分はカチカチとクリック感のある仕様に。メモリも付いていますので、ちょうどいい幅が分かりやすくなっています。

 

 

イヤーパッドの厚みはやや薄め。表面は柔らかく、薄いビニールのような感じです。ビクタースタジオエンジニアのこだわりで、弊社品質の標準以上の耐久性ある素材の中から、「徹底した音質の吟味」と「スタジオでの長時間作業にも快適に使用できる装着感」の2点を最優先して開発されたとのことです。

 

 

 

頭を挟み込む圧も優し目で、長時間の作業に向いていると感じました。

 

 

ヘッドバンドの頭頂に当たる部分はより強化されています。長期間の使用にも耐えられるような配慮でしょうか。

 

 

ケーブルは着脱できません。ハウジングにケーブルブーツ部分がはめ込まれており、もっとも断線しやすい箇所を守っているような構造をしています。

 

 

ケーブルの先端はφ3.5mmステレオミニプラグです。

 

 

付属のφ6.3mmステレオ標準プラグ変換アダプターはうっかり外れてしまわないネジ式です。

 

 

 

現行の定番モニターヘッドホンと比較してみた

左から SONY MDR-CD900ST・MDR-M1ST・Victor HA-MX100V

左から SONY MDR-CD900ST・MDR-M1ST・Victor HA-MX100V

 

左から SONY MDR-CD900ST・MDR-M1ST・Victor HA-MX100Vです。おそらく、皆さまが最も目にしてきたヘッドホン「MDR-CD900ST」と、2019年7月に新登場した「MDR-M1ST」と最新モデル「HA-MX100V」を比較したいと思います。

 

 

 

サイズや重さ

ヘッドホン本体のサイズ差はほとんど感じません。重量に関しましても、装着したり手に持ったりしてみましたが、ほとんど差を感じませんでした。数値上の本体重量は以下の様です。

 

MDR-CD900ST:約200g

MDR-M1ST:約215g

Victor HA-MX100V:約265g

 

むしろ、若干重いと感じていた900STよりもHA-MX100Vが実際は重いとは!? 驚きです。それだけ装着感が良かったということだったのでしょうか。ちなみに、約60gは鶏卵1つ分くらいの差です。

 

 

HA-MX100Vのヘッドバンドの厚みはMDR-CD900ST以上、MDR-M1ST以下の、やや厚めであることが分かりました。

 

MDR-CD900ST:薄め

MDR-M1ST:厚い

Victor HA-MX100V:厚め

 

 

 

聴いてみた

 

タブラ奏者、U-zhaan(ユザーン)氏のビートと文化の歴史を感じましょう。

 

タブラはインドの太鼓の一種で、素手で指先や手のひらを使って演奏されます。手の腹を使って太鼓の張力を変えることで音程を上下させたりするユニークな楽器です。太鼓のヘリの部分を指先ではじくことで細かい高音のリズムを奏でたり、中心部に近い場所をたたくことでから「どぅうん」という独特な低音を含んだ音も出ます。

 

細かいビート、独特の響きがHA-MX100Vの高い解像度とあいまって、楽曲の情報量の多さを物語ります。

 

 

メキシコ出身の男女アコースティック・ギターデュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ (Rodrigo y Gabriela)。特に女性のガブリエーラ・クインテーロのラスゲアードの切れ味が凄まじい。

 

HA-MX100Vの得意な部分が存分に発揮され、ギターの弦のプリっとした弾ける感じがまざまざと感じられます。

 

 

スラム奏法とスラップを織り交ぜたMIYAVIさんの「WHAT’S MY NAME?」です。手数が多い楽曲で、3分間があっという間に感じられる疾走感を演出しています。

 

ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ同様にギターの弾けるようなサウンドが気持ちよく、ドラムのスネアも細かく繊細に、スピーディーに感じとることができると思います。

 

 

 

モニターヘッドホン3種を聴き比べて思うこと

ヘッドホンは1つ1つ音が違います。それは、同じような用途で使用されるヘッドホンであっても異なります。

 

今回の聴き比べでは、定番の「MDR-CD900ST」昨年発売された「MDR-M1ST」を比較にしてみました。全てモニターヘッドホンなので、傾向としては「解像度が高く、分離感が強い」というものでした。

 

「MDR-CD900ST」はボーカルを中心に非常に解像度が高く、息の音やリップノイズのチェックするのに向いています。「HA-MX100V」も、もちろんボーカルの解像度が高い仕上がりでしたが、「MDR-CD900ST」よりはややリスニングに寄った聴きなじみのいい優しい印象でした。

 

「MDR-M1ST」の特徴としては、「MDR-CD900ST」を上回る解像度と低音のふくよかさです。モニターヘッドホンと言えば低音は控え目、遊びはあまりないようなちっちりとしたイメージですが「MDR-M1ST」は幅広い低音をカバーします。「HA-MX100V」も「MDR-CD900ST」よりは幅広い低音をカバーしますが、量感としてはやや控えめです。

 

「HA-MX100V」の得意とする部分は、中音域を中心とした広範囲です。特に、電気的に作られたビートよりも、アコースティックに作られたビートに対する解像度が高いように感じました。イメージとしては前述しました楽曲のような感じです。

 

さらに、「HA-MX100V」の特徴を加えるとすると、左右の広がり、奥行がかなりあります。右から左へパンを振ったフレーズを聴いたときは思わず「おい!マジかよ!」とデスクで声が出ました。この「マジかよ!」は是非体感していただきたいですね。

 

 

はまちゃんの使い分け提案

MDR-CD900ST:ボーカルのチェックに最適!

MDR-M1ST:深い低音を含んだビートメイクにオススメ!

Victor HA-MX100V:アコースティックな要素のモニターにオススメ!

 

 

 


 

いかがでしたでしょうか!?制作をされているお客様には是非1度手に取っていただきたいヘッドホンでした!

 

Victor HA-MX100V e☆特価 ¥24,800-

 

 

以上!

はまちゃんがご案内いたしましたー!

※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。