ドンシャリ、かまぼこ、フラットなどと呼ばれる音の傾向について簡単にご紹介します!

 


 

皆さんこんにちは!

e☆イヤホンPR部のうらやんです!

 

 

先日初めてYouTube動画に出演させていただきました!

 

ミュージシャンとして活動する上で、日頃から音に関しては聴き分けたりはしてるのですが、イヤホンの知識がほぼない状態で入社したうらやんが、はまちゃんにイヤホンの基本的な事を教わる「イヤホン初心者向け動画」が公開されています。ご覧になりましたか?

 

尚こちら動画は「イヤホン初心者向け動画」として毎週火曜日にアップされる予定です。よろしくお願いします!

 

 

第1回目は音の傾向について

 

 

音の聴こえ方ってどう表現してます?

 

 

 

例えばめちゃくちゃ良い音のイヤホンを見つけた時、友達にも布教したい!!でもこの音ってどうやって言葉で説明したらいいんだろう……

こういう時ってありませんか?『音』って人によって感じ方って全然違うし、スペックや数値だけでは中々掴みにくい所があります。

今回の記事ではオーディオ聴きの音質の傾向を言葉や文章で表現する上で、よく使われる表現を動画でも触れていた通り3つご紹介いたします。

 

音の聴こえ方が変化する1つの理由が周波数の違いです。そこに着目して音の傾向を大きく3つに分けると、「ドンシャリ傾向」、「かまぼこ傾向」、「フラット傾向」と呼ばれる事があります。

 

 

 

ドンシャリ傾向

 

 

高音域と低音域が強調されているもので「低音域がドンドン、高音域がシャリシャリ」を意味しています。派手さ重視のチューニングで迫力たっぷりの音を楽しみたいという方にオススメな傾向です。

その特性上、ロックやヒップホップ、ダンスミュージックなどの音楽を聴くのに適しています。

 

 

 

ドンシャリ傾向にあるイヤホンの一例を挙げると

RHA T20がオススメです。

 

 

グイグイ引っ張ってくれるような低域と解像感が高くきらびやかな高域が特徴のイヤホンです。ポイントとしてはドンシャリ傾向にあるのにも関わらずボーカルが埋もれずしっかりと表現してくれるところ。音の輪郭がはっきりとしているので浮き出るようなボーカルも楽しめます。

ロックやメタルとの相性は抜群なのではないでしょうか。3種類のノズルが付属していて好みの音質に変えられるというのも大きなポイントです。

 

 

 

 

かまぼこ傾向

 

 

かまぼこ傾向とは、ドンシャリとは逆に低音域と高音域が弱めで中音域が際立っている傾向を指します。その傾向を周波数特性のグラフで見ると中域が強調されているだけあって、かまぼこのような形をしています。そのため「かまぼこ傾向」と呼ばれているようですね。

 

ギター、バイオリンなど金管楽器、ピアノやオルガン等の鍵盤楽器との相性がよく感じられます。またボーカルとの距離感が近い機種が多くボーカルを中心に展開していくバランスです。シンガーの細かい歌い分けやニュアンスをしっかりと感じたい方におすすめ。刺激が少ない機種も多い傾向にあるので長時間聴いていても聴き疲れがしにくいというのも大きな特徴の一つなのではないでしょうか。

 

かまぼこ傾向にある機種の一例を挙げると

 

最近登場したばかりのSHURE AONIC3がおすすめです。

 

 

小さな筐体のおかげで装着感は非常に軽く、つけているの忘れさせるような装着感。耳の奥の方まできっちりと挿入することができるのでかなり安定して装着ができます。さらに、Shure純正の高性能イヤーピースのおかげで遮音性が非常に高く「SE」シリーズと遜色ない性能なのではないでしょうか。

 

音の印象はボーカル部分と楽器隊がしっかりと分離、声の帯域の情報量が他の帯域と比べると多く際立った印象。
透明感のある中域でありながらタッチは柔らかく落ちつた音を奏でます。
量感に関しても中域重視のかまぼこ型でボーカルメインで楽曲を聴かれるかたにおすすめできる製品だと感じます。
高域と低域は量感は控えめ。
高域の刺さりや低域のキック感をマイルドに仕上げているのでまさに『普段使い』にはピッタリですよ!

 

 

 

フラット傾向

 

 

 

周波数特性が比較的均一に近いものを指します。周波数特性グラフを見ても強調されている部分が少だけあって、他の傾向と比較すると平坦→フラット。だからフラット傾向と呼ぶみたいです。

 

目立ったピークを設けていないので味付けが少ない機種が多く、音源の良さを脚色無く楽しみたい方におすすめな傾向です。味付けが少ないという特性もあってかプレイヤーや音源の良し悪しなど、細かい変化に対しても気づきやすい傾向でもあります。

聴き比べにも適している機種といえるでしょう。アーティストがステージで実際に使っているインイヤーモニターもフラット傾向な機種が多いです。

 

 

 

フラット傾向にある機種の一例を挙げると

ETYMOTIC ER3SEがおすすめです。

 

 

 

ETYMOTIC社は長年補聴器などを手掛けてきたアメリカのメーカーで、長い年月をかけて培ってきた独自のノウハウを多数盛り込んだ機種です。

いわゆる『三段キノコ』と称される独特のイヤーピースは装着方法に癖がありちょっとコツが必要ですが、一度慣れてしまうとすべてのカナル型イヤホンと比較しても頭一つ抜けた圧倒的な遮音性が特徴です。

 

肝心のサウンドはフラットで非常に味付けが少ない音質です。誇張の非常に少ない音質でありながらETYMOTICにしか出せない細い先で緻密に書き込まれた線画のような高い解像感と分離感が魅力。

音自体を虫眼鏡で拡大して見るような解析的な聴き方をしたい方や、音源の良し悪しそストレートに引き出してくれるような機種をお探しの方に非常におすすめな機種に仕上がっています。

 

 


 

 

ドンシャリ、フラットなどはバンドマンがよく使ったり色んな所で耳にしますが、個人的に「かまぼこ」は初めて聞いたのでビックリしました。皆様はどんな言葉で音質を表現しているのかも気になります。上手な音質のレビューを読むと思わず『なるほど』とうなずいてしまいますよね。

 

 

今回の記事でご紹介させて頂いたオーディオ用語解説シリーズは定期的に更新予定。

お次のお題はイヤホンの各パーツについてご紹介いたします!お楽しみに!

 

 

 

以上PR部のうらやんがお送り致しました!

最後まで読んで頂きありがとうございました!