HUMの新しいユニバーサルモデル『TT』が、2020年03月14日(土)に発売されます。2019年1月に発売されたHUM Reference Moitor以来、約1年ぶりのニューモデルです。このブログでは、TTの詳細とe☆イヤホンスタッフのレビューを掲載します。

HUM TTについて

HUM TT(ハム ティーティー)

TTについて

HUM TTは大人気機種Pristineをベースに生み出されたHUMのエントリー機種です。PristineとDoloresが誕生し、たくさんのユーザーからHUM初のエントリーモデルに対する声が多くなっている事に気づき、製作を始めました。フラグシップのDoloresとは違い、より洗礼された回路を設計するのではなく、最も原始的にシンプルに設計する事を心がけました。Pristineと同じドライバーを採用していますが、回路に違いがあるのと、コンデンサーが入っていません。既にPristineを手にした方にも、HUMにはじめて触れる方にもおすすめできるイヤホンです。

 

価格とスペック

本体価格:¥55,000-(税込)

ドライバー構成:2BA
クロスオーバー:2Way
インピーダンス:87ohm@1kHz
感度:120dB@1kHz,1mW
再生周波数帯域:10Hz-20kHz

ペリカンケースが付属

 

HUM TTを聴いてみた

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HUMらしい中域の解像度、こってりさがなんともたまりません!伸び伸びとした艶のあるボーカルが最高です。全体のバランスとしては、ボーカルがとても近く、それ以外の音が少し後ろにいる感覚。お兄さんモデルのPristine Referenceは音場が広く、定位感がとてもよい機種でしたが、TTは各音域同士の距離が近く、Pristineと比べると少しこじんまりとした印象を持ちました。低域は圧、パンチが感じられますが、ボーカルを邪魔しない程度。こってりサウンドに仕上げるのに一役買ってくれています。高域は分離感がよく、音数が多くてもごちゃつきは感じられません。シャリつき、刺さりも感じにくかったです。弦のざらつきや金管楽器のハリなどの表現力は少し控えめ。低域、高域ともにあくまで中域を主役に立てています。付属ケーブルは同メーカーのTara。細く、取り回しもとても良いです。ロゴ付きペリカンケースもついているので保管もしやすいですね。ドライバー数からは考えられない解像度とサウンド体験。中域をじっくりこってり聴きたい方にぜひお試しいただきたいです。

 

取扱店舗と試聴機について

  取扱い 試聴機
日本橋本店 ×
秋葉原店
梅田EST店
名古屋大須店 ×
SHIBUYA TSUTAYA店 ×

試聴機展開日:2020年03月14日(土)