イヤーパッドで音質が向上?!YAXIのイヤーパッドを実際に試してみた。


 

 

 

日本橋PR部のかわちゃんです。

 

 

皆様、YAXIというブランドはご存知でしょうか。ヘッドホン用のイヤーパッドの開発のみを専門的に行い、オリジナルのイヤーパッドの数々を手がけるメーカー。発売しているイヤーパッドの種類はかなり多く様々な機種に対応しています。

メーカーが掲げるのが、同社製のイヤーパッドに交換することにより装着感の向上だけではなく音質の向上も見込めるとのこと。

 

今回は同社製のイヤーパッドYAXI Comfort TH900/TH610を実際に使用して装着感と音質はどのように変化するのか。また、実際の使用感などをご紹介いたします。

 

 

 

YAXI Comfort TH900/TH610

 

 

 

 

YAXI Comfort TH900/TH610は2つのエディションが採用されており、素材に高級素材の代名詞「アルカンターラ」を採用した物ともう一つは全面に「抗菌プロテインレザー」を採用した2機種をラインナップ。

この2機種は装着感だけではなく音質のキャラクターも異なる製品。好みに合せてお選び頂けます。

 

 

では早速製品をチェックしていきましょう。

 

 

外観

 

 

パッケージ。

 

 

アルカンターラバージョン。イヤーパッドの耳に面する部分と内側部分がアルカンターラ素材。外側部分がレザー素材で構成されています。アルカンターラは高級車のシートにも採用されている素材で触った感触はサラサラとした起毛素材。触るたびに高級感を実感する程の上質な素材です。

 

 

一方レザーバージョンはしっとりとした手触りで柔らかく優しく耳を包みこんでくれそう。上質なプロテインレザーを採用しているので丈夫で長いあいだ使用できそうな耐久性を兼ね備えています。またレザーは汚れを吸収しないのでお手入れはサッっと拭くだけで簡単に綺麗になる所もポイント。

 

 

 

どちらのイヤーパッドも中のクッションにはINOAC製メモリーウレタンフォームを採用。指で押し込んでみるとモチモチで密度感があり適度な反発力。きめ細かいフォームでスカスカせず、しっかりと圧力を分散してくれそうな印象を受けました。

 

イヤーパッド装着時には下部に分厚い方がくるようにセットします。

 

 

また上下に厚みの差をもたせた形状(上下高低差約8mm)によりより自然に耳にフィットしやすく作られています。

この厚みは装着感の向上の効果だけではなく定位を寄り明確にするという音質向上の効果も見込めるそうです。

 

 

TH900の純正イヤーパッドは真円で厚みが均等なタイプのイヤーパッドを採用している一方、YAXIのイヤーパッドは楕円でかつ上下で厚みの差を設けているので装着時により耳へピッタリとフィット。装着感の向上だけではなく、密閉度も向上するため音質、遮音性、音漏れ耐性に対しても有利な構造となっています。

 

 

 

イヤーパッドの装着方法

 

 

まずはイヤーパッドを反時計回りに回します。するとロックが外れるのでイヤーパッドを引っ張ると

 

 

 

外れました。

 

 

この白い部品がヘッドホンとイヤーパッドを接続するアタッチメントの役割を果たしているので

 

 

純正パッドからアタッチメントリングを外してYAXIのイヤーパッドにはめ込み

 

 

アタッチメントリングの爪をヘッドホン本体に合せて時計回りに回転させると装着完了。

 

 

TH610も同様の方法でイヤーパッドを装着することが出来ます。

 

 

 

アルカンターラは抜けが良くなり鮮やかな音質へ

 

 

TH900mk2 に装着してみて

 

アルカンターラバージョンの装着感は全体的に柔らかくふかふか。柔らかい耳あたりが特徴的です。TH900mk2 純正イヤーパッドと比較すると、純正のイヤーパッドと比較して接地面が増加したのと耳に沿ってフィットする用に上下で厚みの差をつけているので全体的に包み込まれるような感覚です。吸湿発散性がいい素材なのでムレにくく汗をかいて場合でもベタつかずサラサラした感触を保ってくれます。

TH900は純正のイヤーパッドでも高い装着感を誇る製品ですがより装着感に磨きが加わるといった印象です。

 

 

音質

 

純正のイヤーパッドと比較すると音の抜けが良くなり全体的な音質は高域寄りにシフト。やや高域が目立つ鮮やかで派手めな音質に変化しました。

抜けがよくなることによってサウンドステージが広がり開放感のある音質が楽しめます。ボーカル部分は一歩下がり全体を見渡すような見晴らしのいい感覚。

より透明感が増しTH900の持ち味であるクリアなサウンドと明瞭度が向上。それと引き換えに低域のアタック感や量感はおとなしくなるという印象を受けました。

 

 

 

レザーバージョンは癖がなく聴きやすいモニターサウンドに

 

 

TH900mk2 に装着してみて

 

一方レザーバージョンは耳にピッタリと張り付くような装着感。材質にプロテインレザーを使用しているおかげで手触りはしっとりとした手触り。純正と比べて肉厚、モチモチなのでしっかりと圧力が分散され加えて隙間なくピッタリとフィットする印象です。アタリが少なくメガネをしててもテンプル部分が痛くなりにくいのも◎

またどちらも純正より厚みがあるので純正イヤパッドを使っていると耳の大きくてドライバーに当たって痛くなるという方にもおすすめ。

YAXIパッドアルカンターラバージョンと比較すると寄りしっかりとしとした密閉感のある装着感。レザーがスエード調かで装着感って大きく変化するんですね。

 

 

音質

 

純正イヤパッドの音質と比較すると低域の量感と高域の鮮明さが少しへりマイルドでモニターライクな音質に。低域はより制動感が増しニュートラルでキッチリとした正確な音質になったなと思いました。

やや刺激的だった高域がマイルドで少し柔らかくとても聴きやすくなりました。微ドンシャリだった音質からややフラットな特性に近づきめちゃめちゃ素直な音質になります。中域は中央へギュッっと凝縮されたような音質でやや引っ込みがちだったボーカルとの距離感は近づき一皮剥けたような感覚です。

TH900mk2の良さを活かしつつ個人的に少し気になっていた高域の刺さりとボーカルとの距離感がいい方向へと変化した音質なので個人的に一押しのイヤーパッドです。

 


 

 

 

カナル型イヤホンのイヤーピースと同じく、イヤーパッドを変えるだけで装着感はもちろん音質も大きく変わります。

あまりコストを掛けずに音質の変化をお楽しみいただけるのでぜひ一度ご検討いただければかと思います。TH900、610以外にも実は対応機種は非常に幅広く

 

 

FOSTEX TH900/TH610/TH900MKⅱ/TH600/TH500RP/TH-X00

HIFIMAN SUNDORA/HE560/HE350/HE300/HE400/HE4/HE5/HE6/HE5LE

*HIFIMAN専用mouting ringが別途必要

MrSpeakers ETHER FLOW/ETHER C

DENON AT-D7000/AH-D5000/AH-D2000

 

に対応しているのもポイントです。

 

 

また本製品以外にもYAXIは様々なヘッドホン用のイヤーピースを沢山リリースしており定番のCD900STやHD25シリーズ、PortaProなどなど非常に豊富な種類のイヤーパッドを取り揃えています。

ヘッドホンの装着感の改善や音質の変化を気軽に楽しみたい時、ぜひ一度お試しください。

 

 

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以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました!