Faudio注目の新製品、Faudio Passionを実際に使ってみた。
日本橋PR部のかわちゃんです。
皆様Faudioと言うメーカーはご存知でしょうか。極めて優れた音響設計者とスタジオエンジニアがタッグを組んで立ち上げた香港に拠点をおく新興メーカー。
様々な種類のドライバーを巧みに使いこなし優れたカスタムIEMやユニバーサルイヤホンを開発。そのサウンドチューニングの技術はまさに芸術的。個人的にも発表された新製品を聴くたびに毎回ドキッっとさせていただいてます。
さて、今回の記事でご紹介をさせていただくのはそんなFaudioの新製品、明日に遂に発売日を迎える
Faudio Passion
2018/12/26
発売予定
ホリデーシーズン大本命のイヤホン。この度メーカー様よりサンプル品をお貸し出し頂いたので簡単ですがレビューをさせていただきます!
早速開封!
外箱。
パカッっとな。
丈夫なキャリリングケースの中にインナーケースが。まさにケースオブケース。
ハウジングが傷づかない用に巾着袋が付いた状態で梱包されていました。こういう細かい配慮がとてもいいですね。
本体の登場。
筐体の見た目は先日発売された同じくダイナミックドライバー搭載のMajorにとても良く似ています。Majorは金色の筐体ですが今回紹介するPassionはサラサラとした質感のブラック。とてもシンプルなデザインですね。
素材はCNCで削り出された強靭なアルミニウムを採用。手にとってみると非常に剛性感があり加工精度も非常に高いと感じました。
強靭なアルミを高い精度で削り出すことで共振が少なくなるので音質的にも有利みたいです。
サウンドキューブには高い剛性と優れた音響特性を誇るステンレスを採用。
ノズルもかなりカッチリと作られています。イヤーピースの交換時になどノズル折れの心配をしなくても大丈夫ですね。
Passionのドライバーには 人間の皮膚のように柔らかく、 薄い、 メディカル・ファイバー素材のダイヤフラムを採用。よりタイトなサウンドを目指したとのこと。ダブルレイヤー構造ダイヤフラムを採用したMajorとの音質の違いが気になるところ。
また Passion には 3 つのアコースティックチャンバー(空気室)が搭載されています。 イヤホン筐体内の空気の流れをコントロールすることで、 搭載されたダイナミック型ドライバーのポテンシャルをうまく引き出します。
また薄くコンパクトなデザインのおかげで耳の中にすっぽり収まります。装着感は耳の表面にピッタリとハマる感覚で耳の奥まで押し込むタイプではないので圧迫感も無く快適。ライトな装着感が特徴です。
ケーブルは銀メッキ銅導体のケーブルを採用。極太だったMajorのケーブルと比較するとかなり細いです。
触った感じは柔らかいが中に芯のあるような感覚。例えるとカスタムIEMに採用されているような質感のケーブルで取り回しのしやすいケーブルだと思います。
イヤホンの端子部分は金メッキが施されたベリリウム銅製カスタム 2pin 端子を採用。一度ケーブルを脱着してみましたが怖いガタツキ等がなく剛性感があり安心しました。リケーブル時のトラブルも少なそうで安心ですね。
こういう細かいポイントもしっかりと作り込まれているというところに非常に好感を持てました。
イヤーチップは黒色の「FA Vocal」白色の「FA Instrument」とフォームタイプのイヤーピースが付属。「FA Vocal」 は名称のとおり、 ボーカルラインの聴こえを良くするための細工がイヤーチップに施してあり、ノズルの長さや内壁のコーティングを変えることで、 特別なチューニングに仕上げています。 もう一つの 「FA Instrument」 は、楽器の音にフォーカスしたチューニングに仕上げており、 タイトな低域が特徴的です。
付属品達。先程紹介したもの以外では3.5mm→6.3mm変換プラグ、クリーニングツール、クリーニングクロスが付属。豪華ですね。
お次はPassionを実際に聴いてみました
プレイヤーはMojo + Poly。を使って試聴をしました。
まず最初に視聴したのはFKA twigs の Two Weeks
まず印象に感じたのは音がよどみ無く非常にクリアだということ。サッと音が立ち上がりスッっと引いていくスピーディーなサウンドが楽しめます。
中高域ですがはキリッとブライトですが、音量を大きめにしても刺さらない絶妙なチューニング。FKA twigsの神秘的な歌声との相性は抜群でした。繊細さとツヤ感を持ち合わせた音質も特徴。
予備知識なしで試聴するとこれBAのイヤホン?と勘違いをしてしまいそう。そのぐらい音がクリアで高い分離感と解像度です。
でも、Passionはダイナミックドライバー搭載のイヤホン。クロスオーバーが無いので音のつながりは非常に滑らか。そしてダイナミックドライバーにしか出せない低域の沈み込みも特徴です。
低域の質感はタイトでギュッっとしまった感触。質感は控えめですがしっかりと低域の震えを感じることができます。
量感が控えめなおかげで全体的に爽やかででイキイキとしたバランスと感じました。
お次はポーランドのブラックメタルバンド
Mgła “Exercises in futility VI”で試聴
Passionは素直で丁寧な音質なのでゴリゴリに歪ませた音よりExercises in futility VIのようなキレイめでエモさに満ち溢れたギターの音と相性がいいと思います。
キレいいおかげでブラストビートや早いトレモロリフを多様した曲でも音が潰れずにしっかりと再生。
ギターのリフは一歩引いたような距離感で全体を把握しやすいです。
ハイハットやシンバルの音のような金属音がしっかりと響いてくれるのですがキンキンしないので疲れない絶妙な音質バランス。激しめの曲でも長時間楽しめるかと。
また某メタルレビューブログでブラックメタル界のイケボと称されていたM. Żentaraの堂々とした歌声との相性も抜群。分離感が非常にいいのでボーカル部分が潰れないのがいいですね。
3万円台でこのサウンドが手に入るとは
聴いた瞬間からお持ち帰りしたくなるような音質でした。スピーディーで粒立ちのいい音質が好みの方に非常におすすめ。この音質がこの価格で手に入るとは本当にいい時代になったなぁとひしひしと感じました。
Majorに続いてPassionも定番のイヤホンになるんなと確信できるようなクォリティでした。
発売日は明日2018/12/26発売予定
e☆イヤホン全店にて試聴機展開予定です。
以上最後まで読んで頂いてありがとうございます。
日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました。
日本橋本店PR部のかわちゃんです!写真を撮ることが大好きなので、写真を通してイヤホンヘッドホンの魅力をお伝えしていきたいと思います!よろしくお願いします(`・ω・´)b