moshiの『Vortex2』という機種がカッコイイだけじゃなく音も良いんです。
だいせんせいです。
突然ですが、皆さんはmoshiというブランドをご存知ですか?
moshiはアメリカ・カリフォルニア発祥のブランドで、OAバッグやスマートフォンケース、アップル製品向けのアクセサリ製品を開発している会社です。
その魅力はなんといっても、シンプルかつユニークで独創的なデザイン。
機器の魅力を殺さないスタイリッシュさがありつつも、ひと目でmoshiらしさが伝わる唯一無二なデザイン・センスは、日本でも多くのファンに支持されています。
僕もApple信者製品ファンの一人なので、感覚的にも非常に好みが合います。国内製品の親切丁寧な良さとはまた違った、シンプルなデザインが良い……。
……で、なぜ急にこちらのブランドをご紹介したかというと。
実はmoshi、イヤホンやヘッドホンも販売しているんです。
特に僕は以前発売していた『Vortex』というイヤホンが好きで、
以前にも音楽ジャンル別の特集記事にて紹介したことがあります。
↑若かりし頃のだいせんせい
そんなVortexが、実はひっそりとグレードアップした次世代モデルとして登場していたのです。
しかも一万円強という比較的お手頃な価格は、多くのユーザーのメイン機・サブ機問わずリーチする魅力的なグレードではないでしょうか。
ぜひぜひ『新しいイヤホンを買おうかな』という皆様の選択肢のひとつに加えて頂きたい……。
というわけではいドン!!
moshi Vortex 2 Light Steel
これこれこれ!!
初代『Vortex』の頃から変わらない独特でスタイリッシュなデザインは、流石のmoshiといったところ。
その詳細を早速チェックしていきましょう!
鋼合金を使用した重厚なボディ
医療グレードの鋼合金316Lを使用したハウジングは手に乗せるとズシリと重く、こぶりなサイズからは想像もつかないほど存在感があります。
この重量感は個人的には『イイ物』って感じがして好きなんですが、人によっては好みが分かれるところかも。
鋼合金ハウジングはビジュアル的なメリットだけでなく、特殊な製法により音響効果の高い無振動空洞を実現しているとのこと。実用的な一石二鳥ですね。
耳掛け可能で、フィット感も良好
一見すると特徴的なトライアングル型のデザインが目を惹きますが、フィット感にも優れています。
ストレート、耳掛け、どちらでも違和感なく装着出来るのは嬉しいポイント。
イヤホン自体がかなりコンパクトなので耳甲(耳の穴の手前のくぼみ)にすっぽりと収まり、重さの割にはかなり安定しています。
視覚的にも便利なシリコンイヤーピース+低反発タイプも付属
イヤーピースはシリコンタイプとフォーム(低反発)タイプの2種類が付属しています。
シリコンタイプは左右で色が異なっているので、パッと見で判別が出来るのが便利ですね。
専用のシリコンケースも付属
付属のシリコンケースもこれまた特徴的なもの。
両面にひとつずつ本体を収納し、周りにケーブルを巻くタイプで、使い勝手良くコンパクトにまとまっています。
ケース自体の形状もイヤホン本体を模しているようで、所有欲が満たされますね!
頑丈なリモコン付きケーブル
リケーブルは不可能となっておりますが、素材に強化ケブラー繊維を使用しており、耐久性は充分。
分岐部にはスマートフォンで使用出来る1ボタンリモコンが付いています。
最大3年で安心の保証期間
「そうは言っても、やっぱり断線は心配……」そんな方も少なくないかと思います。
moshi製品は通常だと保証期間が1年となっておりますが、
メーカーサイト(https://www.moshi.com/jp/register)にてユーザー登録をすると、なんと保証期間が3年まで延長(!)されます。
長く使っていくのであれば、無料でしっかり保証してくれるのはありがたいところ。
さりげないポイントですが、音質や装着感に負けず劣らず、イヤホン選びの重要な要素のひとつですよ!
詳細は保証情報ページ(https://www.moshi.com/jp/support/warranty-info)も併せてご覧ください。
……と、ここまで本体の技術的なポイントについて語ってきましたが、
このイヤホンの本質(というか、僕が最も好きな部分)はズバリ音の良さにあります。
音質傾向としては硬めで、輪郭もシャープ。
『金属筐体で、重量もあって……』っていう説明を受けたあとに一聴してすぐに納得出来る、めちゃめちゃ見た目通りの音です。
金属ハウジング特有のシャキッとした響きが心地よい反面、もちろんクセがあるとも言えます。
しかしこのイヤホン、不思議と楽曲ジャンルの不得手が少ない、オールラウンダーな機種なんですね……!
まず、音的に相性が良さそう、と連想するのはテクノやダンスミュージックといった打ち込み系のサウンド。
ハイテンポな楽曲にもしっかりと対応するレスポンスの良さがあり、一音一音のキレは見事。
キックはしっかりと深く沈み込み、どこかふくよかさも感じられます。
全体的にタイトな音作りですが、やや質感の異なる低音が上手く調和しているのが面白いですね。
その一方で、ジャズやギターの弾き語り、パーカッションといったアコースティックの音色にも不思議とマッチしています。
解像度が高く、ディテールがハッキリと分かるので、弦の揺れや金物系の響きが極めてリアル。
位相も良く、『どこで何が鳴っている』という実在感を帯びた音を鳴らしてくれます。
初代vortexと比べても分離に優れ、音場もなかなか広いので、オーケストラのような規模の大きな音楽も満足感のある再生をしてくれます。
そしてなんといってもボーカル!
このくらいの価格帯だと、J-POPやアニメソングなどでボーカルを注視して聴きたいという方も多いと思います。
ボーカルはやや近めで、真ん中でしっかりと歌っているような存在感があります。
上から下まで派手目に鳴らすvortex2ですが、ボーカルが埋もれてしまうこともなく、むしろスペースをちゃんと確保しているような余裕も感じられます。
個人的にはビシッとソロで歌い上げているボーカルが相性が良く、好みでした。もちろん複数人で歌うアイドル系の楽曲にもバッチリ。
まとめると、
・ジャキっとしたシャープな音が好き
・でも、オールラウンドに色んなジャンルの音楽を聴きたい
という方にはまさにうってつけ。
1万円前後とお手頃な価格帯なので、メイン機にもサブ機にもオススメの1本です。
【試聴環境】
IRIVER Astell&Kern A&norma SR15
【試聴音源】
ホトハシル / ORESAMA(32bit/96kHz)
ファイヤー! / 大石昌良(16bit/44.1kHz)
Locomotion / John Coltrane(24bit/192kHz)
Orbital Resonance / よしうらけんじ(24bit/192bit) 他
以上、moshi Vortex2のご紹介でした。
こちらは現在、e☆イヤホン全店で取扱いがある他、試聴機も用意しております!
1万円前後でイヤホンをお探しの方はぜひ、チェックしてみて下さいね!
お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。
【制作協力】
株式会社MJSOFT
※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。