耳の型を採って作る、オーダーメイドの耳栓を購入してみました。その価値やいかに!?
だいせんせいです。
今回はオーダーメイドで注文出来る耳栓の話です。
ライブと聴覚保護
皆さん、ライブには行きますか?
ライブといえば、意識したいのが聴覚保護。
ライブのような大きな音を長時間聴き続ける環境だと、聴力が低下するおそれがあります。
しかも、失った聴力が戻ることはありません。いつの間にか徐々に聴力を失っていくって、めちゃめちゃ怖いですよね。
そこで活躍するのが耳栓です。
耳栓というと音を遮断してしまうイメージがあるかもしれませんが、実はライブ用、楽器演奏用などの耳栓も存在しており、大きな音に対して音量を適度に和らげてくれる効果があるのです。
アーティストのライブはしっかり楽しみつつ、耳もちゃんと守りたい。
そんな思いから、僕がとあるライブに参加した時、耳栓の代わりにこんなものを持っていきました。
カスタムIEMという、耳の型を採ってオーダーメイドで作るイヤホンです。
『これのケーブルを外し、単体で耳に着ければオーダーメイド耳栓も同然なのでは?』
そう考えた僕は、薄暗いライブ会場でいそいそとケーブルを外し、耳に入れようとしました。
『あっ』
それは一瞬でした。
手のひらから滑り落ちたカスタムIEM(129,000円)は、カツン、コロンと音を立て、暗闇のライブ会場の座席の下へと消えていきました。
取り返しのつかないことをしてしまった時の、心臓を冷たい手でギュッと握られるような感覚。
絶望。恐怖。焦燥。筆舌し難い感情がうずまき、ライブどころではありません。
周り一帯がめちゃめちゃ盛り上がっている中、1人墓石の如くそこに立ち竦む僕。
地獄です。
オーダーメイド耳栓をつくろう
というわけで、カスタムIEMを耳栓代わりに使うのは大変危険であるということがわかりました(落としたカスタムIEMはMCタイムに見つかりました)。
しかし、耳型に合わせて作られたカスタムIEMのフィッティングは最高で、これまた捨てがたい。
どうしたもんかなー……と思っていると、e☆イヤホンにこんな商品があったことを思い出しました。
mimibuta
『mimibuta』。
多数のカスタムIEMを販売するe☆イヤホンが手がける、オリジナル・オーダーメイド耳栓です。
カスタムIEM同様に耳型を採取して制作するので、そのフィット感は最高クラス。不用意に外れてしまう心配もありません。
『これしかない』
手からカスタムIEMが滑り落ちていくあの感覚が脳裏に焼き付いていた僕は、迷うこと無く『mimibuta』をオーダーすることにしました。
e☆イヤホン カスタムIEM専門店
トラウマに震える足を鎮めながらやってきたのは、e☆イヤホン秋葉原店と同じビルの1階にあるカスタムIEM専門店。
こちらの地下一階には補聴器専門店『リスニングラボ』が併設しており、そちらでオーダーに必要なインプレッション(耳型)を採取することが出来るので、大変便利です。
(※ちなみに、大阪・梅田ESTの店舗でもリスニングラボが併設しております)
カウンターで『mimibutaくだちい』と告げると、まずはこちらを見せて頂きました。
現在mimibutaには、
・CICタイプ(小さめ)
・カナルタイプ(大きめ)
・フルシェルタイプ(全体を覆う)
の3サイズがあり、かつ次の4種類から選べるというのです。
- フィルター無しで遮音性の高い『STUDY!』
- フィルターで特定の帯域をカットするリスナー向け『LIVE!』(CICのみ)
- フィルターで特定の帯域をカットするプレイヤー向け『STUDIO!』(CICのみ)
- フィルター無し&シリコン製で最も遮音性が高い『Silent』
用途によって選ぶことが出来るわけですね。迷ってしまうな……。
さらに、次に用意されたのはこちらのプレート。
『mimibuta』では、豊富なシェルカラーの中からお好きなものを選んでいただくことが出来ます(左右のカラーは同一となります)。
どれも魅力的なお色ですが、この中から好きなものを選んで……。
同じくスタッフが渡してくれるオーダーシートに記入をして頂ければOK。
あとはインプレッション(耳型)と共に提出するだけでオーダー完了です。
数週間後
待つこと十数日。
思いの外早く、完成した『mimibuta』が到着致しました。
(※オーダーのタイミングによって時期が前後する場合があります)
派手。
今回制作したのは、『STUDY!』のカナルタイプ。
フィルター無しの『STUDY!』を選んだ理由は、ライブ以外に作業中などにも使用したいため、また『STUDY!』でもある程度しっかりライブを楽しめるという話を聞いたためです。
色をとびっきり派手にしたのは、万が一また落としてしまっても見つけやすいようにという思いからです(そもそも落とすなという話だけど)。
CICタイプと比べても大きいカナルタイプですが、手にのせてみるとかなりコンパクト。
ポーチも小さいので、カバンに忍ばせておくのにももってこいですね。
冒頭のカスタムIEMと比較しても、そのサイズ差は明らか。
耳甲介艇(耳の穴の上のくぼみ)の部分を製作しないため、半分近い小ささに収まっています。
着けてみると、結構しっかりと『耳が塞がってる!』という感覚があります。
それでいて外から見てもあまり不自然ではないので、幅広いシーンで活躍してくれそう。
というわけで、実際にライブに行って使ってみました。
— だいせんせい(e☆イヤホンPR) (@eear_daisensei) 2018年6月3日
ありがとうございました!! pic.twitter.com/34yXmDhtBt
— だいせんせい(e☆イヤホンPR) (@eear_daisensei) 2018年8月5日
結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。
まず、装着してすぐに周りの熱狂的な声援がぐっと抑えられます。
臨場感はそのままに、耳をつんざくような大きな音が無くなるのが嬉しいですね。
そして何より驚いたのは、想像以上にしっかり歌と音楽が楽しめたことでした。
「充分に聴こえなくなっちゃうんじゃないかな」と思っていましたが、いざ歌が始まると、その心配が杞憂だったことがすぐに分かりました。
mimibutaを装着してすぐは「静かだなあ」と感じるものの、しばらくすると耳が慣れてくるため、想像以上にしっかりと歌や音楽が楽しめます。
周りの歓声もちゃんと聞こえてくるので、ライブの臨場感はほぼそのまま。
耳を守りつつ、歌もガッツリ楽しめるということで、それぞれ大満足のライブとなりました。
遮音性の高いイヤホンの上にヘッドホンを着けて、大きめの音量でヘッドホンだけを鳴らしてみると、その感覚がちょっとだけわかってもらえるかもしれません。
また、作業中にも大活躍してくれました。
僕はもともと音楽を聴きながら作業(特に執筆)をするのが苦手で、かといって何も着けずに作業すると、周りの雑音も気になって集中出来ない……ということがままありました。
そんな中『mimibuta』を着けると、周りがクッと静かになるので、一気に自分だけの世界に入ることが出来ます。
ここ一番の集中したい時にも『mimibuta』という選択肢はアリですね!
以上、オーダーメイド耳栓『mimibuta』のご紹介でした!
耳栓というと『音を防ぐ』というイメージが強いと思いますが、
『大きな音を適切に楽しむ』といったような、幅広い使い方が注目されつつあります。
皆様もぜひ、オーダーメイド耳栓をチェックしてみて下さいね!
↑のブログ記事にて、
・フルシェルタイプを含む製品詳細
・2018年9月中開催のmimibuta割引キャンペーン情報
が掲載されています。併せてご覧くださいませ!
お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。
※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。