人気トラックメイカー・Yunomiさんに、イヤホンについてインタビューしました。

 


 

 

だいせんせいです。

 

なんと、大人気トラックメイカーとして知られるYunomiさんがe☆イヤホンにご来店されました。

 


 

Yunomi

 

札幌出身、東京在住のトラックメイカー。

2015年6月にSoundCloud上でnicamoqをボーカルに起用した楽曲「サ・ク・ラ・サ・ク」を公開し、正式にYunomi名義での活動をスタートさせた。

オリジナル楽曲を頻繁にSoundCloudにて公開する中、KONAMI「ひなビタ♪」をはじめとした楽曲の提供、また、ラブリーサマーちゃんや声優の花澤香菜をはじめとしたRemixの制作を行なう。

2017年10月18日には初のフルアルバムとなる「ゆのもきゅ」を、トラックメイカー/ボーカリストのYUC’eと共同で立ち上げたレーベル「未来茶レコード (Miraicha Records)」よりリリースした。

 

オフィシャルサイト: http://www.yunomi.tokyo
Twitter: https://twitter.com/iamyunomi
SoundCloud: https://soundcloud.com/tkrism
Bandcamp: https://iamyunomi.bandcamp.com/
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCffP6jI_WwWpYOJt6d8tPvQ
コンタクト: yunomi.tea@gmail.com
インタビュー: http://spincoaster.com/interview-yunomihttp://spincoaster.com/interview-yunomi-feat-toriena

 


 

今回は、現在使用しているイヤホンだという『MACBETH II Classic』について、

ミックスウェーブの宮永さんを迎え、インタビューさせて頂きます。

 

秋葉原店にご来店されたYunomiさん(の身代わり)

 

 

 

登場人物紹介

【Yunomiさん】

トラックメイカー。札幌出身、東京在住。

EDMやベースミュージックを基盤に、和を感じさせるサンプリングや音階を多用したキャッチーな楽曲が特徴。

 

 

【宮永さん】

ミックスウェーブ株式会社の営業マン。札幌出身、東京在住。

UniqueMelody製品の国内販売モデルのチューニングも手がける。

 

 

【だいせんせい】

e☆イヤホンのPR担当。札幌出身、東京在住。

大先生という重すぎる名前のプレッシャーに負け、最近名前をひらがなに改名した。

 

 

 


 

今日はよろしくお願いします。

 

 

よろしくお願いします!

まずは、Yunomiさんに簡単にプロフィールなど頂いてもよろしいでしょうか。

 

 

よろしくお願いします。

トラックメイカーのYunomiと申します。

活動としては、2015年からSoundCloud(※)に楽曲を投稿し始めました。

ちょいちょい楽曲を投稿していくうちに聴いてくれる人が増えて、それから楽曲の依頼とかも来るようになりまして。

今は完全にフリーランスの作曲家として活動しています。

 

(※SoundCloud:音楽共有サイト。プロ・アマ問わず多くのアーティストやミュージシャンが楽曲を投稿している)

 

 

ありがとうございます。

Yunomiさんは本日はペンギンなんですね。

 

 

顔出しをしていないものですから。

 

近影

 

 

可愛い。

 

 

これでよろしくお願いします。

 

 

かしこまりました。

では、僕らもそれにならう形で行きましょうか。

 

 

ざらざら……(コーヒーカップにコーヒー豆を入れる)

 

 

 

 

 

ポータブルオーディオについて

さて、今回はYunomiさんもお使いだという『MACBETH II Classic』についてのインタビューとなりますが、

まずはこういったポータブルオーディオについて、元々関心はありましたか?

 

 

僕達クリエイターはもちろん機材に興味があるし、音を良い音で、という考えはあります。

ただ正直に言うと、実はイヤホンって一番後回しになるんですよね。

 

 

一番後回し?

 

 

順序的に最初に必要なものはオーディオインターフェイスとかパソコンそのもので、

その後は(音響機器を揃えるなら)まずはヘッドホンスピーカーなんです。

作曲する時はヘッドホンだし、モニターする時はスピーカーなので。

 

で、その2つは結構グレードアップさせていく人が多いんですけど、

どうしてもイヤホンって話題にならないんですよね。情報自体があんまり入ってこなくて。

だから興味を持ったのは本当に最近という感じです。

 

 

 

最近は結構ハマっていると。

 

 

そうですね。

せっかく外で聴くんだったら良い音で聴きたい、というのはまずありますし。

 

 

なるほど。

それで、今お使いの環境っていうのが……。

 

 

MACBETH II Classicですね。

そしてその前が、UE5Pro(Universal Fit)

 

右がUE5Proのケース。真ん中のイヤホンがMACBETH II Classic

 

 

プレイヤーはスマートフォンですか?

 

 

そうです。

今はスマホに直に挿してるんですけど、

そのうち多分……アンプとかにも手を出すかもしれない(笑)。

 

 

いいですよね(笑)。

ところで、先ほど最初に揃えるのはヘッドホンやスピーカーだ、というお話でしたが、

楽曲制作の場において、イヤホンの出番ってそんなに少ないんですか?

 

 

うん、ほとんど無いですね。

逆にヘッドホンは必需品って感じです。夜に作曲する時もそうですし。

あと、モニターするのに、低域のバランスとか取るのはヘッドホンになりますね。

 

 

普通に音楽を聴く時にヘッドホンを使いわけたりしますか?

 

 

うーん、制作の合間に休憩がてら聴くことはありますけど、

その時はそのまま、制作で使ってるヘッドホンで聴きます。

 

 

音楽制作しつつ、ちょっと音楽聴く時もそのまま、みたいな。

 

 

そうそうそう。兼用って感じですね。

 

 

それと比較して、イヤホンは本当にポータブルで音楽を聴く用、という感じでしょうか。

 

 

そうですね。家の中ではイヤホンしよう、って感じにはならないです。

e☆イヤホンさん的には、どうなのかな、って感じかもしれませんけど(笑)。

 

 

いえいえ(笑)。

 

 

 

MACBETH II Classicについて

さて、今回はUnique Melody(※)というメーカーのイヤホンの記事になりますが、

このUnique Melodyというメーカー自体はご存じでしたか?

 

(※Unique Melody:中国・珠海のカスタムIEMメーカー。地域性に特化した特別なチューニングを代理店と共同開発するなど、そのユニークな設計思想から世界中から高い評価を持つ)

 

 

いや、知らなかったです。

 

Yunomiさん(の身代わり)とUnique Melodyケース

 

 

全く知らなかったんですね。

では、前評判を抜きにMACBETH II Classicを聴かれて、率直な感想としてはいかがでしたか?

 

 

まず、比較しないとわからないので。UE5Proを持っていって聴き比べたんです。

最初のインパクトみたいものは、正直に言うとUE5Proの方があったんです。

クラブとかライブハウスに遊びに行って、ドカン! とくる音圧感みたいなものですね。

 

ただ、MACBETH II Classicを一週間ぐらい使ってみて、

その後またUE5Proに戻ったんです。そしたら違いが分かりました。

もう、UE5Proだとちょっと疲れてしまうんですよね。

 

MACBETH II Classic(中心のイヤホン)

 

最初はパンチの有るサウンド、迫力のあるサウンドみたいのをUE5Proで実感して、

それが『音が良いものだ』みたいな感じに認識していました。

ただ、もうちょっと細かく音が聴きたいという時に、MACBETH II Classicのほうが繊細だった。

第一印象としての音の良さってなんなのか、っていうのがガラッと変わりましたね。

 

 

なるほど。

 

 

技術的なこととかは、わかんないですけど(笑)。

 

 

とりあえず、聴いた感じですよね(笑)。

元々、UE5Proは普通にリスニング用として使っていた、って感じですかね?

モニター用途とかではなく。

 

 

そうです、そうです。

 

 

じゃあ、その、一週間なりずっと使われてたっていうのは、

元々生活の中にあったUE5Proを置き換えてみた、という感じでしょうか。

普段はどういう時に音楽を聴かれていますか?

 

 

結構、散歩をするんですけど。その時に聴きます。あとは移動時間とかもそうですね。

クリエイターの中には全然外で音楽聴かないって人も多いんですけど、僕はかなり聴きます。

 

曲を作っている時、作業中のものを一旦書き出して、外でチェックするようなことをよくやりますね。散歩しながら。

 

 

じゃあ、そういう意味では『チェック機材』と言えなくもない?

 

 

たしかに言えなくもないかもしれませんね(笑)。

あまりにも日常に溶け込みすぎてる、っていうのはあるけど。

 

ちなみにUE5Proの前は、iPhone付属のイヤホンをずっと使ってました。

怒られるかもしれませんが(笑)。

 

 

いやいや、iPhone付属のイヤホンも良いものですよ!(笑)

 

 

 

 

 

トラックメイカーとイヤホン・ヘッドホン

ところで、クリエイターとしてイヤホンに求める物というか、

実際に散歩しながらチェックする過程で『こっちのほうがいいな』と感じることはありましたか?

UE5Proと比べて、『チェックする』という意味において。

 

 

なんだろう。さっきも言いましたけど、

同じ音量感で聴き続けて、(UE5Proに)戻った時に『ちょっと疲れちゃうな』って思ったんですよね。

楽曲のジャンルにもよるかもしれないけど、そういう聴きやすさとかは凄く感じました。

 

 

逆にご自身の曲で『これはMACBETH II Classicに合ってるな』というものはありましたか?

 

 

傾向としてはやっぱりチルい(※)やつですね。

 

(※チルい:元はヒップホップ用語の『chill out(落ち着く)』。音楽ジャンルとしては、ダウンテンポのまったりとした曲を指す)

 

 

チルい系の曲。

 

 

そう。

まあ、バラード系……っていうほど繊細な曲は作らないんですけど。

 

 

比較的落ち着いたジャンル?

 

 

そうですね。

 

 

そういう系のジャンルの楽曲を作っている人でも、

やっぱりイヤホンよりはヘッドホンなんでしょうか?

 

 

うーん、どうなんだろう。

まあでも、ヘッドホンこだわる人は本当に多いですね。

少なくとも『良い音』自体には興味はあるんです。

 

 

逆に他のクリエイターは、どういうイヤホンを使っている、とかはありますか?

 

 

いやー……。みんなイヤホン選びは雑な人が多いです。

付属のイヤホンをそのまま使っていたりとか。あんまりこだわっている人は聞いたことがない。

 

でも、それって面白いと思うんですよ、凄く。

ヘッドホンとかは『どこのあれそれがよかった』みたいな話をするのに、イヤホンの話を全くしないですからね。

 

 

やっぱりトラックメイカー的な目線で見ると、どっちかっていうとヘッドホンなんですね。

 

 

例えばアーティストさんとかだと、ステージ上でイヤモニを使って、

そこからイヤホンに興味を持ったりっていう人も少なくないんですけど、

そういうところで置き換えてもやっぱり、ヘッドホンになってしまう。

 

 

そうですね。

我々はDJでもありますから。ヘッドホンは外せないポイントです。

 

 

ヘッドホンだと高級な機種を使っている方って多いですか?

 

 

多いと思いますよ。

高級というか、こだわって選ぶ人はやっぱり多いですね。

 

 

なるほど。

 

 

 

雑談 – 実は同級生

話は変わりますが、宮永さんとYunomiさんは元々お知り合いだったんですか?

なんだか、今日初めて会って一緒に仕事する、というようには見えないので……。

 

 

宮永は、高校の時の同級生だったんですよ。

 

 

え! そうなんですか!?

 

 

多分唯一と言っていいですね。

高校の同期で、東京で音に関わる業界で仕事をしているっていうのは。

 

 

探したらいるのかもしれないけど、聞いたことがない。

 

 

 

 

YunomiがUniqueMelodyを知ったきっかけも、

たまたまイヤホンについて調べていたら、

かつての同級生だった宮永が出てる!』って連絡してきたことだったから。

 

 

すごい! そうなんですか?

 

 

逆でしょ。

 

 

普通に僕から連絡取っただけです。

 

 

急に嘘つかないで下さい。

 

 

感動的かと思って……。

 

 

お二人は高校の頃からずっと親交が続いてるんですか?

 

 

高校の時、一緒にバンドやってたんですよ。

 

 

へえー!!

 

 

で、ぼちぼち大学に進んで。

大学を卒業して就職した時、宮永が東京に行って、僕は地元に残っていたから、ちょっと離れたんですね。

しばらくして僕も音楽一本でやっていこうって思って東京に出てきて、そこで再び話すようになりました。

 

そういえば、このUE5Proe☆イヤホンで買ったんですよ。

 

 

 

確か、俺に聞いてきたんだよね。

音の傾向とか聞かれて、答えた気がする。

 

 

そうそうそうそう。

 

普段から宮永に色々音についてのアドバイスとかをもらうことが多くて、その流れで聞きました。

結構スタンダードなイヤホンが欲しかったんです。

それで実際にお店に行って、結構試聴したんですよ。

e☆イヤホンさんはめっちゃ試聴出来るから

 

 

ありがとうございます。太字で書かせて頂きます(笑)。

 

 

皆さんもまずは、e☆イヤホンに足を運んでみてはいかがですか?』って(笑)。

 

 

アララッ!!

助かります。ありがとうございます(笑)。

 

 

店内をご覧になるYunomiさん(の身代わり)

 

 

 

おわりに

では、そろそろまとめに入りましょう。

 

 

クリエイターがイヤホン使わないっていうの、意外だったなあ。

 

 

一口にクリエイターって言っても、色々あるからね。

でもちゃんとイヤホンを買ってから、散歩は本当に楽しくなりました。

 

 

歩きながらチェックをするのって、何か理由があるんですか?

 

 

歩きながら物事を考えるのって凄い良いらしいんですよね。

まあ、本当にその日常生活の一部みたいな感じでやってるんですけど。

作詞もするんですけど、作詞の前にかならず散歩はするようにしてて。

 

 

それ、高校からじゃない?

 

 

そうかもしれない……(笑)。

 

 

だって、(札幌市の)手稲駅から星置駅とか、二駅くらい歩いてたイメージ。

 

 

そうか、お二人とも出身が札幌市なんですね!? 僕と同じだ!

星置駅って、40分くらいかかる距離ですよね。

 

↑手稲駅-星置駅間(結構遠い)

 

 

作詞作曲のためにって言って、ひたすら歩いてました。

 

 

うん。歩くのはめっちゃ大事。

 

 

それを未だに続けているという。

 

 

凄いですね……。

 

 

 

 

では改めて、最後にコメントを頂ければと思います。

 

 

コメント。うーん、そうですね、何がいいかな(笑)。

 

でも、良いイヤホンを使って、音楽制作の姿勢がちょっと変わった気がします。

音楽の聴き方そのもの、音の捉え方がちょっと変わったというか。

 

今まではノリと勢いで音上げて、ガンッ! カッコイイ!みたいな感じで、

そういうのが『音が良い』って思ってたんですけど、

MACBETH II Classicに変えてから、繊細な音に目が行くようになりました。

 

ちょっと定位を動かした違いとか、ちょっとEQをいじった違いみたいなものが、よくわかるようになったんですよね。今まで勢いで誤魔化していたような部分。

だから、作りかけのやつを散歩しながら聴いて、帰ってきた時に、作ってる最中は気づかないような細かな違いみたいのを意識するようになりましたから。

 

 

なるほど。

 

 

まあ、そもそもイヤホンはみんな使ってると思うんですけど。クリエイターでも、普通の人でも。

イヤホンを変えることで、今までなんとなく聴き流していた音にも『気付き』が沢山生まれるようになるので、

そもそもの音や音楽との向き合い方をワンランク上げたい、みたいな人は取り入れたほうがいいのかもしれません。

 

 

それはYunomiさんの実体験として、捉え方が変わったっていうところからですよね。

 

 

そうですね。

僕と同じだと思うんですよ、みんなも。あんまりイヤホンは気にしないみたいな。

むしろそういう人にこそ、みたいな感じで。

 

 

今まで触れてこなかった人にこそオススメ出来るというか。

 

 

そうですね。

クリエイターとかに限らず、全員にオススメしたいくらいです。

 

 

ありがとうございました。

 

 

サインを書いて下さったYunomiさん(の身代わり)

帰宅

 

 

 


 

以上、大人気トラックメイカー・Yunomiさんのインタビューでした。

 

良いイヤホンは、音の捉え方を変える』。

 

素晴らしい音質に触れた時、『今まで聴こえてなかった音が聴こえる』とお客様は口々に仰ります。

新しい音に気付き、捉えるということは、音楽の聴き方そのものが変わるといっても過言ではありません。

 

皆さんも是非、e☆イヤホンで色々なイヤホンを試してみて下さいね!

 

 

 

 

お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。


 

リリース情報

 

Yunomi / ゆのもきゅ (未来茶レコード)

2017.10.18 Release

MRCD-001 / ¥2,778+tax

 

01. めんたいコズミック (feat. nicamoq)

02. 枕元にゴースト (feat. nicamoq)

03. ロボティックガール (feat. nicamoq)

04. インドア系ならトラックメイカー

05. ゆのみっくにお茶して (feat. nicamoq)

06. サンデーモーニングコーヒー (feat. nicamoq)

07. 星降る夜のアデニウム (feat. nicamoq)

08. 東京シュノーケル (feat. nicamoq)

09. 守護霊 (feat. nicamoq)

10. ココロフロート (feat. nicamoq)

11. ダンスフロアの果実 (feat. nicamoq)

12. 明けない夜、醒めない夢 (feat. nicamoq)

13. 神様の渦 (feat. nicamoq)

14. 銀河鉄道のペンギン (feat. nicamoq)

15. サ・ク・ラ・サ・ク (feat. nicamoq)

16. 夢でまたあえたらなあ (feat. nicamoq)

17. ハッピーライフ (feat. nicamoq)

 

リリース詳細:http://miraicharecords.com/yunomoq.html

 

 

 


 

※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。