たっくん

どもっ!!e☆イヤホン 広報のたっくんです!

ポタフェスも無事に終わり、今年も残すところあと1週間程となりました。

今年の仕事を来年に持ち越さない様に、残り数日頑張らないとですね!

 

さて本題。

ポタフェスの少し前に、あるメーカーの本社視察のために埼玉に行ってきました!

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STAX

スタックスは、1960年に世界初となるコンデンサー型ヘッドホン(イヤースピーカー)の製品化以来、コンデンサー型技術に専念して50数年を誇る会社です。繊細な音楽表現のできるヘッドホンとして、多くのユーザーに愛される国内有数のヘッドホンブランドの本社にお邪魔しました!

 

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STAXに到着すると、そのまま会議室に通されました。会議室にはこれまでの製品が並べられていて、全てを試聴する事が出来ます。

ここ最近のフラッグシップヘッドホンSR-009はもちろん、1965年に作られたSR-X mk3 Proなど貴重なヘッドホンも展示されていました。

会議室の横には…

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事務所がありました。

ここでは営業と経理の方が働いているそうで、ポタフェスに応援で参加されていた方などもいました!

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続いて向かったのが屋上。

前にこの建物を使用していた企業が、屋上に社宅を持っていたため、現在も社宅として使用できる部屋が残されているそうです。

実はこの部屋の一室が、製品開発部になっていて、新製品の開発が行われているそうです。

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天気がいいので屋上に上がらせてもらいました(笑)

細い階段を昇ります。

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辺り一面を見渡せる広い屋上でした!

と、ここまで全然ヘッドホンの製造現場が出てませんが、1Fに降りると… 

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 STAXの製造現場が!

ここ本社工場では、本社機能に加え、ドライバーの製造、出荷前検査、修理作業、代理店への商品出荷が行われているとの事でした。

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本社工場の奥にはSTAXの心臓部ともいえるドライバーの製造が行われています。

STAX製品に採用されるドライバーは繊細で、クリーンルームで、温度、湿度の管理がされながら製造されています。

これまで行った視察では、ダイナミックドライバーは、クリーンルームで作られている事はありませんでした。

と言う事で、クリーンルームに入るために、白衣をきます!

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20秒間エアーでダストを飛ばすと中に入ることが出来ます。

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このセクションでは、STAXヘッドホンの心臓部とも言えるダイヤフラム(振動膜)などドライバーに必要な部品を作っている場所です。

ここで、ドライバーに使われるパーツが作られ、次のセクションで組み立てが行われます。

STAX構造

STAXのドライバーには音を生み出すダイヤフラム(振動膜)と、エレクトロードと呼ばれるパーツで作られます。

エレクトロードには全面に電気が流れ、電荷がプラスの時には反発し、マイナスの時には引き合う動作をします。その動きで空気の疎密波を作り音を鳴らしています。エレクトロードを全面に配置する事で、全面を均一に駆動させる事ができます。

この工程で需要になるのが、振動膜を適切かつ均一なテンションで引っ張りながら固定する事、エレクトロードを完全に平面に保つ事が重要となります。

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中に入ると、ちょうどSR-009のドライバーの組み立てが行われていました。

エレクトロードが完全に平面になっているか?チリなどが付着していないか?拡大鏡を使って細かく表面をチェックしています。

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チェックが終わると組み込みを行います。

ドライバーの組み立ても熟練のスタッフの手によって行われれます。

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組みあがったドライバー。

SR-009にはSTAXのドライバーの中で最も薄い振動膜が使われています。

そのため、ラインナップ中最も製造が難しいドライバーだそうです。

 

 続きが気になりますが、長くなったので続きは次回!お楽しみに!

続きはこちら⇒ 【いってみた】STAX本社工場にいってみた!Vol.2