いやぁ~乱世乱世!

早速ですが整いました!“Bluetooth機器”とかけまして“咳止め薬”と解きます。

その心は、どちらも“むせん”でしょう。小生です。

 

 

 さて、iPhone7の登場を待たずして各メーカーより続々とBluetooth製品が登場している昨今。

とはいえ音質面や遮音性にこだわるのであれば、まだまだ有線のイヤホンの方が上回るのも事実。

 

そういった点で既存のイヤホンをBluetooth化する、

Bluetoothレシーバーというものも一定数発売されています。

ただし、ほとんどがステレオミニプラグをイヤホンジャックに挿入するタイプなので

ケーブルの長さはそのまま、取り回しの悪さがどうしても気になってしまいますね。

 

そんな気になる点を一気に解消したのが

SONY MUC-M1BT1(生産終了品)

イヤホンジャックの代わりにMMCX端子を搭載し、

端子が対応しているイヤホンであれば好きなものを適度な長さで使用できるということで人気を博しました。

 

 ―あれから約2年

SONYからはバッテリー面、操作をブラッシュアップしリニューアルした

MUC-M2BT1が登場。

さらに老舗カスタムIEMメーカー、Westoneからも

WST-BLUETOOTHが登場しました。

 

というわけで!前置きが大分長くなってしまいましたが

Bluetooth × MMCXケーブル2機種徹底比較!

ケーブル

 

 

 


 

今回は3つの項目で比較!

1.音質

2.途切れにくさ

3.使いやすさ

 

比較の前に両選手のスペックをご覧頂きましょう!

MUC-M2BT1

通信方式 Bluetooth標準規格 Ver4.1
使用周波数帯域 2.4GHz 帯
変調方式 FHSS
チップセット 不明
対応コーデック SBC, aptX, AAC , LDAC
最大通信距離 見通し10m
対応Bluetoothプロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
充電時間 約2.5時間
連続最大待受時間 約200時間
連続最大再生時間 約7.5時間
他対応 NFC
ケーブル長 不明
製品重量 約33g

 

WST-BLUETOOTH

通信方式 Bluetooth標準規格 Ver4.0
使用周波数帯域 2.4GHz 帯
変調方式 FHSS
チップセット CSR8645
対応コーデック SBC, aptX, AAC
最大通信距離 見通し10m
対応Bluetoothプロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
充電時間 不明
連続最大待受時間 約200時間
連続最大再生時間 約8時間
他対応 RoHS, IPX4, SRRC
ケーブル長 70cm
製品重量 約14g

 

 

う~ん両者一歩も譲らない展開ですね。

それでは3番勝負!

 

 その一 音質

試聴に用いる環境は毎度おなじみ、Campfire Audio ORION SkyONKYO DP-X1

(を使うつもりでしたが聴き分けがしにくかった為、JVC HA-FX850に切り替えてますので写真はイメージです。)

_DSC0577-min

 

試聴用楽曲は

1.Sickened No More – Weekend Nachos

2.Qunka! – 坂東まりも(CV:花澤香菜)

3.Unfounded – 5lack x Aaron Choulai

4.DOWN TOWN – 坂本真綾

5.色彩 – 坂本真綾

6.PRIDE – GARNiDELiA

7.運命の女神(Team.S ver.) – I-1 Club

の7曲!

 

MUC-M2BT1

1.高域強め

2.中高域の量感多くピーク時刺さり気味。アタック感を強め。

3.スネアのアタック感と5lackのラップが中心。

4.中高域伸びやか。やや刺さり気味。

5.ピアノの打鍵した際の余韻とボーカルの質感◎

6.ボーカル刺さり気味。

7.キラキラした高域、低域もやや多めか。

 

WST-BLUETOOTH

1.特に被さることなく全体的に近くで鳴っているような感じ。

2.低域は下の方で量感たっぷりに鳴るが、それを上回るほどのボーカルの量感がある。

3.スネアのアタック感と5lackのラップが量感多め。

4.ボーカルを中心に楽器が周りを囲んでいるような鳴り方。

5.4番と同じく中域の量感多め。

6.若干刺さるくらいに中域の量感多し。

7.キック音とボーカルの量感が多い。

 

 その二 途切れにくさ

検証方法は単純!どれくらい離れれば途切れるのかというもの。

 

印をつけて

_DSC0587-min

1mごとに移動していきます。

_DSC0586-min

 

MUC-M2BT1

<1m>

全く途切れない。

<2m>

移動した瞬間だけ途切れたがその後は安定している。

<3m>

ここで途切れ始める。再生している時間のうち3分の1は途切れている。

<4m>

途切れてしまって聴くに耐えないが数秒間は普通に再生したりもする。

DP-X1に対して正面を向けば途切れにくく安定する。

<5m>

常に途切れている。

 

WST-BLUETOOTH

<1m>

全く途切れない。

<2m>

全く途切れない。

<3m>

少し途切れたり途切れなかったり。

<4m>

より途切れるが少し時間が経ち横向きになれば安定する。

<5m>

バリバリに途切れるが横を向けば安定する。

 

 

 その三 使いやすさ

MUC-M2BT1

通話品質
定座使用
歩行使用
スポーツ ×
防水 ×

WST-BLUETOOTH

通話品質
定座使用
歩行使用
スポーツ
防水

 


 

さて比較した結果、いかがでしょうか?

若干ドンシャリ気味で操作感が良く、パワーの上回るMUC-M2BT1に対して

中域よりで通信が安定していて、防水仕様でスポーツにも使いやすいWST-BLUETOOTH。

 

是非とも実際にご試聴してみてください。

Bluetoothも案外良いものですよ。

 

 

 

 


 

さて、次回のブログは・・・

ま た も や

きくちゃん(@eear_kikuchan)です。相思相愛かな?

 

それでは、Go Fast! Go Thrash!

 

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