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どうも、VISION EARSのシェルの綺麗さに感動してます。カイヤです。
お客様にお渡しする際に拝見しておりますが、とても綺麗です。ただただ綺麗です。
特にウッドプレートがいい味出てました。欲しいなぁ、Xcontrol。。。

 

 

エージングとは?

さて本題!
皆さんエージングってご存知でしょうか?
オーディオにおけるエージングとは振動板が音声信号の振動にこなれてくるという意味合いです。
それによって何が起こるかというと・・・・音が変わります。
正し激変するわけでなく、緩やかに・・・でも確実に。位のものです。たぶん。恐らく。

 

 

今回のエージング実験

実際僕も音がほぐれてきて歪みが少なくなるかなぁくらいの認識だったのですが、
今回改めてエージングについて調査してみました!

今回このエージング実験に参加して頂くイヤホンはこちらのテノーレさん。
エージングはあるのか

CARBO TENORE
言わずもがなの最強コスパイヤホンですね。
個人的にこれ一個あればとりあえずOK!クラスの音質を誇ります。
具体的にはやや低域寄りですが、高域も歪まずに綺麗に聴こえてきます。
中域がやーや薄いかな?と感じますが、この値段に付ける文句ではもはやありません。
音場も前後左右上下に立体的に広がり、窮屈な印象は受けません。
そう、この価格に関わらず隙の無い完成された音なのです!

今回はこの優秀な彼にご協力頂き、僕とカスタム店店長のまことでエージング実験を行いました。

 

 

実験の目的

・エージングでどれほど音が変わるのか?(聴感上でどう変わるか?)

・エージングで使用する曲の違いで変化があるのか?(低音が主に出力される曲と高域が主に出力される曲とで変化の仕方に違いがあるのか?)

以上2点となります。

エージング方法はある一曲のみを100時間リピートで再生し続けるとどう音質は変化するのか?
気になりませんか?僕はとても気になります。非常に。めちゃくちゃ。

もしこれで変化があるとしたら。。。
これから到着するRoxanneをどう教育するか1つの指針になると思ったからなのです。

さてそれでは早速どう変化して行ったのかその過程をご紹介致しましょう!

 

 

実験開始

CARBO TENORE

この子は僕がずっとiPod直挿しでAborted 「The Origin Of Disease」という曲を100時間ひたすら流し続け育てた子です。
生まれはZERO AUDIOですが育ちはデスメタルです。

CARBO TENORE

そしてこちらがまこがAK100IIのプリセットで入っている曲、DSD/2.8MHzのVivaldi Concerto in D minor opus 4 no.8-Allegroをひたすら100時間流し続けたクラシック育ちのの優等生です。
まぁ画像では区別できませんが。笑

とりあえず僕が手塩にかけて育てた子の成長日記ですが、
エージング開始より10時間位経過した時点で振動板がこなれて来たのか音の歪みも減り、シンバルの余韻も潰れず綺麗に聴こえるようになりました。
音場もやや立体的に広がるようになっていました。
この辺りの変化が一番大きかったです。後は徐々に徐々にという変化でした。
ただ機種によっては後半で変わってくるものもあるかと思いますのであくまでご参考までに。

さてそんなこんなでエージングし続けて100時間、改めて聴き比べてみました。。。。。。
なんじゃこりゃあ!!!!?
別物という訳ではありませんが、やはり聴き比べてみると違いを感じます。
メタル君はやはりバンドの楽器の音が綺麗にはっきり聴こえますね!特にベースライン位の低域が良く出てくるようになりました。
全体的にアタックが強めな感じに仕上がってました。

そしてDSD音源を流し続けたクラシック君。
こちらは音場が更に立体的に広がるようになっており、とても滑らかな音質になっております。
上下のレンジ感もメタル君よりも広いように感じました。
ただ気になったのは、エージングで使っていた曲がややL側に音が集中していたのもあってかややL側のレンジがR側よりも広くなっていました。。。。

結果としてはやはり流している曲のような音質になるようですねぇ。
メタル君はメタルが得意でクラシック君はクラシックが得意な子に育ちました。

という訳で、出来るだけ良い再生環境で色んな音楽を再生するのがどのジャンルにも対応できる懐の深いイヤホンに育ってくれるようです!
もちろん特化させるならある一定の音を出力し続けるのもアリだと思います!

いやー、エージングは奥が深いなぁ。
そう、このブログはここまでで閉めようと思っていました。。。

 

 

一週間後、改めて聴き直してみた結果。

CARBO TENORE

前ほどの差があんまりなくなりました。。。。。(・・;)

もちろん差が全く無くなったわけではありません。
メタル君は腰が据わった中低域を出力してくれますし、クラシック君は繊細で滑らかな印象は変わりませんが、
少し休憩し、落ち着いたことでお互いの個性、差が薄くなっていました。

これはエージング100時間経過した時点でのお話なのでもっとエージングしていけば、その音も定着していくかと思います。
戻ると言っても0に戻るわけではなく、数時間でまたそれぞれの個性を発揮するようになりました。

結果として皆様に伝えたいこと、それは、流している曲のような音になるということでエージングについては。。。。。
あまり気にかけなくても良い!ということですね。笑

もちろん、目指すべき理想の音が確立している方で、その理想に近づけてエージングしていく事も可能です。
例えば低域が少し不足がちなら低域が多目の音源を流し続ける等々。
そういった気合が入った方には朗報だと思います!凄く。

と今回の実験ではこのような結論に達しました。


如何でしたでしょうか?
個人的にはエージングについて少し理解が深まった気がして良かったです。

また何か思いついたらなんかやってみます。

↓↓あとテノーレはほんとにおススメなのでもう一回推しておきます!↓↓

以上、エージング実験でしたー。

 

ヘッドホンエージング編はこちら!

【実験】audio-technicaのATH-S100をエージング実験!!【100時間】

ハマダワタル