たっくん
どもっ!!e☆イヤホンのたっくんです!

 

大先生が「e☆イヤホンTV」の準備をしていて、自分が放送していた頃を思い出しました(^^;

自分が初めて出演したのは、たしか8回目の放送で2010年だったと思うので、

「e☆イヤホンTV」も、かれこれ8年続く長寿番組なんですね!

本日も20時から「e☆イヤホンTV」生放送です!ぜひご覧ください!

ご視聴は「こちら」から!

 

本日10月19日(金)発売!

audio-technica 「TITANIUM」シリーズ

全ラインナップをレビューしていきたいと思います!

 

本日発売となったのはこちらの3機種

 

◆インナーイヤー型「ATH-CM2000Ti」

 

◆カナル型「ATH-CK2000Ti」

 

◆密閉型オーバーイヤーヘッドホン「ATH-AP2000Ti」

 

では、早速試聴していきましょう!

 

インナーイヤー型「ATH-CM2000Ti」

ATH-CM2000Ti 製品仕様


型式:ダイナミック型
ドライバー:φ15.4mm
出力音圧レベル:102dB/mW
再生周波数帯域:10~45,000Hz
最大入力:100mW
インピーダンス:16Ω
質量(コード除く):約11g
入力端子:A2DCコネクタージャック

付属品:コード(着脱式):1.2m(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)
バランスケーブル(着脱式):1.2m(φ4.4mm金メッキバランス5極/L型)
イヤパッド、ケース、クリーニングクロス

別売:交換イヤパッド ER-EC7、交換コード
ヘッドホン用着脱ケーブル HDC213A/1.2、HDC214A/1.2、HDC212A/1.2

 

精密切削フルチタニウムボディ!

パッケージを開けると、「精密切削フルチタニウムボディ」の本体が!

 

ボディには匠の精密切削技術により一つずつ削り出し、丹念に磨き上げられた高輝度チタニウムを全面に採用。

軽量ながら優れた音響特性と高剛性を併せ持ち、不要共振を抑制します。

 

本体を手に取ると、精密切削フルチタニウムボディは高級感があり、手に取ると剛性感の高さを感じます。

 

「シープスキン」の専用キャリングケース

キャリングケースも高級感があります。

ケースはシープスキンで作られており、持ち運びや保管する際に便利なだけでなく、手触りの良い、味わい深い質感を楽しみながらご愛用いただけます。

 

3.5mmケーブル+4.4mmケーブルも同梱!

高純度銅線6N-OFCを採用した、スターカッド撚り線構造のA2DC着脱ケーブルを採用!

グラウンドをL/Rで分離したスターカッド撚り線により、クロストークを低減しているそうです!

 

audio-technica製品で採用されている「A2DCコネクター」採用。

スリーブにもチタニウムをまとい、音の入り口から出口まで不要振動を抑制します。

 

ATH-CM2000Tiを試聴!

近年あまり見かけなくなった「インナーイヤー型」のイヤホン。

audio-technicaのインナーイヤー型と言えば、10年位前になるでしょうか、「ATH-CM700Ti」が人気を集めていた様に思います。形状故に低域は不足していましたが、透き通る様なクリアな高域、粒立ちの良いサウンドだったと記憶しています。そして、ここに来てインナーイヤー型のTiモデルが登場という事で、黎明期からイヤホンにこだわりを持っていた方の琴線に触れる製品ではないでしょうか?

「ATH-CM2000Ti」はさすがに最新のモデルという事もあり、耳に入れる部分が薄く作られていて、フィット感もぴったりでした。長時間試聴していても耳が痛くなりにくいインナーイヤー型だと思います。

チタン筐体の恩恵か、全域に渡り雑味のないクリアで抜けの良いサウンド。空気感もしっかり描写されています。特筆すべきは粒立ちの良い中高域だと思います。女性ボーカルの声の伸びや、金属を叩く音などが鮮明に聴こえてきます。音漏れや遮音性の低さは、仕方ありませんが、聴いていて非常に気持ちの良いサウンドを鳴らしてくれるイヤホンです。

 

カナル型「ATH-CK2000Ti」

ATH-CK2000Ti 製品仕様


型式:ダイナミック型
ドライバー:φ9.8mm、φ8.8mm
出力音圧レベル:102dB/mW
再生周波数帯域:5~45,000Hz
最大入力:100mW
インピーダンス:10Ω
質量(コード除く):約12g
入力端子:A2DCコネクタージャック

付属品:コード(着脱式):1.2m(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)
バランスケーブル(着脱式):1.2m(φ4.4mm金メッキバランス5極/L型)
イヤピース(XS,S,M,L)、コンプライ™フォームイヤピース(S,M,L)
ケース、クリーニングクロス

別売:交換イヤピース ER-CKM55、交換コード
ヘッドホン用着脱ケーブル HDC213A/1.2、HDC214A/1.2、HDC212A/1.2

 

 

ATH-CK2000Tiも開封!

シリコンと、COMPLYのTsシリーズのイヤーピースの2種類がそれぞれ3サイズ付属していました。

ケーブルはATH-CM2000Ti同様に、A2DCコネクター対応の3.5mmプラグ、4.4mmプラグのものが付属しています!

A2DCコネクターはリケーブルの種類こそ少ないですが、トラブルが起こりにくい信頼の置けるコネクターだと思います。

 

φ9.8mm+φ8.8mm“デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー

パーメンジュールを採用した磁気回路とDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板をまとうφ9.8mm+φ8.8mm“デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー”

従来の“DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS”よりも小型・軽量化を実現。サイズは小さくなっても、パーメンジュール磁気回路の高い駆動力により量感を損なわず、DLCコーティング振動板により表現豊かなサウンドを再生します。また、耳に近い方のドライバーを小径にすることで装着性も向上。より良い装着感がドライバーの特性を最大限に引き出し、音の醍醐味をそのまま味わえます。

 

ATH-CK2000Tiをきいてみた!

先ほどの「ATH-CM2000Ti」と比較すると、やや重心が下がって安定感のあるサウンドだと思います。ヌケの良さは「ATH-CM2000Ti」の方が優れている様に感じますが、「ATH-CK2000Ti」は低域から高域までタイトに緻密に描写してくれるイヤホンです。解像度が高く定位が分かりやすいのも特徴の一つだと思います。これまでのチタン採用モデルの方が音が鋭かった印象で、もっと高域側がキツめの印象を持っていましたが、今回のTITANIUMシリーズは、粒立ちが良くしっかり高域が出ているのに刺さらない程度に輪郭が整えられている印象です。

装着感については、自分は耳が大きめなので気になりませんでしたが、本体が少し長くコネクター部も長いので、耳の小さい方は重量感を感じやすいかもしれません。

特に非の打ちどころのない、品質・音質共に完成度の高いイヤホンですね!

 

密閉型オーバーイヤーヘッドホン「ATH-AP2000Ti」

ATH-AP2000Ti 製品仕様


型式:密閉ダイナミック型
ドライバー:φ53mm
出力音圧レベル:100dB/mW
再生周波数帯域:5~50,000Hz
最大入力:2,000mW
インピーダンス:44Ω
質量(コード除く):約300g
入力端子:A2DCコネクタージャック

付属品:コード(着脱式):1.2m、3.0m(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)
バランスケーブル(着脱式):1.2m(φ4.4mm金メッキバランス5極/L型)
φ6.3mmステレオ変換プラグアダプター、ケース、クリーニングクロス

別売:交換イヤパッド HP-AP2000Ti、交換コード
ヘッドホン用着脱ケーブル HDC113A/1.2、HDC114A/1.2、HDC112A/1.2

 

イヤーパッド&ヘッドパッドにシープスキンを採用!

耐久性を備えたしなやかな肌触りのシープスキンと低反発素材を採用した立体縫製イヤパッド。

3D形状のイヤパッドとヘッドバンドにシープスキンを採用していて、装着性を向上すると共に高い密閉性を確保します。

使えば使うほど、馴染みやすくなる本革ならではの質感もお楽しみいただけます。

 

A2DCコネクター対応のケーブル3本付属!

付属品として、A2DCコネクター対応のケーブルが3本付属!

左右の音の分離感を高める6N-OFC両出し1.2mバランスケーブル(φ4.4mm5極プラグ)、3.0m/1.2mコード(φ3.5mmステレオミニプラグ)のケーブルが3本付属しています。

ポータブルでの使用を想定して作られているヘッドホンですが、3.0mのケーブルを付属させているのがaudio-technicaの自信の表れですね!ポータブルでも据置機器に接続しても楽しめるヘッドホンだと思います。

 

さらに専用のキャリングケースも付属しています。

 

「ATH-AP2000Ti」をきいてみた!

 

「ATH-AP2000Ti」は「ATH-A2000Z」をベースにした、ポータブルで使用できるハイエンドモデルです。「ATH-A2000」にポータブルの「P」を加えた分かりやすいネーミングです!

Wシリーズなどのポータブルヘッドホンシリーズと比較すると大きさを感じますが、据置用のAシリーズなどと比較すると、一回りハウジングのサイズが小さくなっている様に感じました。写真で見ると金属質で結構な重量感がある様に感じますが、手に取ると想像しているよりも軽量に仕上げられています。軽量ながら、チタンハウジングを指で押しても、凹みすらしない確かな剛性感があります。各パーツ毎に軽量化を図りながらも、しっかりとした剛性感があり、良く作りこまれている印象を受けました。

PCから「marantz HD-DAC1」を通しての試聴ですが、これまでの「audio-technica」チタン採用モデルのイメージに、3機種の中で一番近い音がするのが、この「ATH-AP2000Ti」です。ありきたりな表現にはなりますが、密閉型ながら中高域のクリアさ、ヌケの良さから空間を広く感じます。「ATH-A2000X」や懐かしの「ATH-A900Ti」などと比べるとかなり硬さは抑えられて穏やかな音になっていますが、「ATH-A2000Z」と同等にしっかりとした「芯」と言いますか、「硬質さ」を感じるサウンドです。中高域の華やかさに比べると、低域の主張は控えめです。アタック感はしっかりと再現されますが、密閉型ヘッドホンの中では低域そのものの量は多くない印象を受けます。爽快感とキレの良さを併せ持つサウンドが特徴です。

という事でaudio-technicaのTITANIUMシリーズ3機種をレビューしてみました!

3機種ともに音の方向性は似ている印象ですが、少しずつ個性が違っていました。

どれか一つを選べと言われたら「ATH-CM2000Ti」を選びそうです(^^;

以上、たっくんでした!

 

TITANIUMシリーズは本日発売!

展示機、在庫も共にございますので、ぜひご試聴&お買い求めください!