大先生

大先生です。

 

皆さん、ナンバリングタイトルにおける『ゼロ』は好きですか?

シリーズを重ねてきたゲームなどの過去編として描かれる場合が多い『ゼロ』。人気を博した作品だと『ストリートファイターZERO』『バイオハザード0』『ACECOMBAT ZERO』などがあり、最近だと『fate/zero』、『STEINS;GATE 0』や『スターフォックス零』なんかも発売されました。

何より、おなじみとなったキャラクターたちの過去を描くことで新たな一面を見られる他、作中で死亡したなどの人気キャラクターを再び出すことが出来るなどのメリットもあり、実際にゼロが付く作品は結構名作が多い気がします。

最近僕が遊んだゲームで面白かったのは『龍が如く0』で、伝説の龍こと桐生一馬、そして嶋野の狂犬・真島吾朗の二人を主役に据えた作品。シリーズの原点に戻ったVシネマのような重厚なストーリーと、バブル時代を舞台としたアゲアゲな世界観が魅力的でした。

ちなみに来月27日に発売予定のComicREX7月号では、765プロ事務員・音無小鳥さんの在りし日の姿を描いた作品『朝焼けは黄金色』が連載されるということで、いわば『アイドルマスター0』として注目しているところですが、いかがお過ごしでしょうか。

 


 

さて、今回は新製品のご案内。

 

ドブルベシリーズ。

radiusが生み出したイヤホンシリーズで、初代機『ドブルベ』から既にドブルベシリーズを象徴する技術であるDDM(デュアルダイアフラムマトリクス)方式を採用。1基のドライバに2つの振動板を搭載するradius独自の構成は独特なサウンドの厚みを生み出し、ハイレゾに対応した後継機種『ヌメロトロワ』『ヌメロキャトル』から搭載されたセラミックピエゾ振動板はさらなるきめ細やかな解像度、そして中低周波用振動板による低域の存在感が多くの支持を得ています。

 

また、独特のネーミングから『一度声に出して言ってみたいイヤホン』としても名高いシリーズ(僕調べ)ですが、その名前はフランス語から取られており、『ヌメロ』が番号(第〇〇)、『ドゥ』『トロワ』『キャトル』がそれぞれ2、3、4を意味しています。『ドブルベ ヌメロキャトル』なら『第4のドブルベ』といった感じですね。

そんなわけで次回作は『ヌメロサンク(第5)』ではないかと、ドブルベファンの間ではもっぱらもちきり(僕しらべ)でした。

しかし!

radiusはこの予想を良い意味で裏切ってくれたのです……!!

 

それがこちら。

 

はいドン!!

 

radius

ドブルベ ゼロ

HP-TWF00

ノワール / バーガンディー

写真はバーガンディーモデル

 

 

ぜ……『ゼロ』来たー!!

 

そうなのです。

今回のドブルベシリーズ新作はファンの予想を覆し、まさかの『ゼロ』。王道展開です。現在販売されている『ヌメロトロワ』『ヌメロキャトル』よりも低価格で、現行のドブルベシリーズ中では一番価格が安いようです。

デザイン的にも上記の2機種を追従しているようで、MMCXリケーブルに対応している点も同じですね。しかし、それよりもこの大きさ。何かを思い出す……。

 

……ハッ!!

 

 

初代『ドブルベ』……そして……

『ドブルベ ヌメロドゥ』……!!

 

『ヌメロトロワ』『ヌメロキャトル』は先述の特徴からハイレゾ対応として更なるサウンドに進化し人気を博しましたが、同時にそのサイズ、装着感に関しては賛否両論があり、正直『着けにくいイヤホン』に分類されがちだったことは否定出来ません。もちろんサイズゆえのメリットもありますが、やはり評価が二分される要因でありました。

 

しかし、この、耳への収まりの良さそうなサイズ感。これはまさに『ドブルベ』シリーズの過去機種に相違ありません。価格設定的にも近い。となれば、この『ドブルベゼロ』はいわば『現在の技術を以て先代ドブルベシリーズをリファインしたもの』ということなのか……!?

 

radiusの堀田さん『違います』

 

違ったー!!

 

堀田さん『従来のドブルベシリーズよりさらにお手軽なモデルとして、装着感が少しアップした新機種になります

 

完全新機種でした。

 

そんな詳細を早速ご紹介致します。

 


 

▶DDM方式ドライバーのツイーター部には円形セラミックピエゾ(圧電素子)の振動板を採用。
 ハイレゾ音源特有の超高音域の微小な音源信号が入力されてもセラミックピエゾがしっかり振動し、高剛性ニッケル合金振動板に伝達することで高精細な音の再生を実現します。
ウーファー部にはチタンコーティング振動板を採用。チタンの高い伝搬速度と高剛性により、広い周波数帯域において特性が安定し、トランジェント(過渡)の優れた低音と伸びのある高音を実現します。
▶高編組密度構造により、上質で屈曲性、弾力性に優れるナイロン被膜ケーブルを採用。
▶ディープマウントイヤーピースは従来型とは異なり、耳のより奥でイヤーピースがフィットするため、安定した装着感と豊かな楽曲再生を実現。
▶ヘッド部分はMMCX端子採用でケーブルの脱着が可能。

 

基本性能は現行機種を追従しているようです。ただ、違う点がウーファー部。『ヌメロトロワ』では通常の中低周波振動板が、『ヌメロキャトル』ではベリリウムコーティングを施された中低周波振動板がそれぞれ搭載されておりました。しかし今回は『チタンコーティング』!

チタンはいいぞ。

チタンは剛性が高く、鉄と比べても軽いことから、振動板やハウジングなどオーディオ用途として結構優秀な素材です。サウンド傾向としては固くキレがあり、厚みのある音を出してくれるモデルが多い印象です。もっとも、radiusさんがどういったチューニングに仕上げてくるのかはわかりませんので、セラミックピエゾ×チタンコートがどういった化学反応を起こすのか期待大です。

何より『チタンコーティング』という言葉の男心のくすぐりようと言ったらありません。ワクワクしちゃいますね。

 

ナイロン皮膜ケーブルディープマウントイヤーピースなども恐らく現行機種と同等のもの。ただ、写真を見る限りMMCX端子周りはやや凹凸の少ない形状に変わっているようにも見えます。

写真はノワールモデル

やはりリケーブル対応機種となれば、気になるのは各ケーブルとの互換性。多くのケーブルと繋がるに越したことはありません。こちらもどれほど汎用性があるのか楽しみです。

 

それにしても、改めて見ると感じるのはそのコンパクトさ。今まで『ヌメロトロワ』『ヌメロキャトル』をサイズ感で敬遠していた方にも、これなら気軽にお手に取って頂けることでしょう。

 

 

 

以上、radiusの新作イヤホン『ドブルベ ゼロ』のご紹介でした!

現行モデルの良い所を残しつつ、より身近に使えるようなブラッシュアップが施された最新機種。こちらは5月中旬の発売を予定しております。

 

e☆イヤホン全店で取扱いを予定しており、ご用意が出来次第サンプルも順次展開して参ります。ご来店の折にはぜひ、チェックしてみてくださいね!

 

 

 

お相手は大先生ことクドウでした。それではまた次回。


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