少々遅くなりましたが・・あけましておめでとうございます!
秋葉原店のきーちゃんです。
2015年も素敵な年になりますように。
本年もe☆イヤホンをよろしくお願い致します。
本日1枚目の写真はこちら!
渋谷から背負ってルンルンで帰ってきました。
これでいつでもどこでも鍵盤と一緒に出没出来ます♪
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【バックナンバーはこちらから】
第1回 Apple iPod classic の巻 (旧ブログ)
第2回 SONY ウォークマンFシリーズ の巻 (旧ブログ)
第3回 FiiO X3 の巻 (旧ブログ)
第4回 FiiO X5 の巻 (旧ブログ)
第5回 iBasso Audio DX90j の巻 (旧ブログ)
第6回 AK100&AK100MKIIの巻 (旧ブログ)
第7回 AK100IIの巻 (旧ブログ)
第8回 AK120&AK100II を大比較!の巻
第9回 FiiO X1の巻【発売記念】
2015年初めに選んだのは、
新年のおめでたい気分にピッタリなこちらの高級プレイヤーです!
PAW Gold(パー ゴールド) !
▼Lotoo PAW Gold(パーゴールド) 【ハイレゾ対応ポータブルプレーヤー】
メーカーさん製品情報はコチラ
【PAW Gold とはこんなプレイヤー】
私なりのキャッチフレーズはこちら↓
ズバリ、”今までにここまでの前例はないであろうポータブルプレイヤーのプロ機”
私が思う、”こんな方にオススメ!”
①とにかく音を追求したい!
②人とは違うものが欲しい!
③機械をいじるのが好き!
上記に当てはまらないという方にも是非1度音を聴いて頂きたい!、
そんなプレイヤーです。
【ブランド紹介】
『Lotoo(ロトゥー)』とは・・・
『INFOMEDIA』という中国・アジアにおいて、オーディオ・ワークステーション(DAW)と放送用自動システムを提供する最大の企業の、オーディオブランドです。
『INFOMEDIA』は、高級レコーダーなどで有名な『NAGRA』製品の設計、製造を行うODM(Original Design Manufacturing)も行っています。
つまりPAW Goldは、プロの為の製品を製造している方たちが開発した、初の民生用ポータブルプレイヤーです。
サイズ・重さ
航空産業用アルミニウム合金を使用したボディはずっしりと重たく、小さいながらその存在感は非常に大きいです。 ¥285,000-というお値段からも伺える、高級感のあるデザインです。なんと24金のゴールドプレートが使われているそうです。(キラキラしているものがあると凄く気になります(笑)。)私のお気に入りの箇所は右上にあるボリューム操作部分です。カッティングされたくぼみの中に回転部分があるので、ちょうど指にフィットします。又、不意に何かが当たってもボリュームが誤動作してしまう心配がないです。
手に持つとこんな感じ
コンパクトさは伝わるでしょうか。私の手はきっと人並みより小さいですが、操作するにあたって特にサイズ感に不便は感じません。耐久性に優れているので、本体直に持ち歩いて良いと思います。AKシリーズのように専用ケースは現段階では販売されていません。
iPod classic と AK120II と PAW Gold
両端2つは物理ボタンによる操作、中央のAK120IIはタッチパネルと脇にある物理ボタンによる操作です。値段は左から右へと高価格になっていきます。
iPod classicは生産終了となってしまいましたね。これからどんなポータブルプレイヤーが時代を担っていくのか、各メーカーさんの競争が激しさを増しそうです。
そんな中でも”ハイレゾ”というのは一つのキーワードであると思います。
(現在iTunes ではハイレゾ音源配信はされていません。)
このPAW GoldはDSD音源をネイティブ再生出来るプレイヤーです。まだこの再生機能を備えたプレイヤーは少ないですし、大きな魅力の一つでもあります。
厚さ比較
階段のように並びましたね(笑)。
ぱっと見た感じは、PAW GoldはiPod classicの2倍程の厚さがありそうです。
実際、PAW Goldは約25.4㎜、iPod classicは約13.5㎜です。
ポタアンと重ねて持ち歩くことを視野にいれる方にとっては、少しでも薄いプレイヤーの方が嬉しいかもしれませんね。重ねた際にあまりにも大きさが異なると操作がしにくく、せっかくの良い音も気分が台無しです。そんな観点もプレイヤー選びの際に考えてみてはいかがでしょうか。
【各方面から観察】
正面
左上にはLotooのロゴが印字されています。
表示画面は 1.8インチカラーOLED 160×128です。鮮明さは、AKシリーズの方が勝っていると思います。又、黒くなっている液晶の淵部分は表示部分に含まれないので、画面の窮屈さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。実際に見比べていただけるとその差をより実感していただけると思います。
スクリーンには9インチのサファイアガラスを使用しており、想像以上のかなり強度を持っているガラスです。以前メーカー代理店さんの方に、ドライバーを使って思いっきりガラスを打ち砕こうとする実演を見せていただきましたが、ビクともせず傷はまったく付きませんでした。傷に対する耐久性が非常に高く、より長く愛用していただけると思います。
一際目を惹く金色の十字キーは、ギリシャ神話の太陽神がイメージされているそうです。ゴージャスなこのデザインが、音だけでなくプレイヤーそのものが持つ人の欲を満たしてくれるのではないでしょうか。
物理ボタンの紹介(黒い部分を左上から)
・FILE:ファイル(アルバム名)が表示されます。
・LIST:作成したプレイリストが表示されます。
・SETUP:様々な設定がこのボタンから出来ます。
・ATE/PMEQ:イコライザーの設定を行えます。
・Fn:触った時の設定では画面表示の変更が出来ました。(ファンクションキーの定義の設定により、何の動作をさせるかの変更が出来ます。)
・POWER:電源スイッチです。この電源の反応が驚くほど早いのです!長押し僅か2-3秒ですぐに再生できる状態になります。電源を切るときも同様に、さっとOFFになります。購入する際に操作性の部分については後回しにしてしまう方も多いかもしれませんが、この素早い反応には惚れちゃいますね(笑)。元々録音機器を作っているということで、その考え方がPAW Gold にも反映されているようです。すぐに電源が入らないことによって重要な個所を録りこぼしてしまっては大変ですからね。
・中央の銀色のボタン:決定ボタン/再生中の一時停止(設定で変更可能です。)
・金色部分の十字キー:上▸■:再生、一時停止
下 ■:停止
右▸▸:早送り・曲送り
左◂◂:巻き戻し・曲戻し
又、前の選択画面に戻る際は、 左◂◂を押します。
全てが物理ボタンなので、位置を覚えてしまえば操作がタッチパネルよりも確実です。反応しないということはまずないですし、タッチパネルの操作が苦手な方にとって、物理キーの操作は嬉しいですよね。
(私が少しいじってみた感想ですが、画面を押してしまいたくなります。。私の場合は慣れるまで時間がかかりそうです。)
上部
・L/H:ローゲインとハイゲインの設定です。
私は個人的にローを持ち上げるのが好きです。
・HOLD:設定することにより、再生中の誤動作を回避出来ます。
・PHONE:3.5㎜プラグのイヤホン、ヘッドホンを接続します。
・LINE OUT:3.5㎜ライン出力です。アンプと繋げる際に使用します。
ボリューム調節画面
ボリュームは回転式になっており、回すと音量の波形が出てきて視覚的にもわかいやすいデザインとなっています。色が人の体温のように切り替わりますね(笑)。人によって回しやすい向きがあるかと思いますが、実はこの回転向きも設定で変更が出来ます。そんな動作に関する細かな設定が出来ることもPAW Goldの魅力です。
下部
内蔵メモリはありません。
micro SDカードではなく、標準のSDカードを挿入します。ポータブルプレイヤーではmicroSDカードが主流となっているように感じますが、個人的には大きいサイズの方が紛失も防げて良いと思います。容量は、2TB(テラバイト)まで対応しているそうです。膨大な量のデータ量ということをご理解いただければと思います。
※ここで注意です。
お持ちのSDカードをFAT32という形式にフォーマットする必要があります。
なので、FAT32形式でないSDカードを挿入すると、音楽が入っていても表示されません。
設定画面でSDカードの速度テストがあるので、まずはそちらを行ってから音楽をSDカードに入れる必要があります。フォーマットしてしまうと中のデータが全て消えてしまいますので注意して下さいね。
右側面
特に何もありません。がっしりしたボディが耐久性を物語っています。
左側面
上から、
・USB接続端子:なんだか私が知っているUSB端子の形と違います。2つ端子がくっついたような形ですね。PCとの接続の際に使用します。
・充電用端子
背面
特にメーカーロゴの記載等はありません。さらっとシンプルなデザインです。
再生中ディスプレイ
なんだか情報量が多そうですよね?実際とっても多いです!
上から、再生モードや残充電パーセンテージ、LとRのスライダーや、再生経過時間や残りの時間、ファイル形式、曲名など。細かな文字がぎゅぎゅっと並んでいます。
連続再生時間は約12時間です。
波形表示
再生中にFnキーを押すと切り替わります。こんな機能初めてみた!とちょっとはしゃいでしまいました(笑)。再生中の楽曲の波形がリアルタイムで表示されます。さすがプロの手による監修プレイヤーですね。
聴いてみた!~イヤホン編~
★試聴アルバム
・”Move” 上原ひろみ
・”Alive” 上原ひろみ
・”single collection + Hotchpotch” 坂本真綾
★ファイル形式
FLAC 96kHz/24bit
★イヤホン:(第1回から同じイヤホンで試聴しています。)
DENON AH-C710
▼DENON AH-C710-K(ブラック)e☆特価:¥7,100-
▼DENON AH-C710-S(シルバー)e☆特価:¥7,100-
それでは私なりのレビューを書きます。
まず驚いたのは、奥行きの広さです。リバーブ感に普段との違いを感じました。
程よい空間の中で音が分離され、正確な定位感を得ることが出来、本来の忠実な音がこのプレイヤーを通して表れているように思いました。音質は”素直”の一言で、さすがプロの再現力、とう感じです。細かな音にもしっかりとした芯を感じることが出来ます。他社のプレイヤーとは、根本的にメーカーやユーザーが求める路線が違う1台であると思いますが、その最大限の魅力の音を、是非皆さんにも一度聴いていただきたいです。
聴いてみた!~ヘッドホン編~
今回初めて試みました、ヘッドホンでのレビューです。
今回試聴に使ったのは DENON AH-D7100EM
(生産終了となっていますが中古で現在ご用意があります。)そういえば、ブログの一番トップにあるバナーの写真で私がしているヘッドホンもこれですね(笑)。
私はDENONの音が好きです。クリアでバランスが良いのです。
それでは私なりのレビューを書きます。
音場の広さがとても心地よく、いつまでも聴いていたくなります。空間の再現力というのがイヤホンではいかに小さくなってしまうかがヘッドホンと聴き比べると顕著に感じられます。ヘッドホンなのに無理なく、さらっと力強いライブ感を演出してくれます。こんなにコンパクトなプレイヤーなのに、凄まじい駆動力です。普段イヤホンで聴いているので、改めてヘッドホンも良いなぁと思いました。
因に、このPAW Goldは特定のヘッドホン用にチューニングされたEQ設定が出来る機能があるそうです。例えば、AKGのK700番台シリーズや、beyerdynamicのDT990などです。そんな試みもPAW Goldならではですね。是非全ての機能を使い倒してみて下さい。
さてここで・・・特別企画!!
なんとこのPAW Gold を持ってるスタッフがいるのを皆さんご存知ですか?
今回はそのお二人にご登場いただき、質問に答えていただきます。
e☆イヤホン社長 大井さん と 秋葉原店スタッフ カイヤさんです!
Q1、PAW Goldでの普段のリスニング環境を教えて下さい。
(イヤホン、ヘッドホン等、又よく聴くジャンル)
大井さん
■イヤホン:JH Audio Roxanne(ユニバーサルモデル。※低域強MAX)、
Rooth 5EB改、ATOMIC FLOYD SuperDarts。
■ジャンル:少女時代、TAYLOR SWIFT、Green Day、メロディアスなポップスロック系大好き。
カイヤさん
■イヤホン:JH Audio Roxanneカスタム。
■ヘッドホン:Focal Spiritprofessional、
家だとUltrasone edition9(←改造してます。)。
■ジャンル:メタルを主にポップス、ジャズもすこーし。
Q2、PAW Gold の1番の魅力はズバリ「 !」
(理由も簡単にお願いします。)
大井さん
■ズバリ「ど真ん中ストレート剛速球!」
本質的な「音」をこれでもか!と耳にストレートに力強く届けてくれます。
変な小技は一切なし(笑)。
よくiriver Astell&Kernと比較されますが、そっちは「多種多彩な七色の変化球」ってイメージです。(野球の投手に例えると。)
カイヤさん
■ズバリ「駆動力の高さと真面目な音作り!」
理由はラインアウトは一応付いてはいますが、ポータブルならアンプが必要ないくらい高い駆動力でどんなイヤホン、ヘッドホンも鳴らしこなしてくれます!
音質も変な味付けをせずに素直に音を出力してくれる所が良いです!
Q3、提案コーナー!PAW Gold と相性がぴったりなイヤホンorヘッドホンは「 !」(実際に持っていなくても、想像でも良いです。) 大井さん
■イヤホンは、「ダイナミック型」との相性がイイ、と思います。
なのでハイブリッド系などがオススメです。(5EB改、スーパーダーツ等)
BAの繊細さがより生きるのはAstell&Kernなイメージですね。
■ヘッドホンは、「大型ハイエンド系開放タイプ」です。
初めてPAW Goldを試聴した時にGRADOで聴いたんですが、「体が震えました!」(GRADOのパフォーマンスを100%引き出していると思った。)
まだ試してないけど、AUDEZEとか相性が良さそうです。(聴くと買ってしまいそうで怖いwww)
※野球の例で言うと、「超剛速球」の投手なので、キャッチャー(スピーカー)がしっかりミットで受け止めてくれないと、なイメージです。
カイヤさん
■基本的にはどんなイヤホンヘッドホンとも合うと思いますが、特に高い駆動力を必要とするマルチドライバーのイヤホン(Roxanne等)やポタアンが欲しいなと感じる鳴らすのが難しい大型のヘッドホン等と相性が良いと感じます。
Q4、それでは最後に、PAW Gold ユーザーを増やすための総括をお願いします。
大井さん
■「万能な量産型じゃない、すべては音質だけの為に開発された究極のプロフェッショナル・マシーン。」
プロ機材、業務用、本格派。ひたすら音質を追求した、非常に完成度の高い製品です。とにかく、「一度はご自分の耳で聴き、音質を確かめてみてください」
カイヤさん
■音質だけにフォーカスして設計された硬派なプレイヤーなので今時の多機能なプレイヤーよりも、高い駆動力、音場の広がり、解像度等の基本的な音質のスペックのみをお求めな硬派なあなたに激しくオススメです!
インタビューは以上です。さすが毎日使われているお二人、説得力が違いますね。
大井さん、カイヤさん、ありがとうございました!
【その他スペック】
付属品:ACアダプター、USBケーブル、ポーチ、
6.3mm→3.5mm変換ケーブル(※日本限定)
通信ポート: USB 3.0
バッテリー: 2Wh リチウムイオンポリマー電池
クロックジッター: 5ps (Typ)
ファームアップグレード: オンラインによりサポート
ファイルフォーマット: DSD64(2.8M,1BIT) / DSD128(5.6M,1BIT)
※いずれもネイティブ
ファイル形式: DFF / DSF / DSD ISO / FLAC / APE / WAV / AAC /
ALAC / MP3 / WMA / M4A / WavePack
サンプリング周波数: PCM 8kHz-192kHz / DSD 2.8MHz
出力レベル: +15 dBu ( イヤホン出力、負荷なし、高ゲイン)
0 dBu (イヤホン出力、負荷なし、低ゲイン)
+ 9 dBu (ライン出力、負荷なし)
DACチップ: TI PCM1792
ヘッドホンアンプチップ: TI LME49600
デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP): ADI Blackfin 514 DSP
【最後に】
最後まで読んでいただきありがとうございます!
2015年最初の”オーディオプレイヤーマスターへの道”、いかがでしたか。
多くの方に興味を持っていただけるようなプレイヤー情報を、このブログを通して発信出来たら良いなと思います。次回もお楽しみにっ。
以上、秋葉原店のきーちゃんがお送りしました。
【Webでのご購入はこちらから】
▼Lotoo PAW Gold(パーゴールド) 【ハイレゾ対応ポータブルプレーヤー】
【バックナンバーはこちらから】
第1回 Apple iPod classic の巻 (旧ブログ)
第2回 SONY ウォークマンFシリーズ の巻 (旧ブログ)
第3回 FiiO X3 の巻 (旧ブログ)
第4回 FiiO X5 の巻 (旧ブログ)
第5回 iBasso Audio DX90j の巻 (旧ブログ)
第6回 AK100&AK100MKIIの巻 (旧ブログ)
第7回 AK100IIの巻 (旧ブログ)
第8回 AK120&AK100II を大比較!の巻
第9回 FiiO X1の巻【発売記念】