突然ですが私は先日アメリカデビューを果たしました!!CESというラスベガスで開催される大型家電の見本市を見に行ったのでした!!しかし、CESの会場は大変広いです。当然迷います。一人迷子になりました。
そして、大きめなウサギに遭遇しました。もし、日本でウサギのキャラクターを仕立てたらまず眉毛は書かないなと思いました。キャラクターのデザインにも異国情緒を感じて、遥々アメリカに来たことを再確認致しました。眉毛の濃さに憧れを抱きつつ己の影の薄さに頭を垂れひた歩き、合流を夢見て彷徨える子羊。そんな私はひがしです。
そんなわけでひがし in CESでございます!!!!
いきなりではございますが、CESにて私が見つけた新製品をご紹介して参ります!!
まずは!!!!!
SENNHEISERブースより!!!
SENNHEISER HD800S
【試聴レビュー】
実際にHD800とHD800Sの視聴機がありましたので、HDVD800との組み合わせで聴き比べしてみました。
正直、聴いた瞬間違いが分かりました!!
HD800自体音場が広いヘッドホンとして有名ですが、その反面音像がボヤけ易いので、下手なDACやAMPとは合わせられない大変手間とお金のかかるヘッドホンでした。
当然HDVD800はゼンハイザー純正なのでHD800を鳴らしきっているのですが、それでも一聴した瞬間にこの2機種の間には大きな違いを感じました。
HD800Sの後にHD800を聴いた時に篭もり感や音像のボヤけを感じます。新搭載のアブソーバーテクノロジーがこの辺で効いてるのかなと思いました!!
事前の情報では中低域の量感が増しているとのことでしたが、確かに音の密度が増した印象もありましたので、そのような印象も受けましたが単純にチューニングが変わったというよりは一音、一音明瞭に鳴るようになった結果、中低域の再現度も増したというように思います!!!
開放型のハイエンドに君臨しているヘッドホンですが、Sになって音場の広がりと解像度をより高次元で両立させたモデルになったと思いました!
人で賑わう会場で違いが分かったくらいなので、聴けば誰もが分かると思います。
目指す方向性にはブレがないので、完全に上位互換になると思います!!!
真剣に視聴中のたらおさん !!
価格は大体¥200,000-(税抜)で、発売は2016年2月上旬予定とのことです。
バランスケーブルも付属するとのことです!!!!
続きまして!!新進気鋭!!!!
maroo audioブースより!!!
maroo pro audio
Universal in Ear Monitorsシリーズ
カスタムIEMやイヤープロテクションで有名なACSと協力体制にて立ち上げた
超本格的な新ブランド maroo pro audio!!!
見た目はほとんど同じですがドライバー数が違う3種類のラインナップがございます!!
Evoke …BAドライバー1機 280ドル
Evolve …BAドライバー3機 500ドル
Encore …BAドライバー5機 1000ドル
【試聴レビュー】
Evoke
繊細でさわやか、BA1機のモデルに求める音を鳴らしているなと個人的には思いました!!解像度は非常に高く、iphone直だと少しハイ上がりの腰高バランス。押し出しはそこまで無くて、フワッと広がる音場は決して広くはなく、意識を集中できる範囲内に収まっています。音の厚みはそこまで無いですが、頭の周りを立体的に取り囲んでいる感覚で、横にただ広がるような鳴り方ではないです。さっぱりしていて、聴き疲れしない耳心地が良い鳴です。
あえてBA1機のイヤホンを選んでいるユーザーにとっては恐らくベストな商品です。BA1機の素直さがド直球に表れています!!!
Evolve
コチラはBA1機から素直さはそのままに、より音場が広がるようになり、音の厚みも増した印象でした。BA3機のマルチドライバーになったからと言って低音がやけに出るというようなことはないですが、1機に比べるとしっかり出ています。高域も
少し主張が出てきます。繋がりは基本的にBA1機でもすこぶる良好なので、より上下に広がったという感覚だと思います。解像度の高さは保っていて、各帯域がマスクになることもないので非常に見晴らしは良いのだけれども少し派手な音が出てきます!!!
Encore
個人的にドンピシャでした!!!帯域のバランスは非常によく保たれていますが、
ローからミッドドロー位をしっかり出すので、先ず音の土台がしっかりしているのを感じます。それによって音場も広がりが出てきます。中域や高域も厚みがあり、各帯域の繋がりも良好で濃いめのフラットバランスです。個人的にどんな曲でもベストな音で楽しめそうだと感じました。
maroo audio proシリーズの音作りはかなり硬派な音作りだなと感じました。
イヤホンに個性のある音を出させるのではなく、あくまでもDACやAMPまたはソースも含めた上流の音を完璧に再現する。そういう意図のもとにあるのかなと感じました。最近はプレイヤー界隈も非常に盛り上がりを見せていて、その性能も目まぐるしく向上しています。そうした上流の良し悪しを判断できる数少ないイヤホンなのではと感じました。
ちなみにケーブル着脱式でリケーブルが可能です。コネクタ部はコンシューマー向けイヤホンでは非常に珍しいT2端子で、耐久性が高そうです。またケーブルはlinumのものが使われているようです。
また、maroo pro audio から打って変わってmaroo audioでは女性向けのイヤホンがラインナップされております!!! maroo audio
GEM collection(左) ICE collecution (右)
【試聴レビュー】
筐体とイヤーピースが非常に小さくできており、女性の耳にはまりやすいように設計されています。またデザインもラインストーン等を散りばめた女性らしいものとなっており、非常に可愛らしいです!!!
音質も少しウォームで柔らかい感じの音で、どこまでも女性のことを考えて作られていてます。フェミニン!!!
これを付けている人を街で見かけたらなんか得をした気分になりそうです!!!
GEM collection
ICE collecution
GEM collectionとICE collecutionは共に79.95ドルにて販売とのことです。
続きまして、超ド級のヘッドホンアンプのご紹介!!!
Manley Labsブースより!!!!
The Manley Headphone Amplifier
先ずはこのデザインがかっこよすぎます!!渋い!!男のロマンを感じますね!!
【試聴レビュー】
肝心な音質ですがこれまたすごい!!
試聴機として使われていたのがHiFiMANHE-1000という挑戦的な展示スタイルでしたが、一聴した瞬間凄さがわかりました。
HE-1000のような鳴らしづらいヘッドホンをとりあえずのアンプでドライブすると低、中、高のそれぞれの間の繋がりが悪くなりそれぞれが分離して聴こえてしまう。
結果なんかカスカスな音になってしまうことがあると思いますが、このアンプでは全くそういうことはなかったです。
見た目通り、全体的にリッチで余裕のある音で、特に中域の主張がしっかりしておりボーカルの艶やかな声の表現が気持ちよかったです。
真空管特有の伸びの良さ、艶やかさと音場の奥行き感が相まって大変リッチな音でHE-1000をならしておりました。
ちなみに金額もリッチで2950ドルとのこと!!
HE-1000とThe Manley Headphone Amplifierのコラボ!!重厚感が半端ない!!
真空管っていいですよね。
夜中にしみじみと聴きたいですね。
という感じで秋葉原店ひがしがCES2016で見つけた新製品紹介でしたー!!!!
続報もまだございますのでよろしくお願いいたします!!!!!!
P.S. コカ・コーラを目指す、たらおさんとけいちゃん
以上!!
ひがしでしたー!!!