ついに発表! 新型iPhoneで音楽を楽しむには、いったいどうしたらいいのか!?
新「iPhone 14」シリーズがついに発売決定となり、先代の「iPhone 13」から採用されているフラットデザインに、最新のスペックを搭載したハイスペックなスマートフォンとして注目を集めています。特に「iPhone 14 Pro」のパンチホールデザインや常時表示ディスプレイは気になりますね。
そんな革新的なポイントにつきましてはAppleのサイトを参照していただくとして、オーディオ専門店的に気になる部分はやはり……。
イヤホン端子!!
2016年に登場した「iPhone 7」から撤廃されたイヤホン端子は、やはり今回も復活することはありませんでした。つまり、iPhone 14には有線イヤホンを直接挿せないのです。
それじゃあ、一体どうすればいいのか……!?
お任せください。
我らこそはイヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン。「iPhoneにイヤホン端子がないんですけど、どうすればいいですか?」
というお問い合わせに長年お応えし続けてきた実績とノウハウがあります。今こそ特集する時。
iPhoneにイヤホン端子がついていないけど、どうやって音楽を聴けばいいの?
ワイヤレスイヤホンを購入する
近年でいえば、やはりワイヤレスイヤホンが主流となっています。
Bluetoothという無線規格を使用したもので、ワイヤレスイヤホンはもはや有線イヤホンと同等以上のシェアになってきています。周りの騒音を低減するノイズキャンセリング機能を搭載したモデルも当たり前になってきていて、今後さらに主流になりうるカテゴリーと言えるでしょう。
◎ケーブルが無いため、快適な運用が可能
プレイヤーとイヤホンを繋ぐケーブルが無いというのは、想像以上に便利なもの。カバンの中などにプレイヤーを放り込んでしまっても音楽を聴き続けられますし、音楽を聴かない時はイヤホンを首から下げておく、といった使い方もできちゃいます。
最近はイヤホン同士をつなぐケーブルも無い「完全ワイヤレス」という製品が主流ですよね。
◎ヘッドフォンジャックアダプタを持ち歩く必要が無い
イヤホンとiPhoneをワイヤレスで接続出来るので、先述のアダプタを持ち歩く必要がありません。
持ち物がiPhoneとBluetoothイヤホンだけで済むほか、いちいちケーブルを巻いて収納したりする必要がない分、さらにスマートな運用が可能に。
◎音楽を聴きながら充電が可能
有線イヤホンと異なりLightning端子を使わないので、iPhoneを充電しながら音楽を再生できます。
もちろん非接触充電とも干渉しないので、よりストレスフリーな使い方ができます。
○iPhone以外の端末でも使うことができる
Bluetoothは汎用的な規格なので、iPhone以外のスマートフォンやPCなど、対応している機器であればそのまま使うことができます。
最近はPCやタブレット端末の他にもゲーム機など、幅広い端末でBluetoothが使えるようになっているので、よっぽど古いモデルでなければ不自由なく使うことができると思います。
また、イヤホン端子に接続できるトランスミッター(送信機)などもあるので、それを併用すればテレビなど、対応していない機器にも接続することが可能です。
△有線接続と比べると音質が変化する
Bluetoothで音楽データを転送する際、どうしてもデータに圧縮がかかってしまいます。
そのため、理論上は有線接続より音質が劣るということになります。ただ、最近のBluetoothイヤホンは技術やノウハウも向上してきており、有線接続と変わらないくらい音が良いモデルも沢山あります。「音が悪いんでしょ?」と思われている方も、ぜひ一度試聴してみてください。
△使用するために充電が必要
Bluetooth通信を行うためにはバッテリーが必要となりますので、Bluetoothイヤホンを使うためには充電が必要です。
最近の一般的なBluetoothイヤホンは連続再生時間が約8〜10時間前後くらい。
「少し使ったらすぐに充電切れ!」ということはありませんが、充電を忘れているとイザという時に使えない、というのはデメリットと言えるでしょう。
×追加で購入する必要がある
Bluetoothイヤホンを別途購入する必要があるため、スマホ代とは別に費用がかかります。
とはいえ、最近のBluetoothイヤホンはかなり価格が安いものも沢山出てきているので、様々な条件や予算からお選びいただけると思います。
低価格化が進んできていて1万円以下の製品でノイキャン搭載の製品も。
ソニーのワイヤレスイヤホンでも、ハイスペックかつお手頃価格で手に入ります。
スティックDACを購入する
定額楽曲ストリーミングサービスの一部がロスレスハイレゾ配信に対応した今、かなり需要があるのがポータブルDACアンプです。そのポータブルDACアンプというカテゴリーの中でも特にいま熱いのがズバリ、スティック型DACアンプ! 様々なオーディオブランドからリリースされていて、めちゃめちゃしのぎを削っています。
そもそもDACについて簡単に説明するとDACとは「Digital to Analog Converter(デジタル・トゥ・アナログ・コンバーター)」の略でDAC(ダック)と呼ばれ、”音声データ”のデジタル信号を、”音声”というアナログに変換し出力するものを意味します。
DACは普段使っているスマートフォンやイヤホンアダプタにも実は内蔵されていて、ストリーミングサービスやYouTubeなどの音声データからイヤホンやスピーカーに音を流すことができるのはDACのおかげ。しかし、スマートフォンやイヤホンアダプタに内蔵しているDACは必要最小限の性能で、音質にはこだわっていません。
そこで外部に接続する音質に特化した専用DACを使うことによって、スマートフォン以上にクリーンな音声をアンプ側に伝えることができ、より高音質で音楽を聴けるようになります。
その中でも一番小型なのがスティック型DACアンプです。小型軽量でとにかくUSBやLightning接続するだけで、スマホ直挿しに比べて飛躍的に音質を向上できる気軽さが人気の理由です。やっぱりワイヤレスイヤホンと比較しても音質がいいのがポイント。サブスク音源をいい音で聴きたいという方にかなり有力な選択肢です。
◎今まで使っていたイヤホンがそのまま使える
汎用的な3.5mmステレオミニ端子(=一般的なイヤホン端子)を搭載している機種が多いので、従来のiPhoneで使用してきた有線のイヤホン・ヘッドホンをそのまま使えます。
さらにアップグレードの手段として、より高音質とされるバランス出力端子を搭載している機種もあります。
◎iPhoneにイヤホンを挿す以上の高音質化が可能
ポータブルアンプは音質にこだわって作られているものがほとんどで、より高音質に、パワフルな再生が可能。また、ハイレゾに対応した製品も多く、対応プレイヤーアプリなどと合わせて使うことでハイレゾ音源の再生も楽しめます。
iPhoneをそのまま使いつつ、今まで以上に高音質に音楽を楽しみたい……、そんな方はぜひスティック型DACアンプをお試しください! 直挿しとは全く別物レベルの音質を体感できます!
△有線充電をしながら音楽を聴けない
ひとつしかないLightning端子が埋まってしまうので、iPhoneを充電しながらは音楽を聴けません。
ただし、iPhone 8、X以降の機種は無線充電規格『Qi』に対応しているので、Lightning端子にイヤホンを接続しながらの充電も可能となっています。
×追加で購入する必要がある
ポータブルアンプを別途購入する必要があるため、スマホ代とは別に費用がかかります。
こちらもイヤホン同様、Lightning端子を採用するには費用をかけてAppleのライセンスを取る必要があるため、価格も比較的高価になりがち。
あまり予算に余裕がない場合だと少々厳しいかも。
×常に一緒に持ち運ばなければならない
こちらもヘッドフォンジャックアダプタ同様、常にiPhoneと一緒に持ち運ばなければ使うことが出来ません。
忘れてしまうと普通のイヤホンを挿すことができなくなってしまいます。
スティック型DACアンプは本体サイズがやや大きいので失くしにくいとは思いますが、失くした時の損失はちょっと大きいかも……。
×スマートフォンのバッテリーの減りが早くなってしまう
スティック型DACアンプはスマホのバッテリーから電力の供給を受けるため、スマホのバッテリー残量が早く減るというデメリットがあります。電池を長持ちさせたいならワイヤレス製品がオススメです。
Bluetoothレシーバー(ドングル)を購入する
ストリーミングの楽曲は、ワイヤレスイヤホンで気軽に楽しむというのが主流であるものの、音質にこだわる人には有線イヤホンが根強い人気です。一方で、有線イヤホンをワイヤレス並みに取り回しよく、しかも万全に駆動させたいという要望をよく耳にします。
そんなわがままにこたえるのがBluetooth対応のポータブルアンプです。製品のラインナップも充実してきていて、手のひらサイズのものや据え置きヘッドホンもラクラク駆動する本格的な物まで様々な機種があります。
◎今まで使っていたイヤホンがそのまま使える
汎用的な3.5mmステレオミニ端子を搭載している機種が多いので、従来のiPhoneや音楽プレイヤーで使用してきたイヤホン・ヘッドホンをそのまま使うことができます。
さらに将来的なアップグレードを想定して、バランス出力端子を搭載しているモデルを選ぶというのも手です。
◎音楽を聴きながら充電が可能
有線の選択肢と異なりLightning端子を使用しないので、Lightningケーブルを接続して充電しながらの音楽再生が可能です。
もちろん非接触充電とも干渉しないので、よりストレスフリーな使い方ができます。
◎スマホのバッテリーを消費しない
Bluetoothレシーバーはスティック型DACアンプと違って、レシーバー内にバッテリーを搭載しているので、スティック型DACアンプと比べてスマホの消費電力を抑えられるというメリットがあります。
△有線接続と比べると音質が変化する
Bluetoothで音声データを転送する際、どうしてもデータに圧縮がかかってしまいます。
そのため、理論上は有線接続より音質が劣るということになります。ただ、最近のBluetoothイヤホンは技術やノウハウも向上してきており、有線接続と変わらないくらい音が良いモデルもあります。
「音が悪いんでしょ?」と思われている方も、ぜひ一度試聴してみてください。
△使用するために充電が必要
Bluetooth通信を行うためにはバッテリーが必要なので、使用するためには充電が必要です。
最近の一般的なBluetoothレシーバーも連続再生時間が約8〜10時間前後くらい。
こちらも「少し使ったらすぐに充電切れ!」ということはそうありませんが、ふとした時に充電を忘れていると使えない、というのはデメリットと言えるでしょう。
△常に一緒に持ち運ばなければならない
ワイヤレスではありますが、常にiPhoneと一緒に持ち運ばなければ使うことができません。
ただ、Bluetoothレシーバーはクリップなどで衣服やバッグに固定できるものも多く、有線の変換アダプタと比べても忘れにくいかも。DAPなどの単体プレイヤーよりはコンパクトなので持ち運びは快適です。
×追加で購入する必要がある
Bluetoothレシーバーを別途購入する必要があるため、スマホ代とは別に費用がかかります。
最近の一番安いBluetoothレシーバーだと4,000円台と、比較的安価です。
元々使っていたイヤホン本体をそのまま使えるというメリットは、やはり捨てがたいものがあります。
ご自身が既にお持ちのイヤホンを踏まえてお選びください!
純正の変換アダプタを購入する
もともと使っていたイヤホンで音楽を聴くための最もベーシックな方法。
以前のiPhone(iPhone 7〜iPhone X)に付属していた「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」という変換アダプタですが、現在はApple Storeなどの正規販売店にて販売されています。
これがあれば、Lightning端子経由でイヤホンを接続することができます。
◎今まで使っていたイヤホンがそのまま使える
汎用的な3.5mmステレオミニ端子ですので、従来のiPhoneで使用してきたイヤホン・ヘッドホンをそのまま使うことができます。
△有線充電をしながら音楽を聴くことができない
ひとつしかないLightning端子が埋まってしまうので、iPhoneを充電しながら音楽を聴くことができません。
ただし、iPhone 8、X以降のモデルは無線充電規格『Qi』に対応しているので、Lightning端子にイヤホンを接続しながらの充電も可能です。
×追加で購入する必要がある
現在のiPhoneには変換アダプタが付属しません。
Apple Storeでは1,380円で、標準で付属していないのが惜しいところ。
×常に一緒に持ち運ばなければならない
小さいアダプタとはいえ、常にiPhoneと一緒に持ち運ばなければ使うことができません。
忘れてしまうと普通のイヤホンを挿すことができなくなってしまいますし、失くしてしまうと再購入する羽目になってしまいます。
他社製の変換アダプタを使う
変換アダプタは付属しているものの他にも、各社から発売されています。
◎今まで使っていたイヤホンがそのまま使える
汎用的な3.5mmステレオミニ端子なので、従来のiPhoneで使用してきたイヤホン・ヘッドホンをそのまま使うことができます。
基本的にはマイクリモコンが付いているイヤホンにも対応しているので、今までハンズフリー通話を使ってきたという方も安心ですね。
◎色や素材など、好みで製品を選ぶことができる
付属の変換アダプタは、Lightningケーブルなどと同じ素材で作られた白いデザインですが、別売りの製品を選べば、自分好みの色や素材のものを使うことができます。
iPhone本体やイヤホンの色に合わせるなど、色々と選択肢が広がりますね。
△有線充電をしながら音楽を聴けない
ひとつしかないLightning端子が埋まってしまうので、iPhoneを充電しながら音楽を聴くことができません。
ただし、iPhone 8、X以降のモデルは無線充電規格『Qi』に対応しているので、Lightning端子にイヤホンを接続しながらの充電も可能です。
×追加で購入する必要がある
アダプタを別途購入する必要があるため、イヤホン本体とは別に費用がかかります。
とはいえ小さなアダプタですので、安いものだと1,000円台で買えるものも多く、比較的お手頃です。
×常に一緒に持ち運ばなければならない
小さいアダプタとはいえ、常にiPhoneと一緒に持ち運ばなければ使うことができません。
忘れてしまうと普通のイヤホンを挿すことができなくなってしまいますし、失くしてしまうと再購入する羽目になってしまいます。
EarPodsを使う
iPhone 12からは、従来は付属していたイヤホン「EarPods」が別売となりました。
特徴的な楕円状のハウジングをしたイヤホンで、いわゆる「iPhoneに付いてくるやつ」として広く知られていると思います。
◎ヘッドフォンジャックアダプタを持ち歩く必要が無い
イヤホンを直接iPhoneに挿せるので、上述のアダプタを持ち歩く必要がありません。
持ち物がiPhoneとイヤホンだけで済むので、より手荷物をスマートにすることができます。
△iPhone(iOS端末)以外で使えない
イヤホンの先端がLightning端子で固定されているので、iPhoneやiPadなど、Lightning端子が搭載されている端末でしか使うことができません。
もっとも『iPhone以外では音楽を聴かない!』という環境であればあまり問題が無いかもしれませんが、出先で不意にノートPCなどに接続する必要が出てきた時、少しだけ不便です。
△カナル型と比べて遮音性が低く、音漏れしやすい
近年イヤホンというと、先端にシリコンのパーツが付いていて、耳の奥にぐいっと挿し込む『カナル型』と呼ばれるものが一般的になってきています。
一方で、iPhoneに付属しているEarPodsというイヤホンはインナーイヤー型と呼ばれるタイプのもの。
耳のくぼみに引っ掛けるようにスポッと装着するだけのもので、軽い装着感で着けられる反面、遮音性が低いため、周りの音がある程度入ってきてしまいます。
また、あまりに大きな音量で聴いていると、音が周りに漏れてしまうという音漏れの問題も起きやすくなっています。
ヘッドセット的な役割として常に着けていたい、という分にはまだしも、音楽にガッツリ集中したいという方には少々不向きかもしれません。
×今まで使っていたイヤホンは使えない
付属のイヤホンを使うことになるので、今まで使っていたイヤホン・ヘッドホンなどが使えなくなってしまいます。
こだわりがないのであればともかく、お気に入りの愛機が使えなくなってしまうのは少々寂しいですね。
さいごに
以上、『イヤホンジャックが無いiPhoneで、どうやって音楽を聴けばいいの?』特集でした。
他にもBluetoothスピーカーなど、いまや色々な音楽の楽しみ方が出てきたポータブルオーディオシーン。
皆様の環境に合ったものを選んで頂き、快適な音楽ライフを送って頂ければと思います!
e☆イヤホンの何でも屋のケイティです!
▼愛機
カスタムIEM:AAW AXH
イヤホン:UM PRO30【redesign model】 SE425
ヘッドホン:SRH1540