SONY(ソニー)WALKMAN、待望の新製品「NW-ZX707」のご紹介です!
- NW-ZX707
- NW-ZX707の外観
- NW-ZX707の別売りケース
- NW-ZX707とNW-ZX507のスペック比較
- NW-ZX707の音質レビュー
- NW-ZX707の操作性について
- なぜ音のクオリティが高いのか
- フラッグシップのNW-WM1シリーズと比較
- 最後に
NW-ZX707
フラッグシップモデルの技術を継承し、さらに進化したハイエンドストリーミングウォークマンの登場です。NW-ZX707はNW-ZX507の後継機にあたります。さっそく実機を見ていきましょう。
NW-ZX707の外観
黒と金の組み合わせで高級感があります。
ZX507に比べて画面が大きくなり、画質も綺麗です。オンラインライブやミュージックビデオを楽しむのにも最適です。
実際に手に持ってみると、見た目以上に軽量でコンパクトに感じ、ズボンのポケットにもスルッと入ります。
イヤホン・ヘッドホンの出力は本体上部についており、前作と同様に3.5mmアンバランスと4.4mmバランス出力を搭載しています。
背面にはウォークマンのロゴがあしらわれています。
NW-ZX707の別売りケース
専用ケース CKLNWZX700
本革製で、ケースにはストラップが付属します。
横開きの手帳型で、閉じた状態でも上下は空いているので、イヤホンヘッドホンや充電ケーブルの抜き差しが出来ます。
サイドの操作キーもケースを着けたまま使えます。
ケースを着けたままでもSDカードの抜き差しができるのが地味に便利です。
外観を前作NW-ZX507と比較
NW-ZX507との違い高さ、幅ともに大きくなり、ディスプレイサイズは3.6インチから5.6インチに、NW-WM1AM2と同じサイズになりました。
厚みはあまり変わらず。ヘッドホン出力の位置も同様に上部にあります。
充電・データ転送の為のUSB-Cポートが、507では側面だったのと違い、707では底面に来ました。
操作用のサイドボタンはほぼ同じです。
micro SDのスロットの仕様がZX507では受け皿に乗せて入れる方式でしたが、ZX707では本体に直接差し込む方式に変更されました。
ディスプレイサイズが大きくなったおかげで、アプリケーションの操作がしやすくなりました。
全体的に丸みのあった曲線的なデザインから、直線的なデザインに変わりました。
NW-ZX707とNW-ZX507のスペック比較
■ NW-ZX507との製品比較表 | ||
---|---|---|
型番 | NW-ZX707 | NW-ZX507 |
Android OS | Android 12 | Android 9 |
容量 | 64GB | 64GB |
最大再生時間 | 最大25時間 | 最大20時間 |
充電時間 | 約3.5時間(満充電) 約3時間(約80%まで充電) |
約6.5時間(満充電) 約5時間(約80%まで充電) |
ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス | 対応 | 対応 |
フルデジタルアンプ | S-Master HX | S-Master HX |
バランス接続 | 対応(Φ4.4mm) | 対応(Φ4.4mm) |
DSDリマスタリングエンジン | 搭載 | – |
DSEE Ultimateによるアップスケーリング | ヘッドホン:有線およびワイヤレスヘッドホンに対応 音楽サービスアプリ:W. ミュージックアプリおよびその他の音楽サービスアプリに対応 |
ヘッドホン:有線ヘッドホンのみ対応 音楽サービスアプリ:W. ミュージックアプリのみ対応 |
画面サイズ | 5.0インチ | 3.6インチ |
端子 | USB Type-C | USB Type-C |
外形寸法(幅×高さ×奥行/mm) | 約72.0 x 131.5 x 16.9 | 約57.3 x 121.8 x 14.8 |
重量 | 約227g | 約164g |
DSEE Ultimateが進化
ZX507では純正アプリケーションで有線使用時のみ対応でしたが、ZX707は全てのアプリケーション、かつワイヤレス時にも対応しました。さらに、DSEEリマスタリングエンジンも新しくなり、より音へのこだわりを追求できるようになりました。SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスや、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンでも高音質な音を楽しむことが出来ます。
DSDリマスタリングエンジンを初搭載
PCMをDSDに変換してアナログに近いサウンドを楽しめる「DSDリマスタリングエンジン」をZXシリーズで初めて搭載しました。ON/OFFが可能なので、好みにより切り替えて使用できます。
USB-DAC機能
NW-ZX707の音質レビュー
まず一聴して、音が広くて細かいと感じました。音の粒子が非常に細かく、描き出される音のクオリティの高さを感じます。ボーカルメインの楽曲を聴くと、透明感、抜け感があります。クリアで遠くまで届いているような感覚です。声のリアリティと臨場感にSONY独自の技術力を感じます。
とても繊細で広大な空間を感じられつつ、しっかりと力強い部分の表現力も高く、強弱の表現を両立しています。4.4mmバランス接続で聴いてみると、より左右の広がりやステレオ感を強く感じられました。
NW-ZX707の操作性について
片手でも操作しやすく、操作に対しての反応もサクサクしていてストレスフリーです。
純正音楽アプリのUIが新しくなり、フリック操作で曲送りや曲戻しが出来ます。
なぜ音のクオリティが高いのか
NW-ZX707には今までのZXシリーズの高音質設計に、フラッグシップモデルであるNW-WM1シリーズの技術を惜しみなく投入されています。
こだわりのハードウェア
シャーシの低抵抗化
ZX707はアルミシャーシの削り出しの筐体に、アルミのカバーをした構造で、それに加えNW-WM1ZM2と同じく無酸素銅のブロックが含まれています。
電源部分
大容量個体高分子コンデンサーを使用
SONYが音質のために独自開発したコンデンサー「FT-CAP3」を搭載
金入りはんだを採用
厳選されたパーツを組み合わせることで、透明感の向上、表現力の向上、音の更なる広がり、低音の力強さの向上など様々な影響があります。
フラッグシップのNW-WM1AM2シリーズと比較
■ NW-WM1AM2との製品比較表 | ||
---|---|---|
型番 | NW-ZX707 | NW-WM1AM2 |
Android OS | Android 12 | Android 11 |
容量 | 64GB | 128GB |
最大再生時間 | 最大25時間 | 最大40時間 |
充電時間 | 約3.5時間(満充電) 約3時間(約80%まで充電) |
約4.5時間(満充電) 約3時間(約80%まで充電) |
ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス | 対応 | 対応 |
フルデジタルアンプ | S-Master HX | S-Master HX |
バランス接続 | 対応(Φ4.4mm) | 対応(Φ4.4mm) |
DSDリマスタリングエンジン | 搭載 | 搭載 |
DSEE Ultimateによるアップスケーリング | ヘッドホン:有線およびワイヤレスヘッドホンに対応 音楽サービスアプリ:W. ミュージックアプリおよびその他の音楽サービスアプリに対応 |
ヘッドホン:有線およびワイヤレスヘッドホンに対応 音楽サービスアプリ:W. ミュージックアプリおよびその他の音楽サービスアプリに対応 |
画面サイズ | 5.0インチ | 5.0インチ |
端子 | USB Type-C | USB Type-C |
外形寸法(幅×高さ×奥行/mm) | 約72.0 x 131.5 x 16.9 mm | 約75.6 × 141.4 × 20.8 mm |
重量 | 約227g | 約299g |
再生時間や内臓容量に差はありますが、できることはほとんど変わらないように思えますね。では何が違うのかというとズバリ、音ですね。
スペック表からは分からないですが、コンデンサーの数が違い、その影響で音質にも違いが表れます。NW1Aは基盤の裏表両面に大容量コンデンサーを搭載。ZX707はコンパクトなサイズをキープする為、基盤の片面に集中してパーツを配置しています。そのため、ZX707とWM1AM2は用途や、使いたいシーンが異なると感じました。
がっつり、とにかくいい音で聴きたい方はWM1AM2、いい音で聴きたいけれども持ち歩きやすさもキープしたい方はZX707がおすすめです。
最後に
音質、携帯性、機能性ともにハイレベルな製品です。ハイエンドレベルのサウンドクオリティを実現しつつ、コンパクトで軽量さを保つことで持ち歩きやすさも損ないません。
是非、ご一聴、ご検討ください。
e☆イヤホンの何でも屋のケイティです!
▼愛機
カスタムIEM:AAW AXH
イヤホン:UM PRO30【redesign model】 SE425
ヘッドホン:SRH1540