音質にこだわったメーカー初となるノイキャン対応のTWSイヤホンを実際に使ってみた

 


 

 

 

 

 

イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんです。

数々の新製品が発売されている完全ワイヤレスイヤホン。昨今では先進の技術を多数盛り込み、小さな筐体にも関わらず外の雑音を軽減する『ノイズキャンセリング』機能を搭載した機種も多くなってきました。

今回の記事でご紹介をさせていただく製品は、国内の老舗オーディオブランド『オーディオテクニカ』となるノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンです。

 

 

 

audio-technica ATH-ANC300TW

 

 

 

2020/5/29

発売予定です

 

 

 

ついにオーディオテクニカから初のノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンが登場しました!

同社製のハイエンドイヤホンにも搭載されている技術を盛り込み、音質にこだわった期待の新製品とのことです。国内を代表する老舗メーカーが満を持して発表した完全ワイヤレスイヤホンとのことなので、かなり期待ができますね。

この度メーカーよりサンプル品をお借りさせて頂いたので実際の使用感や音質のレビューを交えてご紹介させて頂きます。

 

では、早速製品の詳細をチェックしていきましょう!

 

 

 

専用設計のDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を搭載

 

 

 

今回ご紹介させていただくATH-ANC300TWには同じくオーディオテクニカ製の高級イヤホンATH-CM2000TiやATH-CK2000Tiにも搭載されているDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を採用しています。

DLCコーティングとはダイヤモンドと黒鉛の中間に近い特性を持つ材料を使用した、非常に高い硬度と速い伝導速度を誇る特殊なコーティングです。
一般的にオーディオ用の振動版は硬く、薄く、軽いほど理想的とされています。DLCコーティングを施した振動版は、その理想に近い特性を持ち合わせており、表現豊かで細やかな音質を実現したとのことです。

またドライバーは新しく専用設計した5.8mm径のドライバーを採用しているのも注目すべきポイントなのではないでしょうか。

 

 

 

高性能マイクを複数搭載したハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術。

 

 

ATH-ANC300TWは筐体内の体積を最適化しつつ、音導管の中とハウジング上に一つずつマイクロフォンを搭載したハイブリッドデジタルノイズキャンセル技術を搭載しています。外耳道内と周りの環境ノイズを同時に拾い、高精度なノイズキャンセリングプロセッサーに転送されます。

カフェやオフィス、公共交通機関で移動中などシーンを選ぶことなく音楽を楽しめるとのことです。

 

 

 

注目すべき便利な機能

 

 

 

・音途切れしにくい左右独立式転送Qualcomm® TrueWireless™ Stereo Plusに対応。(本機能はQualcomm TrueWireless Stereo Plusに対応したスマートフォンが必要です。)

 

・周囲の音がすぐに確認できるクイックヒアスルー(外音取り込み)機能。

・専用アプリで環境に適した3つのノイズキャンセリング効果を選択可能。

・連続約4.5時間、最大約18時間の再生(充電ケース併用時)を実現。

Qualcomm® cVcテクノロジーでクリアな通話が可能。

・高音質コーデックapt-Xに対応

 

 

 

外観

 

では早速外観をチェックして行きましょう

 

 

外箱。

 

 

 

パカッっとな。

付属品は写真の通り製品本体とシリコンイヤーピースが4ペア、コンプライイヤーピースが1ペア、充電用のUSBケーブルが付属いたします。

 

 

充電ケース。

正方形に近いデザインでコンパクトな印象を受けました。全体にマット塗装が施されていて大人っぽいデザインです。

サラサラとした手触りで指紋がつきにくいのが好印象でした。角の部分は丸く縁取りが施されているので、手に馴染みやすいのもポイント。蓋の部分はゴムのような素材になっていて、滑りにくく安心です。充電ケースの重量は50gとかなり軽量に仕上げられており、楽に持ち運びができそうです。

 

 

 

充電ケースの側面には充電用のUSB-Cポートを備えます。ケースの充電時間は約2.5時間でフル充電が可能のようですね。また、約10分の充電で1時間の再生が可能なので、充電切れを起こした際にも頼もしい仕様です。

 

 

 

イヤホンの本体はこのような形で収納されています。

本体が露出している部分が大きいので取り出しやすく感じました。内蔵されているマグネットの磁力は強めでイヤホンを少し近づけるだけでピタッと収納することが出来ました。

また、充電ケースには3つのLEDが搭載されていてケースの充電状況をひと目で判別出来ます。

 

 

 

イヤホン本体。ハウジング上の大きめなロゴが目を引きますね。飾りっ気の無いシンプルなデザインがオーディオテクニカらしくて好印象です。

 

 

操作はハウジング上に搭載されている小さなボタンで行います。曲の再生停止などの操作はR側、外音取り込みモードの起動はL側のボタンで行う仕様でした。

 

 

ノズルは短め。付属するイヤーピースはTWSイヤホンでよくある高さの低いタイプです。

 

 

純正以外のイヤーピースの一例としてAZLA SednaEarfit Light Shortを装着してみました。純正の物と比較すると高さのあるイヤーピースですが問題無く装着可能です。充電ケースにも問題なく収納が出来ます。

 

SednaEarfit Light Shortと比べて更に高さのあるFinal Eタイプも装着してみました。本体へのイヤーピースの装着は問題無く行えます。充電する際も少し吸着が弱くなってしまいましたが問題無く収納が可能でした。

 

 

 

耳にピタッとハマる抜群の装着感

 

ATH-ANC300TWは見ての通りカスタムIEMのような、耳の形状に合わせた独特なシェイプが施されています。

 

 

装着する際には軽く耳にあてがってひねるだけでピッタリと耳に装着することが出来ました。

ハウジング全体がパズルのように耳の中にフィットしているような感覚です。装着感はややタイトめでしっかりとした感じ。イヤーピースだけではなくハウジング全体が耳と接するタイプのようですね。密閉感が高く耳のくぼみにかっちりとはまるので、ずれ落ちたりする心配が無く安心してお使い頂けるかと思います。イヤホン本体自体の遮音性が高く、それに高精度なノイズキャンセリングが加わるので周りの騒音に対する耐性が非常に高くなっているのではないでしょうか。

 

 

連携アプリでの細かい調整が可能

 

ATH-ANC300TWはメーカーの純正のアプリのCONNECT Appが用意されています。

 

 

 

連携アプリではバッテリーの充電状況再生中のコーデックノイズキャンセリングの状態などひと目見て判別出来るようになっています。

またノイズキャンセリングは強弱では無く使う3つのシーンにあわせて選択するタイプです。

 

 

航空機内のエンジン音などのノイズ騒音に合わせた      – Airplaneモード

外出時、車の走行音や環境ノイズに最適化された        – On the Goモード

静かな場所で気になる室内ノイズなどの雑音に最適な  – Office/Studyモード

室内外問わず最適なノイズキャンセリングに調整することが可能みたいですね。

 

 

外音取り込みモードも弱・中・強の3段階に調整することが可能です。

 

 

また操作方法の確認と本体内蔵のボタンの割当を左右逆に変更可能のようです。

 

 

精度の高いノイズキャンセリングと外音取り込み機能

 

 

ハイブリッド式のノイズキャンセリングは精度が高く外音を効果的に軽減してくれると感じました。

空調の音、車などの乗り物から発せられる低周波のような低域のノイズに対しての効果が顕著ですね。今回ノイズキャンセリングの効果を特殊なマイクを使って録音したのでぜひご確認いただければと思います。

 

 

通話品質

 

 

ATH-ANC300TWはQualcomm cVcテクノロジーによりクリアな通話品質を誇ります。

この度DiscordのビデオチャットをATH-ANC300TWを使って通話しているシーンを録画したので、ぜひご参考にしていただければと思います。録画している際、かなり風が強かったのですが風切り音など入らずはっきりと音声を聞き取ることが出来ました。楽曲の試聴だけではなく通話品質もこだわりたいという方にもおすすめ出来る製品です。

 

 

実際に聴いてみた

 

 

ATH-ANC300TWを手持ちのiPhoneXSと接続して実際に聴いてみました。

全体的にはっきりとしたメリハリのある音質でくっきりとした音像と、同クラスの完全ワイヤレスイヤホンと比較しても高いレベルにある分離感が持ち味の機種だと感じました。

タイトで弾むようなベースも特徴の一つで音楽をノリよく元気に楽しめるのが魅力です。音質のバランスとしては若干派手めで微ドンシャリ。RockやHipHopなど気持ちよく聴ける一方、静かなJAZZやClassicなどの音源も違和感無く再生出来るオールマイティーな味付けに仕上がっています。

 

高域は少し華やかでキラリとした印象を受けました。透明感があり、そこそこ伸びてくれるのでしっかりとDLCコーティングの効果が現れているなと感じます。高域のエッジはそこまで鋭くなくマイルドで、あまり刺さりは感じませんでした。味付けがやや控えめでイヤホン本体の基本的な性能の高さが光る音質ですね。

また、aptXコーデックにも対応しているので、対応した再生機器と組み合わせることにより更に高品位な再生に対応しているのもポイントです。

 

 

 

 


 

 

 

 

精度の高いノイズキャンセリングと外音取り込み機能、高品位でどんなジャンルにも合う音質、快適な装着感と完全ワイヤレスイヤホンに求められる要素を高いレベルで備えている真面目な製品だと感じました。

同クラスのプレミアム完全ワイヤレスイヤホンと比較しても値段が少しお求めやすいのもポイントの一つなのではないでしょうか。

初めての『プレミアム』な完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方にもピッタリの製品だと思います!

 

動画レビューはこちら!

 

 


今回ご紹介をさせて頂いたオーディオテクニカ初となるノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンATH-ANC300TWは2020/5/29発売予定。試聴機はe☆イヤホン全店で展開予定なので、気になった方はぜひ一度お試しいただければと思います。

 

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

e☆イヤホンのPRスタッフかわちゃんがお送りいたしました。