VGP2020受賞!コンパクトなDAC・アンプなのに驚きの高音質!       


hamachan

e☆イヤホンのはまちゃんです!

 

本日ご紹介する製品は、久しぶりに据え置き機です!!

 

 

 

RME ADI-2 DAC FS

RME ADI-2 DAC FS

RME ADI-2 DAC FS

 

 

2016年にRMEがリリースしたデジタルインターフェイス「ADI-2 Pro」は、個人でも手軽にPCM768kHz/DSD11.2MHzの録音・再生環境を作れ、数々の革新的な機能を搭載した高性能な製品でした。プロフェッショナルからホーム・ユースを問わずあらゆるシーンで高い評価を受け、世界中で数々の賞を受賞しています。

 

 

本日ご紹介するADI-2 DAC FSは、プロフェッショナル向けに搭載されたADI-2 Proの一部の機能を見直し、オーディオに初めて触れるというユーザーであっても使いやすいシンプルな操作性と最高の音質を両立した、最上位のDAC / ヘッドホン・アンプとして誕生しました。

 

2020/1/17 アップデート情報

ADI-2 DAC FSのリモート・コントローラーが新しくなりました。国内正規流通品の古いバージョンのリモート・コントローラーをお持ちのユーザー様は、新しいリモート・コントローラー(MRC)を無償でご入手いただけます。

 

旧リモート・コントローラーをお持ちのユーザー様へ

旧リモート・コントローラーが付属されるADI-2 DACをご購入頂きました国内正規流通品ユーザー様は、新しいリモート・コントローラー「MRC」を無償でお届けいたします。以下の申し込みフォームよりお申し込みください。

お申し込みは2020年3月1日(日)までです。

 

詳しくはこちら!

https://synthax.jp/adi-2dac.html

 

コンバーターにはAK4493が採用され、S/N比が117 dBから120 db (123dBA)に向上。歪みはフル・デジタル・レベルで-120 dBに到達し、すでに世界で類を見なかった低ノイズのIEM出力は-118 dBuからさらに-120 dBuに改善されています。アナログXLR出力、RCA、およびIEMには2.5 dBのヘッドルームが追加され、これにより歪みのないサンプル間ピークの制限が+4 dBFSに上昇します。

 

 

 

さらなる進化を遂げたSteadyClock FS

数多くのRMEデバイスで高いクロック精度そして驚異的な低ジッターを実現する独自のクロック技術であるSteadyClockは、レコーディングやPAなど数々の現場でプロフェッショナル・ユーザーから高い支持を獲得し、RMEの哲学である「色づけしない透明なサウンド」を実現する重要な技術です。その完成度は非常に高く、最初のSteadyClockからSteadyClock IIIまで、基本設計とそのパフォーマンスには大幅な仕様変更がされていない事がその事実を裏付けています。内部クロックを使用した場合も外部クロックを使用した場合も同じ音質での再生が可能で、数多くのRMEデバイスでの長年に渡る動作実績により賞賛を得ているテクノロジーです。

今回ADI-2 DACのために開発された「SteadyClock FS」でもSteadyClockの基本設計とパフォーマンスはそのままに、アナログPLL回路のアップデートを行ない、DDSとPLLの両方に低位相雑音水晶発振器を参照させることによりさらなるセルフ・ジッターの抑制に成功。SteadyClockは常にPLLモードで動作しますが、ジッターの仕様は通常マスター・クォーツ・クロック・モードでしか見られないレベルに達します。アップデートされた回路をドライブさせる低位相雑音水晶発振器は非常に高い周波数安定度を誇り、仕様はピコ秒を超えるフェムト秒 (Femto Second) の領域に達し、そのことが「SteadyClock FS」と言うの名前の由来にもなっています。

 

 

 

クラス・コンプライアント・モード

本体は外部電源アダプターで動作し、音声処理はDSPベースで行われ、高い精度のジッター除去機能を誇るSteadyClock IIIをさらにアップデートした新開発のSteadyClock FSを備え、クラス・コンプライアント・モード(CCモード)を採用することにより、MacやiOS(iPad、iPhone)でOS標準ドライバーに対応。Windowsでは定評のあるRMEの専用ASIOドライバーを提供しWDMおよびASIOで使用できます

 

 

 

自分自身、2017年に発表会等で「ADI-2 Pro」を試聴しています。その実力、コンパクトな筐体から想像できないくらいのサウンドクオリティでした。

 

 

2018年4月に発売したADI-2 DAC。最近はVGP2020も受賞しました。

 

 

時代の流行はワイヤレスイヤホン・ヘッドホンですが、今一度、据え置きDACアンプの良さを体感したいと思います!

 

 

 

実機をじっくり見てみよう!

RME ADI-2 DAC

RME ADI-2 DAC FS

 

本体のサイズはかなりコンパクト。フットプリントはB5サイズよりも小さい!重量も約1kgという驚愕のコンパクトサイズ!デスクトップ周辺の機材としても、音楽鑑賞用としてもコンパクトで場所を取らないのでポイントが高い!

 

続きまして、接続端子を確認しますと。

 

 

 

 

リアパネル

  • SPDIF入力(コアキシャル)x 1
  • ADAT または SPDIF入力(オプティカル)x 1
  • RCA アナログ・ステレオ出力(アンバランス)x 1
  • XLR アナログ・ステレオ出力(バランス)x 1
  • USB 2.0(USB 3.0 互換)x 1

 

 

 

フロントパネル

  • Extreme Power ヘッドフォン出力 x 1
  • Super Low Noise IEM(インイヤー・モニター) 出力 x 1

 

むむ!!フロントパネルに3.5mmの出力があります!実はADI-2 DAC FSは『Extreme Powerヘッドフォン出力 / IEMインイヤー・モニター出力』が分かれているんです!イヤホン・ヘッドホン専門店的には非常にありがたい!スピーカーでの出力はもちろん、イヤホンヘッドホンでもしっかり良い音で聴かせてくれます!

 

 

 

本体のコンパクトさ!幅215mm、奥行き150mm、高さ52mm!1円玉の直径が20mmですので、1円玉3枚並べてみてください、それよりも高さが無いんです。マジですごい。

 

 

ディスプレイはいろいろ便利な機能が搭載されています!本体やクロック情報、オーディオ信号の表示や本体設定の操作が行えます!

 

 

768 kHz対応の高品質5バンド・パラメトリックEQを搭載。機器による音質の差を整えたり、スピーカーやルームのキャリブレーション、またLR個別のEQ調整ができるDual EQにより、聴覚障害による左右音声のアンバランスの補正も可能です!

 

 

ただ、EQ調整をしなくても十分にいい音なので、使わなければならない訳ではありません。よりマニアックな楽しみ方もできるので、長年付き合っていけそうですね。

 

 

 

音量による聴こえ方を補正する機能

人間の耳が聞き取れる音は、周波数と音量によって変化します。めちゃめちゃざっくり説明すると『小さい音だと低音は聴き取りにくい、高音は小さい音でも聴き取りやすい』というような感じです。

 

音量による聴こえ方の調節をする機能「ラウドネス」が搭載されています!ボリュームを下げるにつれ補正されるベースとトレブルの最大ゲイン値を設定可能!また各ゲインが最大に達するボリューム値も設定できます!

 

 

 

スピーカーの聴き心地に補正する機能

また、スピーカーライクな音に調節する為の機能「クロスフィード・エミュレーション」も搭載されています。

 

イヤホン・ヘッドホンでは左右の音が混じり合うことはありません。本来スピーカーであれば左右の音は微妙に混ざり合うことにななります。

 

スピーカーで音楽を聴いてる状態に、自然と近づけることができます

 

 

 

付属品

 

付属品の電源ケーブルとUSBケーブル。そして!リモコン!

 

リモコンがバージョンアップ!

 

ADI-2 DAC FSのリモート・コントローラーが新しくなりました。国内正規流通品の古いバージョンのリモート・コントローラーをお持ちのユーザー様は、新しいリモート・コントローラー(MRC)を無償でご入手いただけます。

公式のニュースリリースはこちら

 

 

 

あると便利なリモコン付きです!聴いている場所から立ち上がりたく無い!でも、でもちょっとだけ音量調節したい!そんな時にリモコンがあるのとないのじゃ大違いですよ!

 

ADI-2 DAC FSのマルチ・リモート・コントローラー(MRC)には、スタンバイのオン/オフ、音量、L/Rバランス、ベース/トレブルのコントロール、入力選択(光デジタル、同軸、USB)、ミュート、ラウドネスのオン/オフ、ベース/トレブルのオン/オフ、EQ用のボタンが搭載され、さらに柔軟性を高めるために32の機能とコマンドにアクセスできる4つのプログラム可能なボタンを備えます。
高機能で便利なリモート・コントローラー(MRC)により、最適なリスニング・ポイントから立ち上がることなく手元で主要な操作を行い、音楽をお楽しみいただけます。

 

 

 

聴いてみた!

 

音源はMacBook Airです、イヤホンはカスタムIEM、WESTONE WST-ES80、ヘッドホンはDouble Zero 00-001で試聴しました。

 

 

試聴楽曲:

Chick Corea / Return To Forever

Cocco / 濡れた揺籃

Fifth-Newheavy / RAW

indigo jam unit / Rebel

 

久しぶりに据え置きのDACアンプで音楽を聴くとそのパワーの余裕にテンションが上がります。テンションが上がりすぎて、しばらく立って聴いていました。

 

色付けは少なく、モニターとしても十分にご利用いただけると思います。特に、ご自宅で音楽制作をされているお客様にはぜひともおすすめしたいと思います。サイズのコンパクトさからは想像できないパワーと繊細さを体感できるはずです。

 

ADI-2 DAC FSのイヤホン・ヘッドホン出力は、高または低インピーダンスに最適化された独立2系統のドライバー回路から出力される

 

  • Extreme Power ヘッドフォン出力 x 1
  • Super Low Noise IEM(インイヤー・モニター) 出力 x 1

 

の2系統を装備しています。実際にそれぞれ逆に繋いで実験してみました。何度か聴き比べると、Super Low Noise IEM(インイヤー・モニター) 出力で聴く方がカスタムIEMは滑らかに駆動していたように感じました。イヤホンでの音楽鑑賞も念頭にあると言うのが嬉しいですね、

 

ヘッドホンであっても、低インピーダンスな製品だったり、個々の相性があるのでIEM出力で試すのもいいかもしれません。

 

ラウドネスの調整やクロスフィード機能を試してみました。実に快適です。ちょっとしたことですが、聴きやすくなり、ADI-2 DAC FSのポテンシャルの高さをより感じました。

 

音のポイントとしては、やはりナチュラルさ。演出の少ない収録したまま、のようなイメージを持ちました。それだけ解像度が高く、空間表現も自然だということなのだろうと思います。

 

音楽を制作されているミュージシャンのお客様から、音楽を愛するリスナーのお客様まで、幅広くお楽しみいただけるクオリティの高い製品でした。また、頻繁な機能アップデートがあり、購入後も末永く付き合っていける機種ではないでしょうか?

 

 

 

 


 

 

 

いかがでしたか?前モデルは秋葉原店スタッフにも大人気とか!?高いクオリティを是非体感していただきたいと思います!

 

さらに深く知りたい!興味が沸いた!というお客様は以下のリンクもご覧になってくださいませ!

 

「開発者マティアス・カーステンズに訊くADI-2 DAC」

https://synthax.jp/story3.html

 

以上!

はまちゃんがご案内いたしましたー!

※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。