世界に600台しかないCayin N8 Brass Blackに迫ります。


 

 

 

 

日本橋PR部のかわちゃんです。

 

みなさま、真空管搭載のオーディオはお好みでしょうか。僕の生まれる何年も前に生まれたパーツにもかかわらず現在もオーディオやギターアンプなどに採用され続けているパーツで。特徴としては、豊かで有機的、真空管にしか出せない自然な温かみが大きな魅力です。

 

そんな歴史のある真空管ですが現在の技術によって進化しました。それがKORGが開発した「Nutube」

蛍光表示管技術を応用したNutubeは従来の真空管と同じ三極管構造を持ち真空管独特の優しく、心地よい音質を実現しながら非常に小型加えて消費電力は従来の真空管と比較してなんと2%以下という驚きの低消費電力を実現しました。

 

 

 

大幅な小型化と低消費電力化を実現したことにより今までは大きく消費電力が高めだった従来品と比べ小型なオーディオ機器にも容易に組み込めることが可能になりました。

その大きなメリットにいち早く目をつけたのが中国のオーディオブランド「Cayin」

 

 

もともと真空管を採用した据え置きオーディオ製品を多数リリースしているメーカーで、それらの製品を開発際に培われた技術を持ち運べるDAPに採用した製品が

 

「Nutube」採用DAP Cayin N8

 

 

【新製品】真空管アンプ搭載!? Cayin N8 DAP 解禁!!

 

DAP自体にNutubeが埋め込まれているので、これ一つで真空管ならではの豊かなサウンドが楽しめちゃうというファンにとっては夢のようなDAPです。パワフルさと繊細さを非常にバランスよく両立させた音質。Nutubeモードをオンにするとツヤ感と美しい余韻が引き立ち、素直に凄いと言えるような素晴らしい音質の製品です。

発売された直後にハイエンドDAPの定番モデルに君臨したN8ですが、この度特別仕様の限定モデルが発売されました。

 

 

 

 

Cayin N8 DAP Brass Black

 

 

 

 

 

世界限定合計600台のBrass Blackは無印版と何が違うかというと、まず1つ目は筐体にCNC削りだしの真鍮を採用したという点。塗装はテフロンコーティングの塗装が施されており美しい見た目だけではなく強靭なのが特徴です。

 

今回の記事ではCayin N8 DAP Brass Black使用感とともに音質のレビューをいたします。

 

 

 

外観

 

 

本体。DAPとしては大ぶり。真鍮の削りだし筐体なだけあり剛性が高く非常に高級感があります。無印版と異なりテフロンコーティングが筐体部分に施されておりサラサラとした手触り。表面硬度が高いため傷がつきにくいという利点があります。またベタベタ触っても指紋がつきにくく印象を受けます。本体の重量は無印とわずか5gしかないので手にとった際の重量感は同じでした。

 

 

まず目を引くのが2つ並んだ大きなダイヤルボタン。金属製のかっちりした作りで回した感触は高級据え置きオーディオのよう。

本体上部側はボリュームノブ兼、電源&スリープ解除ボタン。下部は再生停止、曲送り&戻りようのノブ。サイズが大振りなので直感的に操作が可能。サクッと操作できます。

 

 

本体上部。左から順に3.5mmシングルエンドライン出力、3.5mmシングルエンドフォンアウト、4.4mmバランスフォンアウト兼ラインアウトと豊富なアナログ出力端子を搭載しています。

 

 

 

本体下部、左からi2s HDMIデジタル出力端子、MicroSDスロット、USB-タイプCコネクタを備えます。

 

 

液晶の質は高くアートワークなど綺麗に表示されます。また画面下部に窓が搭載されていて、Nutube使用時にはほんのり光るという面白いギミック付き。

 

 

全面のエンブレムのような物はホームボタンで再生時、音源のサンプリングレートに応じてボタン部分に内蔵されているLEDが発光するというギミックが搭載されています。

 

 

背面、強靭で傷つきにくいゴリラガラスを採用しています。

 

 

 

また、Brass Blackには高級ケースメーカーDIGNIS製のレザーケースが付属します。しっとりとした手触りで高い質感を誇ります。

 

 

またやや発熱量の多いN8を考慮してか背面は写真の用に切り抜きを設けており、ケースを装着していても効率よく排熱を行うことが可能です。

大きい2つのボリュームノブを守るためにケース自体で覆ってしまうというデザインも好感が持てました。

 

 

 

非常に高い拡張性。

 

 

Cayin N8 DAPはDAP単体だけではなく高い拡張性もポイントの一つ。まず付属品として4.4mm to XLRケーブル、USB-C to 3.5mmデジタル同軸ケーブル、USB-C to RCAデジタル同軸ケーブル、4.4mm to 2.5mm アダプターが付属。別途ケーブルをご購入いただかなくても据え置きアンプやポータブルアンプ等にアナログ、デジタル問わず接続刷ることが可能。

付属する変換ケーブルには品質の高いパーツを使用しているとのことなのでN8の素晴らしい音質を損なうことなく出力することができます。

 

 

 

また便利な機能としてリモートコントロールアプリHiByLinkを使用し、スマートフォンをN8に接続すれば、 スマートフォンからリモートで再生や音量調整が可能に。 HiByMusic Appからは、ファイル管理、サーチ、プレイリストの作成も可能。Bluetoothを使用した接続なのでテザリングなど煩わしい設定などは不要。ペアリング操作を行うだけで接続ができる便利なアプリです。

 

 

また、Bluetooth接続にも対応。高音質コーデックapt-xに加えLDACに対応。Bluetoothイヤホンヘッドホンとの接続はもちろんワイヤレスDACとしても使用できるのでスマートフォンと連携してストリーミングサービスを楽しむということも可能です。

 

 

 

リッチでツヤ感あふれる音質。

 

 

 

Cayin N8 DAP Brass Black を実際に試聴してみました。

無印版とBrass Blackは音質の差は僅かではありますがBrass Blackのほうが少し落ち着いた音質

Cayin N8は繊細さと力強さを非常にハイレベルで両立させたDAPではありますが、バランスをほんのり力強さに偏らせたという印象。この安定感はまさに据え置きのシステムで聴いているような地に足ついた感じ。Cayinらしい暖かく濃密な音質を最大限に高めたような印象のDAPです。

非常に厚みとツヤ感あふれる上品。豊かで生々しい表現力がかなり得意。Diana KrallのDSD音源で試聴したのですが歌声の艶めかしさには思わず感動してしまうほどです。

JAZZやフュージョン、ソウルやR&B等の相性は勿論。ロックのライブ音源との相性がかなり良かったです。

スピード感のある曲よりゆったりとした曲のほうが本製品の魅力を十分に味わえるかと。

 

 

Nutubeをオンにすると全体的な音のエッジが丸くなり、より柔らかく味のあるサウンドに。ぱっと分かる程響きがより強調され豊かで味わい深い音質へと変化いたします。

トランジスターモードとNutubeモードで切り替えるとガラッっと音質が変わるので音源や使用するイヤホンヘッドホンに応じて使い分けが出来、まさに一度で二度美味しい機能だと思いました。

ハイエンドDAPにハイエンドポータブル真空管アンプをスタッキングするとかなり大きくなりがちですが、Cayin N8ならこれ一台で最高峰のサウンドを楽しめるのは大きな魅力。

温かみがあり、味わい深いDAPで最高峰の音質をお求めの方にかなりおすすめのDAPです。

 

 


 

 

 

間違いなく現時点で最高峰のDAPの特別仕様モデル。世界に600台しか存在しない貴重な製品です。

試聴機はe☆イヤホン大阪日本橋本店、秋葉原店で展開中。是非一度お試しください。

 

 

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました。