遂に発表『h.ear go 2(SRS-HG10)』!開発者にお話を伺いました。
だいせんせいです。
ついに、『h.ear』シリーズのワイヤレススピーカーの最新モデル、
『h.ear go 2 (SRS-HG10)』が発表されましたね。
http://e-earphone.blog/?p=1271586
他の『h.ear』シリーズである『NW-A40』などに合わせてカラー展開がされている本機種ですが、
なんとこちら、「『NW-ZX300』と合わせると真価を発揮する」。
そんな情報をキャッチしました。
このたびは、そんな真相を明らかにすべく……。
例によって、やって来たるはソニーシティ大崎。
今回敢行したインタビューにお応えして頂いたのは、こちらのお二人!
『SRS-HG10』開発スタッフの関英木さんと、
『NW-ZX300』開発スタッフの佐藤浩朗さんです!
本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
『SRS-HG10』の音響設計を担当しました、関と申します。
『NW-ZX300』の音質設計を担当した佐藤です。よろしくお願いします。
今回は、『h.ear』シリーズの最新のワイヤレススピーカーを聴かせて頂けるということで参りました。
『h.ear』シリーズといえば、ウォークマンの『A』シリーズなどと共通したデザインが特徴の製品ですよね。
ただ、今回は繋ぐのが『NW-A40』ではない、とお伺いしておりますが……?
はい。この新作スピーカーは、『A』シリーズと組み合わせるのはもちろんなんですけども、
実は『ZX300』と組み合わせるとより効果が発揮できるんです。
『ZX300』!
『A』シリーズと比べても上位機種のウォークマンですね。
そうなんです。
今回はUSBのデジタル接続での視聴になりますが、その違いを体感して頂けると思います。
よろしければ、実際に聴いてみて下さい。
ぜひ!
……これ、すごいですね。
『SRS-HG1』と比べても、かなり進化していることがおわかりになると思います。
2基のパッシブラジエーターとフルレンジのスピーカー。この辺りの構成は『HG1』から変わっていないんですけども、
スピーカーユニットは完全に新規設計になっています。
低域のしっかりした押し出し感が良いですね。
『HG1』と比べてもリッチになっている感じがします。
ありがとうございます。
また、新規設計することで、スピーカーユニットとしての能力を損なうこと無く、内容積が10%くらいアップしているんですよ。
電気設計も新たに作り込まれていて、特に電源系のコンデンサをかなり強化しています。
中の構造も見えないところで色々工夫を重ねて改善しています。メカや、電気や、ユニットなど……。
DSP(デジタルシグナルプロセッサー)のセッティングもありますから、言ってしまえば全部の要素を変えてるような感じなんですね。
『A40』もそうなんですが。
色が変わっただけじゃなくて、中身が全然違っているっていう(笑)。
『HG1』というモデルは、ハイレゾに対応して、XB(EXTRA BASS機能)があって、ネットワークにもつながる。
かなり欲張ったコンセプトで、出来る時点のベストは尽くしたモデルだったんですね。
ただ、『A』シリーズとのセットが出来てから実際に聴いてみると、正直ちょっとやりきれていない部分もあって。
具体的に言うと、ニュートラルさが足りないな、という感じがありました。
もうちょっとハイレゾの良さを引き出して、ステージ感が欲しいなっていうところがあったんですね。
今回は、そのステージ感をきちんと出すのが目標でした。
ハイレゾで重要なところというのは、いわゆる空気感です。
空気感を上手く表現して、ステージ感をきちんと出していくということになるんですけども。
そのためにはやっぱり、低域の響き、中域のクリアさ、高域をうるさくないようにカチッと出すこと。
それらの要素を揃えるために、電気担当やメカ担当にも協力してもらって、それぞれ筐体やユニット、電気の改良で詰めていったわけです。
『HG10』と『ZX300』のコラボ
ところで、いくら『ZX300』と相性が良いとは言っても、
元々は『A』シリーズに合わせて開発されたものだったんですよね?
元々はもちろん、『A』シリーズとの親和性を取っていました。
一方で、このモデルを作る前に、佐藤の方が『ZX300』を作っていて。
僕は『ZX300』を初めて見た時、「とんでもないものを作ってくれたな」と思ったんです(笑)。
同時に、「これに見合うスピーカーを作れないかな」とも考えていて。
なので、ちょっと本気を出して色々やってみた結果、非常に相性が良い物ができたと。
普段から、お互いに試作品を聴いてもらって、評価してもらったりしてるんです。
僕らは音屋ですから。
駄目なところには『駄目だよね』と、忌憚なき意見をちゃんと言ってくれるんですね。
そうすると、「なんで駄目なのかな」というところを考えて、次の手が打てますし。
では、ウォークマンを担当している佐藤さんなどにも聴いてもらいつつ、
『HG10』の開発は進んでいったわけですね。
そういうことです。
最近ソニーのサウンド部門では、カテゴリを超えた音質・音響設計者同士の交流や、高音質技術の共有などがとても活発になっているんですよ。
そんなこともあって、『HG10』が完成に近くなってきた時に、営業担当に「コラボレーションをやりたいんだけど」って相談を持ちかけたんです。
『HG10』と『ZX300』の組み合わせは凄いんだぞ、と。
なかなか皆さん「いや、これはAシリーズでしょ」という風になっていたんですけど、
実際に聴いてもらうと「確かに良いね」と理解してもらえて。
これをほっとく手はないな、と(笑)。ちょっと仕掛けてみたくなっちゃったわけです。
『ZX300』は御存知の通り、このサイズながらとんでもないモデルです。
しっかりした低域の押し出し感もあるし、SNも非常に良い。
この良さをストレートにUSBで繋いでやったら、絶対に良い音がするはずだ、と思ってたんですね。
案の定『HG10』をウォークマンと組み合わせて聴いてみると、もちろん『A』シリーズと繋いでも良いんですけど、正直『ZX300』と比べてしまうとかなりぶっ飛んだ感じで差が出てしまうと。
このサイズでプレイヤーを変えて音が変わるのがわかるのは、凄いことですよ。
確かに、そうですよね……。
ちょっと、実際にやってみましょうか。『A40』との比較を。
いいんですか!
正直、そこまで言われると気になってたんです(笑)。
……うん。なるほど。
こっちも普通に良いですね。
では、『ZX300』に戻します。
あれっ!
これは……!!(笑)
凄い違い……(笑)。
スピーカーの音量は一緒なんですよ。
デジタルで信号を取ってるので。
なんか、『あれ、EXTRA BASS切った?』って思っちゃうくらい違いますね(一同笑)。
アナログじゃなくて、デジタルで接続してるんですよね?
そうです。
音圧的には変わらないはずなんですけど、ここまで差が出ちゃうんですよ。
正直、この組み合わせで聴いちゃうと、なかなか「同じ」とは言えない。
正直、わかるかどうか不安だったんですけど。
想像以上に凄い差が。
特に『ZX300』を購入したお客様であれば、この良さは解ると思います。
『HG10』の開発
この相性の良さは確かに凄いな、と感じたんですが、
これはもう開発の段階で、『A』シリーズに加えて『ZX300』も視野に入っていたのでしょうか?
……入れてましたね(笑)。
開発の段階でもう、これ(『ZX300』)の影が見えていたので。
釣り合いが取れるようにやってみたら面白いなー、と(笑)。
あと、実のことを言うと、当初はここまでの要求ではなかったんです。
と、いいますと?
(以前の『h.ear』シリーズと)カラーバリエーションが変わるので。
ちょっとお金をかけずに改良出来る所があれば、もちろんしてもいいけれど。
色を変えるだけでも大丈夫です、みたいな。そのくらいのトーンだったんですね。
でもそういうことを言われちゃうと、かえって『やってみようかな』って思っちゃうんですよね(笑)。
『A40』もそうで、色が変わっただけのように見えて、中身がぜんぜん違う。
『HG10』も同じように、聴いたお客様がびっくりするところを目指していきました。
『HG10』のBluetooth性能
Bluetooth接続の音質面というのはどのように進化していますか?
Bluetoothの音質も向上しています。
スピーカーとしての基本の構成を良くすれば、音って絶対良くなるんですよね。
実際に聴いてみますか?
ぜひ!
普通にめちゃめちゃ良い音ですね……。
有線とは若干変わりますけど、ちゃんと聴けます。
やっぱり、スピーカーとしての基礎体力があるからですよね。
そうなんですよ。
Bluetoothだけのために良くしているというよりは、とにかく全体の基礎体力を上げてますから。
もちろんアナログのAUDIO INも良くなってますし、全部良くなってます。
結局は、ハードウェアをきちんと作り込むという音作りなんですね。
電源回路など、根元の部分からしっかり強化していますから。
供給されている電力っていうのは、絶対に良くなっています。
あとは例えば、底面のアルミのシャーシ。
ボディの樹脂板、底面の内側にこれが入っているんですね。
『HG1』にも入っているんですが、色々制約があって、この樹脂板とアルミシャーシがビスで締結しきれてないところがあったんです。
それを今回はきちんとビスで機械的に締結して。
こうすることで、低域の不要な共振を起こさないようにすると。
そういう細かい工夫を重ねてるんですね。そうしないと結局低域がボケちゃいますから。
他にも「こうしないと中高域のクリアさが失われる」とか。
限られたリソースの中で、そういう問題点を見つけていって、ひとつひとつ地道に改良しています(笑)。
今回はそういうところで、上手く進化しているところもありますね。
『HG10』のポータブル設計
もともとの『HG1』って、かなりポータブルユースを意識したモデルでしたよね。
持ち歩くというのを前提にした形で。
はい。
でも、今回のこの『HG10』って、パッと聴いて凄くゴージャスな感じというか。
ちょっとした据え置きとして使ってもかなりいけるんじゃない? なんて思ってしまいました。
以前の『HG1』と比べても、そういう方向も想定されているのでしょうか?
その辺りの話になると一個、宣伝したいポイントがあるんですけど(笑)。
『HG1』の重量が約790gで、今回の『HG10』は約700g。
実は90g軽くしてます。
90g!
790gが700gなので、持ち比べてみないとわからないかもしれません。
ただ、やっぱり700gっていうのは、ポータブル製品としてはいい線を突いていて。
持ち運び性という意味では『HG1』よりもさらに良くなっているんです。
『HG10』、良いことづくめですね……。
てっきり、据え置きとしてもぜひぜひ! みたいな方向性かと思ってしまいました。
ポータブルユースもかなり強化されているんですね。
ですから、『ZX300』を気に入って普段からお持ちになって頂いているお客様は、
ひょっとしたらポタアンとかより、『ZX300』と『HG10』を持って歩いて頂いたほうが楽しい世界もあるかもしれない。
と、僕らは思ったりするんですね。
もちろん、こういう機種(『ZX300』)を買われる方の多くがポタアンを持っていたり、ヘッドホンも上位機種のモデルを使われているお客様もいらっしゃるんですけど。
むしろそういう方々に、ヘッドホンだけではなくポータブルスピーカーも使って、自分の好きな場所で良い音を聴いて頂く。
そのようなところも広められたらいいな、と思っています。
ポータブルの使い方といえば、Bluetoothの音質も凄かったですね。
昨今、『SRS-XB』シリーズっていう、EDMとかに音を寄せた重低音系のBluetoothスピーカーが結構良い評価を頂いていて。
そういう意味では、スピーカーを使うっていう文化が少しずつ増えてると思うんですよね。
その中で『XB』だけでなく、「俺はJ-POPやROCKも良い音で聴きたいんだ」とか、「ジャズやクラシックを外でも聴きたい」みたいな方がいらっしゃったら、
まさに『HG10』のようなモデルがうってつけかなと。
オールジャンル、強いですよね。
オールジャンルで強いですね。
で、一方でXBモードも搭載しています。
『SRS-XB』のモデルほどは最大音量がやや出ないとはいえ、しっかりと低音のリッチさが増えますから。
今風の曲とかを聴いて頂いたりするような方だったら、こちらのモードもお楽しみいただけると思います。
あと、元々からWi-Fiとかを積んでいる機種ですので。
Spotifyからストリーミングで音楽を聴いたりっていうのにも向いてます。
radikoも聴けますし、マルチルーム対応なんかも取れたりします。
そういう意味では色んな、現代的な使い方が出来ると思いますね。
『HG10』は、凄く絶妙な低音だと思っていて。
程よく低音の良さはしっかり感じられるけど、住宅事情とかで怒られなさそうな範囲の低音というか(笑)。
その辺のバランスがすごくピッタリですよね。
設計者の狙いとしてはやっぱり、フラットの方なので。
これはやっぱり、ハイレゾを幅広く聴いて頂くための音作りですね。
ただ、やっぱり今みたいなEDM系とかヒップホップ系などを聴かれるお客様であれば、もうちょっと低域が欲しいな、と。そういう方だったらXBをオンにして頂く。
もしくは屋外とか、ちょっと広い場所で聴いて頂くときにはオンにしていただいたほうが、メリハリも出るんじゃないかな、という風に思いますね。
デジタルなのに、なぜ……? DAPの違いと音の違い
ところで、先ほど『ZX300』と接続して聴いたとき、
「解像度が凄く魅力的だな」と感じました。
要因としては、送り出し側の解像度がずば抜けていいというのも起因していると思うんですよ(笑)。
『A』シリーズと比べて頂いた時、差がお解りになったのではないでしょうか。
……どういうところで、この差って、生まれるんですかね。
うーん……(笑)。
恐らくですけど、電源だと思うんですよね。
電源!
こうも音が違うと、その……悔しかったんで(笑)。
データのダンプとか色々やってみたんですけど、一緒なんです。
測定値では出てこないとこなんですよ。
で、何が違うかっていうと、電源系の強化の仕方が『A』シリーズと『ZX300』では違うので。
面白いもので、データで測定した数字って、なかなか変わらないんですよね。
特にデジタル信号とかですと、波形とか見ても、本当に変わらないんだけど。
でも実際聴くと「違う!」っていうところがあって。
測定データに現れないところが必ずあるんですよね。
……面白いですねえ(笑)。
面白いんです(笑)。
あとは、このWMポートからの変換ケーブルも、ちょっとお高いのには理由がありまして。
信号系とデータ系のシールド線が別なんですよ。中に2本入ってて。
しかも、その芯線が使われているのが、無酸素銅に銀メッキっていう。
え!?
なんでかっていうと、この変換ケーブルを作る時に、担当者から(ケーブルの仕様の希望を)訊かれたので。好きなように書いたんですよ。
そしたらそのまま完成しちゃったんです(笑)。
『こんなスペックで作って下さい』が、通っちゃったと(笑)。
もう、『これくらいなら楽しいな~』っていう感じで書いたのが、そのまま。
しかもめちゃめちゃ音が良かったという(笑)。
こういうアクセサリレベルで素材にこだわってるものって、なかなかないですよね。
もっというと、このUSBケーブルでもやはり差が出てきますから。
このあたりを聴き比べて頂くのも楽しいと思いますね。
昔のオーディオの世界って、アルバイトしながらお金を貯めて、
何ヶ月もかけてアンプを買って、3〜4年かけてシステムを作って……とやっていました。
システムを完成させたら、今度はケーブルを変えていこうとか、そういう楽しみがあったと思うんですね。
今はなかなかそういう楽しみ方がないと思うんですけど、
こうやって音楽プレイヤーとスピーカーをデジタルで繋げて、アクセサリの変化を楽しむ。
そういうポイントも、お客様としては楽しめる要素のひとつになるんじゃないかな、って思いますね。
最近だとイヤホンのリケーブルとかもありますよね。
それも同じことですよね。
だから、若い方々に対して(昔のオーディオの世界を)思い出して頂くというよりも、「こういう楽しみ方があるんだよ」というのを。
僕らの世代が伝えていきたいな、という思いがあります。
技術はどんどん最新のものになっているのに。
そういう根本的なところが受け継がれているっていうのは、なんだか面白いですよね。
『HG10』と『ZX300』、しっくりくるセット
しかし、こうしてひとつひとつ伺っていくと、『HG10』と『ZX300』の組み合わせの効果って本当にすごいんですね……。
値段とのバランスとか、ポータビリティ性とかもとても良くて。
『ZX300』となら10万円かからないでこれだけの音が揃っちゃうわけですから。
この、価格の釣り合い加減が絶妙なんですね。
そうですね。
一昔前の同価格帯のコンポーネントで考えたら、家の中でも充分聴けちゃう音だと思いますし。
特に、『ZX300』をお持ちのお客様であれば。聴いて分かって頂けるかなと。
このサイズから出てくるとは思わないですもんね。
ステージは小さいんですけど、やっぱりちゃんとした立体感で音像が出せるようになっているので。
そこはHG1に比べると一番の進化点だと思いますね。
あと、こういうスピーカーで大切なのは、どこで聴いても楽しく聴けるっていうところ。
もちろん真正面で聴くとベストなんですけど、『HG10』はちょっと離れて聴いても音の良さがわかるんですよね。
あとは旅先とかで、自分の知ってる曲をスピーカーで聴く安心感とかもあると思います。
しかもここまで良い音で聴けるっていう。
おかげさまで『HG1』も市場としては良い評価を頂いているので非常にありがたいとは思ってるんですけど。
より良い音になったというところに気付いて頂けると、もしかしたら買い替えて頂く方もいらっしゃるかな、なんて思うんですよね。
ちなみに『HG1』とは色以外ほぼ同一の外観に留めていますが、微妙に違う部分としては、高さが0.5mm変わっています。
ゴム足自体は同じ厚みなんだけど、そこの貼り付ける位置を0.5mm変えています。ゴムの出っ張り量がちょっと違うんですね。
下の空間を0.5mm広げたほうが音像感が広がるっていう。
すんごい……。
なんか、こないだ『MDR-1AM2』を取材させて頂いた時も思ったんですけど。
近いデザインでここまで変えたら逆に大変じゃないかな、って思いますね(一同笑)。
今回の新製品は『A40』とか『HG10』とか『1AM2』とか、
意図せずしてそういうパターンが多かったですね(笑)。
おわりに
では、最後に。
ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
最近はウォークマンでもホームオーディオの音質技術を使ったりしているんですが、カテゴリの枠を超えた音質・音響設計者同士で会話している中からアイデアって生まれるんですよね。
『HG10』では、私達が「いいな」って思った部品や、雑談ベースで生まれてくるようなアイデアも使ってくれたりしているので。
ウォークマンとの親和性も物凄く高くなっていて、本当によく出来たスピーカーですね。「推さざるを得ない」という感じです。
……まあ、僕は、全く関わってないんですけど(笑)。
今回のこのモデルは、私が音響リーダーという立場でやってるんですけども、
実はこの音をブラッシュアップするために、若手の技術者にも参加してもらいつつ、ハイエンドの世界でうちの会社の宝と呼ばれるような技術者の力まで、ふんだんに借りているんですね。
そういう意味で、特に僕を含めたベテラン層が本気を出して、お客様に本格的な良い物でオーディオの良さを楽しんでいただきたいと。
そういった物を提供したくて作りましたので。そこを楽しんで頂ければと思います。
ありがとうございました!
以上、SONY『SRS-HG10』の開発者インタビューでした。
パッと見カジュアルな製品に見える『h.ear』シリーズですが、
そのコダワリの技術の一端が垣間見られたことと思います。
こちらの機種は5月12日(土)発売予定。
この記事を読んで気になった方はぜひぜひ、チェックしてみてくださいね!
お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。
取材協力:ソニーマーケティング株式会社
※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。