sinji

年が変わりまして修理ブログ番が回ってきました。

 

今回は以前にもブログかツイッターでお話したことがあるかもしれませんが、MDR-CD900STの内部の部品に関するお話です。

 

使い込まれたCD900STは外観をメンテナンスして綺麗に保っていても、イヤパッドを外してみると、ある部品が劣化していることがございます。

 

 

 

 

 

この真ん中のリング状のウレタン素材が、使い込んで経年劣化すると……

 

 

 

 

 

ウレタン特有の加水分解が起こり、もろもろの粉々になってしまいます。

 

ウレタンリングを剥がして拭けば、どうという事はありませんが、ウレタンカスがスピーカーユニットの中に入り込んでしまうと、除去が面倒、または除去中に振動板を傷つけてしまう可能性があるので、なるべく早めの交換をしましょう。

※1個売りの価格なのでLR両側交換であれば、2個お買い求めください。

写真は分かり易くする為に外側部分と中心部分を剥がしたものを並べています。

 

まず初めに、中心部分のウレタンを剥がし右のような状態にします。

 

 

残りの中心部分を台紙から剥がし、本体に張り付けるだけ。簡単!!

 

ポイントとしては、新しいウレタンリングを貼る前に、アルコール入りウエットティッシュなどで一度スピーカー面を掃除しておくことです。

 

もし貼り方が分からなければお店にてお伺いいたします。

 

 

 

それでは最後に今週の修理一覧を

e☆イヤホンでお取り扱いのある4.4mmプラグはどれを選んでも、作られた精度に関しては高品質です。

お気に入りのスリーブデザインメッキの種類下地金属のOFC銅などでお選びください。

 

 

 

今回は不幸中の幸い、綺麗にパックリ割れていたので配線処理と接着修理をスピード修理でお渡しすることが出来ました。

スピードお渡しは場合によっては可能ですが、接着剤の安定のため当日のご使用はお控え頂いております。

 

 

 

こちらのMAVIS IIは、ほぼ新品の状態でお持ち込みいただきました。

元からピカピカでしたが、ガラスコーティングのみでも更にピカピカに。勿論汚れにも強くなります!!

 

 

 

写真のEffect Audio 4.4mmプラグは、e☆イヤホンで取り扱いの4.4mmプラグの中で一番全長が短いプラグとなっています。

スマートなお仕上がりを希望であれば是非こちらのプラグをお選びください。

 

 

 

以前から何度かお伝えしていますが、NOBUNAGA2.5mm4極プラグの黒いスリーブ部分の塗装仕上げが変わりました。

 

今までは光沢使用でしたが、マット塗装になって渋さが増しました。是非店頭でお手に取ってご覧ください。

 

 

こちらは4.4mmプラグのメッキ素材の違いによる音質の変化を狙ったカスタマイズでしょうか??

ちなみにFURUTECH4.4mmプラグは、スリーブ部分のデザインの違いがあるだけでこれくらい金額が変わります

コストパフォーマンスで行くのであればフルメタルデザインの方がいいですね!

しかし梅田のスタッフを含め、カーボンの方が人気はあります。

 

 

 

 

NIDEONプラグでの2.5mmバランス化になります。

こちらのNIDEONのL型プラグは、L字に曲がるポイントが通常のメーカーより上部についているので、”もう少しプレイヤーより離れた位置でケーブルが曲がって欲しい人向け”の痒い所に手が届く製品となっています。

 

勿論、品質もバッチリなので是非2.5mmバランス化をお考えであればご一考ください。

 

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

来週も修理ブログをよろしくお願いいたします。

 

以上、シンジでした~