1万円台でノイキャン機能が搭載されたTWSの人気モデルを、3機種聴き比べました!
イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンのPRスタッフうらやんです。
最近は1万円台でも高性能なノイキャン搭載のTWSが数多く発売されています。その中でもおすすめの3機種を比較しながら紹介いたします!
まずはこちらの製品からご紹介します!
Razer Hammerhead True Wireless 2nd Gen
▼Razer Hammerhead True Wireless 2nd Gen e☆イヤホンWEB本店価格 ¥15,980‐(税込)
まずは、ゲーミング市場において常にトップを争う大手ブランド、「Razer」から今年の9月に登場したTWSイヤホン「Hammerhead True Wireless 2nd Gen」のご紹介です。
ゲーミングに特化したRazerのTWSイヤホンということもあって、3製品の中では唯一、低遅延接続のゲーミングモードに対応しています。わずか60msという超低遅延で、映像に対して音の遅れがほとんど気になりません。aptXなど、低遅延コーデックに対応していなくても使えます。
一般的な遅延が、SBCは220ms、Apple製品対応のAACは120msなので、比べても60msはかなり低遅延です。iOSユーザーや低遅延のコーデックに対応していないスマホでも、ゲーミングモードを使えば低遅延でゲームや動画が楽しめる点がとても大きいです。
※あくまでも理論値なので、厳密には機種によって異なります。
ドライバーは、大口径10mmのダイナミックドライバーが採用されています。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されています。
そしてRAZER CHROMA RGBに対応しており、イヤホンのロゴ部分が光るのも大きな特徴です。アプリを通してなんと1,680万色から好きな色を選べます。
主な特徴
・初代「Razer Hammerhead True Wireless」より、優れた空間表現力で、没入感が向上しています。
・1,680万色と効果のコレクションから選べるRAZER CHROMA RGBに対応しています。
・低遅延接続のゲーミングモードに対応
スペック
連続再生時間(音楽再生): ・ライティングOFF/ANC OFFの場合 イヤホン単体で約6.5時間、ケース併用で最大約32.5時間(iOSデバイスの音量50%でテスト) ・ライティングON / ANC OFFの場合 イヤホン単体で約5.5時間、ケース併用で最大約27.5時間(iOSデバイスの音量50%、ブリージング効果の輝度でテスト) ・ライティング OFF/ANC ONの場合 イヤホン単体で約4.5時間、ケース併用で最大約22.5時間(iOS デバイスの音量50%でテスト) ・ライティング ON/ANC ONの場合 イヤホン単体で約4時間、ケース併用で最大約20時間(iOS デバイスの音量50%でテスト) ドライバー:10mmダイナミックドライバー 対応コーデック:SBC、AAC Bluetoothバージョン:Bluetooth5.2 防水:IPX4 再生周波数帯域:20Hz ~ 20kHz 重量(本体): 53g
動画でも詳しくご紹介しています
外観と質感
上蓋部分にRazerの文字が刻印されたシンプルなデザインです。
イヤホン本体は光沢があり、高級感をも漂うデザインです。比較的大ぶりで肉厚な印象を受けました。
装着感
TWSイヤホンの中でも大ぶりで持ちやすいので、装着しやすいです。肉厚ですが、重さは特に気にならず、むしろ安定感のあるフィット感でした。長時間の使用も快適です。
よりフィット感が増すよう楕円形に設計されています。カラーバリエーションはブラックのみになります。
アプリでのカスタマイズ
専用アプリでは、あらかじめ設定されているイコライザー数種類と、自分好みのサウンドに調整することのできるカスタムを選べます。
そしてイヤホン本体のロゴ部分の色を、細かく分けると1680万色の中から選べます。
写真のようにロゴの部分が光ります。個人的に好きな赤色で光らせてみました。
ノイキャンのレビュー
左のイヤホンを1秒ほどのタッチで「ANCオン」の音声案内と共にノイキャンが効きます。
遮音性はかなり強めで、瞬時に自分だけの空間を作り出してくれるようなしっかりとしたでした。少しのノイズでもが気になって集中できないという程、強めのノイキャンが好みの方にはおすすめです。
同じ操作で外音取り込みモードになり、音声案内の間、1秒ほど音楽が完全にストップします。
音質のレビュー
他の2機種と比べ、豊満な低音域が印象的なサウンドです。一方でもっさりすることなく、輪郭のはっきりとした低音といった感覚です。ボーカルやスネアドラムなどの中音域もしっかり埋もれず主張しています。高音域はやや遠くに聴こえるように感じますが、アタック音をしっかり鳴らしてくれますので、全体的な偏りはなくバランスの取れたサウンドになっています。
生楽器のバンドサウンドなども良いのですが、ダンスミュージックなどのいわゆる打ち込み系の音楽で本領発揮します。タイトな低音が非常に気持ちよく、その低音から大きく広がるような空間表現が良いです。
ちなみに僕はiPhoneでApple Musicを使って音楽を聴いていて、ガッツリ聴こうすると、7割ぐらいの音量が僕はちょうどいいのですが、こちらのイヤホンは5割ぐらいで十分すぎる音量が出ます。なので、普段聴いてるイヤホンの音量よりも小さめにしても満足できるので、十分に余裕がある印象です。
アプリで細かくイコライジングでき、好みの傾向にサウンドをカスタマイズするのもいいですね。
Beats by Dr. Dre 「Beats Studio Buds」
▼Beats by Dr. Dre Beats Studio Buds e☆イヤホンWEB本店価格 ¥15,980‐(税込)
続いては、Appleを親会社に持つブランド「Beats by Dr. Dre」から今年の8月久々に出たTWSイヤホン「Beats Studio Buds」のご紹介です。
Appleを親会社に持つブランドなだけあって、iPhoneなどApple製品との相性が良いイヤホン、ヘッドホン、スピーカーが多いという印象を持っている方も多いのでしょうか。しかしBeats Studio Budsは、Androidなど他機種とも使いやすく作られた、今までにないBeats製品です。
この製品の特徴はなんといっても質が高いデザインです。可愛いく丸みを帯びた充電ケースに、かなり小粒なイヤホン本体。質感はマットで指紋が付きにくくなっています。イヤホン本体の物理ボタンの部分は、光沢のあるデザインになっています。
Apple Musicの空間オーディオにも対応しており、機能面も充実したTWSイヤホンです。
主な特徴
・洗練されたコンパクトなデザインでポケットにすっぽり入ります。
・Apple Musicの空間オーディオに対応しています。
・アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されています。
スペック
連続再生時間(音楽再生) ANC OFFの場合 イヤホン単体で約8時間、ケース併用で最大約24時間 ANC ONの場合 イヤホン単体で約5時間、ケース併用で最大約15時間 ドライバー:独自開発の8.2mmドライバー 対応コーデック:SBC、AAC Bluetoothバージョン: Bluetooth 5.2 防水:IPX4 重量 イヤホン本体:約5g(片耳) ケース込み:約58g
動画でも詳しくご紹介しています。
外観と質感
キメが細かいマットな質感で、つい触っていたくなるほど良い肌触りです。
カラーバリエーションは、今回レビューに用いたホワイトの他にレッドとブラックがあります。
こちらのカラーバリエーションが3種類あるという所は、他の2機種にはないポイントの1つです。
イヤホン本体が出っ張っていて、つまんで取り出しやすいように収納されています。
イヤホン本体は3機種の中では一番小ぶりです。
ただ、イヤホン本体に施されているBeatsのエンブレムの部分をつまむケースからの取り出す際、質感が良いあまり若干すべりやすくなるので気を付けた方がいいです。
装着感
耳に触れる部分の質感が、ケースとよく似ていて肌ざわりが良いです。そして小ぶりなので耳への負担少なく、装着感が良いです。外す時は出っ張り部分をつまんで外しやすくなっています。
iPhoneとAndroidの互換性
iPhoneとペアリングする際はiOSに専用の設定画面が組み込まれていて、簡単にペアリングを行うことができます。2回目以降のペアリング時も本体を開けた時の真ん中にあるボタンを1秒程長押しするだけですぐ繋がります。そして、iOSに組み込まれた設定画面から直接ノイキャンや外音取り込みの設定ができます。
AndroidでもOSバージョン6.0以上のデバイスであれば、Google Fast Pairによるワンタッチペアリングが使えます。Android向けのBeatsアプリをダウンロードすれば、Appleのデバイスと同じ感覚でノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えやイヤホンの操作バッテリー残量を確認できるので、とても便利です。
ノイキャンのレビュー
Razerまで強いノイキャンではありませんが、町中の車の音や、大きめのBGMなら気にならない程のしっかりとした遮音性が味わえます。
左の物理ボタンを長押しで、ノイキャンON、外音取り込みONの操作が可能です。特に音声案内はなく、切り替わるときに「ポポポン」と機械音がます。この時、音楽再生がストップすることはありません。
音質レビュー
Beatsと言えば、今まで低音域寄りのサウンドの製品が多い印象でしたが、Beats Studio Budsは、全体的にボーカルが綺麗で、中音域寄りのサウンド傾向でした。
歌の細かな発音、リバーブ感をしっかりと表現しているので、ニュアンスをより感じる事ができ、歌い手の思いがより伝わってくる音質だと思いました。
質感は乾いた音といった感じで、高音域がシャリッとした余韻が残るような感覚も受けました。ギターの弦を弾くざらっとした音や、シンバルの余韻などが綺麗に聴こえます。洋楽ロックなど、中でもAC/DCのようなギターがフィーチャーされた音楽が、よりかっこ良く聴こえました。
ソロボーカルの曲や、ギター、スネアドラムの音をしっかり聴きたい方におすすめです。
空間オーディオでも聴いてみました
それぞれの楽器の音がより鮮明に聴こえ、定位感がかなりはっきりします。まるで自分1人の為だけに演奏してもらっているライブのように、音の中心にいる感覚です。ステレオサウンドでは味わえない音が降り注ぐような感覚が味わえます。
Jabra Elite 75t
▼Jabra Elite 75t e☆イヤホンWEB本店価格 ¥12,760‐(税込)
Jabraは、デンマークのGNグループ傘下のブランドで、GNグループは元々は日本とユーラシア大陸を結ぶ通信機器を作ったり、大きな規模のお仕事を手掛ける会社で、その技術をオーディオにも生かして数々の製品を作っているそうです。
今回比較する「Elite 75t」は、発売から1年以上経っているにも関わらず、未だに人気は衰えない製品です。ソフトウェアアップデートによりなんとノイズキャンセリング機能が追加されました。まだまだ音質や通話性能、安定した接続性などで、最新機種と全く引けを取っていない名機と言えます。
主な特徴
・4マイク搭載の高品質な通話テクノロジーを搭載しています。
・人間工学に基づいた形状であらゆる耳の形にフィットする理想的な装着感を実現しています。
・IP55の防塵、防水性能で高い耐久性を実現しています。
スペック
連続再生時間: ANC OFFの場合 イヤホン単体で約7.5時間、充電ケース併用で最大約28時間 ANC ONの場合 イヤホン単体で約5.5時間、充電ケース併用で最大約24時間 高速充電:15分の充電で、1時間使用可能 Bluetoothバージョン: Bluetooth 5.0 防塵・防水性能:IP55 Jabra Sound+アプリに対応
動画でも詳しくご紹介しています。
外観と質感
こちらもマットな質感できめ細かい肌触りです。真ん中のJabraのロゴが印象的でシンプルなデザインです。
カラーバリエーションはJabraは他にゴールドベージュがあります。
ベージュは柔らかい印象を与えてくれ、ブラックのスタイリッシュ見た目とは一気にイメージが変わります。
イヤホンを収納する際、マグネットの効果でカチッと音が鳴るTWSイヤホンがほとんどですが、Elite 75tはトンッと鳴る感覚です。かなり細かいですが、個人的には結構好きな所です。
イヤホン本体は、短い軸が特徴的で、丸々とした形状です。
装着感
TWSイヤホンの中でもかなり軸が短い方で、奥までグッと入る感覚はないのですが、非常に安定感のある着け心地です。軸の部分でバランスを取るのではなく、イヤホン全体で支えているような感じです。
長時間の使用でも耳の穴が痛くなりにくく、快適な装着感が続きます。
ノイキャンのレビュー
左の物理ボタンを押してANC オン、オフ、ヒアスルーの案内音声と共に切り替えができます。
優しさの中にもしっかりとしたノイズキャンセリングです。3機種の中では1番自然で、ノイキャンの強さで言えば1番弱かったですが、水に潜っているような感覚がないので耳が詰まるような強いノイキャンが苦手な方にはおすすめです。
音質のレビュー
まず、煌びやかな高音域が印象的でした。モヤがかかっているのが取れて遠くの方までハッキリと見えるようなクリアさを感じました。特にドラムの皮にスティックが当たる音や、シンバルの余韻が非常に綺麗でした。かつ、それぞれの音楽のいい所を汲み取ってしっかりと表現しているといった印象も受けました。
3製品の中では一番バランスが取れてて、長時間聴いても疲れない、高解像度なサウンドです。僕が聴いた限りでは苦手なジャンルが無く、どんなジャンルでもいい感じに聴かせてくれます。
特に生バンドやオーケストラなどの繊細さな音楽に向いています。さすが大ヒットしているのも納得のTWSイヤホン、貫禄のサウンドです。
比べてみました
外観の比較
音質が違えば、形も大きさも全く違う個性豊かな3機種です。共通して言えるのは、必要最低限のシンプルなデザインといった所です。ぱっと見た印象ではJabraが圧倒的にコンパクトで、Razerはイヤホン部分が長い分ケースが大きくなっています。Jabrはカバンの小さな隙間でも入るので携帯しやすそうでした。
BeatsとRazerは全体的に丸みを帯びているので、この2機種は縦に立てるように設計されていません。使ってない時はケースを寝かせておく形で置いておきます。Beatsは不安定ながらも立たせてあげれば辛うじて自立します。
この機種はこんな人におすすめ
Razer Hammerhead True Wireless 2nd Gen
こちらの製品はゲーミングモード(低遅延接続モード)があるので、低遅延に対応していないiPhoneやスマホでゲームをしたり、映像と一緒に音を楽しみたい方におすすめです。ジャンルは打ち込み系で、低音がしっかり欲しい方におすすめなTWSイヤホンです。
イヤホン自体が様々な色に光るところが遊び心があって個性的です。
Beats by Dr. Dre Beats Studio Buds
カラーバリエーションが多く、見た目が特徴的なのもあり、オシャレに敏感でデザイン性を重視する方におすすめです。ジャンルは、ソロアーティストなどの歌声を綺麗に聴きたい方や、洋ロックを聴く方におすすめです。
そして空間オーディオに対応しているイヤホンはお値段がするものが多いですが、1万円台で空間オーディオが体験できるイヤホンはこれしかなく、AndroidユーザーでBeats製品が欲しかった方にぜひ手に取っていただきたいTWSイヤホンです。
Jabra Elite 75t
テレワークなど、通話をTWSイヤホンで行う方にはおすすめです。デザインも日頃スーツを着る方は相性バッチリです。ジャンルは生バンドやオーケストラなど、クリアで繊細な音楽までもキッチリ聴きたい方におすすめです。
まとめ
1万円台でいずれもノイキャン機能が搭載されているTWSイヤホンを3機種比べてみましたが、やっぱそれぞれ個性が全然違って魅力的でした。ここ数年だけでも目まぐるしく発展しているTWSイヤホン業界ですが、2021年11月現在で間違いなくトップ集団を走るこちらの3製品をご紹介させていただきました。
みなさんはどれか1つ、良いなと思う製品は見つかりましたか?そのきっかけになれたならめっちゃ嬉しいです!
以上PR部のうらやんがお送り致しました!
最後まで読んで頂きありがとうございました!