こんにちは、マツコです。
前の話になりますが、兼ねてより楽しみにしていた映画「サスペリア」を観ました。
本作は1977年に公開された「サスペリア」のリメイク版として2019年に公開されたものですが、結論から言ってしまえば、リメイク版とは謳っているけど全く別物の映画でした。本作では、オリジナル版にはなかった3つの視点から物事が同時進行で動いていくのですが、なかなか一度見ただけでは難解で頭で処理できない人も多そうな作品。後々、調べてやっと理解できた内容もある(当時のドイツ情勢など)ので、日本人にはかなり難しい内容なのかもしれないです。
画像はinstagram(@suspiriamovie)より引用
個人的に注目したのは、イギリス出身のミュージシャンRADIOHEADのボーカル・トムヨークの映画音響や挿入曲。
ホラー映画って無声では恐怖感は煽れない、音楽無しでは語れない分野なのです。映画の随所に流れる音楽が不穏な空気感や息の詰まるほどの緊迫感を体現し、想像を超えた最恐のリメイクが結実した作品になったかと思います。
さて、本題へ。
今回は久しぶりに個人的に「これは絶対に売れる」と感じたモニターヘッドホンをご紹介しようと思います。
ご紹介したいヘッドホンはこちら!!
audio-technica ATH-M60x
こんな人におすすめ
・ライブ(DJ)現場でもプライベートでもマルチに使えるモニターヘッドホンを探している方
・「ヘッドホン1本で身軽にしたい!」けど音質に妥協したくない方
・オンイヤーヘッドホンに苦手意識を持っている方
現場のニーズに応えたプロフェッショナルオンイヤーモニターヘッドホン
大手メーカー・オーディオテクニカより「Mシリーズ」から新たに登場したオンイヤータイプのコンパクトなヘッドホン。
近年のワイヤレス普及により、ますます一般ニーズから離れることとなってしまった有線ヘッドホンなのですが、今もなお、音楽制作者や私たちのように音を追求する人たちから変わらず重宝されるのが「モニターヘッドホン」です。
私はSENNHEISER HD25愛用者ですが、モニターヘッドホンといっても音質は千差万別。HD25やM60xのようにオンイヤータイプもあれば、audio-technica Mシリーズのフラッグシップモデル・M70xの様に耳をすっぽり覆うオーバーイヤータイプ等、ワークスタイルによって使い分けるストイックなユーザーもいます。
目立たない密閉型のオンイヤータイプながらも優れたアイソレーションを実現
デザインはいたってシンプル。個人的にツボにはまるのがこの無骨なマットブラックデザイン。一切の装飾を省いたこれぞ最強マシンと言わずもがな、あくまでデザインに注視せず、中身や質で勝負するその攻めの姿勢がとても好みです。
よくよく注目してみるとイヤーパッドやヘッドバンドは交換可能になっており、前モデルよりも品質や機能性ともに圧倒的に現場向きにバージョンアップされました。従来のモニターヘッドホンでもヘッドバンドを交換出来るモデルというのは希少で、ユーザーにとってもこの点は嬉しいところだと思います。
モニターヘッドホンならではの広帯域でフラットな特性で解像度の高いモニタリングが可能
ATH-M50xと同様、大口径の45mmCCAWボイスコイルドライバーで情報量豊かな高解像度再生を実現しました。M50xといえばモニターヘッドホンの代表格として北米を中心とした海外でのスタジオ導入が多く感じます。
作曲やレコーディング現場でのミキシング作業や、DJヘッドホンとしてもマルチに活躍ができる部分はM50xからインスパイアされたようです。前作と違った点はスイーベル加工が施されていないところ。そのかわり、遮音性は非常に高く、耳に吸い付くような肉厚なイヤーパッドはオンイヤーながら全く疲れを感じさせない装着感です。
付属ケーブルも充実。カールコードはもはやモニターヘッドホンの代名詞ですが、タウンユースにも嬉しいストレートケーブルも付いています。
使用者に訊く「M60x」の魅力
今回、実際に使用しているスタッフや耳の肥えた音楽好きのスタッフ2名にM60xの魅力を聞いてみました!
大阪日本橋本店スタッフ・とんぼ
ブラックミュージックを中心にR&B、ブルース、HIPHOP幅広いジャンルの知識を持つ。初めて買ったCDは2004年、当時のグラミー賞受賞作品のコンピレーションアルバムで、ずっと聴きこんでいた曲がエミネム「Lose Yourself」。
ー audio-technica M60xを購入したきっかけはなんですか?
とんぼ 以前はモニターライクな音があまり好きじゃなかったんです。聴く音楽自体も最近のヒップホップやR&Bがほとんどで、どちらかといえば低域にフォーカスを当てたような音作りのイヤホン・ヘッドホン方が好きだったんです。
ただeイヤホンで働いてると周りにはいろんな音楽を聴いてる人がいて、話してるうちにいろいろとオススメ教えてくれる人もいて、気付いたらいろんなジャンルを聴くようになってて、いろんなジャンルを分け隔てなく聴けるヘッドホンが欲しいなーと思ったのがきっかけです。
かといってフラット過ぎるのもどうかなーも思ってて、そんな時にちょうど今の自分の好みに合ったヘッドホンが発売になって。それがATH-M60Xだったんです笑。あとデザインもシンプルでかっこよかったのにも後押しされました。
ー 普段、どういった環境で使用する事が多いですか?
僕の場合、楽曲制作とかはやってなくてシンプルに音楽を聴く為だけに使ってます。あとたまにですが、映画やドラマも観ます。後でお話する内容なのでここではザックリとだけにしますが、音の味付けが絶妙で、フラット過ぎず誇張しすぎずでとにかくバランスが良い。あと個人差はあると思いますが、軽量かつオンイヤータイプの中でも側圧は優しめなので長時間装置していても疲れなかったです。それに加えて遮音性も高いので、音楽や映画に集中できるんじゃないかと思います。
ー M60xのここが好き!おすすめポイントはありますか?
スタジオモニターらしい定位のハッキリとした解像度の高い音でありつつ、DJモニターの様な低音域の輪郭の際立ちもあってそのバランスが絶妙なんです。上手いこと調和が取れたこの音に一聴惚れしました。
ー 音質についてレビューをお願いします
たぶんロビー君が楽曲制作目線でも語ってくれると思うので、僕はシンプルに音楽を聴いた感想を述べさせてもらいます。
一聴した感じは、ATH-M50X同様のドライバーを搭載しているだけあって、モニターヘッドホンらしい解像度の高さと音の繋がりの滑らかさが特徴的だなぁというイメージでした。そこから2回、3回と試聴音源を何曲か変えて聴いてみて感じたのは、全体的にフラットで聴きやすいんですが、低音域がボワッとせずクッキリとしてタイトに締まっているので、他の音域に干渉しない非常にクリアな音を鳴らしてくれます。中高音域に関しても非常に滑らかで心地良く伸びやかな音で、シャリつく印象もなかったです。
実は高域のシャリつきが1番心配してた部分だったんですが、全く心配無用でした。個人的に、この値段帯でオンイヤータイプでここまで全体のバランスが取れたヘッドホンってなかなか無いんじゃないのかなと思いました。
ー 実は、日本最大規模の音楽フェス「FUJIROCK FESTIVAL」の話題や、互いにおすすめのアーティストをボーダーレスに紹介し合ったり、私自身もとんぼ君から影響を受けて聴き始めたアーティストも数多く。音楽の趣味も通じ合うとんぼ君に聞きたい質問なのですが、M60xでぜひこの曲を聴いてほしい!と思うおすすめの2曲を教えてください
とんぼ君がM60xで聴いてほしい楽曲
①宇多田ヒカル&Skrillex / Face My Fear
このヘッドホンを買う決め手になったのがこの曲でした。まず序盤のピアノの旋律とボーカルの透明感にやられました。その後徐々に浮遊感のある音数の多いビートが重なってくるんですが、本当に解像度が高く、しっかりと分離して鳴らしてくれます。Skrillexの壮大なビートと楽器や宇多田ヒカルの美しいボーカルがしっかりと両立していて、誇張しすぎることなくいい塩梅にまとめてくれてます。もっと低音ガンガン鳴らしてほしいという人には不向きかもしれませんが、本当にバランスの取れた優秀なヘッドホンだという事をこの楽曲で思い知らされました。
②Massive Attack & Mos Def / I Against I
実はたまたま出会った楽曲で、アメコミの実写版映画『ブレイド』をこのヘッドホンで観ていて、エンドクレジットで掛かった時にめちゃくちゃ印象に残った楽曲なんです。(映画はまぁまぁ古いんですがアメコミ好きは面白いと思うので観てみて下さい!)思わず音量上げて、エンドクレジット観てました。無意識に頭振ってたんじゃないかなと思います。低域が少し硬質なのが相まって、インダストリアルな音源との相性がすこぶるいいです。バッキバキのデジタルミュージックを大音量で楽しみたい方におススメが出来るヘッドホンです。
電子音楽がお好きな方の中でこのヘッドホンをもし手に持って頂けるのであれば、是非The Prodigyは聴いてみて下さい。僕は1stから新譜まで全部聴きましたが、ロック、テクノ、その他諸々を融合したハイブリッドな音はATH-M60Xの良さを引き出すのには間違いないチョイスなんじゃないかなと思います。いろいろ聴いた中でも1番細部まで聴こえた時の発見があり、ノリも文句無しに良かったアーティストです。これからも彼らの音楽を聴き続けたいと思います。最後にフロントマンのキースフリントにご冥福をお祈り申し上げます。
大阪日本橋本店スタッフ・ロビー
オーディオ機器の知識のみだけでなく、レコーディングや楽曲制作など作る側としても実績のある数少ないスタッフ。昭和時代のシティーポップから現代音楽までカッコいいと思ったものは何でも聴く。audio-technica M50xを現在愛用中。
ー ロビー君が思うM60xの魅力を教えてください
ロビー M60xの音は、きっちりモニターヘッドホンとしてのイロハは抑えつつ、他社のモニターに比べてより低域が見える点が長所だと思うので、リズムセクションが緻密なバンドやアーティストを聴くのにもってこいだと思います。後はこのMシリーズは海外で日本におけるCD900Stのような使われ方をしていて、AudiotreeなんかのYouTubeチャンネルを見てたりすると良く目につきます。
ー ある意味有線ヘッドホンとしても久しぶりのモニターシリーズの登場ですが、どんな方におすすめしますか?
メロディーを重視する日本より、グルーヴを重視する海外でスタジオユースされている辺りにこのヘッドホンの良いポイントが詰まっているなと思いますね。もちろん解像度はモニターとして必要十分にあるので、普段聴いている音楽を分析的に聴いたり、楽器をやる人には耳コピなんかも抜群に合うはず!
モニターヘッドホンをリスニングに使う方ってeイヤホンの店頭に限らず結構見かけるんですが、ある種そういった使い方にも門戸開いてくれている懐の広いヘッドホンだなあと思いますね。
ー M60xの音質についてレビューをお願いします
とんぼさんから「楽曲制作目線で」とパスを投げられたのでその目線で(笑)
僕は個人的にM50xを趣味の楽器制作用モニターをメインの用途に4年ほど使用していて、M60xがM50xと同じドライバーならそこまで惹かれないかな… と思って試聴してこれは良い!となりました。
と言うのもキチンとした理由があって、一つはドライバーのマウント角度が変わって定位感が変化していること。M50xではドライバーが僅かに前方に向かって傾斜しているので、キックやベースと言った真ん中定位の音が「前から飛んでくる」様な感覚で聴こえてくるんです。でもM60xは水平にマウントされているので、多少音は平面的にこそなるけど、ビシッと定位する。
で、定位感が良さもあって細かいフレーズの聴きとりという点ではM60xの方が有利。
スピーカーで鳴らした時をシミュレートするような聴き方… 色んな環境で鳴った時のシミュレーションこそM50xの方が得意と思うタイミングはあるんですけど、リファレンス系の音を気軽に持ち出したいってなったときにM50xより軽くて小さいうえにこの音が鳴る… 欲しくなっちゃいますよね(笑)この持ち運びの利便性が二つ目の理由。
あと、個人的な事なんですけど見た目がハチャメチャにかっこいい…
M50xは外に持ち出すのはちょっと気が引けちゃうんですけど、オールブラックでノームコアなスタイルがどんなファッションにもあってくれるのが最高に良い!
モニターヘッドホンって外に持っていくには少し気が引けちゃうデザインのものが多いというか、その製品を知ってる人に見られたらちょっと気恥ずかしくなっちゃいそうで… その点M60xの精悍なルックスは嬉しいですね。
ー e☆イヤホンスタッフとしても音楽家/トラックメーカーとしても活躍するロビー君は五感も色彩感覚も豊かなイメージで、それでいて音楽というものにおいてニュートラルに物事を捉えることが出来る数少ないタイプだと思っています。居酒屋とか一緒にいくと、音楽論争で互いに盛り上がれそうだな(笑)。ロビー君に聞きたい質問なのですが、M60xでぜひこの曲を聴いてほしい!と思うおすすめの2曲を教えてください
ロビー君がM60xで聴いてほしい楽曲
①American Football / Silhouettes
エモ界のレジェンドことアメフト。M60xはこういった変則チューニングで抒情的なアルペジオを鳴らすようなポストロック的アプローチをするバンドに凄く合うと感じていて。切ないコード感にうっすらかけられているリバーブの明滅を感じられるっていうのはモニター系ヘッドホンの特権だなあと…。モニターヘッドホンでリスニングをすることでスタジオライブっぽい疑似体験が出来るのもいいですよね。他にもTTNGだったり、Their / They’re / Thereあたりのマスロックにも相性抜群。
強く歪んだギターよりも、シングルコイルのジャキっとした刹那感あるサウンドの方が個人的にはおススメですね。その間を縫うように鳴らされる胴の深いスネアの音との繰り返しだけでヘッドホンを忘れて集中出来てしまえる音だなあとしみじみ。
M60xは豪華な楽曲でももちろん高い解像度でそつなくこなしてくれるんですが、音数の少ない楽曲だと音の隙間にある空間まで感じられるのでこういう楽曲が個人的に聴きたくなっちゃいます。
②君島大空 / 遠視のコントラルト
この方は基本的に楽曲の演奏のほとんどを自分でやったり、ミックス作業まで一人で行っているDIY精神あふれる宅録アーティスト。こういった自分で全てをこなすタイプのアーティストも録音作業のどこかでモニターヘッドホンを使ったりしているわけで。M60xはそういったバックグラウンドに思いを馳せつつ一人で入り込むように聴きたいときに手に取ってしまいたくなります。
M60xは中域の量感というよりも張り出し感が強いんですが、決して耳に障る音にならないのも魅力。
君島さんはかなり中性的な歌声の持ち主なんですが、レイヤーのように重ねられたコーラスも含め心地よく広がってくれます。この楽曲のように、ギミック的にパン振りされた音がアクセントになった楽曲にはピッタリですね。
それにしてもいいなあ君島さん…。
小さな音まで逃さずくみ取りたい方にとってモニターでのリスニングは良い選択肢になるかと思います。
大阪日本橋本店スタッフ・マツコ
過去にFUJIROCK,SUMMER SONIC他、ロンドンの有名なライブハウスを巡ったりアイスランドまで一人で渡氷し現地の音楽フェス「AIRWAVES」に参加する程の音楽好き。好きなアーティストはトム・ヨーク。
マツコ M60xの着け心地は長時間作業に適しています。ヘッドスライダーもゆとりがあり、ホールド感も抜群。オンイヤーヘッドホンってどうしても側圧がきつかったり、はたまたイヤーパッドが浮いてしまったり。オンイヤーの課題でもある「着け心地」の面においては非常に完成度が高く、自宅でのミキシング作業に是非おすすめしたいヘッドホンです。
音質は、M50xと同じドライバーを採用していますが、こうも音色が変わるのかというくらい別物として考えた方がよさそうです。シリーズらしく中域に焦点を当てたボーカルモニタータイプですが、深く沈み込む重心の低い低域の再現も完璧。低域ってただローのあたりが強いだけだったり妙に低域に埋もれる中域に違和感を覚えたりするのですが、ドライバーの方向が耳と垂直に設計されているので、空気を切ってダイレクトに振動します。密閉された空間でもまったく嫌味が無く、ストレスフリーに作業に集中できるというのは本当に有難いです。
マツコがM60xで聴いてほしい楽曲
①Melotronmelon / garden
福岡在住のエレクトロバンド。心地よいエレクトロニカトラックと透明感のあるボーカルが印象的なのですが、M60xは密閉感も素晴らしいので卓録やアーティスト側のレコーディング用ヘッドホンとしても重宝できそうです。自身のアルバムのアートワーク等、アーティスティックな活動も行うバンドなのですが、メロディーテンポ自体は至ってスローでギター構成も非常にシンプル。それでいて、シンセサイザーや繊細なエフェクトが重なり幽玄的でシルキーな印象。M60xは現代音楽に適した音圧バランスでリバーヴやエフェクト加工にも素直です。卓録や音に集中して音作りに励みたい方にはこれ一台で十分かなと思います。
②Mike Parker / Disintegrating Sand
NY州バッファローに暮らしながら、カレッジでファインアートを教える傍ら音楽制作に取り組む20世紀のあらゆるエレクトロニクス・ミュージックを愛する音楽家。がっつり「王道テクノ」で攻めましたが、個人的にはDJヘッドホンとしても十分パワーのあるヘッドホンだと思います。腹の底から唸る重低音にも全く歪むことなく、余裕のレスポンス。大体40Hzを下回る低域って気分が悪くなるんですが(実際に爆音でこの周波数を体で浴びると地獄絵図になる=経験済み)、角が潰れずに恐ろしいほどの駆動力で鳴らしこむので感動しました。これはぜひ鬼畜な音源を作る作曲家におすすめしたいです。
まとめ
いかがでしょうか。今回、大阪日本橋本店スタッフ3名でそれぞれの切り口からレビューを書きましたが、口を揃えて言えることは「モニターヘッドホンだけの枠で捉えるべからず」ということ。機能面ではワイヤレスが軍配をあげますが、やはり専門分野なら有線に敵うものはありません。M60xはそんな音楽好きが原点へ還ることの出来る根幹となることでしょう。
気になった方はぜひ体感すべき。
e☆イヤホン東京秋葉原店・名古屋大須店・梅田EST店・大阪日本橋本店にて試聴可能です!
以上、マツコでした〇
元e☆イヤホン大阪日本橋本店2F・買取/中古スタッフ。
ドイツへ移り住んでから早1年が経過しました。e⭐︎イヤホンを離れ、2019年5月に渡独。現在は主にドイツ・ベルリンの音楽やアート、ローカルカルチャーを専門に取材、執筆しています。また、自身でドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS magazine」を出版し、取材、執筆、編集を監修。現地に蔓延る見えない・聞こえないサインを捉え、ジャーナリズムにスタンダードからアンダーグラウンドまで発信しています。2020年に自主レーベル「MOLS」を設立。YouTube、SoundCloud、BandCampなどのデジタルコンテンツにて、ベルリンで活動するアーティストと携わり、PR、プロモーターとしても活動しています。