こんにちわ!
大阪日本橋本店、とんぼです!
突然ですが僕はイヤホン、ヘッドホンでいうとどちらかと言えばヘッドホン派です!
現在の愛機
・Beats by Dr.Dre Mixr
・AIAIAI TMA-2
・Marshall MAJOR II
・Meze 99 Classics Headphones Gold
・・・とまぁほとんどヘッドホンなのです!
ちなみにAIAIAI TMA-2とMeze 99 Classics Headphones Goldに関しては、
前回のブログでレビューしてみたので是非チェックしてみて下さい!
⇒【やってみた】気になるヘッドホンを徹底レビュー!北欧デンマーク発、変幻自在なカスタマイズ可能ヘッドホンAIAIAI TMA-2の全プリセットを聴き比べてみた!【レビュー】
⇒【愛機紹介】ルーマニア発のヘッドホンMeze 99 Classics Headphonesを徹底レビューしてみた!!【早く紹介したかった】
さてそんな僕ですが、
最近とあるメーカーさんのイヤホンを購入しました!
そのメーカーさんとは、、、Acoustune!!
【Acoustuneとは?】
2013年香港で創業された、音響機器開発専業ベンチャー企業。設計は日本、開発は香港、生産は中国による国際分業体制を取り入れており、部品、回路、半導体、電気、機構、品質、生産、各分野の専門家によって運営しているメーカーさんです。
そして僕が購入したイヤホンがコチラ!
Acoustune HS1004 Black!!
Acoustuneの最新イヤホンとなるのがこのHS1004です。Acoustuneは前々からネットで「とてもコスパが高く、高音質なイヤホンメーカー」として話題になっており、惜しくも生産終了になってしまったHS1001や現行のHS1003、HS1005は「これ本当にこの値段!?!?」と思ってしまうほど高音質なイヤホンでした。そんなメーカーさんから新しいイヤホンが出るとなると、期待せずにはいられないでしょう。。。
そしてHS1004発売後、試聴してすぐに購入を決断してしまいました(笑)
今回はそんなAcoustuneの最新イヤホンHS1004を、現行のHS1003、HS1005と比較しつつ徹底レビューしていきたいと思います!
【見た目】
Acoustuneのイヤホンではおなじみ、ハウジングには不要な共振を抑えるために100%アルミ切削シェルを採用しています。カラーはブラックで、シンプルかつ上品な見た目をしております。
ケーブルはタッチノイズが起きにくい布まき仕様になっています。またプラグにはポータブルユーザーの方に嬉しいL型金メッキプラグを採用しています。
【音質】
HS1004はダイナミック型のイヤホンの欠点である「低音が強くて音がこもる」「繊細さがたりない」という点を一掃しています!正直ビックリしました。「本当にダイナミック型のイヤホン!?」と疑ってしまうほど、解像度が高い上に低域の量感も申し分ないんです。全体的に音はクールで硬質です。サラサラとした爽やかな音も鳴らせますし、しっかりと濃い厚みのある音も鳴らしてくれます。かなり幅広いジャンルをこなせるイヤホンだと思いました。そして音の要となるイヤホン内部の振動版についても触れておきたいと思います。HS1004は医療用レベルの新素材を使用した特殊合成基材成型ミリンクス振動版を使用しており、エージングをしなくても初めからしっかりとイヤホンの良さを発揮してくれるという優等生なのです。(この振動版に関してはHS1003やHS1005でも使用されています)
HS1004の特徴を何点か挙げるとすると、まずはやはり中高域の解像度でしょうか!「BA型なのでは?」と思ってしまうくらいのこもりが一切なくクリアです。特にボーカルは距離感が近く、耳元で歌っているのかなと思ってしまうほど。またボーカルの響きもリアルで、時に力強く、時に艶やかに、時に爽やかにとアーティストの様々な感情表現をしっかりと表現してくれます。ここで1つ欠点を挙げるとすると、ジャンルによってはボーカルが近いがゆえに聴き疲れしてしまうかもしれないという点です。僕自身実際、長時間メタルを聴いた時にボーカルのシャウトやデスボイスに途中聴き疲れを感じてしまいました。
次に低音の量感です。中高域の邪魔をすることなく迫力のある重低音をしっかりならしてくれます。ズシーンと響くというよりは、ドンッとキレのある鳴り方をしてくれるのであまり低音で聴き疲れするという事はないかなと思いました。
ここで、このイヤホンの魅力を余すことなく発揮してくれる楽曲をご紹介します!
Jack Garratt – Chemical
ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライターで、作曲・プロデュース・演奏を全て一人でやってのけるスタイルを得意とし、今音楽シーンで最もブレイクが期待されるアーティストの一人です。彼のサウンドはエレクトロニカ・R&B・ソウル・ポップス・フォーク・ジャズなどを融合させたサウンドでジャンル分けするのが極めて難しいです。中でもこの曲は彼の美しいボーカルと激しくうねるエレクトロビートが絶妙な一曲で、HS1004で聴くと一切こもること無くボーカルの息遣いからビートの細かい表現まで聞き逃すことなく耳に入ってきます。いろいろ楽曲を聴いた中で、Jack GarrattとHS1004は本当に完璧な組み合わせでした。是非聴いて頂きたいです!ちなみに彼、今年のフジロックに参加しますよ!
さて!
お次はHS1003やHS1005と音的にどう違うのか比較していきたいと思います。
HS1004の特徴
・全体的にキレがあり硬質で厚みのある濃い音
・中高域がクリア
・ダイナミック型らしい重低音
・ボーカルの距離感が近く、とてもリアル
【おススメのジャンル】
ポップス、アニソン、ボーカル系全般、エレクトロニカ、ヒップホップ
①Acoustune Resonate HS1003
・全体的にキレがあり硬質であっさりとしたさわやかな音
・中高域がクリア
・低音はHS1004ほど強くなく、心地よく響くレベル
・ボーカルはHS1004ほど近くなく、あまり聴き疲れしない
【おススメのジャンル】
ポップス、女性ボーカル、ロック、アコースティック
②Acoustune Resonate HS1005
・AKシリーズやDP-X1で使用可能なバランス仕様になっているだけあって、3機種の中で一番分離感、空間表現が秀逸
・その分他の2機種の様な個性は薄れ、フラットでクリアなサウンド
・ボーカルが3機種の中で一番距離がある
【おススメのジャンル】
アコースティック、クラッシック、ジャズ、ライブ音源
3機種を「あっさり」→「濃い」の順で並べると、
HS1005→HS1003→HS1004の順になり、
HS1004が一番個性が強く、元気な音という感じがしました!
まとめると
重低音とクリアな音がしっかり両立していてノリの良いイヤホンをお探しの方はHS1004
低音は心地よい程度に出てくれて、どちらかと言えば中高域にフォーカスをあてたようなイヤホンをお探しの方はHS1003
全体のバランス、解像度、分離感を何より一番にお考えの方、なおかつバランス接続が楽しめるイヤホンをお探しの方はHS1005
といった感じでしょうか!
この3機種でかなり好みが別れると思うので是非聴き比べていただきたいです!そして、この機会にAcoustune Resonate HS1003とAcoustune Resonate HS1005も是非チェックしてみて下さい!
【付属品】
①キャリーケース(マカロン)
②SHURE掛け用イヤーフック
③イヤーピース(ダブルフランジS,M,L & SpinFit S,M,L)
SpinFitを装着出来るということで、コンプライは200口径が使えます!
少し話はそれますが、このSpinFitというイヤーピース皆さんご存知でしょうか??
実はこのイヤーピースには他とは違う大きな特徴があるのです!
その特徴とはコチラ!
SpinFitはダクト中心部分にクッション(くびれ)があり、外耳道の湾曲に沿って装着されるという特徴があります。よって無理なく耳の奥まで挿入され、密閉度が向上し、高音域と重低音域の改善が望めるのです!僕このイヤーピースが大好きで、前々からよく愛用していました。高温の抜けと重低音を両立させてなおかつフィット感抜群という貴重なシリコンイヤーピースなので、本当におススメします!
―総合評価―
高域 :★★★★☆
中域 :★★★★★
低域 :★★★★★
音場 :★★★★☆
空間表現 :★★★★☆
解像度 :★★★★★
遮音性 :★★★★☆
クール -●--- ウォーム
繊細 ---●- 迫力
以上、Acoustune HS1004のレビューをさせていただきました!
このイヤホンはダイナミック型のイヤホンがお好きな方はもちろん、苦手な方にも是非一度聴いて頂きたいです。「ダイナミック型のイヤホンとはこういうものだ」という定義が間違いなく変わると思います!僕にとってはそれくらい衝撃的なイヤホンでした。Acoustuneというメーカーを今日初めて知ったという方、前々から気にはなっていたけど…という方もいらっしゃると思います。このブログを通して少しでも興味を持って頂ければ幸いです。皆さん是非Acoustune HS1004チェックしてみて下さい!!
ではとんぼがお送り致しました!
eイヤホン人事部のとんぼです。何よりも音楽が好きです。HIP HOP、R&B、FUNKなどブラックミュージック中心に聞いてます。