かじかじです
そう、あれは去年の10月頃
私はふと思いました。
「カスタムIEMを買おう」と←
VE5やKaiser10、MH335DWやES60など
あらゆるカスタムIEMのフラグシップモデルを試聴した結果
Lime earsのAetherをオーダーしました。
そのAetherが
ついに
ついにきました!
こちらです!!
どん!!
なんか緑の紙に包まれています
取り出してみると
さらに黒い紙に包まれています
広げてみると
キャリングケースが
Csutom made for:
「Kaji Kaji」
この特別感よ,,,
横にシリアルNOも記載されています
はい開けます!
どん!
ぱぁ!!
でた!!
it`s simple
イヤホンと乾燥剤
そしてクリーニングツールと名刺のようなものだけです。
vision earsと比べるとやや寂しい(´・ω・`)
そしてこちらが
私かじかじ
完全オーダーメイドのイヤモニ
Lime ears の
Aetherです!!
見てください!
この歯車!!
このアンティーク感!!
このスチームパンク感!!
実はこれはLime earsのフェイスプレートオプションで
タイムマシーンというオプションになります。
2016年1月4日現在で
片耳あたり¥7,000-になります
Lime earsをご注文される方の中では大変人気のオプションになっています。
ちなみにシェル、フェイスプレート、カナルカラーは
すべてC-09のコーラブラウンというお色味になります。
この色によってこのスチームパンク感を引き立たせてみました!
美しい!!
その他Lime earsの情報やオプションについてはこちらのブログを参考にしてみてください!
耳穴によっては音導孔の数が変わるかもしれません。
実は届いたのは丁度12月24日に届きまして
丁度いい感じにクリスマスプレゼントになりました。
ご案内している納期は3ヶ月ですが
今回は約2ヶ月ほどで到着しました。
メーカー繁忙期によって納期は随時変わってしまいますが
あくまで目安としてみてください。
さあ早速装着してみましょう!
ビューティフォー
完全にぴったり耳に合ってます。
Aether含め
今までカスタムIEMを3個作りましたが
そのカスタムの中で一番
きつすぎずゆるすぎず丁度良い装着感です!
まさにジャストフィット!
遮音性も高く、自分だけのリスニングルームを作ったような感覚です。
ではお次に
音質!
以下のアーティストの曲で試聴してみました!
ロック:凛として時雨/DISCO FLIGHT
ポップス(男性):星野源/weekend
ポップス(女性):やくしまるえつこ/X次元へようこそ
クラブ:DE DE MOUSE/my favorite swing
ジャズ:土岐麻子/When You Wish Upon A Star
クラシック:高木正勝/きときと-四本足の踊り-
★レビュー
とにかく癖が無くて自然です。弱カマボコ型で中域の分離感がスゴイです。帯域的に同じ域にある、ギター、ピアノ、ボーカルがまるでその楽器専用のスピーカーでも用意されているみたいにしっかりと分離されていて、それぞれが艶やかで瑞々しく鳴っています。その中域の各楽器の距離感も素晴らしく、ボーカルは耳元で聴こえ、ギターなどはやや後ろの方から前にせり出すように鳴っている感覚で聴こえます。主旋律を目立たせるような鳴らし方のように感じました。
スイッチング機能がありまして
下にスイッチングすると、フラットな印象でボーカルや高域が際立つスッキリ目の音になります。小編成のクラシックやアコギの弾き語り、ピアノソロなどとの相性がいいと思います。個人的にはもう少し低音が欲しい気がしました。
スイッチングを上にすると中低域よりのふくよかなチューニングに変わります。低音過多な感じではなく自然に増やすような印象です。バスドラムの帯域ではなく、ベースラインの帯域をほんの少し盛るような鳴り方です。ジャズのウッドベースが特に心地よく、広がりの良い温かみのある音で鳴らしてくれます。私はこちらの音質のほうが好みです。
全体的にボーカル寄りにはなるので、やはりポップスとの相性が良い印象を受けます。男性、女性問わずボーカルがとても生々しく聴こえるので、アニソンとの相性がいいと思います。
ロックも綺麗に鳴らしてくれます。レスポンスは早すぎず遅すぎずといった印象になります。曲によってはスピード感が欲しいと感じたり、ドラムのアタック感が欲しいと感じることがございます。ただ苦手という感じではなく、間違いなく普通以上には上手く鳴らしてくれます。
凛として時雨などの激し目のロックよりは、BUMP OF CHICKENのようなポップ寄りのロックとの相性のほうが良さそうです。
クラブミュージックも締まりきった低音のドスドスといった音ではなくて、低音をややふくよかに鳴らす広がりの良い低音になります。シンセサイザーをとても綺麗に鳴らしてくれるので、キラキラとしたヤスタカサウンドやDE DE MOUSEとの相性は最高です。
とにかくどんなジャンルでも卒なくこなしてくれる万能機種であり
かなりリスニングライクなイヤモニになります。
暖かみがありながらもK10やHeir 10Aのような濃厚さを感じさせず、VE5やMH335のようなドライさも無く、自然にゆったりと聴きたい方にはかなりオススメの機種になります。
■Aether
高域 ★★★★☆(スイッチング上:★★★★★)
中域 ★★★★★
低域 ★★★★☆(スイッチング下:★★★★★)
遮音性 ★★★★★
レスポンス ★★★☆☆
音場 ★★★★☆
解像度 ★★★★☆
情報量 ★★★★☆
迫力 ーー●ーー 繊細(スイッチング上)
迫力 ー●ーーー 繊細(スイッチング下)
クール ーー●ーー ウォーム
ロック ★★★★☆
ポップス(男性) ★★★★☆
ポップス(女性) ★★★★★
クラブ ★★★★☆
ジャズ ★★★★★
クラシック ★★★★★
☆Aetherの試聴機と比べてみた!
試聴機と比べるとイヤーピースがない影響と、完全にフィットしている影響もあり、試聴機より情報量が多くやや濃密な音で楽しむことができます。その中でも高域の抜けの良さは変わらず、遮音性が上がったことにより、より細かい音まで拾えるようになりました。当たり前かもしれませんが実機のほうが音は良かったです。
☆Noble Audio Kaiser10と比べてみた!
K10と比べるとK10のほうが情報量が多くかなり濃密な音になります。解像度感もK10のほうが上だと思います。
ただ情報量が多いがゆえにAetherと比べてややボーカルが埋もれてしまいがちです。もう少しすっきりと自然に聴きたい方はAetherのほうがオススメです。高域の伸びの良さもAetherのほうが軍配が上がると思います。
■Kaiser10
高域 ★★★★☆
中域 ★★★★★
低域 ★★★★★
遮音性 ★★★★★
レスポンス ★★★★☆
音場 ★★★★☆
解像度 ★★★★★
情報量 ★★★★★
迫力 ーー●ーー 繊細
クール ーーー●ー ウォーム
ロック ★★★★☆
ポップス(男性) ★★★★☆
ポップス(女性) ★★★★☆
クラブ ★★★★☆
ジャズ ★★★★★
クラシック ★★★★★
☆Westone WST-ES60と比べてみた!
Aetherが音を分離させて自然に鳴らすタイプだとしたら、ES60は音を分離させずまとめて自然に鳴らすタイプになります。出音に一体感があり、全部ひっくるめて一つの音楽として鳴らしてくれます。こちらも高域の伸びの良さはAetherに軍配が上がります。しかし、男性ボーカルの生々しさ、色っぽさはES60に勝るものはないでしょう。
■WST-ES60
高域 ★★★★☆
中域 ★★★★★
低域 ★★★★☆
遮音性 ★★★★★
レスポンス ★★★☆☆
音場 ★★★★☆
解像度 ★★★★☆
情報量 ★★★★☆
迫力 ーーー●ー 繊細
クール ーーー●ー ウォーム
ロック ★★★★☆
ポップス(男性) ★★★★★
ポップス(女性) ★★★★★
クラブ ★★★★☆
ジャズ ★★★★☆
クラシック ★★★★☆
☆VISION EARS VE5と比べてみた!
VE5はAetherとほぼ正反対の性格をしており、とにかく肉付きが少なく解像度重視のレスポンスの早いクール系のイヤモニになります。大変スナップ感の良いイヤモニになりますので、Aetherと比べるとロック、メタル、クラブミュージックとの相性は抜群に良いです。ただジャズやクラシックだと少しドライな印象になりすぎて、どこかダイナミック感や温かみのない音になってしまうので、そのあたりはAetherのほうが相性が良いです。
■VE5
高域 ★★★★★
中域 ★★★★☆
低域 ★★★★☆
遮音性 ★★★★★
レスポンス ★★★★★
音場 ★★★☆☆
解像度 ★★★★★
情報量 ★★★★☆
迫力 ーー●ーー 繊細
クール ●ーーーー ウォーム
ロック ★★★★★
ポップス(男性) ★★★★☆
ポップス(女性) ★★★★☆
クラブ ★★★★★
ジャズ ★★★☆☆
クラシック ★★★★☆
他のメーカーのイヤモニと比べると
Aetherはやはり癖が無く、どんなジャンルでもこなすような自然な鳴り方をするように感じました。
この価格帯でどれがいいかとなってくるとやはり好みになってはきますが
濃厚さと情報量ならK10
色っぽさならES60
レスポンス、解像度重視ならVE5
自然さと高域伸びの良さならAether
といったところです。
私はAetherを選びましたが
いや~
最高です!!
愛器として使い続けていきます!!
こちらのAether
でご試聴いただけます!
ご試聴ご希望のお客様はスタッフまでお声掛けしてみてくださいね!
ではこのあたりで
かじかじでした!