カスタムイヤーピース/カスタムイヤーチップってご存知ですか?イヤホンで音楽を聴いている時にイヤホンが耳から外れてしまったり、耳が小さくてイヤホンが合わない、イヤホンを使っていると耳が痛くなるなど経験したことはありませんか?これは使っているイヤホンの先に付いているイヤーチップ/イヤーピースが耳に合っていない可能性があります。だからといって自分に合ったイヤピースを探すにも種類がたくさんあって何から試せばいいのかわからない。今回はそんな悩みを解決するおすすめの方法として一人ひとりの耳型に合わせて作るオーダーメイド製品『カスタムイヤーチップ』をご紹介します。最後におすすめの使い方などもご紹介してますので最後まで読んで頂けると幸いです。

カスタムイヤーチップとは?

イヤホンには予めS、M、Lサイズのイヤーチップが付属しています。しかし人の耳型は多種多様。十人いれば十通りの形をしています。左右でも形が違う場合もあり付属のイヤーチップや汎用品では耳に合わないという人もいらっしゃるかと思います。そういった方におすすめしたいのがカスタムイヤーチップです。

カスタムイヤーピース/カスタムイヤーチップはお客様個人個人の耳型に合わせてイヤホンの先端部分についているイヤーチップを製作します。補聴器店などで耳にシリコンを流し込み耳型を採取し、その耳型に合わせて製作する事で耳にピッタリフィットします。

価格について

おおよそ¥15,000-から¥25,000-程度。

別途、補聴器店にて耳型の採取料金が必要です。

納期について

一ヶ月前後~

ラボの混み具合によって変動します。

対応機種について

カスタムイヤーチップの種類やイヤホンのノズルの形状により向き不向きや非対応の機種はありますが、基本的に一般に市販されているユニバーサルタイプのイヤホンであれば製作可能です。

 

 

カスタムイヤーチップのメリットとデメリット

メリット

お気に入りのイヤホンを簡単にセミカスタム化できる。

耳型に合わせて作るので密着感が上がりフィット感がよく下記の内容が改善する

 ・不意にイヤホンが耳から外れてしまう

 ・耳が小さいまたは大きくて合わない

 ・使用していると耳が痛くなる

 

イヤホンが耳から外れづらいのでどこでも安定したリスニング環境を得ることが出来ます。また左右で外耳道の太さや形状が左右で違う為、イヤーチップのサイズが左右で違うため複数イヤーチップを購入しなければならないという方もこちらがあれば解決します。

デメリット

イヤホンの形状によって装着感が安定しない場合がある

 

カナル部分のみを耳型に合わせて作るので市販品のイヤーチップより装着感は良いのですが、外側まで耳型に合わせて作るスタムIEMほど遮音性や安定性が取れないので、イヤホンを新しく買ってカスタムイヤーチップを作るという方は初めからカスタムIEMを検討する方がベターです。

またよく質問を頂きますがコンプライなどのウレタンフォームの製品より遮音性は若干下がる場合があります。ウレタンフォームは吸音素材の為、遮音性が高い反面必要な音まで吸収している場合があります。そのため人によっては少しモコモコするという感覚になると思いますが、カスタムイヤーチップは耳型に合わせてフィットさせ遮音する為、遮音性を確保しつつイヤーチップによる不必要な音の吸収を防ぎます。

カスタムイヤーチップの種類

e☆イヤホンで取り扱いのあるカスタムイヤーチップは2メーカーあります。e☆イヤホンオリジナルカスタムイヤーピース『eA-R(エアラ)』シリーズとWestoneの『UM56』があります。

 

e☆イヤホン – eA-Rシリーズ

eA-Rシリーズは耳型だけでなくイヤホンの形状にも合わせて製作します。イヤホンとケーブルの重量であったりどのようにイヤホンを配置するのか実際にお客様の耳型にイヤホンを当てはめて製作するのでフィット感が向上します。耳型とイヤホンに合わせて製作するため基本的にはオーダー頂いた際の機種専用に製作されます。eA-RシリーズにはカスタムIEMと同じ素材のアクリルとイヤーピース等と同じ素材のシリコンの物があります。納期は三週間~一ヶ月程度です。アクセサリ扱いの為、メーカー保証はありませんがフィットが合わない場合は無償での調整期間が2週間あります。

eA-R38 (アクリル製)

対応機種

SHURE SEシリーズ、Westone UMシリーズ/Wシリーズ、Ultimate Ears UE900S

 

一番スタンダードなタイプのカスタムイヤーチップ。 素材にはアクリルを使用しているため、耳の中へスムーズに入っていきます。 また、eA-Rシリーズの中で一番遮音性が高く、低反発ウレタン製のイヤーチップと同程度の遮音性を維持しつつ快適な装着感を得る事ができます。アクリル製の為、イヤホンのノズルの差込口に軸受けのリングを付けなければいけない都合で使用できるイヤホンが限られます。

eA-R light (アクリル製)

対応機種

SHURE SEシリーズ

 

eA-R38と比べると短く設計されており、浅く装着されるため装着感がとても楽に使用できます。また同時に音導管も短くなっているため、音質の変化が最も少なくイヤホンの本来の音を楽しむことが出来ます。 対応機種はSHUREのSEシリーズのみ。

eA-R soft (シリコン製)

対応機種

ノズル形状が特殊なものでなければ対応可能
※Westone、Ultimate Ears UE900s、SHURE SEシリーズ以外でのオーダーの場合、お客様の耳に合うように調節するため、お持ちのイヤホンをお預かりさせていただきます。

 

シリコン素材の表面をマット加工する事で、滑りづらくカスタムイヤーチップの中で一番ずれにくい製品です。使用時に汗をかく場合はこちらがおすすめ。アクリル製の物と違い、軸受けのリングを付けなくていいのでイヤホンの制限があまりありません。ノズルが極端に太い物や短い物などはお客様の耳型との相性により製作が難しい場合もあります。

 

eA-R800/eA-R800+ (アクリル製)

対応機種

SENNHEISER IE800/IE800S

 

SENNHEISER IE800とIE800S専用のカスタムイヤーチップ。ノズルが少し短めでIE800の特徴である音の広がりを生かしつつフィット感を改善させるeA-R800とノズルを少し長めに作る事で低音の響きや音の量感を楽しめるeA-R800+の二種類があります。フィット感も異なり、eA-R800の方はノズル緩めで全体的には少しきつめ。eA-R800+はノズルきつめで全体的には緩め。フィットのアプローチは異なりますがどちらも耳にフィットし快適にご使用いただけます。すこしイヤホンとイヤーチップの固定が緩く、着脱時にイヤホンがイヤーチップから外れる場合があり、装着方法に少しコツが必要です。こちらの製品は納期は一か月半から二か月弱ほどかかります。

 

 

Westone – UM56

対応機種

ノズル形状が特殊なものでなければ対応可能

 

シリコン製でカスタムイヤーチップの中でも柔らかめ。イヤホンのノズル径に合わせて製作する為、ノズル径が近い物であればある程度、使いまわしが出来ます。カスタムIEM製作で培ったノウハウを生かして製作しておりますので音質面ではeA-Rより優れている部分もあります。カラーバリエーションが豊富で約40色から左右別々に色を選ぶことが出来ます。Westoneの場合はアクセサリでもメーカー保証が一年つきます。納期は一か月半~三か月程度。ラボの混み具合によってはそれ以上かかる場合もあります。

 

カスタムイヤーチップに相性のいいイヤホン

比較的相性のいいイヤホン

イヤホンのノズルが細いもの。

ノズルに返しがあり引っ掛かりがあるもの

例:SHURE、Westone、Ultimate Ears、SONY、audio-technica、JVC etc…

  その他にも製作例はございます。ご使用機種の相性について気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。

作るのが難しいイヤホン

イヤホンのノズルが太い機種や短い機種

重量が極端に重い機種

イヤホンのノズルに特殊な機構が搭載されているもの

 

お客様の耳型との兼ね合いもありますが上記に該当する機種は比較的カスタムイヤーチップとは相性がよくなく、イヤーチップが耳にぴったりフィットするため、耳からイヤホンを外す際にイヤーチップが耳に残りやすくなる場合があります。その場合は取り外し用のピンがイヤーチップについているので引っ張って外すことができます。

オーダー方法

オーダー方法は下記の手順でご注文が可能です。

1.使用機種を決める

お持ちの機種でOK!お持ちの機種をお手軽にセミカスタム化出来ます。もちろん新しく購入した機種でもオーダー可能です。

2.製作するカスタムイヤーチップの種類を決める

使用する機種や使用目的に合わせてカスタムイヤーチップの種類を選びます。どのイヤーチップを選べばいいか分からないという方は、お気軽にスタッフへご相談ください。

3.インプレッション(耳型)を採取する

補聴器店にて耳型を採取します。秋葉原カスタムIEM専門店の地下には補聴器店【秋葉原補聴器リスニングラボ】が営業してますのでご相談いただきその場で採取が可能です。その他店舗でも定期的に補聴器店スタッフをお招きし耳型の採取会を行っております。ご来店が難しい方はお近くの補聴器店にて採取いただいてもお受付可能です。採取時間はだいたい30分程度。採取費用は都内では大体5000円前後が相場です。

4.オーダー

お近くのe☆イヤホン店頭、またはe☆イヤホン WEB本店からご注文が可能です。

お近くのe☆イヤホンはコチラから ⇒ e☆イヤホン店舗情報

※SHIBUYA TSUTAYA店のみ取り扱いがございません。予めご了承ください。

5.納品

製品がお手元に届きます。届いたら装着感を試していただき、痛みがないか、きちんと音を聴けるか異常がないかどうか確認してください。フィット感については4~5日程度、継続的に使用し確認を行ってください。もし異常が見つかった場合、すぐにe☆イヤホンへご相談ください。

 

専門店スタッフがおすすめする使用方法

1.モニター系のイヤホンと組み合わせて使用する

SHUREなどモニター系のイヤホンと合わせて使用する事で、お手軽にステージモニターとしてお使いいただけます。耳から外れづらくなり安定してモニターできますので、安心してパフォーマンスを行うことが出来ます。

実際にカスタムイヤーチップを使用しているアーティストさんもいらっしゃいます。この場合は滑りづらいeA-R softがおすすめ!

 

またWestoneのAMシリーズと組み合わせると、今アーティストの間で話題のアンビエントタイプのイヤモニを比較的安く手に入れることも出来ます。

2.Bluetoothなどのワイヤレス製品と組み合わせて使用する

ワイヤレス製品と組み合わせる事で、ケーブルレスで耳から外れづらいという快適なリスニング環境を得る事ができます。基本的にコンプライなど汎用イヤーチップが使用できる製品であれば製作出来ますが、左右独立型のイヤホンはイヤーフックで固定している場合もあるので、一部不向きな製品もあります。製作の可否についてはお気軽にお問い合わせ下さい。

個人的にはBeatsXとの組み合わせがおすすめ!

まとめ

カスタムイヤーチップについてご紹介いたしましたがいかがでしたか?

イヤホンが耳に合わない、外れやすいという方は悩みが解決する可能性があります。お持ちのイヤホンを簡単にセミカスタム化できるカスタムイヤーチップ。カスタムIEM専門店には実物のサンプルもありますので、ご不明な点がありましたらお気軽にご来店、お問い合わせください。専門店スタッフがご案内させて頂きます。

 

以上!カスタムIEM専門店よりきくちゃんがお送りいたしました!

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きくちゃん
イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』カスタムIEM専門店のマルチ雑用。使用機材PLENUE2,AK120Ⅱ,ES80,UE18+PRO,ES60,CW-L02,LZ4,Mashall Monitor,MDR-CD900ST×3,mimibuta,
  

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